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俵屋宗達のアバンギャルド精神爆裂、養源院はびっくり箱!。

2015-02-20 | 展覧会

俵屋宗達のアバンギャルド精神爆裂。
養源院はびっくり箱です!。

俵屋宗達の原点はここにあり。
おなじみの「白象」を観に行ったんですが
ここ養源院はとんでもない宝の宝庫でした。
現代のびっくり箱です。
おどろきもんです。


春、夏、秋、冬、この道はいつ観ても謎めいて美しい。
《数奇な運命の糸で結ばれた魂が集うところ》です。
その場を飾るのが、俵屋宗達の絵。
この修羅場をコントロールできるのは俵屋宗達しかいない。

養源院の説明はガイドブックにまかせます。

僕は俵屋宗達に釘付け。
ぐさり、ぐさり。
唖然と眺め、見飽きることはありません。 

まず、杉戸絵3点

・《唐獅子図》


・《波と麒麟図》


・《白象図》


そして、本堂松の間の襖絵。

・《金地著色松図》


超越した造形力、装飾性です。
凄まじい想像力に感激します。

今年は琳派400年ということで、何かと騒々しいんですが、
琳派という括りの中で、俵屋宗達を観ることには、どうも違和感を感じてしまいます。
日本美術史の中で、彼の存在はちょっと異質に感じるんです。

ちょろちょろ雑感を述べるにちょっと罪深いとおもうので、
もう少し自分の中で整理してみましょう。

4点とも重要文化財です。
気軽に鑑賞できる幸せを感じますが、
国宝級の文化財であり、
保存について考えなければならないのではないかと感じました。


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