あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「ヘヴンズ・サイン」と言えば・・・②

2004年12月10日 | 生活
職場に大人計画に興味持った女の子が居て。
「恋の門」見て面白かったとコメントされ、CSの音楽局で録画してたプレビュー番組なんて見せてあげたりして。

松尾スズキvsサンボマスター山口の対決など見て大笑いする姿を見て「この娘はスジがイイ!!」と確信したりして。

そのコは、今回の「イケニエの人」のチケットが取れず。「感想教えて下さい」なんて言われていたのだが。

「ちょっと薄かった」の一言で済ますも。それだけじゃなんだと思って「私の日記を読んで下さい」ってんで職場のノートPCを開く(←オマエは対人恐怖症か!?)。

まぁ「ヘヴンズ・サイン」の事も言っときたかったのだが、さすがに20代の女の子に「叔父が姪を・・・」「猫殺しが・・・」とか口では言い辛かったのよね。

――で、そのコの反応は「ふぅん」。

「この『ヘヴンズ・サイン』、見てみたいなぁ・・・」なんて呟き。

「エッ」なんて私を驚かせ。

「猫の事で思い出したんですけど、子供の頃に何人かで『コワイ話をしようよ』って言って集まったりするでしょう」

――ハイ?

「その時、一人の男の子が『実はオレ、猫を・・・』って話し出して」

――エエッ!?

「もちろん冗談のつもりだったそうなんですけど、みんな引いちゃって(笑)」

――ハァ

「数日後、マズイと思って『冗談だよ』って釈明したらしいんですけど」

――うん

「その間に本気にした ある女の子が話し掛けて来てて・・・」

――ハァ

「『○×君、猫の事だけど、私も同じ事してるんだ。写真があるけど、見る?』って言って来たんですって」

――ええええええええええええ!!??

「その子、冗談と思って無かったみたいで。後で電話が掛かって来て『ウソだったんだね。ヒドイよ』とだけ言って切っちゃったですって」

―――えええええええええええ!!??

「コワイですよね~(クスクス)」

―――コ、コワイ!コワイですよ~!!!!
つ~か、「ヘヴンズ・サイン」に食いついてきて、猫殺しネタでクスクス笑ってるチミも恐い―――!!!

スジが良いどころじゃねぇ―――!!!

あの、私は只の「恐がりさん」ですから!小心な小市民ですから!ちょっと恐いの覗いてキャーキャー言ってるだけですから!!

――ってんで。
色々レクチャーするつもりが、すっかり逆に教わる事になってしまいました(笑)。

そんなんばっか、オレ・・・。

◆12/8(後楽園ホール)の試合結果
○4R
山崎朋也 引分 篠原武大
大久保 充 TKO1R 林 大樹
菅原隆雄 判定 小川太郎
○6R
栗田貴之 KO2R 平渡広隆
熊野和義 TKO3R クワン・サックプラッチャ
○8R
畠野幸雄 TKO2R 仲谷 誠
松信秀和 KO1R ウィラサック・サックプラッチャ
○10R
名護明彦 判定 瀬川設男

ボッテガ・ヴェネタ・・・・って

2004年12月08日 | 生活
職場にて。
来客がその辺で落し物して。

「出てきたら連絡下さい」ってんで、受け付けたのだが。
「ボッテガベネタのバッグ」なんて、メモに書かれて。

後で「なんだこりゃ?」って話になっちゃったのよね。

「ボッチがベネタ」じゃない?・・・とか
「取っ手がベネタ」ってコトじゃない?・・・とか
「そもそもベネタって何だよ?」・・・・って話になり。

「何なんだろうねぇボッテガベネタ」
「昔、マチャアキが歌ってたな」
「そりゃ、ドシタラベナだろ!?」
「スパイダースの『エレクトリックおばぁちゃん』なんて誰が知ってるんだよ!」
・・・みたいな話になり。

