あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

音楽的なスリ込み(2)

2015年09月25日 | 生活
今の私が

マニッシュorソウルフルな歌手が好きなのは、
幼少時に
ささきいさお、水木一郎、尾藤イサオ、子門真人、
串田アキラ各氏の歌に慣れ親しんだせいか!



だから
Pロジャース、Sマリオット、Mハリソン、Fミラー、
Vモリソン、Pウィリアムス、Jウェットンが好きなのか!

・・・なんて連投、こじつけ過ぎですかね。

音楽的なスリ込み

2015年09月25日 | 生活
私が今

プログレだ、ジャズロックだ、ゴングの「ガジーズ」だ、
ソフトマシーンの「バンドルズ」だ、
ザッパの「ホットラッツ」だ、コロシアムだ、



アッコさんの「パパのニューバッグ」カバーも演奏最高
だった・・・とか言ってるのも

全ては幼少期に宙明サウンドをスリ込まれたから?

・・・なんて
そう思ってしまう秋の夜。

やっぱり生ドラム!

2015年09月24日 | ライヴ
宙明先生トーク・イベントでは数々の話題が出たのだが
「ドラムのスネア音」に関しても、頷かされる話があった。

スネアってのはドラマーの両太もも間に位置する、
ある意味メインのタイコですが、
この打撃音の録音というか、音の「抜けの良さ」って
凄く大事である・・・と。

ツツ「ダン」ツツツ「ダン」と、主にハイハット
(シンバル)を刻みながら叩く、このスネア。

特にロックでは、このアタック音が重要で。
ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)や、コージー・
パウエルなんて、そのパワフルさで伝説になってる程だ。



※「レッド・ツェッペリンⅣ」のドラムは古城の吹抜け
 構造部で録音された・・・なんて語られたもんです。

バニラ・ファッジのカーマイン・アピスは60年代の
モノラル時代に「キープ・ミー・ハンギン・オン」で
ドラム缶ブッ叩いてるようなパワフルでテクニカルな
ドラミングを披露。
世界中の音楽ファンを驚かせたと言います。



しかもステージ・アクションも強力!
こんなスティック捌き、誰を真似たの?
※ジャズの人なんだろうけど・・・


※動画は
 「キープ・ミー・ハンギン・オン」。

 さすがに今はこんなに時代がかったアクションして
 くれないだろうなぁ・・・


※「ショット・ガン」
 この曲のドラミングも最高。
 ベースとの絡みも強力この上ない!
 そりゃジェフ・ベックも惚れ込みますわ。

The Whoのキース・ムーンも超絶なれど、とにかく
乱打型なので、さすがに一打一打のインパクトでは損を
してるかな?
もっとも、LIVEの「サマータイム・ブルース」では
むしろタムをスネアのように使って迫力を出してます
けどね。

フリーのサイモン・カークはLIVEアルバムの音が
スネア中低域を強調しているせいか、
やはり「ドラム缶ブッ叩き系」の迫力を感じさせてくれる。



イエスの初代ドラマーのビル・ブラフォードは、弾力
ある音色が特徴で、インパクトより間とサウンドが
優先・・・で、それも素晴らしい。

~さてさて

ちょっと前にゲイリー・ムーアの打ち込みリズムを
取り上げて「ワイルド・フロンティア」は当初違和感を
感じつつも、やはり名盤!・・・と思った事を告白し
ましたが。

「オーバー・ザ・ヒルズ・アンド...」の乱打系は平気
なんだけど、「テイク・ア・リトルタイム」みたいな
シンプルなビートの曲では段々居心地が悪くなって
来るんだよなぁ・・・。

打ち込みですから。登録音ですから。
とうぜん毎回同じアタック音なんですよ。



これが段々とキツくなってくる。
人間が叩くと毎回微妙に違ってたりするのだが、実際は
それが味になってて、気付かないまでも普通に耳に
入ってきてるんだよね。

私もドラムを齧ってたから分かるけど、
シンバルもスネアも叩く場所で音が変わるんですよね。
中央に近い所を叩くか、隅に近い所を叩くか・・・で。

スネアは中央を叩くと「バシッ」とか「スパン!」って
いう音がするし、隅を叩くと「カン!」という硬い音が
する。(隅は張が強いから)。

キレの良いビートを刻みたい時は、隅っこを叩いて悦に
入ったりしたものです。

イメージはザ・ローリング・ストーンズの「ネイバーズ」。



81年のアルバム「刺青の男(Tattoo You)」収録の
アップテンポ曲だが、そもそもアルバム全体のクリアな音
輪郭が、かつてないほど凄いし、スネア音のヌケっぷりは
度肝を抜かれるほどだった。

