あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く④

2005年08月13日 | 生活
――劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」。

私が好きなKERAさんが、そこに居った。

「あらかじめ残酷でも何でも無いから優しくなってもゼンゼン支障ない脚本・演出家」が、そこに居った。

「表現せざるを得ない業」が、松尾スズキよりゼンゼン希薄なのよね、KERAさん。

「表現したい物」を演劇に撮り込まない事に一生懸命な印象あるのよねKERAさんには。

だからストーリーは大雑把。
その大雑把な粗筋さえ壊す。無意味化させる。

ナンセンス!なんセンスに加速する!!

イイ加減に!てきとうに!ど~でも良さ気に!!

それを、ひたすらイイ加減に演じる役者たち!
一生懸命イイ加減に演じているのかも知れないが、本当にてきと~な動きとセリフ言ってるようにしか見えない健康の役者達!

みのすけの声は身体から空気が抜けるようだ・・・。

大堀こういちは、なんであんなに最初から最後までバカ・ストレート・フラッシュを演じられるのか?

峯村リエさんは、なぜあんなに存在感があるのか?主婦やって離婚して一回辞めた舞台に戻って来たからか?

手塚は、なぜあんなに若いのか?動きも軽いのか?

イヌコさんは、なぜイイ女やバカな子供や嫌味な主婦を演じ分けられるのか?

てきと~にちゃんとしている。

そんな劇団健康。
脚本・演出家の湯加減に他の者たちが、ぬるま湯気分を満喫している。

神が、微生物の最も活動しやすい湯加減にオアシスの泉を温めている・・・そんな印象。

その泉でワラワラと動き回る生物たち・・・。

手塚とおるは天高く足を振り上げて「バカ歩き」。変な内股で「シリー・ウォーク」。

気が付くと、連れが隣で大笑いしながら目を潤ませていた。

「これだよ、これが『健康』だよ・・・」
「私が若き日に見ていたものだよ・・・」

おぉ、今にも昇天しそうな顔つきだ。

「オラも連れて行ってくれ」
「オラも一緒に行かせてくんろ」

「オラも・・・」

「オラと一緒に『ぱらいそ』さ行ぐだ―――――!!!!」

・・・・「完」

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く③

2005年08月13日 | 生活
12年ぶりに「劇団健康」が本多劇場で復活公演・・・ってんで。

良く考えたら、演劇人としてのKERAさんは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんって名前であって。

犬山犬子さんは、いつの間にか犬山イヌ子さんとなって、声優としても活躍していたのでした。

・・・で。今回の「トーキョーあたり」

ネタバレになるが、いきなりスクリーンに映るKERAさん自虐ネタの数々。

「大人は売れて、識者に認められている」
「大人のキレイは『新境地』と称えられた」
「クドカンも売れまくってる」
「また若手が『岸田戯曲賞』獲った」
「野田秀樹は・・・」
「キャラメルは・・・」
「ナイロンは『ただ長い』と言われ・・・」
「役者はイイが脚本が・・・と言わ・・・」と。

どんどんドツボに嵌るKERAさん。
何を思ったか、走って逃げ出すKERAさん!

それを追う店員役は、なぜか大人計画のテンパリ役者!

そして奥菜恵がスクリーンに登場。
「キレイを歌う」

IT長者と別れた奥菜。元リリパットの剃髪役者と付き合ってるなんて噂あるじゃないか!

オマエもか、奥菜!?!?!?
ハイレグジーザスとか好きか!?ゴキブリコンビナートか!?阿佐ヶ谷スパイダースか!?長塚京三の息子か!?(←それは別の女優)

日刊ゲンダイだかに「どうなる奥菜!?」とか書かれてたじゃないか奥菜!?

「ニャンニャン写真撮られて、清純派としてダメージ受けて、舞台に出てもマイナーな劇団」とか書かれてたぞ奥菜!!
つ~か、いまどき「ニャンニャン写真」とか言うか日刊ゲンダイ!?!?

つ~か「マイナーな劇団」って、奥菜は「大人」にも「ナイロン」にも派手に出てるぞ日刊ゲンダイ!!!

オヤジ日刊紙からすると「大人」も「ナイロン」も無名劇団か!?
奥菜主演の「キレイ」は「大人計画・初のミュージカル」として評判になったぞ!
中村勘三郎とかが擦り寄って来てるんだぞ!

あぁ、それなのに。

「松尾スズキ」も「KERA」もアングラ演劇人か、日刊ゲンダイ!?!?

KERAは笑うが、松尾は本気で落ち込むぞ!!

KERAの自虐ネタは笑えるが、松尾のは底無し沼だから本人が病む程だぞ!!!

・・・・だ、ダメだ。
健康ネタの筈なのに、松尾スズキの精神状態が心配になってきた。

――続く。

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く②

2005年08月12日 | 生活
まぁ、知ってる人は「健康」やめたKERAさんが、犬山犬子ら一部「健康」メンバーを連れて「ナイロン100℃」を立ち上げて、健康ほどストーリー性を排除してないがナンセンスチックな舞台を続けては居たのは分かってただろうが。

まぁ、ただ「健康」と言われると、なにやらムズムズしてくるのが「小劇団ブーム」を知ってる人間たち。

「手塚とおるは凄かった」「デメタンも」「ナイロンよりも、もっとナンセンス」なんて言われると、観たくなるのが人情ってもんよ。

――で、連れが取ったチケット二枚を握り締め、さぁ小演劇の聖地「下北沢」へ!

