あるBOX(改)

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演劇「ザ・空気 ver.2~誰も書いてはならぬ~」を観に行った

2018年07月10日 | 芸能
二兎社による
「ザ・空気 ver.2~誰も書いてはならぬ~」

松尾貴史氏が出演し、高い評価を得ているので、やはりこれは
見ておこうと…追加公演の7/10(日)18時の回の券を確保した。



場所は池袋の東京芸術劇場 シアターイースト
一般:6,000円

「メディアをめぐる空気」シリーズ第2弾
~このことをどう書くべきか?しかし書くとどうなるか?
~いや、そもそも書くべきなのか?



テレビ局の報道現場を通して、現代の日本を覆う奇妙な“空気”の
正体に迫った2017年の話題作『ザ・空気』。
今年の二兎社は、これをさらにバージョンアップさせた新作に挑む。



シアターイーストはB1F。ウエストと入口は並んでいる。
なんと、そちらではナイロン100℃が上演中。

どちらも評判の舞台だ。豪華だね。



今回は、官邸記者クラブに所属する新聞記者たちの葛藤を描く舞台。
セットは、報道各社の政治部が入居する国会記者会館の屋上。

登場するのは、「官邸記者クラブ」に所属する大手新聞社のエリート
記者たち。
そしてデモを屋上から撮影しようと考える、フリーのジャーナリスト。

考え方も立ち位置も全く異なる5人の記者たちが、ある出来事を巡って、
抜き差しならない状況に追い込まれる―



出演:安田成美 / 眞島秀和 / 馬渕英里何 / 柳下大 / 松尾貴史
スタッフ:作・演出 永井愛
2018年6月23日 (土) ~2018年7月16日 (月・祝)

メディアと権力の癒着を描いた演劇。現代を切り取り、我々に露呈する。
普段Twitterで権力批判している松尾貴史氏が、おもいっきり逆の役を
演じているのが面白い。芸達者すぎて笑う。



※画像は先日のデモで私が撮ったもの…

舞台自体が現代の空気を描いているのに観客を笑わせているというのが
凄い。笑ってられないんだけど…。

終盤、やりきれないシーンも見られる。



参加したデモが「まるで無かったかのように報じられなかった」者から
すると、他人事ではない苛立ち…。

今日も国会は好き勝手に動かされている。



「メディアを恨むな、メディアを作れ」…劇中のセリフだ。
ネットメディアは最も低く見られるが、受け手に近くリアルな要素は
あると思う。

デモの中から私が撮った写真…それもメディアと言えまいか?