もうベテランと言われたストーンズなれど、この若々しい
音でシーンを再席巻、公演もツアー映像も大受けし、21
世紀まで生き残る原動力になったともいえるサウンドなのです。

実質的に音を作ったのは外部の2人と言われている。
クリス・キムゼイとボブ・クリアマウンテン。

ストーンズで箔を付け、そのクリアな音作りを世界に
知らしめた。

ミックとキースばかりに注目が行きがちのストーンズだが
実はチャーリー・ワッツのドラム・サウンドにも相当
気を使ってると思うんですよね。

「ネイバーズ」のスネア・アタック音なんて、それだけ
聞いてても気持ちイイくらいの音作り!

たまに「スカッ」と芯を外したような音も混じってるが
それさえも「これが生ドラムの醍醐味だよ!」と嬉しく
なってくる。



「ベガーズ・バンケット」のブルース曲「パラシュート・
ウーマン」も「スネアに砂でも撒いてるんじゃないのか」
と思わせる程のザラザラっぷり。
曲の雰囲気を決定付けてます。

チャーリーあってのストーンズ。
まさに「チャーリー・イズ・マイ・ダーリン」。

分かってらっしゃる。
60年代~70年代のジミー・ミラーも分かってらした。
80年代のクリス・キムゼイ&ボブ・クリアマウンテンも。
(Tattoo Youには関わってないけど)スティーヴ・
リリーホワイトも。

そして、90歳を越えた渡辺宙明先生も、スネア音の
大切さを語っていらっしゃる。

21世紀になっても音楽は人間がやるもんですから。
※そうじゃない物もあってイイけれど。

今後も生音を聴き続けて行きたいと思います。

楽しみな「宙明先生卒寿コンサートVol.2」

2015年09月24日 | ライヴ
ホント、こうなると
俄然、楽しみになって来ますな!

来年の3月5日に「キカイダー組曲」「イナズマン組曲」が
演奏される、「卒寿記念シリーズV0l.2」ですよ!



リズムセクションはバッチリ決まり、ホーンも大活躍
・・・な曲が展開される事でしょう。

卒寿コンサートVol.1の時、まず嬉しかったのは、しっかり
ドラムスとエレクトリック・ベースが鎮座ましましてた事。

ベースの人なんて後半のファンキー曲では身体を前後に
動かし、首と頭もノッてましたから。

この調子でVol.2にも参加して、もっとリード・ベースを
弾いてくれたら本当にサイコーです。

さらにブラス隊。
次回を見据えた主催サイドが「吹奏楽ではない」
「あくまでホーン隊」といったコメントされてるから。

ファンキーな宙明サウンドとオーケストラの融合・・・に
なりそう。Vol.1でもその傾向はありましたけどね。

「キカイダー」の演奏はもう一段上に行ってくれそうな気が
するんですよね。



単純にジャズとの融合だったらね。そりゃ「ガーシュインが先に
やってるよ」と言われちゃいそうですけどね。

宙明ソングは、もっとプリミティヴな衝撃が有りますから。
リズム&ブルースから派生したロック、そして初期ファンク。

それらを昇華して、ダイナミックにオーケストラと合奏するなら、
その迫力は計り知れない。

もう、ZAPPAさんの大所帯グループがオーケストラと
共演するようなもんですよ。

スリーシェルズさんも、オーケストラ・トリプティークさんも
分かっていらっしゃる事でしょうから
人選や楽器設定を含め、計画を練っていらっしゃるに違いない。
※「昭和のリズムセクション」再現の意味も含めて・・・。

個人的には「ジャンルを融合する音楽の実験」というニュアンスの
大きな出来事でございます。

前売りでGETしなきゃな。

昭和のリズムセクション(2)

2015年09月23日 | 邦楽
※その(1)は少し前にUPしておりますが
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/29b79a6b2cab98f436d8616e712b699b