仕事帰りの連れと南口で待ち合わせしている間、ガキの使いで有名な「腰振りオバチャン」を発見!

「メ、メイクそのまんまじゃん!!」と驚愕しつつ、連れに「腰振りが居る!」とメール送ってたら、スタッフみたいなのが来て連れて行ってしまった。

どっかで、ロケか?
つ~か、もうロケやってたのか?

・・・と周辺をキョロキョロ見回すが、ロケ隊みたいなの居なくて一安心。

――連れを待ちながら、考える。今回の公演のチラシの言葉を思い返す。

【注意(観に来ないでいい人リスト)】
1. 12年前に第14回公演を最後に解散した劇団が、12年振りに第15回公演をやることについて、異論がある者は観に来ないでよろしい。

2. テーマとかなきゃやだとか、泣けなきゃやだとか、お話がわからないと具合が悪くなるそして具合が悪くなるのはやだとか、そんな文句を言う人はやだ。来ないでよろしい。

3. 今外国で入院中だし、8月はなんだかんだ仕事が忙しいし、いとこの結婚式もあるし、だからごめんなさいとても解散した劇団の公演を観には行けませんごめんなさい。来ないでよろしい。

4. 来ないでよろしい。

5. 笠井健次郎くん、鈴木春奈さん、安岡力也さん(暴れるから)、伊勢正三さん(暴れなそうで暴れるから)、宇多田ヒカルさん(どうせ来ないから)、リチャード・ギアさん(ほしくないのにサインもらった)、だからもし・・・

作・演出・音楽
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
犬山イヌコ、大堀こういち、KERA、新村量子、手塚とおる、藤田秀世、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、横町慶子

2005年8月7日(日)~8月28日(日)※プレビュー公演:8月5日(金)/下北沢・本多劇場・・・

――と、最後はチラシ文をダラダラと書き写して②を終わってみるのでした。

――続く!

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く

2005年08月12日 | 生活
「劇団健康」・・・って懐かしい響き。
80年代後半(?)からの小演劇ブームで「大人計画」「リリパット・アーミー」「劇団☆新感線」などと共に新時代の担い手として称された劇団名。

まぁ、バンドブームで売れた「有頂天」ってバンドのリーダー、KERAが始めた劇団ってのが「ナゴム・ギャル」などの興味をそそったワケだが。

筋肉少女帯や人生(電気グルーヴの前身バンド)、たま等を擁して隆盛(?)を極めたナゴム・レーベルの主宰者だったKERAさん。

元々が、英コメディ番組モンティ・パイソンなどの影響下にある「お笑い好き」でもあり。

「健康」でもナンセンス・コントを連発、好事家を喜ばせたものですが、私は「神である脚本家の意思をどれくらい役者が理解してるのか?自分らが何やってんのか自覚あるのか?」と初期ハイライトを どっかで観て思ってたのでした。

さすがに数度の公演を経てコナれた噂を聞いて「さぁ、見に行くか」と思ってたら解散。

私に取って、そんな印象なのが「劇団健康」。

なんかKERAさん、ナゴムも健康も「占い師」の助言に従って放り投げた・・・なんて話もあって。

「飽きてしまったのです」などと言いながら、やり残し感が一杯だったんじゃねぇか?・・・なんて。12年ぶりの公演行うと聞いて思った私なのでした。

まぁ、初期メンバーが役者やめてたりする大人計画に比べれば、健康は「手塚とおる」も「大堀こういち(デメタン)」も何らかの形で舞台に立っている。

デメタンは一回やめてサラリーマンになってるが。でも、舞台に戻ってきているが。

結構、当時はケンカしていたメンバーも、いまは少しは大人になって。
バンドの再結成じゃないが「またやろうか!」なんて会話もあったんだそうな。

とくに「手塚とおる」がKERAと組むなんて、凄い!・・・・・と創設当時から健康を見ていたウチの連れは観劇前から感激していたのでした。

―――続く。
ベタな駄洒落を言いつつ続く!

言っちゃいけないかも知れないけど<br>言いたい事シリーズ

2005年08月10日 | 生活
♪バン・バン・なんたら~♪・・・とSMAPのアホっぽい歌は続き(歌詞はクドカンらしいから確信犯だな)。

世界水泳の後もテレ朝のスポーツイベントは続いたが。

球蹴りの「東アジア選手権」で、何であんなに騒げるんだ?

・・・「東アジア選手権」だろ?
世界を相手にしてはいないんだろ?

―――そんな事より為末だ!

「世界陸上・400m障害、銅メダル獲得」
素晴らしい!「世界」を相手に戦ったアンタは本当に偉いよ!!!