「ダイダラボッチ」
「そりゃ『もののけ姫』!」

「林寛子が結成した・・・」
「それは『女盛りゲザデレタ』!」
・・・なんて話には、ならなかったが。

皆で頭を抱える有り様。

仕方ないのでGoogleで検索したら
「BOTTEGA VENETA」というブランドだったとさ。

――革のバッグが19万もしやがる!
「知るか――、こんなブランド!」
「バッグなんてベタなヴィトンでも持ってろ――!!」

・・・などと。気付けば裏で、お客様をボロカス言ってる罰当たりな我々。

それにしても。
高級ブランドなんて、ぜんぜん縁が無いのねワタクシ達・・・(笑)

◆12/7(IPMホール)の試合結果
○4R
若原義敬 判定 大鵬晶志
中井五代 TKO4R 兵 顕吾
○6R
松村 聖 負傷引分2R 小島芽生
健文トーレス KO1R チャレオンサク・ソーウォラピン
利幸トーレス 判定 山本秀人
○8R
福山 登 KO4R 岡田竜郎
○10R
金井彰広 KO4R サクナロン・ソーウォラピン 

ジェスロ・タル、来日公演決定!!

2004年12月07日 | 生活
よっしゃ―――――!!!
まだ見ぬ大御所、ジェスロ・タルが来日するぜ―――!!!

・・・UDOさんからのメールによると。

◆「ジェスロ・タル 日本公演決定!」 

イアン・アンダーソンが率いる、ブリティッシュ・ロックの最重要バンドが、東京のみ限定で日本公演を行います・・・・と。

日程は‘05年の5月11日(水) 
会場は渋谷公会堂。開演が7:00pm

チケットが、S席8000円 A席7000円(全席指定/税込)

UDOクラブの会員は、UDOさんのHPから先行予約が可能・・・と。

予約開始は、12月7日から・・・・って、もう始まってるやんけ―――――!!!!

◆12/6(後楽園ホール)の試合結果
○4R
長沼亮三 判定 大城和樹
中川健太 判定 笠井 康
○6R
南無心 譲 判定 パヤップ・パタビコーンジム
氏家福太郎 KO1R ソーンスック・ツインズジム
○10R
山中大輔 判定 土居伸久
日高和彦 KO2R 盧 錫根
○日本ミニマム級タイトルマッチ10R
小熊坂 諭 判定 金田淳一朗

ラジオ局が選んだロック・ソングNo.1はツェッペリン

2004年12月07日 | 生活
ニューヨークにロック・クラッシックスばかり流すラジオ局があるらしいが。Q104.3とか言うらしいが。

そこのラジオ局が、名前にちなんだ歴代のクラシック・ロック・ソング1043曲を選出したとかで。

その順位は、先に紹介したR・ストーン誌とはだいぶ趣が違うそうで(まぁ、70年代ロック専門チャンネル臭いしなぁ)。

10以内にレッド・ツェッペリンや、レイナード、デレク・アンド・ドミノスなど、70年代ロック史に残る名曲が選ばれているようで。

まぁ、ビートルズも95曲を選出されたようだし、ブルース・スプリングスティーンも29曲あがったそうだし、ジャニス・ジョップリンも複数曲をランクされてるそうな。

R・ストーン誌選出では、1位だったボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」は23位で、2位のローリング・ストーンズの「Satisfaction」は17位だったそうな。

――では、その内のベスト10が紹介されてるから、チェックしますと。

まず10位。
「Sympathy For The Devil」 ローリング・ストーンズ
――「サティスファクション」じゃなくて「悪魔を憐れむ歌」が選ばれるトコロが70年代ロック局ですな。
つーかロック史のなかでの重要曲と言うより単純に良い曲で選んでるのか?(そっちの観点でも「サティスファクション」は10位内でOKだと思うが)

そして9位
「Comfortably Numb」 ピンク・フロイド
――R・ストーン誌でも選出されてた「ザ・ウォール」収録曲。曲調としては「エコーズ」の焼き直しっぽいのだが。「狂気」にも、この手の曲あったし。
まぁ、アメリカでの「ザ・ウォール」の売れっぷりは凄かったからなぁ。

8位
「Won’t Get Fooled Again」 ザ・フー
――ほ~「無法の世界」がベスト10入りですか!OKじゃん!
チャーチ・オルガン的とも言えるシーケンサー音が荘厳で良いんですよね~。

