あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く②

2005年08月12日 | 生活
まぁ、知ってる人は「健康」やめたKERAさんが、犬山犬子ら一部「健康」メンバーを連れて「ナイロン100℃」を立ち上げて、健康ほどストーリー性を排除してないがナンセンスチックな舞台を続けては居たのは分かってただろうが。

まぁ、ただ「健康」と言われると、なにやらムズムズしてくるのが「小劇団ブーム」を知ってる人間たち。

「手塚とおるは凄かった」「デメタンも」「ナイロンよりも、もっとナンセンス」なんて言われると、観たくなるのが人情ってもんよ。

――で、連れが取ったチケット二枚を握り締め、さぁ小演劇の聖地「下北沢」へ!

仕事帰りの連れと南口で待ち合わせしている間、ガキの使いで有名な「腰振りオバチャン」を発見!

「メ、メイクそのまんまじゃん!!」と驚愕しつつ、連れに「腰振りが居る!」とメール送ってたら、スタッフみたいなのが来て連れて行ってしまった。

どっかで、ロケか?
つ~か、もうロケやってたのか?

・・・と周辺をキョロキョロ見回すが、ロケ隊みたいなの居なくて一安心。

――連れを待ちながら、考える。今回の公演のチラシの言葉を思い返す。

【注意(観に来ないでいい人リスト)】
1. 12年前に第14回公演を最後に解散した劇団が、12年振りに第15回公演をやることについて、異論がある者は観に来ないでよろしい。

2. テーマとかなきゃやだとか、泣けなきゃやだとか、お話がわからないと具合が悪くなるそして具合が悪くなるのはやだとか、そんな文句を言う人はやだ。来ないでよろしい。

3. 今外国で入院中だし、8月はなんだかんだ仕事が忙しいし、いとこの結婚式もあるし、だからごめんなさいとても解散した劇団の公演を観には行けませんごめんなさい。来ないでよろしい。

4. 来ないでよろしい。

5. 笠井健次郎くん、鈴木春奈さん、安岡力也さん(暴れるから)、伊勢正三さん(暴れなそうで暴れるから)、宇多田ヒカルさん(どうせ来ないから)、リチャード・ギアさん(ほしくないのにサインもらった)、だからもし・・・

作・演出・音楽
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
犬山イヌコ、大堀こういち、KERA、新村量子、手塚とおる、藤田秀世、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、横町慶子

2005年8月7日(日)~8月28日(日)※プレビュー公演:8月5日(金)/下北沢・本多劇場・・・

――と、最後はチラシ文をダラダラと書き写して②を終わってみるのでした。

――続く!

劇団健康 VOL.15「トーキョーあたり」を観に行く

2005年08月12日 | 生活
「劇団健康」・・・って懐かしい響き。
80年代後半(?)からの小演劇ブームで「大人計画」「リリパット・アーミー」「劇団☆新感線」などと共に新時代の担い手として称された劇団名。

まぁ、バンドブームで売れた「有頂天」ってバンドのリーダー、KERAが始めた劇団ってのが「ナゴム・ギャル」などの興味をそそったワケだが。

筋肉少女帯や人生(電気グルーヴの前身バンド)、たま等を擁して隆盛(?)を極めたナゴム・レーベルの主宰者だったKERAさん。

元々が、英コメディ番組モンティ・パイソンなどの影響下にある「お笑い好き」でもあり。

「健康」でもナンセンス・コントを連発、好事家を喜ばせたものですが、私は「神である脚本家の意思をどれくらい役者が理解してるのか?自分らが何やってんのか自覚あるのか?」と初期ハイライトを どっかで観て思ってたのでした。

さすがに数度の公演を経てコナれた噂を聞いて「さぁ、見に行くか」と思ってたら解散。

私に取って、そんな印象なのが「劇団健康」。

なんかKERAさん、ナゴムも健康も「占い師」の助言に従って放り投げた・・・なんて話もあって。

「飽きてしまったのです」などと言いながら、やり残し感が一杯だったんじゃねぇか?・・・なんて。12年ぶりの公演行うと聞いて思った私なのでした。

まぁ、初期メンバーが役者やめてたりする大人計画に比べれば、健康は「手塚とおる」も「大堀こういち(デメタン)」も何らかの形で舞台に立っている。

デメタンは一回やめてサラリーマンになってるが。でも、舞台に戻ってきているが。

結構、当時はケンカしていたメンバーも、いまは少しは大人になって。
バンドの再結成じゃないが「またやろうか!」なんて会話もあったんだそうな。

とくに「手塚とおる」がKERAと組むなんて、凄い!・・・・・と創設当時から健康を見ていたウチの連れは観劇前から感激していたのでした。

―――続く。
ベタな駄洒落を言いつつ続く!