宙明先生トーク・イベントでは宙明先生の軽妙な語りも
面白かったうえに、先生を囲んで語り合う方々の知識と
情熱も素晴らしく、それゆえに最高に実りあるイベントと
なったワケですが。



私自身は「キカイダー」で聴けたブンブンうねるベースを
誰が弾いてるのか・・・が分かっただけでも大収穫。

演奏者のクレジットなんて無いですもんね、昔は。
歌謡曲も、アニメソングも・・・。

そこで分かった「寺川正興」というベーシスト(敬称略)。

調べたトコロ、生まれは1939年。
ジャズベーシストとしてジョージ大塚トリオ(ドラムス:
ジョージ大塚、ピアノ:市川秀男)でプレイ。
その後、
ドラマーの石川晶率いる「カウント・バッファローズ」や、
1970年ごろからスタジオミュージシャンとして数多くの
レコーディングに参加。
60年代後期から70年代にかけて活躍した代表的なスタジオ
ミュージシャンとの事。

スタジオミュージシャンとなってからは、それまでのウッド
ベースからエレクトリック・ベースを使用する事が殆どとなり、
16ビートを刻みながら音域のアップダウンを高速で行う、その
特徴的な演奏スタイルは「エレベーター奏法」と呼ばれた。

同時期に活躍し、先にEベースを使い出したベーシストの江藤
勲が、寺川正興にEベースの奏法を手ほどきしたとの事。

ちなみに江藤勲(えとういさお)は43年10月16日東京生で、
「津々美洋とオールスター・ワゴン」のメンバーだったが、
その後「ブルー・コメッツ」に一時期在籍。その後は、
石川晶や田畑貞一といったジャズ系のプレイヤーたちと共に
数多くのレコード・セッションに参加。
60年代後半から70年代の歌謡曲を中心に、あらゆるジャンルで
大活躍したそうだ。

もう一人、数々の音源を残したリズム隊の雄として挙げられるは
猪俣猛で、やはりジャズ・ドラマーなのだが。
一時期はハッキリとジャズロックを標榜されているそうだ。
イギリスのブラス・ロック・バンド=イフ(!)のカヴァーを
収録したアルバムも発表されている。

※「IF」と来ましたか!!ブラスロックというか、もう
 ジャズ・ロックですよ!

ネットでは猪俣猛名義の名盤も紹介されてるし、ドラマーは
リーダーアルバムを作る傾向があるから、追いかける楽しみが
増えましたよ!



ただ、ベーシストは・・・。

膨大な音源に携わりながらクレジットされること無く、江藤勲も
「色んな曲に参加できたこと、それだけで楽しかった」と自己
顕示する気もなさそう。

しかも
この方は、2015年の4月25日に虚血性心不全で亡くなられて
いるのです。
私からすると出会う前にお別れだった・・・と。

J・エントウィッスル、J・ブルース、アンディ・フレーザー、そして
クリス・スクワイア・・・。

大好きなベーシストを失い、ポッカリ穴が空いた心に新たな出会いが
あったと思ったら、コレですか。

まぁ、それでも世の中には「分かってらっしゃる」と言いたくなる
方々が居ますから。

宙明先生トークのブースに陣取った不破了三さんや、「これは
寺川正興の演奏に違いない」と歌謡曲などを動画サイトにUPする
強者たち・・・。

しばらくは、そういった方々からの情報を学び、素晴らしいベース
プレイを堪能したいと思います。

今後の宙明先生の活動

2015年09月23日 | 邦楽
まだまだ余韻が残る宙明先生トーク・イベントだが。
イベント関係は、まだまだ目白押し(?)だ。

まず、宮城県石巻市の中瀬公園特設会場で行われる、
NHK仙台のイベント。

9月26日(土)は、放送局のキャラクターやNHK
キャラクターによるステージショーなどが催されるのだが
27日(日)は、12時15分からNHK FMで
「今日は一日“特撮ソング”三昧」が「石ノ森萬画館」
から生放送される。



ゲストは特撮研究家の氷川竜介氏、アニメーション監督/
デザイナーの出渕裕氏、歌手の宮内タカユキ兄貴、
遠藤正明氏など。
そして、特撮音楽のレジェンド・渡辺宙明先生を迎えての
コーナーもあり!

