荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

戦いを諦めなくても終わりは容赦ない。

2021年07月19日 | 散文

ショートの選手が足を攣らせました。この選手はベンチ前でも攣らせていました。

 

主審は両軍の選手に給水を指示してベンチへ下げます。

 

梅雨明けして即猛暑です。まだ体が慣れていません。両軍8安打ずつ打たれながら1点で凌いでいる好ゲームです。

 

グラウンドに一人残った選手に担架が来ます。

 

運ばれて行きます。

 

ベンチ横体救護室に運ばれます。

 

 

心配のざわつきが球場を包みます。

 

やがて交替選手が出て試合が再開されます。

 

延長戦に突入です。

 

グラウンド整備が行われて、

 

試合再開です。均衡が破れました。ノーアウト満塁から強烈なセンターオーバーです。

 

次々にランナーが帰って来ます。

 

 

 

この局面での3失点は、守備陣の気力を刈り取ります。結局この回に6点取られて反撃できずに試合終了です。負けたチームの集合が遅いのはお馴染みの景色です。

 

勝ちチームのおじきが丁寧なのもお馴染みの景色です。

 

応援団に敗戦の報告と応援のお礼をします。

 

延長10回1対7の戦いでした。

 

高校野球で終わる選手が殆どの高校です。そんな雰囲気を無視してグラウンド整備が始まります。

 

 

次の試合の選手がベンチに入ります。

 

スコアボードの熱戦の記録が消去されます。

 

容赦なく粛々と、悔しい敗戦の場が次の試合の場と変わります。

大会主催者は当たり前のこととして、スケジュールをこなしていきます。


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