バルセロナMFイニエスタがスペイン代表招集を辞退…左ひざに違和感(マイナビニュースの記事より)
昔、とあるサッカー好き芸人の方がテレビに出ていた時のことです。
番組中ファンなら知らない者のないイニエスタ選手を「イエニスタ」と呼んでいました。
その後も、ご本人も間違いに気づかず繰り返していたので、普段から勘違いしていたのかもしれません。
よく言われますが、シミュレーションを「シュミレーション」という人はいまだに跡を絶ちません。
しかし、こういった間違いはなぜ起こるのでしょうか?
僕で気づくくらいなのですでに誰かが言っているでしょうけど、一応ご紹介します。
その答えは、最初の二つの文字に注目してみるとよく分かります。
例えば、イニエスタなら「イニ」です。
この「イニ」という発音の言葉は日本語では馴染みがありません。
では、言い間違いの方の「イエニスタ」ならどうでしょう?
「イエ」という発音の言葉はなんといっても「家」が思い浮かびます。
つまり、「イニ」より「イエ」の方が馴染みがある音なので、無意識に勝手に並び替えてしまうようです。
このように最初の二つの音の順番を逆にすると日本語の意味になるものはいい間違えやすいという法則です。
これはシミュレーションと「シュミレーション」の関係でも言えることです。
シミュはとても言いにくいのに対して「シュミ」という音は「趣味」などで馴染みがあります。
もっとも、英語圏の人の発音では「スムレーション」というふうに聞こえます。
それでも言いにくそうですが、「~ション」系はラテン語系の言葉なので、英語風にするとちょっと無理があるのかもしれません。
余談ですが、大学受験レベルでお目にかかる単語で「vulnerable(ヴァルナラブル)」「benevolent(ベネヴァラント)」というのがあります。
初めて見た時あまりのいいにくさに悪意すら感じましたが、これは英語がネイティブな人でも同じなようです。
というのは、向こうのラジオなどを流していると、時々言い直されるのを聞きますので。
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「ふいんき」と入力して変換しようとしても、全然出てこなくてイライラした人の話も聞いたことがあります。
「重複」についても、本来は「ちょうふく」ですが、今では「じゅうふく」でもよいとなっているみたいですね。
言い間違えであっても間違える人が多ければ、言葉の方が変わってくれる例かもしれません。
体育もたいくというし、上大岡もかみおおかという人が大半です。
似た例では僕は早急(そうきゅう)をさっきゅうもOKになったのを思い出しました。