荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

ジョイフル三ノ輪商店街の現状

2021年04月12日 | 散文

商店街が好きです。海と山と田んぼの中で育った少年にとって、バスに乗ってたまに行く商店街は、憧れのハレの場所でした。その時のワクワク・ドキドキ感が未だに残っていて、商店街があると必ず訪問します。 都電の踏切の向こうにアーケードがあります。都営荒川線の、始発・終点停留場である三ノ輪橋から次の荒川一中前まで、線路に並行して続く大きなアーケード商店街です。

 

商店街の西の入り口です。大店法の施行に始まった商店街の衰退は、通販によってとどめを刺されました。

 

可愛い消火栓がある商店街ですが、半分以上が店を閉じた商店街です。

 

この商店街の現状を訪ねます。シャッターが目立つ商店街にゆっくりと変化が起こったのは数年前ですが、近年閉店する店のオーナーの殆どが一つの方向に舵を切った感があります。店舗を閉じて住居に転換しています。

 

商店街に誕生した住宅を眺めて歩きます。

 

 

 

個人の住居だけでなく、共同住宅を建てるケースも多く在ります。

 

ここは新築「入居者募集」中です。

 

前述のとおり、都電の停留場に近く、更に地下鉄日比谷線の三ノ輪駅にも近い立地なので通勤に便利な場所でもあります。

 

最近は新しい共同住宅が次々に建てられており、店舗を閉じた後のビジネスモデルとなっている感があります。

 

東京の砂場蕎麦の総本山です。商店街への来客が減少していく中、一定のファンも居て頑張って営業を続けています。

 

この界隈が一番賑わっている場所です。商店街らしい景色です。

 

商店街の終りに近づきました。先ほどの賑わっていた場所からすぐの場所です。またシャッターが増えます。

 

 

ホームレスがアーケードを雨よけ風よけとして寝る場所にするようです。

 

この新しく民家になった角で、商店街はL字の曲がります。

 

振り返る商店街です。先ほどの黒い壁の民家は左です。

 

L字に曲がった商店街を行きます。先ほどの黒い壁の民家は右端です。

 

青空が無いアーケード下の民家って、違和感があります。

 

商店街の三ノ輪橋側の出入り口です。

 

そこには都営荒川線の一方の始発・終点である三ノ輪橋停留場があります(もう一方の始発・終点は「早稲田」です)。下町を走る電車として、観光客にも人気があります。

 

丁度電車が停まっていました。

 

やがてチンチンと発車の鐘が鳴って出発です。

 

電車が出ていく脇で、乗り遅れた人が居ます。

 

こんな日常も合わせて好きな風景です。


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