7位
「Born To Run」 ブルース・スプリングスティーン
――まぁ、疾走感あるイイ曲ですもんなぁ。

6位
「Hotel California」 イーグルス
――イントロ、歌、最後のツインリードのギターソロ。
退廃の歌であるが、完璧でもある。
個人的には10位内に入ってて嬉しい。

5位
「Hey Jude」 ビートルズ
――まぁ、後半の盛り上がりは凄いし。ポールの曲なんで個人的にはOK。

4位
「Baba O'Riley」 ザ・フー
――ほおおおお!「ババ・オライリィ」が4位!
つ~か、The Wh♂がベスト10内に2曲選出!!これは嬉しいね!

3位
「Layla」 デレク・アンド・ドミノス
――「いとしのレイラ」、ベストスリー入り!
イントロから歌に入る前、微妙に盛り下がるが(笑)、それもまた良し・・・か?

2位
「Freebird」 レナード・スキナード
――へええええええ。レイナードと言えば、バンドとしてはB級のイメージあるのだが。
堂々の第2位ですか!
・・・まぁ、単純に曲としては良いのですがね!

そして、いよいよ第1位
「Stairway To Heaven」 レッド・ツェッペリン
――うおおおお「天国への階段」が1位ですかい!!
つ~か、選曲パターンに「長尺曲、じっくり歌い上げ、後半の演奏で盛り上がり、壮大にエンディング」・・・な傾向が感じられるのだが。

まぁ、その辺がクラシック・ロックなのだろうが。
60年代曲は、一気に突っ走って3分で終わる・・・みたいな曲が多いからな。
The Wh♂が「マイ・ジェネレイション」じゃなくて「無法」「ババ」が選ばれてるのも、その傾向か。
まぁ、上記2曲は米国でドラマやメジャー・リーグ入場曲などにも使われてるから知名度あるのだろうが。
そういや、IBFのバンタム級王者だったオーランド・カニザレスの入場時に「無法の世界」が掛かってて驚いた記憶あるが。

私的には、R・ストーン誌のより、こっちのベストテンの方がしっくり来る気もするなぁ。

まぁ、トコトン言えばチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」が1位なんだろうがサ。

――では「Q104,3」が選出した歴代クラシック・ロックソング1,043曲、残り全曲を紹介します・・・・って、出来るかい!!!!(←だから、誰に怒っているんだって!)

「ヘヴンズ・サイン」と言えば・・・

2004年12月05日 | 生活
実にイヤな話だった・・・・と言いつつ「イヤな話」ほど覚えているモンで。

大人計画の「ヘヴンズ・サイン」。

新興住宅地に住む主人公の少女(新井亜樹)は、父親の勤める化粧品会社が動物実験で猫を使用している事を知って自傷癖が始まり、遂には自らネットで自殺予告するに至るのだが。