やっと終わったよ私の世界水泳⑧

2005年08月10日 | 生活
【7/31】
◆男子 50m 背泳
1位:アリスティディス・グレゴリアディス (ギリシャ) 24.95
2位:マット・ウェルシュ(豪) 24.99
3位:リアム・タンコック(独) 25.02
7位:宮下純一 (筑波大) 25.85
12位:森田智己 (セントラルスポーツ) 25.86=準決勝敗退

――さすがのピアソルも、この距離ではメダル取れず。
グレゴリアディス(ギリシャ)、マット・ウェルシュ(豪)といった選手が上位を占めた。

ウェルシュも日本短水路で招待選手として活躍したスイマーだけに親近感あるから、オメデトウって感じだね。

宮下は良く決勝に残ったが、予選落ちの森田同様にメダルには届かなかった。

◆女子 50m 平泳ぎ
1位:ジェード・エドミストン (豪) 30.45=世界新
2位:ジェシカ・ハーディー (米) 30.85
3位:ブルック・ハンソン (豪) 30.89
4位:タラ・カーク (米) 31.38
18位:中村沙耶香 (ニッタイSC) 33.00=予選敗退
32位:種田 恵 (SAT) 33.97=予選敗退

――これまた1位が速かった!日本は、これからの選手だからメダルなしは仕方ないか・・・。

◆男子 400m 個人メドレー
1位:ラースロー・シチェー (ハンガリー) 4.9.63
2位:ルカ・マリン (イタリア) 4.11.67
3位:オサマ・メルーリ (チュニジア) 4.13.47
6位:佐野秀匡 (アクラブ調布) 4.17.72
10位:奥出泰史 (法大) 4.20.71=予選敗退

――シェー、充実してますな!アテネから確実に順位を上げてきている。

佐野は、残念ながら6位。ひそかにメダルを期待していたのだが・・・。

◆女子 50m 自由形
1位:リスベス・レントン (豪) 24.59
2位:マルリーン・フェルトハイス (オランダ) 24.83
3位:朱 穎文 (中国) 24.91
23位:山田 香 (岡山県連盟) 26.39=予選敗退
27位:山田握美 (上越ASC) 26.49=予選敗退

――中国は3位入賞。上等ですな。
で、やっぱり豪州強し・・・と。

◆男子 1500m 自由形
1位:グランド・ハケット (豪州) 14.42.58
2位:ラーセン・ジェンセン (米国) 14.47.58
3位:デイヴ・デービス (英国) 14.48.11
4位:ユーリ・プリルコフ(ロシア) 14.51.62
9位:松田丈志 (中京大) 15.13.39=予選敗退

――ハケット強し!同競技4連覇は前人未踏!
松田も9位入賞は頑張った。

◆女子 400m 個人メドレー
1位:ケイティ・ホフ (米) 4.36.07=大会新
2位:カースティー・コベントリー (ジンバブエ) 4.39.72
3位:ラーラ・サンデノ (豪) 4.40.85
5位:藤野舞子 (拓大) 4.42.68
19位:森下愛子 (日体大) 4.53.21=予選敗退

――藤野の5位は明るい材料。
若手のホフは、世界記録にこそ届かなかったが、大会新で金!
コベントリーは、またも銀。

◆男子 400m メドレーリレー
1位:米国(A・ピアソル、B・ハンセン、I・クロッカー、J・レザク) 3.31.85
2位:ロシア 3.35.08
3位:日本(森田、北島、高安、細川) 3.35.40

――まさに有終の美!
1位の米国に肉薄し、ロシアとギリギリの勝負を展開。
森田も個人の不調をフッ飛ばさんと力泳。高安も初のリレーメンバーの重責を果たし、北島はハンセンを猛追!細川も必死に泳ぎきって・・・堂々と銅メダル!!!

実に見応えあるメドレーで御座いました。

そして、祭は終わった・・・・。

やっと終わったよ私の世界水泳⑦

2005年08月10日 | 生活
【7/30】
◆女子 50m バタフライ
1位:ダニ・ミアキー (豪) 26.11
2位:カリン・カンメルリング (スウェーデン) 26.36
3位:シェレス・アルシャマール (スウェーデン) 26.39
6位:ナタリー・コグリン(米) 26.63

――コグリン、メダルに及ばず。豪、スウェーデンでメダルを分け合った。

◆男子 50m 自由形
1位:ローランド・スクーマン (南ア) 21.69=大会新
2位:デュジェ・ドラガンヤ (クロアチア) 21.89
3位:バルトス・キジェロフスキー (ポーランド) 21.94

――スクーマン、ここでも金。ドラガンヤを押さえての金は立派。
これで、100自由で金とってたら、完全に最優秀だったろうなぁ・・・。

◆女子 200m 背泳ぎ
1位:カースティー・コベントリー (ジンバブエ) 2.8.52
2位:マーガレット・ホルザー (米国) 2.9.94
3位:中村礼子 (東京SC) 2.10.41
4位:伊藤華英 (セントラルスポーツ) 2.10.98
6位:スタニスラワ・コマロワ (ロシア) 2:12.03

