作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

民主党政権の始動(1)

2009年09月25日 | 政治・経済
民主党政権の始動(1)

長い間日本において半独裁的に政権をにないつづけて、いまや制度疲労を起こし、劣化堕落した自民党に代わりうる政党として、民主党については注目してきた。これまでにも、この政党について論評したことがある。

民主党の再建と政界の再編について
http://anowl.exblog.jp/10264163

自由と民主政治の概念
http://blog.goo.ne.jp/askys/d/20060130

政治の貧困
http://anowl.exblog.jp/4525337

民主党四考
http://anowl.exblog.jp/10264153/

民主党の党首選挙(1)
http://anowl.exblog.jp/8300561

民主党の党首選挙(2)
http://anowl.exblog.jp/8300592

しかし、参議院では今なお民主党は単独過半数を獲得しておらず、今度の民主党の選挙における勝利も、かならずしも民主党の諸政策に対する国民の支持というよりも、劣悪な自民党政治に対する懲罰的な支持、渋々のやむをえない消極的な支持だったといえる。ところが国会対策の問題もあってか、今回の鳩山内閣の組成に当たっても、国民からは極少数の支持しか得られていない社民党や国民新党の党首やそのメンバーを大臣などの内閣の要職に受け入れるなどしている。そのために、国民多数の希望してもいない問題の多い諸政策が民主党政権の名において実行され、そのために民主党が国民の信望を失い、結果として健全な国家運営に大きな障害を来しかねず、日本国民が民主党政権に託した、まともな政党政治の実現も挫折しかねない懸念が生まれている。







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