カンブルラン/読響 グレの歌

2019-03-15 | コンサート
カンブルランが任期最後の定期にグレを取り上げた。
精緻で流麗なグレを期待していたのだが美しさとともに力強さを備えたものだった。
管楽器はいつになくパワフルに響いたようにも思ったが音の洪水・カオスに陥ることはない。
特に3部は最後に女声合唱が入るだけの男声優位な曲ではあるのだが
女声陣の印象が強いというのがこの日の特徴だったのかもしれない。
硬く細いが決して弱くニコルズ、切々と紡いていくマーンケ。。。
とは言え強靭なオケを見事にかわすディーン・スミス。バッハなどで聴くのとは趣を異にするヘンシェル!
新国立劇場合唱団は3組12声の男声合唱はあの人数で演奏可能なことを実証した。

9年間に感謝。

一晩たってしまったがいまだに冷静になれていないらしい。。。