――コベントリー強すぎ。
素顔は悪くないのに、しかめっ面したようなゴーグルと、ヘルメットみたいなキャップがマイナスか・・・。

中村はアテネ同様に銅を獲得。伊藤も4位と善戦。寺川綾ちゃんが出場してたら決勝に残ってろうし、層が厚くなったもんです日本女子背泳。

しかし、やはり銀・金を取るのは並大抵じゃないですね。

美形のコマロアは振るわず。それでもインタビューして来る日本記者団に呆れて笑うコマロアさん・・・って感じだったなぁ。

◆男子 100m バタフライ
1位:イアン・クロッカー (米) 50.40=世界新
2位:マイケル・フェルプス (米) 51.65
3位:アンドレイ・セルジノフ (ウクライナ) 52.08
8位:高安亮 (コナミ東日本) 53.28
14位:柴田隆一 (日大) 53.34=準決勝敗退

――これまたクロッカーが意地の世界新!
この日は見応えあるレースの連続でしたな。

50の世界新を塗り替えられたクロッカーだったが、100では意地を見せた。
ライバルのフェルプスを押さえて1位ゴール、バタフライ第一人者の面目躍如なレースでありました。

高安も7位入賞。決勝に残る実力者が「派遣標準記録を切れないから」と不参加だったのだから、日本の基準も厳しくなったモノですなぁ・・・。

◆女子 800m 自由形
1位:ケイト・ジーグラー (米) 8.25.31
2位:ブリタニー・ライマー (カナダ) 8.27.59
3位:柴田亜衣 (チームアリーナ) 8.27.86

――柴田、まさかの銅!
ワタシャ完全に金いただきと思ってたのだが・・・。
野生の大根にも「す」が混じってしまったのか?
無垢に自己記録更新だけを狙ったレースが出来なかったようで、メダルに拘っての結果だから少し残念・・・。

◆女子 4×100m メドレー
1位:豪州(エディントン、ジョーンズ、シッパー、レントン) 3.57.47=大会

2位:米国 3.59.92
3位:ドイツ 4.2.51
7位:日本(中村礼、中村沙、中西、浦部) 4.6.85

――これまた豪州の強さは目立ったが。
日本勢も検討、中西などに疲れが見られたものの、7位入賞。
平から自由形が充実していけば、上位も目指せるのだが・・・。

やっと終わったよ私の世界水泳⑥

2005年08月10日 | 生活
【7/29】
◆女子 100m 自由形
1位:ジョディ・ヘンリー (豪) 54.18
2位:マリア・メテラ (フランス) 54.74
2位:ナタリー・コグリン (米) 54.74
16位:浦部紀衣 (コナミ西日本) 56.53=準決勝敗退
25位:山田渥美 (上越ASC) 57.22=予選敗退

――もう、200強いひとは100も強いってんで。
コグリン、ヘンリーと鉄板メンバーに、日本選手は入る隙間なし・・・か。
100フリーは花形だが、男女とも日本選手 ここらは厳しい。

◆男子 200m 背泳ぎ
1位:アーロン・ピアソル (米) 1.54.66=世界新
2位:マルクス・ローガン (オーストリア) 1.56.63
3位:リヤン・ロクテ (米) 1.57.00
5位:中野高 (イトマン昭島) 1.58.03=日本新
8位:森田智己 (セントラルスポーツ) 1.59.34

――ピアソル、第一人者の貫禄で世界新!
もうね、背泳の申し子としか表現できません。
大柄な身体をゆったりと動かしながら、誰よりも進みは速い。

「どんな調子でも勝てるレースが出来るようになってきた」と試合運びの妙にも目覚め、もう負ける姿が想像できない存在になったピアソル。

日本のクラブへ「スイミング・クリニック講師」として参加、子供達と触れ合う好青年な面もあり。
まぁ、「北島、泳法違反」コメントの事は水に流そう。

中野も5位と善戦!

◆女子 200m 平泳ぎ
1位:リーゼル・ジョーンズ (豪) 2.21.72=世界新
2位:アニー・ポレスカ (ドイツ) 2.25.84
3位:ミルナ・ジュキッチ (オーストリア) 2.27.11
4位:種田 恵 (SAT) 2.27.65
6位:タラ・カーク (米) 2:28.60
12位:田村菜々香 (東海大) 2.29.68=準決勝敗退

――これまたジョーンズが速かった!
世界記録ラインから腕一本進みながら快泳!同々の記録更新で金メダル獲得。

種田も立派に4位入賞。予想では決勝に残れば儲けモノ的な存在だっただけに「銅が取れず残念!」と言うよりは、今後に期待を抱かせる素晴らしいレースだった。

◆男子 200m 平泳ぎ
1位:ブレンダン・ハンセン (米) 2.09.85
2位:マイク・ブラウン (カナダ) 2.11.22
3位:今村元気 (ムラサキスポーツ) 2.11.54
11位:木村太輔 (自衛隊) 2.14.00=準決勝敗退

――盛り上がりました!ハンセンの独泳は仕方ないとして、今村が頑張った!

これまた「5~6位で上等」と思われていた今村だったが、終盤見事な追い上げを見せ、堂々の3位!感激の銅メダル獲得!

アテネで取れなかったメダルを獲得し、表彰台に上る選手・・・・。松田もそうだったが、見てる方の感激もひとしおです!

