荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

踏まれて擦られて輝いていた。

2024年03月28日 | 散文

遠くから光っていました。近づくと、10円玉です。

表面が傷ついた結果、光が乱反射したようです。平成17年の文字がかろうじて読めるほど摩耗しています。

裏返して見ます。表と同様に、多くの車や靴に踏まれ擦られてできた沢山の角度の面に、光が乱反射しています。実際の光り具合が伝えられなくて残念です。

人通りが多い「天神下」交差点です。左奥に湯島天神が鎮座しています。

沢山の人が歩く場所です。誰も気づかなかったのが不思議です。気づいたけど無視されたのでしょうか?

お金が落ちているのを見つけたのは随分久しぶりです。キャッシュレスが進んだ証ですね。

「踏まれて擦られて輝く」人は尊敬するけど、そんな人生はしんどいです。


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