大野/都響 戦争レクイエム

2013-06-18 | コンサート

大変強いレクイエムだったように思う。
鎮魂より平和なるものへの希求だったのか。
平和とは望みさえすれば獲られるものではなく勝ち取るものであるかのように響く。演奏者の意図とは無関係かも知れないが現在のこの国の置かれている内的・外的環境を考えずにはいられない。
強い表現は主に合唱の表現に影響される。巧者揃いなのだがダイナミックは2つ多い?冒頭は子音が強調され飛んでくる。
童声合唱は巧くはあるが視覚効果になりつつある。 男声ソリストは声の高さと響が二人で逆転した感があり収まりが悪い印象も。
アンサンブルを中心にした配置は考えたものではあったのだろうが曲の持つ重層感は今一つか?やはり指揮者は3人必要か? (未完)


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