◆男子 800m リレー
1位:米国(フェルプス、ロクテ、バンデルカーイ、ケラー) 7.6.58
2位:カナダ 7.9.73
3位:豪州 7.10.59
5位:日本(奥村、内田、細川、松田) 7.13.60=日本新

――米国、強し!
日本自由形も善戦!奥村を温存した上で、日本記録を大きく更新。
やはり内田の活躍が眩しい。

やっと終わったよ私の世界水泳⑤

2005年08月10日 | 生活
【7/28】
◆女子 50m 背泳ぎ
1位:ジャーン・ルーニー (豪) 28.63
2位:高 暢 (中国) 28.69
3位:アンジェ・ブシュシュルテ (ドイツ) 28.72
4位:中村真衣 (JSS長岡) 28.86
17位:伊藤華英 (セントラルスポーツ) 29.45=予選敗退

――中村真衣、50m一世一代の博打だったが。結果は無念の4位。
3位と4位は天と地ほどの差があるワケだが、今回も明暗分けたシーンが続出しましたなぁ・・・。

◆男子 100m 自由形
1位:フィリッポ・マニーニ (イタリア) 48.12=大会新
2位:ローランド・スクーマン (南ア) 48.28
3位:リク・ニースリング (南ア) 48.34
4位:ジャイソン・レザク(米)48.74
5位:デュジェ・ドラガンヤ(クロアチア)
7位:マイケル・フェルプス(米) 48.99
22位:細川大輔 (SAT) 50.07=日本新、予選敗退
26位:佐藤久佳 (日大) 50.23=予選敗退

――これまたサプライズな結末!
序盤、傑出していたスクーマンが世界記録を破って優勝か?・・・と思わせといて、ラスト5mで失速!
イタリアのマニーニが、ポポフの世界記録に迫るタイムで一瞬の逆転勝利!

マニーニの後半伸びる泳ぎも素晴らしかったが、スクーマンの失速には苦笑。

ここで彼が1位だったら、最優秀選手はハケットじゃなかったかも・・・。

スクーマン、スタミナ付けなきゃスーパースターには成れないか。

◆女子 200m バタフライ
1位:オティリア・イエジェイチャク (ポーランド) 2.5.61=世界新
2位:ジェシカ・シッパー (豪) 2.5.65
3位:中西悠子 (枚方SS) 2.9.40
8位:矢野友理江 (コナミ西日本) 2.10.89

――もう、トップ2人の速さに呆れた(笑)。競り合ってるうちにタイムも伸びて、優勝のイエジェイチャクは世界記録を更新!

3位争いのダンゴ状態から必死でラスト飛び出した中西の根性は見上げたもので。
さすが「浪速のド根性娘」と。中村礼子同様、今回は銀以上を!・・・と臨んだ今大会だったが、やはり大変な事ですよ。

小柄な体格を指摘されながらも「自分より大きいのにタイムで劣る外人は山ほど居るから『絶対負けへん』と思って試合に挑みます」なんてコメントを力強く語る中西。
今回は体調を崩したりとコンディショニングの課題が残ったようだが。
次大会では銀以上のメダルを頼むよ!

◆男子 200m 個人メドレー
1位:マイケル・フェルプス (米国) 1.56.68
2位:ラースロー・シェー (ハンガリー) 1.57.61
3位:リヤン・ロクテ (米国) 1.57.79
5位:佐野秀匡 (アクラブ調布) 2.0.70
12位:三木二郎 (東京SC) 2.2.49=準決勝敗退

――フェルプス、期待通りの金メダル量産。
まぁ、TVなどは7冠・8冠を期待してんだろうが。
一般人気には「強いトップ」が居るのが手っ取り早いだろうが。競技を楽しむ者としては、「実力の伯仲した選手たちが鎬を削る試合」こそが観戦冥利なワケだし(同様の事が羽生人気の将棋界でも語られてたなぁ・・・)。

まぁ、世界競泳界もフェルプスの一人勝ちを許さないあたり、けっこう健康なのではないでしょうか?

◆女子 800m リレー
1位:米国(コグリン、ホフ、マイヤーズ、サンデノ) 7.53.70=大会新
2位:豪州 7.54.06
3位:中国 7.57.29
6位:日本(柴田、浦部、上田、山田沙) 8.4.20

――やはり米国強し!ライバル豪州を降しての1位は見事。
日本も6位と善戦。キョトンとした顔で「緊張はそれ程でも無かった。召集所で急に出番を言い放たれた時はメチャメチャびっくりして緊張したけど・・・」って試合後のインタビューで語る山田サッチーが可笑しかった。

まぁ、ヘッドコーチからの「何も考えずに、ひたすら泳げ!」ってエールだったのかなぁ・・・なんて気もする。

不調もへったくれも無く、女子自由形の第一人者として泳いで泳いで泳ぎまくれ・・・と。

200泳いで、400泳いで、1500泳いで、800泳いで・・・・。

サッチー、いっぱい泳がされたね。
まぁ「悩んでるヒマは無い、泳ぎまくれ!」ってエールだったら、応えて欲しいなぁ・・・。

やっと終わったよ私の世界水泳④

2005年08月10日 | 生活
【7/27】
◆男子 50m 平泳ぎ
1位:マルク・ワルネッケ (ドイツ) 27.63
2位:マーク・ギャングロフ (米国) 27.71
3位:北島康介 (日本コカ・コーラ) 27.78=日本新
30位:今村元気 (ムラサキスポーツ) 28.70=予選敗退