当初は電話回線で参加・・・という話だったそうだが、
宙明先生曰く「私が思いの他に元気だって事を誰かが
伝えて、『じゃあ呼ぼう』って話になったらしい」(笑)。
※しかし、列車を降りても車で約1時間って話じゃ
 ないですか・・・



そして、10月4日(日)
映画館ラピュタ阿佐ヶ谷の「挑む 生誕110年 中川信夫」

17:00『亡霊怪猫屋敷』上映後、
渡辺宙明先生がトークゲストとして登場し、キャリア初期に
当たる時期の映画音楽話をしてくれる模様。

上映映画もDVD化されていない貴重な物だそうで、小林淳氏
オススメのイベントで御座います。


10月31日(土)は昼イベント。
「渡辺宙明が語る音楽・UFO・超常現象」
時間 13:00~17:00
定員 100名程度
参加費 2,000円 会場払い(前売りなし)
会場 大井町きゅりあん6F大会議室

これまたロフト阿佐ヶ谷でも語られたイベント。
宙明先生は「UFO研究家」としても知られ、
以前は御自身のレコード解説で作品に関係ないUFOの
話を延々と書かれていた程だそうな。(笑)

もちろんインチキな物は見破り、その見分け方まで
レクチャーされていたと言うから大変なもの。

一般社団法人潜在科学研究所という団体様が主催する
イベントで、これも宙明先生ファンなら見に行く価値は
ありそう。

私・・・は。
直前にバニラ・ファッジのコンサートがあるからなぁ。(笑)

「WBCバンタム級タイトルマッチ」 山中はモレノに辛勝

2015年09月22日 | ボクシング
いや~、際どかった。
2-1で防衛したけど、逆でもおかしくない展開でした。

とにかく、やっぱりパンチがヒットしないし、当たっても
芯を外される。

私の予想に反し、挑戦者として前進し攻めて来たモレノ
だったが、それでも「食わずにジャブで煽ってくる」
試合巧者ぶりが光った。
距離を支配する時間帯も挑戦者の方が長いように感じられた。

8Rまでの公式採点は0-1。
9Rには右フックを合わされて、あからさまにダメージを
負った山中。
追撃を凌いだのは、王者にそれなりのエスケープの上手さが
あった事と、ピンチでもパンチが生きていたおかげか。

インターバルで回復に努めた王者は10Rに攻勢に出て、
試合を引き戻す。ここでは左もヒットし、この試合一番の
盛り上がりとなった。

「相手の右脇腹(レバー)を左アッパーで叩けないかなぁ」
「そんなカオサイ・ギャラクシーみたいなパンチは打ちつけて
ないから無理かぁ・・・」
「パンチ貰ったあと相手が前に出てくると、 真っ直ぐ下がる
なぁ・・・」

そんな事を考えながらのTV観戦。

最後は「気持ちだけ」(山中談)で対抗する王者に、
終盤KOの期待は萎んでいった。

クリンチでの揉み合いに時間を費やしながら挑戦者も
攻勢を仕掛ける余裕なし。

そして結果はスプリット・デシジョンで山中。

「モレノに勝った」という事で。
箔は付いたが、Youtubeとかで見られたら、海外の
ファンに色々言われそうですなぁ。

「ビッグコミックスピリッツ」42・43号を購入

2015年09月22日 | 漫画
ゆうきまさみさんの「究極超人あ~る」読切りが目当て
なんですがね。



前後編の読み切りとして復活する同作品。
後編は9月26日発売の「月刊!スピリッツ」11月号に
掲載されるとの事。



「週刊少年サンデー」(小学館)で1985年~1987年に
連載された作品で、主人公でアンドロイドのR・田中一郎を
中心に、私立春風高校「光画部(写真部)」メンバーの
活動がユーモラスに描かれていたのだが、今回の読み切りも
程よい力の抜け具合。

設定は、さんごらが卒業した後だが
(さんごが大人っぽくなってるよう・・・)



まぁ、まったりした騒動を部室で繰り広げている印象。

ほぼ週めくりカレンダーが付録に付いてた月刊スピリッツも
買っちゃったし。

私ってこの人に弱いんだなぁ・・・。



カレンダーも週めくりなんて
出来てません。

最初の1週間で止まってます・・・。

山中vsモレノは当日券予定なし

2015年09月22日 | ライヴ
帝拳さんのサイトで
「なお当日は当日券の販売予定はございません、どうぞ
ご了承ください。」との説明あり。

やっぱりダメなのか・・・。

Perfumeちゃんめぇぇぇぇぇ。←八つ当たりすんなよ

なお、前日計量は21日に東京都内で行われたが、
王者の山中慎介(帝拳)はリミットの53、5kgでパス。
挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)も53、0kgで
同じく1回でパスした。



TVも前景気をあげようとモレノの故郷を取材。
パナマシティのスラム街、そして今や高級マンションに
住むモレノを直撃していた。

豊かになったモレノといえど、王座を失えば収入も減少する。
「富を失なってなるか」と必死で戦うのか。
それとも豊かになって、成り上がりの根性を失っているのか?