その上、猫殺しまで始め。新興住宅地ならではの滅菌された善意ある御近所からは「いいのですよ~。私のトコロのミケちゃんも殺されたけど~」とか言われながら敬遠され。

「私達は、これからコーラスがありますから。あっ、○×ちゃんも宜しかったら来てね~」などと、心にも無い事を言いながら去って行く住人達。

そして聞えて来るのは、清潔でおぞましい歌声。

「やぁ、叔父さんだよ~。どうした、○×ちゃん。また手首切ったんだって~」とクネクネ現れた叔父役の松尾スズキが、包帯だらけの姪をテーブルに寝かせて性交に及ぶ。

「大丈夫だからな~」とか言いながら、作り物のイチモツを開いたファスナーから取りだし、姪に突き付け、大きく動かす松尾。

「ア―――――――!!!」
そのままの姿勢で、悲鳴のような声を上げる新井亜樹さん。

背後に聞こえる清潔でおぞましいコーラスの歌声。
決して強姦では無い。しかし合意でも無い。

スクリーンに映る「自殺決行予定日まで、あと×日」の文字。

おぞましい。なんという、おぞましい演劇。

同時進行で行われる「係員を殺して病院から脱走したグループ」の行動もおぞましく。

障害者やその周辺の人々の業を描いた(?)「ファンキー」でさえ笑って見ながら感動もしてたウチの連れが、青い顔をしている。

その時の松尾スズキとう役者の動きが、またクネクネしてて実におぞましく。

まるで悪魔か、気の狂ったピエロか、からくりサーカスのオートマータか?・・・・ってほど異形の演技であったワケだが。

いや、ホント。
週刊少年サンデー連載の「からくりサーカス」、実写版あったら、ぜひ出ていただきたい。

そうだな、今回は「このおぞましさ」が足らなかったのかも知れないな。

痛々しい役やらせたら天下一品の新井亜樹さんも出てないし(普段はイラストレーターの彼女は正式な大人計画の役者では無い)。

まぁ、大人ファンには「ヘヴンズ・サイン」でさえも「サイコー」とか言ってる人いるだろうから、その辺の人からすると今回のは物足らんだろうな。

あそこまで行かんでも。
また業の深い演劇を見せてほしいものです。

つ~か「恋の門」の方が面白かった感じあるので。あっちで、ここ数ケ月のエネルギー使い果たしたか?・・・って気もするし。

そう言えば「クド監」こと宮藤宮九郎が監督する「やじきた・イン・ディープ」も、その濃さが期待されるのだが、クドカンってバランス感覚イイからなぁ~。

ここ数ヶ月で日の目をみる「恋の~」「イケニエの~」「やじきた~」。

結局「恋の~」が一番おもしろかったりしてな・・・・。

◆12/4(後楽園ホール)の試合結果
○4R
真下裕明 判定 伊村修一
石本康隆 KO2R 松田貴之
川村貢治 判定 橋本 均
○6R
田岡浩司 判定 大川健二郎
中川大資 TKO5R 十二村喜久
○8R
三浦隆司 引分 鈴木哲記
石井一太郎 TKO1R 藤原康志
○日本Sライト級タイトルマッチ10R
木村登勇 判定 五百久寛行

◆12/4(パナマシティ)の試合結果
稲田千賢 TKO3R エベル・モレノ(コロンビア)

大人計画「イケニエの人」を見て②<br>収穫は平岩紙

2004年12月05日 | 生活
・・・では、今回の「イケニエの人」が全然ダメだったかと言うと、そうでは無く。

ある意味「平岩紙、大フィーチャー」で、紙ちゃんが、それに見事に応えている・・・なんていう嬉しい収穫があったのでした。

他の役者さんは、役ドコロが「これまでのキャリアで出来上がってる」のだが。

新しい血とも言える紙ちゃんは「教授に仕込まれた無表情のアンドロイド風な元娼婦役」を淡々と、または派手に演じてくれているのだ。
派手に、なんつっても表情は無いままカンフーの殺陣をこなしたり。上半身お下着姿になられたり・・・。

ぶっちゃけ「紙のように肌が白いから」との命名理由に納得のお肌だったワケだが。
早い話、コレが最高の収穫だったワケだが(笑)。

若くて、それなりに可愛くて、初々しいのに演じる上手さもある、凄い存在なのではないか?・・・・なんて驚愕する次第で。

この子は、大人計画の救世主なのではないか・・・とまで思う次第で。

劇団ってのは、分裂創立を除きどんなトコロでも最初は全員素人で。
大人計画も、自己表現したいんだか何だか分からない、していいのかコノ人たち・・・みたいな人々でもあったのだが。

売れて、途中参加の人も増えたりすると「演技派」みたいなメンツの比重が増したりして。
「新鮮な異形の面白さ」みたいなのが失われていくのだが。
今回、久々の「純大人陣」で行われた公演でさえ、そんな雰囲気を感じたのだが。

