新国の委嘱作品や邦人作曲家の作品は随分みたが これ! というは・・・。
今回の夜叉ヶ池は岩田の台本・演出というのが一縷の望みだったが・・・。
鏡花の言葉そのままを使わないのなら、徹底的に再構成してしまえばいいと思うくらい
最初の幕は現実なのか、回想なのか、現世(?)なのか、魔界(?)なのか錯綜してしまった。
音楽は、冒頭こそカンパノロジーっぽく入ったものの(鐘の音を入れただけだろうけど。)後期ロマン派にちょこっと和風テイストという20世紀な印象。百合の最後はリューの最後と同じだった?
やはり鏡花の舞台化は難しい。