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「渡辺宙明トークライブ」に行く(1)

2015年09月20日 | アニメ・特撮
阿佐ヶ谷ロフトで12時開場 13時スタートの
宙明先生トークライブ。もう、「Part8」だそうな。

今回は「祝!生誕90年!&レイナ伝説」。
卒寿コンサートの話も聞けるかと思い、出掛けました。


※高円寺停車時、
 車外に見える「ヨーロピアン・パパ」の看板。
 もう、私にとっては中央線文化の守り神です。

感想から言うと
やっぱメチャメチャ面白かった!

失礼ながら「レイナ」の時はアニメ卒業期だったし
ぶっちゃけ宇宙刑事モノも熱心には見てなかった
ワタシだが。

関係なく楽しめてしまった。以下、感想。



[第一部]
祝!生誕90年

・当初マイクの通りがイマイチで、客席後方にある
 カウンター・キッチンで氷調達する音の方が耳に
 ついて参った。
 宙明先生のマイク位置を直してからは何とかOK。

・長命元気の秘訣を聞かれ、「肉のタンパク質と
 魚の油、卵の黄身ですな」と返答される宙明先生。
 「一時期、年寄りに肉が駄目だとかいうのが
 居ましたが、逆なんです」
 「そして体を動かす事。散歩が良い」
 ~健康法も先取りされてたんですね。

・客席に向かって「卒寿公演にお越しになった人」
 ~ほぼ全員が手を上げる(笑)。



・まずゲストに小林淳氏。
 映画・映画音楽の文筆を生業とし、宙明先生のCD
 「渡辺宙明 日活映画音楽傑作選」の解説をなさって
 いるため、トークのテーマは宙明節の原型とも
 いえる一般映画の劇伴。



・不破了三氏が掛ける音源を聴き、壇上でトーク。

 やはり作曲家を志されたキッカケが、
 映画を見て「自分もこのような音楽を作りたい」と
 思ったからという宙明先生だけに、場面に応じた
 曲調が印象的だ。

 ヨーロッパ調の曲も多い。勇壮な宙明節とは別の魅力、
 哀愁のハーモニカも、メロディはイタリアあたりの
 悲しいアコーディオンを感じさせる。

 この一面も宙明先生の真骨頂とも言え、ご本人も
 「これが何ともイイんですな」と自画自賛(笑)。

・いかにもな映画音楽だが、ジャズっぽさなど
 さすがに「当時としてはモダン。宙明先生は常に
 コンテンポラリー」というのが壇上の意見。



・もっと以前の怪談映画の音源も紹介され、
 これが「怪奇大作戦」してて良かった。
 やっぱ怖いシーンには怖い音楽です。

・吉永小百合映画にも「音楽:渡辺宙明」の作品あり。
 少し前にラピュタ阿佐ヶ谷で上映していた模様。
 なお同劇場では10月4日(日)に、ゲスト宙明先生で
 「挑む 生誕110年 中川信夫」が催され、17:00の
 『亡霊怪猫屋敷』上映後にトークショーがあり、
 この2本立て映画は滅多に見れないので是非どうぞ
 ~との事。

(続く)


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