――リソゴール(ウクライナ)予選落ち・・・なんちゅう番狂わせもあり、混戦が予想された50m平だったが。
1位は35才のワルネッケ、北島3位のサプライズ・リザルト。
50mは専門外な北島だったが、終わってみたらしっかりと自己新で銅メダルをGET。その勝負強さに脱帽なのでありました。
今後は50m~200mまでで3つのメダルが期待できるってワケよねぇ~。

◆女子 200m 自由形
1位:ソレンヌ・フィーグ (フランス) 1.58.60
2位:フェデリカ・ペレグリニ (イタリア) 1.58.73
3位:楊雨 (中国) 1.59.08
3位:リルハーゲ (スウェーデン) 1.59.08
15位:浦部紀衣 (コナミ西日本) 2.0.49=準決勝敗退
22位:上田春佳 (東京SC) 2.1.65=予選敗退

――さすがに、男女ともここらのフリーは日本人が食い込むのは厳しいねぇ。

◆男子 200m バタフライ
1位:パベル・コルゼニオフスキ (ポーランド) 1.55.02
2位:松田丈志 (中京大) 1.55.62
3位:呉 鵬 (中国) 1.56.50
5位:柴田隆一 (日大) 1.57.04

――松田、快挙の銀!フェルプスがエントリーしてないと言っても、堂々の銀。
前回参加しながらメダルに手が届いていない日本選手が、遂にメダルを手にしたって事では、この松田の銀は日本チームに大きな力を与えたと言ってイイだろう。
なにより、努力の男・松田が遂に報われた瞬間に感激した競泳ファンは多かったでしょう。

◆男子 800m 自由形
1位:グラント・ハケット (豪) 7.38.65=世界新
2位:ラーセン・ジェンセン (米) 7.45.63
3位:ユーリ・プリルコフ (ロシア) 7.46.64
13位:内田 翔 (群馬SS) 7.58.00=高校新、予選敗退
21位:奥出泰史 (法大) 8.5.65=予選敗退

――ハケット、脅威の世界記録で金メダル。もう、最優秀選手に文句ないです。
例によって、打倒・ハケットを義務付けられたジェンセンだったが、今回も及ばず。
ソープなき豪州チームの主将として、堂々の活躍を果たしたハケットは「キング・オブ・スイム」の異名に恥じぬ泳ぎを見せてくれました。感服!

やっと終わったよ私の世界水泳③

2005年08月10日 | 生活
【7/26】
◆女子 1500m自由形
1位:ケイト・ジーグラー (米) 16.0.41
2位:フラビア・リガモンティ (スイス) 16.4.34
3位:ブリタニー・ライマー (カナダ) 16.7.73
8位:貴田裕美 (群馬藤岡SS) 16.23.89
14位:山田沙知子 (コナミ西日本) 16.48.23=予選敗退

――今にして思えば、ジーグラーの金メダルが、800mへの布石となったワケで。
柴田の練習相手として腕を磨いた貴田が、堂々の8位入賞。
山田沙知子は、またも予選落ちで。掻く腕の力強さに陰りが見え、泳ぎも小さく見えた・・・。
もう、完全にピークを越えたのか?試合前に解説から「実力者です。記録保持者です」と言われながら試合では・・・のパターンに嵌まり切ってるんだよなぁ。

◆女子 100m背泳ぎ
1位:カースティー・コベントリー (ジンバブエ) 1.0.24
2位:アンジェ・ブシュシュルテ (ドイツ) 1.0.84
3位:ナタリー・コグリン (米) 1.0.88
4位:中村礼子 (東京SC) 1.1.00
6位:伊藤華英 (セントラルスポーツ) 1.1.25

――中村、悔しい4位。
世界ランク(意外と当てにならないが)で言えば、金も狙える位置だったが。充実しまくったコベントリーの大きな泳ぎに遅れることコンマ7.6秒。
もうね、世界1になる事はトンでもない事ですよ。

◆女子 100m 平泳ぎ
1位:リーゼル・ジョーンズ (豪) 1.6.25
2位:ジェシカ・ハーディー (米) 1.6.62
3位:タラ・カーク (米) 1.7.43
4位:羅雪娟 (中国) 1:07.60
15位:中村沙耶香 (ニッタイSC) 1.10.04=準決勝敗退
18位:田村菜々香 (東海大) 1.9.96=予選敗退

――これまた上位は下馬評通りの強豪が席巻。
田中雅美去った後、後継者育成が課題と言われたが、この辺はサプライズなかったなぁ。

◆男子 100m 背泳ぎ
1位:アーロン・ピアソル (米) 53.62
2位:ランドール・バル (米) 54.02
3位:ラースロー・シェー (ハンガリー) 54.27
4位:森田智巳 (セントラルスポーツ) 54.31
15位:宮下純一 (筑波大) 55.44=準決勝敗退