そこにも注目。
「愛妻のために」みたいな美談もあるが。何年か前に
もめてた気がするし、トレーナーのセルソ・チャベス氏とも
決裂しているんだよな。

人間性に問題ありか?
でもI・サパタも人間的に嫌な奴だったもんなぁ。

そもそも技巧派って「良い人じゃ出来ない」ってのが私の
持論なんですよね。

インタビューでモレノが語ってた「相手のパンチが空を切る
のがオレは好きなんだ」という言葉。

相手がイライラしようものなら嬉しくて仕方ないんだろうな。
半ベソかこうものなら最高のエクスタシー。

そんな相手にカッカしたら思うツボ。
山中チャンプはポーカ-フェイスで強打をのぞかせ、身体の
どこかに当て続けて欲しい。

しかし、日テレさんで紹介してたパナマの街。
「ボクシング人気が高い」として店舗に張られたポスター等が
映し出されていたが。



ロベルト・デュランばっかりじゃないかよっっ!!

そりゃ、国民の英雄で、世界中のボクシング・ファンが
知ってるボクサーですが。

パナマには他にも世界王者がいるでしょう!

初代王者のパナマ・アル・ブラウン、
イスマエル・ラグナ、
エルネスト・マルセル、
アルフォンソ・フレイザー、
エンリケ・ピンデル、
ホルヘ・ルハン、
エウセビオ・ペドロサ、
ハイメ・リオス、
アルフォンソ・ロペス、
イラリオ・サパタ、
サンティアゴ・サマニエゴ(デュランの甥)・・・。

せっかくだから初期の伝説的ボクサーも紹介して
欲しかったねぇ・・・。

「渡辺宙明トークライブ」に行く(5)

2015年09月22日 | アニメ・特撮
昔の歌謡曲は
ベースは江藤勲、または寺川正興。
ドラムは石川晶、または猪俣猛 。
リズム隊は殆どがこの方々だったとか。

和田アキ子ライブの黒いリズム、ひょっとして
この方々だったのか?

なんてネットで調べて勝手に感激している私だが。



宙明先生トーク・イベント当日にも、まだまだ感激は
ありましたよ。

余りにもキレの良いホーンセクションに、「これは元の
録音テープをスピード上げたものですか?」と質問して
しまう壇上の方々だったが

宙明先生はアッサリと「いえ、そのままの速さです」
「昔の技術では音程が合わなくなりますよ」と否定。

リズムセクションも凄いが、やっぱホーン陣も凄い・・・と
いう結果に落ち着いたのでした。



宙明先生の「音へのコダワリ」はドラムのスネア音にも及んで、
「自分は生ドラムのスネア音のヌケに凄く気を使っている」と
いったコメントもあった。

これには私も大いに感激。
※だって来月のバニラ・ファッジのコンサートは
 カーマイン・アピスさん(d)の音を聴きに行くような
 もんですから!

当時の歌手ネタとして挙がったのは
「子門真人は、とにかく上手かった」。

実質ワンテイクOKなのにはビックリだったそうだが、
「念のため」と録られたツーテイク目も見事な歌唱!
しかも少し歌い方を変えながら・・・だったそうな。
※ポール・ロジャースかよっ!!