そこに、「マネキンのような異形性」も「若い新鮮さ」も「天性の演技上手」も備えた可愛らしい怪物・・・が入り込んできた。

そんな印象受けるワケで。

若き紙は「大人計画の申し子」のような存在な気がするのよね。

大人創立の頃は一桁台の年だったろうし。「初めてみたのが“ヘヴンズ・サイン”。それに凄い感動して、今でも落ち込んだ時はビデオで見る」なんて凄い事をおっしゃってる。

「ヘヴンズ・サインなんて最近のじゃん!!」
「しかも、ネットに自殺予告する少女の話じゃん!実に嫌な話じゃん!」
「ウチの連れなんて一緒に見に行った後にメシ食ってて情緒不安定になって泣き出したくらい嫌な話じゃん!」
「上演期間中にホントに元ネタになってた少女が自殺しちゃって、女の子役やってた新井亜樹さんは『もう、やりたくない!』と訴え、書いた松尾スズキもノイローゼになり、なぜか松尾の嫁もノイローゼ気味になった、いわく付きのタイトルじゃん」

・・・・なんて感じなんですわ。
そんな話を見て「大人計画に入ろう!」と考え、落ち込んだ時にビデオで見て元気を出し、励みにするという平岩紙!!

なんという娘よ!!恐ろしい娘だわ!!怪物よ、この娘は!!

・・・なんて、宍戸実和公さんに言わせてみたい平岩紙!!

次回は「紙、主役扱い」なんてあってもイイかも。いや、あって欲しい。

キチガイ博士・松尾が作り上げたアンドロイド(もちろんエッチな機能&世界を滅ぼす能力付き)の紙、大人の古株メンバーがエキストラのように虫ケラのように死んでいく中、世界の終末へまっしぐら・・・そんな話が待ち遠しい。

そんな、松尾スズキや大人計画の製作の人が読んだら死ぬほど嫌がるであろう日記を私に書かせる程イマジネーションを刺激してくれる女優さんに成長した平岩紙嬢。

おそるべし紙!!!

優しくなった神<br>大人計画「イケニエの人」を見て

2004年12月04日 | 生活
11/30、大人計画3年半振りの大人計画本公演の「イケニエの人」を観に行ったワケだが。

会場は、三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで。
大人=下北・・・な括りで考えていた私には少し違和感あり。
入ってみたら、まるでグローブ座のような内装で。つ~か、大久保のグローブ座より豪華な雰囲気。

客席は、ほぼ満員。驚いたのが、当日券があった事(それほど多い枚数じゃないだろうが)。

公演日が多いからだろうか。
「大人計画の役者総出演」「久々の客演なしの純大人計画の公演」ってんで、期待も大きかったワケだ。

筋としては。
潰れかけの旅館を、強欲な外食産業が乗っ取り、従業員を再教育するって話で。

支配人候補として登場する阿部サダヲは、連れの「雨利(アメリ)」ことオカッパ頭の宮藤官九郎(女装)と夫婦漫才のような遣り取りを繰り返しながら、借金地獄からの起死回生を狙う。

厨房に務める乙骨(皆川猿時)は、遺跡発掘現場に偽の石器を埋葬し、「神」と言われた教授を失脚させた過去を持ち、現在の旅館でも「枯渇した温泉にバスクリンを撒いてマスコミを騒がせた」ばかり。

この乙骨のトホホ人生を追うアマチュア・カメラマン役に田村たがめ。

仲居役に猫背椿、池津祥子、従業員に顔田顔彦、宮崎吐夢などなど・・・。

これら再教育される従業員の中にスパイ的存在がいる・・・なんて「11人いる!」のような仕掛けもあり。

付近にスペースシャトル基地が建設される事を当て込んで、旅館の再興を目論む女将はノイローゼ。
しかし、そのボーリング工事の影響で温泉が枯渇する皮肉・・・。

その古い旅館の屋根裏には、何やら獣が住み着いている模様で・・・。

そんなエピソードが絡まりながら、物語は最後を迎える。

相変わらず、シュールでエロでグロなシーンありなのだが。
そんな中、阿部サダヲとクドカンの屈託のなさは相変わらずで、ホッとさせられ・・・。

猫背も相変わらずメスの臭いをプンプンさせてるし。薄幸役が相変わらず似合う伊勢志摩、芸達者な宮崎吐夢、テンパラさせたら天下一品の顔田(しかし、手の短い異様な体型だなぁ・・・)などなど。

