死の都@新国

2014-03-24 | オペラ

お気に入りのオペラはなるべく複数回観るようにしている。生モノなので毎回同じことはあり得ないが、1度観ただけではわからないことが多すぎるからだ(何回観てもわからんものはわからんが)。
「死の都」は15日と24日。この2公演で最も異なったのが、オーケストラの出来。
15日は各パートの主張が強すぎてコルゴルトのオーケストレーションを堪能とまでは至らなかったように思う。24日についてはゴージャス感を出しつつも声をマスクすることも少なかったように思う。要するにオケの慣れの問題か?
パウルとマリエッタについても15日には聴こえない部分も散見されたように思うがその辺もクリアされていたようだ。
演出は白を基調としたすっきりしてもので、ゲッツ・フリードリヒの秀逸ではあるが、暗く、黴臭い映像に慣れた目には眩しいほど。黙役でマリーを終始舞台上に載せたのは賛否分かれると思うが、その立ち姿の美しさに目を奪われたのも事実。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。