でも結局ワンテイク目が採用された・・・とか、エライ
エピソードも聞かせて貰いました。

歌ネタでいえば
なんと、たなか氏は「戦え!バイカンフー」の仮歌が
収録されたカセットテープを持参。

これが、なんと宙明先生が歌っているヴァージョンで
はばら氏が「なんで監督が持ってないような物があるんだよ!」
・・・なんて嘆くシーンもありました(笑)。

しかも、宙明先生は原曲キーで歌ってらっしゃるとの事。
凄い。色々と凄いですわ・・・。



やっぱり2度オイシイ・イベントなんだよなぁ。
高梨さんの時も「HR/プリキュア」で2度オイシかったし。
宙明先生のトークイベントも同様だ・・・。

最後は「グッズ・プレゼント会」。
ドリンクやフードを追加オーダーした人に配られた札。
それに書かれたアルファベットと数字でクジを当てると
いうもの。

箱からクジを取り出し、数字を読み上げる壇上の皆さん。
「×の○○番の人~!」

当たった人にサイン入りグッズが手渡される。
はばら氏のイラストとサイン入り色紙には宙明先生の
サインも書かれている。

同様のグッズが客席に渡っていくが、なぜか同業者
系統の方々に次々とヒット!

「絵描きばっかに渡ってどうすんだよ~」なんて
はばら氏、やまだ氏がビックリする光景が度々。



凄かったのは早々に麻宮騎亜氏が色紙をGETして
しまうというハプニング!

「もらっちゃってイイの?」と心苦しげ気な麻宮氏だったが
「クジで当たったんだから、貰っちゃいなよ」と言われて
「まいったな~(笑)」とばかりに収めておいででした。

※まぁ、あれだけ気合の入ったカラー絵を献上されたのだから、
 GETする資格ありとも言えますな。
 もちろん、その後ファンの方々も別グッズをGETして
 大喜びされてましたよ。



そんなこんなで盛り上がったプレゼント会も終わり
イベントそのものも終了。

ホント、楽しくて為になるイベントでした。
宙明先生、壇上の皆さん、本当に有難う御座いました!

「渡辺宙明トークライブ」に行く(4)

2015年09月22日 | アニメ・特撮
そして、私とっての重大の収穫!

宙明サウンドの要との言えるベーシストの
話が聞けた事だ!

はばら氏が「アクマイザー3」を(改めて)聴いた
感想として「ベースが凄いっすね!」と興奮気味に
語るとベースも嗜む不破氏は「我が意を得たり」と
ばかりに「そうでしょう!」。

「キカイダー」のベースも同じ人が弾いていたと
いう事で、皆が宙明先生に尋ねると「それは
寺川マサユキさんですね」。



元々ジャズ畑のスタジオ・ミュージシャンで
ウッドベースを弾いてた人との事で。

ジャズの4ビートは基本アドリブなんだそうだが。
それをEベースで8ビート、16ビートにも
応用して弾き捲った超個性派。

スタジオ・ミュージシャンは目立つと嫌がられそうな
もんだが、「彼に任せれば間違いない」と物凄く
売れっ子だったプレイヤー。

宙明先生も改めて寺川さんには指示しなかったそうな。
不破氏は既に御存知の様子。



さらに70年代後期(?)にもなると、より若い
ベーシストも登場。

そちらは高水ケンジさんの名前が紹介された。

寺川正興(まさおき)さんと高水健司さん。
※寺川さんのお名前は聞き間違ってました・・・

やっぱりジャズ系の人で、両者の名前が知れただけでも
大収穫で御座いました。

不破了三さんに至っては「自分は宙明先生にそれが
聞きたくて音楽ライターになったようなものです」とも
語られ。CDのブックレットを担当するにあたり、
「もう思い残す事は無いです!」とまで発言。

素晴らしい情熱で御座います。
おかげで色々知ることが出来ました。感謝です。



帰ってからも色々調べたら
ベーシストの寺川正興 さんの流れで「よくコンビを
組んでいたドラマー」として石川晶さんの名前が
出て来た。ジャズバンドのコンビとして鳴らし、
スタジオ・ミュージシャンとしても引っ張りダコだった
そうな。

宙明サウンド黎明期のリズムセクションも、この
お二人が大半なのか?

とにかく、歌謡曲からCMソング、アニメ曲と
なんでも演奏されたそうで。



寺川正興さんは「あの鐘を鳴らすのはあなた」や
「また逢う日まで」でもベースを弾いていらっしゃると
いうのだ!

まさに「昭和のリズムセクション」だ!

知ってる人からすると「何をいまさら」だろうが。
私は今すごく興奮している!