役者全員の見せ場を作っており、往年の大人計画が甦ったようで、それは大いに嬉しかったのだが。

松尾スズキも「失脚した発掘の名人」役で登場、娘(死亡)婿の乙骨に「新たな嫁」として元売春婦の気子(平岩紙)を与えに現れる。

もちろん、そのクネクネした動きだけで私は大喜びなのだが。

なんか、役者を「自分のストーリーを表現するための道具」としか捉えてなかった臭い以前の作風に比べ。
各段に優しくなった気がするのよね、作・演出家としての松尾スズキが。

「残酷な神が支配する」なんて萩尾望都さんの漫画タイトルあったが。

「神の目」で全体を支配する松尾スズキって人はすばらしく残酷でミモフタも無くって、紙一重の人だったのだが。

その人が優しくなった。

「11人いる」の11人目も、なんか曖昧なまま(つ~か「あれっ?」って感じで)終わった。
最後も「建設途中のスペースシャトルで全員宇宙へ!」「実は、それって核爆弾!」みたいなオチでは無かった。

大人計画を再現しようとして薄味な劇が出来てしまった・・・・・。そんな印象だったのだ。

売れて優しくなってしまったのか。
結構各方面で「いまいち・・・」みたいな論調あるが。
気にしいの松尾さんは「だからネットは嫌いだ!」と吠えておいでだろうが・・・。

ここは、再び残酷な神が降臨する事を願っておこう。

◆10/2(後楽園ホール)の試合結果
○4R
羽田野剛 KO 清水成仁
○6R
森谷淳一 TKO 有木竜大
角田卓穂 判定 後藤 崇
○8R
小口雅之 引分 会田 篤
工藤貴次 TKO 中山義久
大久保純斗 TKO 鈴木国寛
○10R
コウジ有沢 判定 小澤幸治

氷結果汁・・と言えば

2004年12月02日 | 生活
実は以前、ワルインゲ氏を目撃したコトがあって(日テレのドキュメント見た直後に池袋駅前で接触しかけてたのよ)。
その時、氏の手には、しっかり「氷結果汁(青)」が持たれていたのよね。

ちなみに女性が隣に居たのだが(笑)、それは支援団体か何かの人だったのでしょう。←余計なコト言うなよ!!

急ぎだったので、一旦は通過して。所用を済ませて再度、同駅前に向かったのだが・・・不在。

床に座ってる、そっち系のオヤジさんに「さっき居た人、元ボクサーですよね?」と尋ねると。
「あぁ、そうだよ。チャンピオンだったんだってね」との返答。

「メシでも食いながら話を聞かせて貰いたかったんだがなぁ・・・」と続けると、
「残念だったネェ、いま食いに言っちゃったよ」。

その後、日テレでは「職が見つかった、部屋も見つかった」の続編が放送され。
「あぁ、他の土地へ行かれたんだ。話せなかったのは残念だが、ハッピーエンドで良かった良かった」と、安心してはいたのだが(本文でも書いたが、少し不安もあったのだが)。

ちなみに、そのドキュメンとで映っていたのも「氷結果汁」。しかも「青」!

バイキングの最中に「ビール・・・」とアルコール求められた時、「お好きなんでしょ?以前お見かけした時にも、氷結果汁を持ってましたよね!」と意地悪く言うと
「ヘヘヘ・・・」とテレ笑いしておいでだった。

寒いからって飲んで寝ると、凍えてしまいますよ(←そっち系の人の間じゃ常識だろうが)。

酒を控えて貰えなきゃな・・・、なんて大きなお世話だが。
これまた本人次第だもんなぁ。

しかし、日テレも。多分、ワルインゲ氏のホームレス復帰も知っているだろうに。「今回はネタにならん」とシカトしてるんだろうな・・・。

まぁ、本当に。あと10日、暖冬よ続いてくれ・・・ってな感じですわ。

◆11/28(沖縄・本部町民体育館)の試合結果
○4R
仲村啓吾 引分 ナオト友利
○6R
サラゴサ上間 判定 木竜シン
新垣勝彦 判定 伊波秀吉
米須 啓 KO4R ヨドソク・ウィンディジム
岸本憲明 KO6R 郭 京錫
玉城 真 判定 ルンクタワン・ソルウォラピン
翁長吾央 TKO2R 盧 昊燮
中真光石 判定 朴 贊烈
○8R
竜 宮城 KO2R セーンシ・ポーチャイワッタナ(タイ王者)