――これまた、森田がメチャメチャ悔しい4位。
ピアソルの強さ、バルの地力、そして今大会の充実が目立つシェーに及ばず。
ビッグマウスの森田が殊勝な敗戦の弁を語っていたのが印象的。

◆男子 200m 自由形
1位:マイケル・フェルプス (米) 1.45.20
2位:グラント・ハケット (豪) 1.46.14
3位:リク・ニースリング (南ア) 1.46.63
13位:奥村幸大 (近大) 1.49.15=準決勝敗退
17位:内田翔 (群馬SS) 1.49.42=予選敗退

――今大会、一つのハイライト。
I・ソープとピーター・ファンデンホーヘンバンドが欠場した今大会の200mフリーは、フェルプスvsハケットの一騎撃ちに注目が集まったが、ここは短~中距離を得意とするフェルプスに凱歌。
意外と個人競技でメダルに縁の無かったニースリング、銅でも感激のメダル獲得。

やっと終わったよ私の世界水泳②

2005年08月10日 | 生活
【7/25】
◆男子50mバタフライ
1位:ローランド・スクーマン(南ア) 22.96 世界新記録
2位:イアン・クロッカー(米) 23.12
3位:セルゲイ・ブロイシュ(ウクライナ) 23.38
4位:リク・ニースリング(南ア) 23.48
18位:高安亮 (コナミ東日本) 24.23=予選敗退
38位:佐野秀匡 (アクラブ調布) 25.23=予選敗退

――世界中の度肝を抜いたスクーマンの世界新。それまでの記録保持者クロッカーを躱してのトップは圧巻でした。
山本(貴)が不参加の今回、日本のバタフライの第一人者となった高安亮だったが。ここは無念の予選落ち。
やはり、日本人に高速の50mは厳しいのか?

◆男子 100m 平泳ぎ
1位:ブレンダン・ハンセン (米国) 59.37=大会新
2位:北島康介 (日本コカ・コーラ) 59.53=日本新
3位:ユーグ・デュボス (フランス) 1.0.20
13位:今村元気 (ムラサキスポーツ) 1.1.64=準決勝敗退

――世界記録保持者vs五輪王者のマッチレースは、遂にハンセンに凱歌が上がった。
プールコンディションから、低速の争いになった五輪に較べ、記録ラッシュになったモントリオールのプールは、より高次元の戦いとなり。
北島も自己記録を更新してハンセンを追ったが、ハンセンは精神的に動じず、力強い泳ぎを敢行した。
「北島、不調」の声にも耳を貸さず、「奴は絶対に来る。大一番でベストに近い状態に持ってくる」と確信していたのか、ハンセンは本当に動じなかった。アテネでは「精神的に脆い」とかボロカス言われてたんだが、ここは成長したって事なんだろうなぁ。敵ながら天晴れ。

一番高い表彰台で米国国歌を聞くハンセンの表情は「ついに・・・」との感慨が浮かんだグッと来るものでした。

これで燃え尽きる事なく「本来だったら、もっと享受すべきだった栄光」を満喫するべく、北島の挑戦を受け続けて欲しい。

◆女子 100m バタフライ
1位:ジェシカ・シッパー (豪) 57.23=大会新
2位:リスベス・レントン (豪) 57.37
3位:オテリア・イエジェイチャク (ポーランド) 58.57
11位:中西悠子 (枚方SS) 59.65=準決勝敗退
17位:土肥亜矢子 (コナミ東日本) 1.0.72=予選敗退

――豪州強し。
簡単に「上位へ」とか言うけど、日本がここへ食い込むのは並大抵では無いでしょうよ。
中西は悔しい予選落ち。

◆女子 200m 個人メドレー
1位:ケイティ・ホフ (米) 2:10.41 =大会新
2位:カースティー・コベントリー (ジンバブエ) 2:11.13
3位:ラーラ・サンデノ (豪) 2:13.32
7位:藤野舞子 (拓大) 2:15.27
19位:森下愛子 (日体大) 4.53.21=予選敗退

――下馬評が高かったホフら強豪が順当な位置に。
背泳の第一人者ながら、オールラウンダーでもあるコベントリー、この辺での活躍が最優秀女子の受賞対象になったんだろうな。

藤野は大善戦の7位入賞。ここらの活躍が、今大会の日本陣営の明るい材料ですな。

やっと終わったよ私の世界水泳①

2005年08月10日 | 生活
やっと留守録素材を見終わった・・・。

――と言うワケで、初日から振り返ってみよう(←正気かよ!?)