(続く)

「渡辺宙明トークライブ」に行く(3)

2015年09月22日 | アニメ・特撮
前半終了し、小林淳氏は退場。
休憩を挟んで、第2部「レイナ伝説」へ。

宙明先生が主題歌・音楽を担当した1986年のOVA作品
『レイナ剣狼伝説』特集です。



ここで、監督・キャラクターデザイン・作画監督を務めた、
はばらのぶよし&メカニックデザインを担当した、
やまだたかひろ両氏が登場。

はばら氏は満面の笑顔で、宙明イベントに参加できるのが
嬉しくて仕方ないという様子。

「宙明先生の音楽が大好きです。皆さんと同じでーす」と
笑顔で客席に語りかけると、一気に距離が近まりました。

宙明先生の横で肩をすぼめて座る、はばら氏。そして
その横に鎮座される、やまだ氏。

同じスタジオで仕事するようになって直ぐ、アニメや特撮の
劇伴を語り合う仲になったという両者の「相方ぶり」。
それも、このイベントの目玉でありました。



「イクサー1」で縁ができたという宙明先生。
阿乱霊氏や平野俊弘氏の描く目の大きな美少女キャラに対し、
レイナの目の小ささは実に新鮮。
※まぁ、どちらも可愛いんですけど(笑)

もう、この辺では宙明劇伴を聴いた世代が製作側に育って
ますから。
はばら氏はズッと身を縮めていらっしゃるから。



~で、話題は勿論サントラへ。
「レイナ」も宙明先生サウンド満載の傑作という評価で。
掛けられた劇伴のカッコよさに客席は大いに頷く。

さらに、はばら氏は「好きな宙明曲」を尋ねられ、
「野球狂の詩」を紹介。

ジーンとくる曲にはハーモニカ。そしてギターのアルペジオ。
これも宙明節なんだなぁ・・・と感じ入る。

さらに、やまだ氏が挙げた「アクマイザー3」も流され、
まさに王道の宙明曲に感動する私・・・。

転調でグッと上向きになるんだな。
グレートマジンガーの「♪必殺パワー、サンダーブレーブ♪」の
ところと同じだよな。

どんなに下を向いていても、心に雨が降っていても、宙明先生の
転調曲には空を見上げさせる力がある。



ピート・タウンゼントが「ババ・オライリィ」で「泣くなよ、
うなだれるなよ。たかがティーンエイジの荒れ地じゃないか」と
歌ってくれたように。

宙明先生の曲は空を見上げさせてくれるのだ。

鮮やかな青空の中、そこには飛ぶはずのない黒鉄が颯爽と
滑空しているだ。

ああ、だめだ。
イベント会場だというのに、卒寿公演の時みたいに泣きそうに
なっちゃってるじゃないか・・・。

(続く)

「渡辺宙明トークライブ」に行く(2)

2015年09月21日 | アニメ・特撮
試聴&コメントは続く。

1969年の「オレとシャム猫」はキュートな女探偵が活躍する
TVドラマ。
そこから選曲されたスキャット曲はジャズ系のフィーリングが
実に素晴らしかった!

同曲は主にスキャットへ注目が集まりがちだが、オルガンも
グルーヴィーで最高!
故ジョン・ロード(Exディープ・パープル)氏が聴いたら、
「オレはこういう曲を聴いてハモンドを始めたんだよ」と
言うんじゃないかと思わせる粋な演奏だ。



続いてCD化された「ザ・カラテ」三部作サントラ。
腹巻猫さんの「かっこ良くて笑っちゃうほど」というのは
当時定着した宙明節が金太郎飴的に量産された事を事前に
言っときたかったのでしょうか?

実際に流された音源は「まさに宙明節」で。そりゃ同じ人が
作るんだから曲調が似るのは癖としてあるだろうが、
マジンガーやキカイダーで定着したスタイルを、依頼側が
「あんな感じで!」とリクエストしてる事も否めないよな。

「ザ・カラテ」は東映のトンデモ映画の一種と言われるが
イッちゃってる感と宙明サウンドのダブルで楽しめる・・・
というのが壇上の評価でありました。



第一部もいよいよ〆に入りまして。
「渡辺宙明先生90歳お誕生日」お祝いTwitter紹介コーナーへ。

さっそく水木のアニキが「めでたいゼ――――ット」などと
言って応じ。
「ただいま授業中」「ジャスティス」「ラグナロック
ガイ」の岡崎つぐお氏もイラスト入りでツイート。

