N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

《ヴォイド・シェイパ 》シリーズ

2017-11-19 | 

本を読んだ。

★《ヴォイド・シェイパ 》シリーズ
著者:森博嗣
出版社: 中央公論新社

1巻:ヴォイド・シェイパ The Void Shaper
2巻:ブラッド・スクーパ The Blood Scooper
3巻:スカル・ブレーカ The Skull Breaker:
4巻:フォグ・ハイダ The Fog Hider
5巻:マインド・クァンチャ The Mind Quencher

 

一言でいえば森博嗣の《剣と思索の旅物語》である。

主人公ゼンは、山から降りて人社会と交わり
それなりの知識と生きる知恵がついた。

はじめは、見るもの触るもの全てに新鮮な驚きがあったが、
しだいに人との共同作業から
ゼンなりの人生観、
そして、そこからたどり着く《剣の道》が語れれる。
全てが主人公ゼンの視線で描写される一直線な感覚。
RPGゲームの主人公と一緒に旅をする感覚でした。

生きるとは負け続けること、
死ぬとはもう負けぬこと。

まさしく禅問答。

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イルマーレ

2017-11-19 | chinema(アジア系映画)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画を観た。

★イルマーレ
英題:IL MARE
監督:イ・ヒョンスン
撮影:ホン・ギョンポ
キャスト:イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョン、他
2000/韓国

2001年福岡アジア映画祭出品
イルマーレ、イタリア語で《海》。
スパゲティが出てきたので、地中海をイメージしたのかも。

過去と現在が郵便箱の中でシンクロしてしまった。
これも一種の《時かけ》もんかな?とおもいつつ。

普通に見れば、普通のラブロマンスであるが。
時間について考える。
《取り戻したい過去、しかし取り戻せない過去》
その葛藤の中に物語が生まれるようだ。

映画はかなり絵画的に構成されている。
ひとつ一つの場面が丁寧に慎重に構成され、
穏やかな感情の起伏を丁寧に追いかけていた。

韓国ではミレニアム作品として爆発的人気だったらしい。
2000年、もうずいぶんと昔のような気がする。

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