【世界水泳モントリオール2005 競泳・結果】
7/24
◆男子 400m 自由形
1位:グラント・ハケット (豪) 3.42.91
2位:ユーリ・プリルコフ (ロシア) 3.44.44
3位:オサマ・メルーリ (チュニジア) 3.46.08
7位:松田丈志 (中京大) 3.48.60
14位:内田翔 (群馬SS) 3.50.17=高校新、予選敗退

――松田が決勝進出、内田が自己新と上々の出だし。
ハケットの快進撃の始まり。日本短水路にも招待選手として参加したプリルコフなど、強豪の強さが目立った。
松田や内田が、ここらに肉薄する事を期待。

◆女子 400m 自由形
1位:ロール・マナドゥ (フランス) 4.6.44
2位:柴田亜衣 (チームアリーナ) 4.6.74=日本新
3位:ケイトリン・マクラシェー (英) 4.7.25
12位:山田沙知子 (コナミ西日本) 4.13.97=予選敗退

――柴田、脅威の追い上げに呆然と金メダルを受けるマナドゥの表情が印象的だった。
以降、焦燥したように棄権を繰り返したマナドウ。精神的に追い詰められていたのか?
ヤマサチも、呆然の予選落ち。

◆女子 400m リレー
1位:豪州(ヘンリー、ミルズ、リース、レントン) 3.37.32=大会新
2位:ドイツ 3.38.24
3位:米国 3.38.31
9位:日本(浦部、山田渥、山田香、上田) 3.46.29=予選敗退

――豪州の強さが圧巻だったが、日本勢も決勝進出寸前まで頑張った。
しかし、山田渥美さんは整った目鼻立ちながら、お顔が濃いねぇ。

◆男子 400m リレー
1位:米国(フェルプス、ウォーカー、ドゥシング、レザク) 3.13.77=大会新
2位:カナダ 3.16.44
3位:豪州 3.17.56
10位:日本(細川、奥村、伊藤、佐藤) 3.19.27=日本新、予選敗退

――これまた1位の強さが目立ったが、日本も善戦。日本新を一気に縮め、今後に期待を持たせてくれた。
男女とも「日本競泳界の課題=自由形の強化」の成果を見せてくれた形で。
内田翔などの台頭が嬉しい限り。くどいけど。

400フリーで予選落ちしたフェルプスを、ここで第1泳者に持っていった米国の荒療治が好を奏したのも特筆ものか。

以降、フェルプスの活躍は中々目覚ましく、米チームの期待に応えた怪物君には感心しきりなのでありました。

まだまだ終わらぬ私の世界水泳(笑)

2005年08月04日 | 生活
ははははははははは、日記も数日滞り。
何をやっているかと言えば、世界水泳の留守録素材を見続けておるのですよ!

さすがに連日は見れないから、飛び飛びでHDDからDVD-RAMに移しながら観戦。

やっと、6日目まで見た(はぁ~)。
熱戦だらけだから、変に飛ばせないし。
日本人からんでなくても海外強豪の泳ぎは見たい。

――そんで、最終日でHDDの容量パンク。
なんとか男子のリレーは録画したが、「ハケット前人未到の1500m4連覇」は見逃した・・・・。

あと、感動の閉会式も・・・。

なんか、フレンドリーな良い閉会式だったようで。
日本とアメリカの選手が手を取り合ってアーチを作り、参加選手の退場を彩り。
そこには「ノーサイド」な雰囲気も漂ってたとか。

米と豪の間には遺恨もあったろうが(アテネのリレー前に米チームが「ギターのように潰してやる!」と、「ジミヘンかよ!」みたいな発言したそうな)。
今回、そのアーチをくぐる豪選手は、笑顔だったそうで。

まぁ、日と豪は関係イイし(松田武志はハケットチームに弟子入りしたし)、米と日も認め合った雰囲気があったそうな。

まぁ、海外選手も
「身体に恵まれないながらも、超人的な肉体を誇る自分たちに挑み、肉薄してくる小柄な頑張り屋たち」へ、敬意を抱いてくれてるんじゃないか?・・・なんて、思った夏の夜でした。

取り敢えず、05年世界選手権競泳あれこれ

【国別メダル獲得数】
米国・・・32個(金15、銀11、銅6)
豪州・・・22個(金13、銀5、銅4)
日本・・・9個(銀3、銅6)

【個人メダル獲得数】
マイケル・フェルプス(米)・・・5冠
グラント・ハケット(豪)・・・・3冠

【個人最優秀賞】
カースティー・コベントリー(ジンバブエ)
グラント・ハケット(豪)

【世界新記録】 
8種目にて計9度更新。
男子800m自由形 グラント・ハケット 7:38.65
男子200m背泳ぎ アーロン・ピアソル 1:54.66
男子50mバタフライ ローランド・スクーマン 22.96
男子100mバタフライ イアン・クロッカー 50.40
女子50m平泳ぎ ジェード・エドミストン 30.45
女子100m平泳ぎ ジェシカ・ハーディ 1:06.20
女子200m平泳ぎ リーゼル・ジョーンス 2:21.72
女子200mバタフライ オティリア・イエジェイチャク 2:05.61

1人で2度更新したのは、南アの超特急ローランド・スクーマン!
男子50mバタの準決勝、決勝で次々と塗り替え、夢の22秒台を叩き出した!
しかし、100m自由型では独走しながら最後に失速。2位に終わったトコロが短距離専用仕様の彼らしい。完全にG・ハケットとはタイプの違うスイマーでありまして・・・。もう、笑ってしまいましたよ。

【最年少金メダル】
ケイティ・ホフ(米)の16歳1カ月。
女子200m&400m個人メドレーで優勝。

【最年長金メダル】
35歳5カ月のマルク・ワルネッケ(独)。
北島選手らを押さえ、男子50m平で優勝したのは立派。

――まだまだ続く(笑)