絵描き系はマジンガーやキカイダーなど思い思いに描き
画像をUP。

麻宮騎亜氏も凄いカラーイラストを寄せられ、それは今回の
イベントでも原画がスクリーンに映されました。

絵入り以外にも「自分が初めて買った宙明先生作曲の
レコード・ジャケット」をUPしたり、宙明先生関連の切り抜き
記事をUPしたり、思いの篭った素晴らしいコメントが寄せら
たり・・・と感動的なコーナーとなりました。



新聞社が自社の記事映像をあげたり、関係者が敬意あふれる
お祝いを述べたり、一般の人が宙明曲を歌う自分の動画を
UPしたり・・・やはり宙明先生は特別な存在です。

すごかったのが、CBSの「アトム・ボーイ」番組開始を知らせる
新聞記事!
宙明先生の劇伴作曲家デビューの番組ですよ!

思わず「おおっ!!」って唸っちゃいましたよ。

ひとつひとつに「ほぅ」と嬉しそうに反応されてた宙明先生も
この時ばかりは「すごいねぇ」といった表情でした。



ちなみに、それらのツイートはTogetterとして、まとめられて
いますので、興味のある方はゼヒ!
http://togetter.com/li/862236?page=1

(続く)

「渡辺宙明トークライブ」に行く(1)

2015年09月20日 | アニメ・特撮
阿佐ヶ谷ロフトで12時開場 13時スタートの
宙明先生トークライブ。もう、「Part8」だそうな。

今回は「祝!生誕90年!&レイナ伝説」。
卒寿コンサートの話も聞けるかと思い、出掛けました。


※高円寺停車時、
 車外に見える「ヨーロピアン・パパ」の看板。
 もう、私にとっては中央線文化の守り神です。

感想から言うと
やっぱメチャメチャ面白かった!

失礼ながら「レイナ」の時はアニメ卒業期だったし
ぶっちゃけ宇宙刑事モノも熱心には見てなかった
ワタシだが。

関係なく楽しめてしまった。以下、感想。



[第一部]
祝!生誕90年

・当初マイクの通りがイマイチで、客席後方にある
 カウンター・キッチンで氷調達する音の方が耳に
 ついて参った。
 宙明先生のマイク位置を直してからは何とかOK。

・長命元気の秘訣を聞かれ、「肉のタンパク質と
 魚の油、卵の黄身ですな」と返答される宙明先生。
 「一時期、年寄りに肉が駄目だとかいうのが
 居ましたが、逆なんです」
 「そして体を動かす事。散歩が良い」
 ~健康法も先取りされてたんですね。

・客席に向かって「卒寿公演にお越しになった人」
 ~ほぼ全員が手を上げる(笑)。



・まずゲストに小林淳氏。
 映画・映画音楽の文筆を生業とし、宙明先生のCD
 「渡辺宙明 日活映画音楽傑作選」の解説をなさって
 いるため、トークのテーマは宙明節の原型とも
 いえる一般映画の劇伴。



・不破了三氏が掛ける音源を聴き、壇上でトーク。

 やはり作曲家を志されたキッカケが、
 映画を見て「自分もこのような音楽を作りたい」と
 思ったからという宙明先生だけに、場面に応じた
 曲調が印象的だ。

 ヨーロッパ調の曲も多い。勇壮な宙明節とは別の魅力、
 哀愁のハーモニカも、メロディはイタリアあたりの
 悲しいアコーディオンを感じさせる。

 この一面も宙明先生の真骨頂とも言え、ご本人も
 「これが何ともイイんですな」と自画自賛(笑)。

・いかにもな映画音楽だが、ジャズっぽさなど
 さすがに「当時としてはモダン。宙明先生は常に
 コンテンポラリー」というのが壇上の意見。



・もっと以前の怪談映画の音源も紹介され、
 これが「怪奇大作戦」してて良かった。
 やっぱ怖いシーンには怖い音楽です。

・吉永小百合映画にも「音楽:渡辺宙明」の作品あり。
 少し前にラピュタ阿佐ヶ谷で上映していた模様。
 なお同劇場では10月4日(日)に、ゲスト宙明先生で
 「挑む 生誕110年 中川信夫」が催され、17:00の
 『亡霊怪猫屋敷』上映後にトークショーがあり、
 この2本立て映画は滅多に見れないので是非どうぞ
 ~との事。

(続く)