Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

ヘンな日本美術史

2017-12-22 | 

本を読んだ。

★ヘンな日本美術史
著者:山口晃
出版社: 祥伝社

●第1章 日本の古い絵ー絵と絵師の幸せな関係(鳥獣戯画、白描画、一遍聖絵(絹本)、伊勢物語絵巻、伝源頼朝像)
●第2章 こけつまろびつの画聖誕生ー雪舟の冒険(こけつまろびつ描いた雪舟/なぜ雪舟は邪道を選んだのかー「破墨山水図」ほか)
●第3章 絵の空間に入り込むー「洛中洛外図」(単なる地図ではない、不思議な絵/とっつきやすさの「舟木本」 ほか)
●第4章 日本のヘンな絵ーデッサンなんかクソくらえ(松姫物語絵巻、彦根屏風、岩佐又兵衛、円山応挙と伊藤若冲、光明本尊と六道絵-信仰パワーの凄さ)
●第5章 やがてかなしき明治画壇ー美術史なんかクソくらえ(「日本美術」の誕生、「一人オールジャパン」の巨人ー河鍋暁斎、写実と浮世絵との両立-月岡芳年、西洋画の破壊者-川村清雄)


僕は、山口さんの実作品を観たことはない。
何度も見る機会はおとずれていたが、どういうわけか観ていない。
ところが、テレビに出演した山口さんはどういうわけかよく見ている。
ひょうひょうとした語り口は、ある意味この本の魅力ともなっている。

そのうちに作品を観る機会はやってくるだろう。
楽しみに。


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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

2017-12-22 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
原題:Johnny English Reborn
監督:オリバー・パーカー
キャスト:ローワン・アトキンソン、ジリアン・アンダーソン、ドミニク・ウェスト、他
2011/イギリス

タイトルから想像し、《007》に対抗して何処までおちょくるのか、それなりに愉しみにしていたのですが。まったくもう、ほんとに気休めにしかならない映画でした。《愚直な諜報員》を笑い者にするユーモア?は、僕の感覚としては《心地よい笑い》とはならなかったです。とにかく、《痛っ、痛っ》という感覚でした。この作品の質感は、《痛っ!》です。

ラスト、女王を間違えて捕まえるシーンは、
さすがイギリスらしいシニカルな笑いで、
ちょっぴり、《スカッ》です。


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