ピーター・グライムズ(10/5)

2012-10-05 | オペラ

どこかで観たような錯覚に陥るデッカーの演出ではあったが視覚的には十分満足した。
しかし、音楽的には、脇を固める男声陣が弱く、アンサンブル・オペラとしての魅力を欠くものだったように思う。その一方女声の四重唱は美しかったのだが、ことブリテンのオペラで女声優位というのはどこか収まりが悪い(「オペラはソプラノだ!」という某氏の言葉には100%ではないが同意する部分が多いのだが・・・)。
冒頭こそアンサンブルの乱れをやや感じたものの合唱は好演。
オケはブリテンを演奏してる感が弱く、今後の公演に期待しましょう。


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