あるBOX(改)

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予習復習「宙明サウンド」、そして昭和のリズムセクション

2015年08月26日 | 邦楽
高梨康治サウンドだゲイリー・ムーアだ言いつつ
8月30日 (日)の宙明先生卒寿コンサートに向け
宙名先生の音源を予習復習する事も始めているのだが。



コンサートの演奏が予告されている「マジンガーZ組曲」や
「グレートマジンガー組曲」、「大鉄人17組曲」だけじゃなく

なぜか予定にない「人造人間キカイダー組曲」を気に入って
聴きこんだりしてしまっているのです。

「キカイダー」は宙明先生が最も早く手がけた特撮曲だが
それだけにホーンセクションやロックビート、ファンキーな
リズムがヴィヴィッドに耳に飛び込んでくるんです。

編成もストリングスを多用するというより、あくまで
「バンド・サウンド」。



ベースとドラムがファンキーなロック・ビートを奏でて
実にゴキゲンなのであります。

ドラムの叩きっぷり、ベースのウネリっぷりに聴き覚えが
あるなぁ・・・と思っていたら
「和田アキ子リサイタル~日劇に於ける実況録音」の
フル・バンドに似た感触だったのです。

73年秋の日劇で行われたコンサートの実況盤。
20代前半、デビュー5年目、「あの鐘を鳴らすのはあなた」で
名実ともにトップに伸し上がった最高にパワフルな時期だけに、
バックのフル・バンドとの絡みも迫力満点のカッコよさ。

充実したリズムセクションにギター、ホーン・セクションが
幾重にも重なる、まさに重厚な演奏。
それに負けないアッコさんのソウルフルな歌唱は、まさに
最強なのであります。



「どしゃぶりの雨の中で」も、
原曲はサイケ掛かったキーボードが良い味を出していたが
ライヴ・ヴァージョンのホーン重ねも最高にカッコイイ。

そして、本人が「進駐軍の歌」と語った洋楽カバー・コーナー。

「スピニング・ホイール」「好きにならずにいられない」
「プラウド・メアリー」圧巻の「黒い炎」。

元が白人のブラス・ロック、ファンキー・ロックとしても
・・・もう、アッコさんが歌うと真っ黒です!

ここでもベースのウネリと、良く転がるドラムが最高で。
ホーンとのコンビネーションも見事。

当時のミュージシャンはジャズの影響をR&Bへ昇華させ、
最高にファンキーな演奏を聴かせてくれてたんだなあ、
宙明サウンドにも「そういう方々」が参加されてたんだろうなぁ
・・・なんて。
思いは拡がる一方です。

「実は同一メンバー」なんて言われたら信じちゃいますね。
でも、ライナーノーツにメンバー名がないんだよなぁ・・・。

※知りたいなぁ。・・・そしてそのミュージシャンの参加音源を
 追っかけたいなぁ。

ウチにある「和田アキ子リサイタル~日劇に於ける実況録音」は
公式盤なれど、昔のレコードをCD化したモノで。

洋楽のライヴ盤みたいに「拡大版でボーナストラック大奮発」し
これまで知られていなかった資料もドーンと掲載・・・なんて、
そんなサービスして欲しいんですけどねぇ・・・。

無理なんですかねぇ。


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