好きな写真家といえば海外では、キャパとブレッソンとアダムスといったところだろうか。
今月いっぱいだと思っていたら12日までということで急遽竹橋へ。
ブレッソンってそんなに有名だったか?この暑さのなか会場は予想外の混雑。
興味深いのはやはりヴィンテージプリント(以前はオリジナルプリントと呼んでいなかったか?まあ、知らないうちにピリオド楽器と呼ばれていたようなもんか)。必ずしも撮影年にプリントされたものではないだろうが、定着ムラなどもなく美しい。ヴィンテージプリント以外の展示された作品では、一部にスポッティングされているものもあったが、あれって点で修正するもんだと思っていたけど、面で塗りつぶされていた。
70年も前に撮影された写真はピンボケもの、ぶれてるもの、フィルム現像のミスもあるけど、問題はそこではないんだと実感。デジタルの一眼は勿論オートフォーカス(マニュアル・レンズを着けてもフォーカス・エイドが使えるのだが、ファインダー自体がマニュアルでピントを合わせるように作られているとは考えにくい)だし、VRレンズを使っている。この組み合わせなら、ほんの僅かな光でもきっちりした写真をとることが出来る。これは従来の概念ではありえないことではあるのだが。
久しぶりに暗室作業をしたくなったなあ。
近美は随分と久しぶりだったが、以前の面影まったくなし。
近代というのが随分遠い昔になったようだ。