◆11/30(後楽園ホール)の試合結果
○4R
森吉洋平 判定 飯塚孝治
茗荷新緑 判定 山口陽司
吉田 尚 判定 鎌田剛幸
永安潤之助 判定 芝田も~と
金子大輔 負傷引分2R 内山卓也
○6R
内山亮太 KO1R 可児大吾
磯崎 誠 KO5R 山村雄一
小林タカヤス 判定 石井 博

◆12/1(後楽園ホール)の試合結果
○4R
沢田茂雄 TKO2R 佐藤裕介
我妻明大 判定 新岡祐輔
白根淳一 判定 トミー後藤
高橋和幸 KOKO2R 多胡竜真
八巻裕一 KO1R 青木隆雄
○6R
沼田康司 KO4R 大山剛士
酒井義信 判定 中井良二
菅原 慎 判定 横尾真樹
清水智信 判定 中釜兵武
○8R
柏 樹宗 TKO2R 音田隆夫

ワルインゲ中山氏との対話

2004年12月02日 | 生活
・・・をBBSに書き上げたら。メールなど、反響を戴いた。

元日本王者で、世界挑戦まで果たした選手の現在、色々な方が気にしておいでだったのだろう。

もう、対面してから数日は経つ。
12月13日に、シェルターへ入られる話だったから、あと10日ほど・・・。
暖冬ではあるが、12月に入って寒い日もあり、氏の健康状態が気になるところではある・・・。

あぁ、健康保険証をお持ちなのか聞くの忘れた・・・。
奥さんが働いておいでだから、遠隔扶養扱いにすれば可能かも・・・とか思うのだが、そこらへんは社会保険庁に聞かなきゃ分からないなぁ・・・。

あ、そうそう。ひょっとして「奥さん」って「内縁かも・・・」とか思っていたのですが。正式に入籍されているそうで、すみませんでした(←ここで詫びてどうする!)。

なんか、私の「行動力」を称えて頂いているが・・・。
いやいや、今は色々ネットで検索できるし。ただ、休みに池袋ブラついただけだし。

まぁ、知人は普通に何度も「目撃」してるのに、私は「空振り」しまくる一幕もあったが・・・(得てして、そんなモンなんだよなぁ)。

暖冬が続くことを願う今日この頃・・・。

しかし、色々とご教示いただいた区会議員の河野多恵子さん(共産党)には何とお礼を言っていいものか・・・。
私の要領を得ぬ話を聞いて下さり、感謝の言葉を幾ら並べても足りませぬ。

「本人同行で向かうなら良いとして。本人が拒否するなら、区の保護課窓口に貴方が要請し、本人の居そうな場所を教えてくれれば、職員が駆けつけると言っています」とまで、調整してくれた。
そこまでせずには済んだワケだが(なんだか文字だけ読むと「攫って来る」みたいだな)。

夜間の緊急事態などに対応できるか、本人にそっち方面の緊急連絡先メモとか渡しといたがイイかな・・・とか(あればの話だが)。

また、区役所やってる時間帯に池袋をうろつくか。
池袋のディスクユニオンも、なかなかプログレとか充実してるし(笑)。けっこう高いが。

そこらへんの調整ついたら、またワルインゲさんを探すか。

今度は「リアスコ戦、またはサラテ戦の事前ファイトプラン」などを聞かなけりゃな。

私「サラテ戦のKOラウンド、詰めに来るサラテにワルインゲさんの右が決まり
 サラテがたじろいだ・・・なんて記述もありましたが。手応えありましたか?」
W「ウン・・・まぁね(笑)」

――なんて、やりとりもあったが。余り多くは語ってくれなかったなぁ・・・。

また、メシでも奢らせてもらうか。同じ中華バイキングで。
「氷結果汁」は無し・・・・・・よ(笑)。