荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

根津のバッターボックス

2015年01月31日 | 散文
池之端へ向かう路地にバッターボックスがあった。
新しいものではない。白いラインが所々消えている。

そればかりか、工事の後を補修したアスファルトが、右バッターボックスのラインの一部を消している。


通り過ぎて振り返って見る。
誰がこのバッターボックスで遊んでいるのだろう。

この辺りで子供が遊んでいるのを見ない。
今はもう誰も使っていないのだろうか?


行ったり来たりして写真を撮っていたら、通行人に怪訝な顔をされた。



介護老人ホームとうどん屋が同じ敷地内にある建物脇の路地である。
このうどん屋は美味しいと評判の店で、いつも行列ができている。
従って、初めて通る道ではない。

今日はうどん屋の定休日で人通りが少なかったから、バッターボックスの存在に気が付いたのだろうか?


池之端を散策しよう。
向かいの店の玄関に冬の日差しが当たって、ガラス戸の文字が暖簾に焼き付いたように写っている。
暖簾に描いた文字かと思った。

のどかな、のどかな午後である。


・・・!、やっぱり気になって戻ったら、郵便配達のバイクがど真ん中の直球ストライクだった。

次は、切れ味鋭いシュートかスライダーのストライクを見てみたい。
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