東響#589定期

2011-05-14 | コンサート

4月は、ソリストに助けられた印象が強かった(今月の2人のソリストは先月に負けてはいない)が、
うって変わってすばらしい演奏。これまで、聴いてきた東響の演奏会としては最上のものではなかったか。

お目当ての第2室内交響曲は、ほとんど落ちてしまった。
1stヴァイオリンは「英雄」と同じで「室内」というイメージとは異なる大きな編成だったたと思うのだが、
音楽も濃厚(おそらく普段録音に聴くこの曲の演奏が精緻なものが多いのだろう)。
調性音楽であることを考えれば理解できる。

二重協奏曲は始めて聴くが、ヴァイオリン・ソナタにオーケストラ伴奏を加えた印象。バッハ無伴奏の伴奏付きをイメージした。
作品としての弱さも感じるがここではソリストに尽きる。特に児玉。

いままで、東京は好きな曲をやってくれるが、聴くとがっかりするオケというレッテルを貼っていただけにミューザで確認したいという欲求にかられる。。。