宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

目覚めよ!

2005-05-31 07:00:05 | Weblog
日本人よ、そろそろもう目覚めよ!
右傾化がどんなに危険な方向性を示唆しているのか、わかって欲しい。
国旗掲揚、国歌斉唱、教科書検定、教師選別、戦場での自衛隊活動、挙句憲法にまで手を伸ばし、国家を全面に押し出しナショナリズムの高揚を誘う。
個人尊重が後退し、やがて、いつのまにやら主権在民はもやのように消えてなくなる。
折角、頂いた各種の権利も公にお返しする事態に直面する。
その公の悪質隠蔽体質を何ら是正することなく、今度こそ本当の隠蔽に向かい、我ら平民にはその情報を知る術はなくなる。
つまり、国旗掲揚、国歌斉唱を何の疑問も感じないで当たり前にいいのではないのと思っている方々に物申す。
国家を強調、主張、論うと言うことは、主権が民から少しずつ移動することなのである。
公の言いなりに服従せよ!と言うことなのである。
マスメディア(情報)も生き残るためには、公の美徳誘導宣伝を、疑いもなく行う時代に入っていくことになる。教育も国家美徳誘導だけの教えを伝えられる。かつ双方とも他国悪徳誘導も平行して。それでいいのか、本当にそれでいいのか?
まだ目の覚めない人々に、さらに追い討ちをかけてあげましょう。
西欧の白人社会は幾多の困難を乗り越えて、戦争によらない、ついにはEUと言う、とてつもない夢の構想の実現に向けて、憲法まで作ろうと頑張っています。まだまだ紆余曲折はあるのでしょうが、やりがいのある冒険へのチャレンジでしょう。
経済、文化、貨幣はクリアすることは比較的たやすいことでしょう。政治もそのゆるぎない気持ちさえあれば何とかなるものです。その民族思想さえ高揚させなければ・・・・
問題の多くは言語に尽きるのではないのか、言語ひとつがそれぞれの心を閉ざしたり、開かせたりするはずだ。
次はあのイスラムの教えだ。もう少し柔軟になって下りてこなければ、世界に交わることなど不可能である。
ロシア、中国はどうだろう、共産主義の良い点は残しつつ、資本主義、民主主義の良いところを学びこれからもやってゆくだろう。あまり主義にこだわらず中庸を守っていくのではないか。それも新しい考えであり、理想ととれないこともない。
さて、日本に話をもどそう。
日本の右傾化が、いかにも恥ずかしいほどに後ろ向きであるかがご理解いただけたかと思う。
後ろを見て温故知新を感じ後ろへむかったのでは、話にも何にもならん、これからは多分、日本にはその能力はなかったが、中国がリーダーシップをとって東アジアをまとめる時代がやってこよう。
東南アジアまでも含めた、戦争によらない統一の時代へ向かっていくだろうと考えられる。白人社会のEUがその試金石になっているのである。
そこまで言ってやっと解るでしょうか。いかに、日本のやろうとしていることの程度の低さが・・・・
いつまでもアメリカの肩入れをしているようでは、リーダーなんてとてもとても・・・
しかし、日本の果たした役割はけっして小さくはない。
あの忌まわしい侵略があったからこそ・・
世界第二位まで上り詰めた経済力があったからこそ・・
その恩恵はアジア各国に伝染していったのだ。それへの感謝は少なからずあるはずだ。
ああそれなのにそれなのに、アメリカべったりで、いつのまにやらその地位は中国に取って代わられて、然しながら各国に果たした日本の役割は良いにつけ悪いにつけ、強い影響を与えたのは事実。
やっとここで私も日本の果たした役割を表現できた。よかった。
さあ、これからだ、本当に島国日本が果たさねばならない役割とは何だ?
その結論が右シフトか?いやはやなんともはや・・・・だからなんだな・・・・

犯罪者と犯罪国の道程

2005-05-28 21:54:58 | Weblog
いかがでしょうか、私の面倒くさく、厄介な文章を流石にここまで読んでくださると、小泉さんとか、安倍さんとかの考えている心の幼稚さがつくづく解ってくるでしょうか。
自分の国からしか考えない思想は、幼いのです。
犯罪者の多くは、この幼稚さを持ち合わせております。相手の痛みが理解不能なのです、また理解はしたとしても持っている強欲ホルモン、過激ホルモン、の噴出や、悪環境、悪循環の状況を知恵にて打破できないのです。強欲、過激ホルモンは良い方に働けば、経済発展などに繋がっていくのですが、一歩間違えると、と言うよりホルモン噴出が制御不能に陥ると、どこまでも地獄の果てまで行ってしまうのです。それが、原爆の結果であり、バブル崩壊の結果なのです。こんな激しい我が国日本は、中国では、韓国では、北朝鮮では、ロシアでは、アメリカでは、ヨーロッパにはどのように映っているのでしょうか。一度くらい考えたことはあるのでしょうか。行き過ぎればすぐそこは、犯罪の匂い漂う巣窟にたどり着きます。
それが犯罪者、犯罪国への道筋となる誘惑なのです。憲法も教育も自衛隊の海外派兵も全て右シフトへの暴発は、犯罪への道筋になっていきます。
私は犯罪者のそれと同じように、強欲、過激ホルモン調節機能がマヒした結果だと考えています。つまり、いよいよ、自分、自国のことしか考えない、考えられない「心の鎖国」の右思想が世の中に蔓延りだしています。「心の鎖国」とは、「夢の中」と同義語と捉えても良いでしょう。
自分を生かす、自国を生かす、と言うテーマでしか物事を洞察出来なくなってきました。勿論、それは大切なことでありましょう。まず、自分ありき、自国ありき、なのは事実です。でも、世界あっての自国であり、自分であるのも事実です。自分、自国、だけでは当然のように判断を誤ります。
「世界の流れ」そして「時流」「温故知新」「自然の法則や定理」に基づいた融和。あらゆる森羅万象を考察して、日本の進むべき方向を決定しなければどこかで、全ての物事は停滞してしまうのです。どこの国もそんなに激しい発展はしません、無理もしないのです。ゆっくり進むのです。何故なら、常にバランスをとりながら進むからです。平気で立ち止まるのです。そして、振り返るのです。
間違っていないか、を常に考えながら・・・・そうでないと、地獄の底も見落とします。ガンで倒れもします。自分の体質、国の体質を知って、悪循環、悪環境に陥らないよう制御、牽制しながら歩を進めるのです。君子は危うきに近寄らず、です。
先ず、一番に考えなければならないのは、この結論が自然の法則、定理に合致しているかどうか、そして世界です。そうすれば説得力が得られます。まして、自給自足の不可能な国がご近所、世界を考えなかったら愚かそのものです。
中国、韓国、北朝鮮に嫌われている日本、何故にそうなったか、それぞれ国々が変わってきたのか、そうではない、日本が右傾化に変性してきたのだ。それを多くの日本人民が気付かないでいることに、傍から見ている国家群にはよーく見え、危惧の念に堪えないのだ。靖国だけの問題ではないのだ。戦争の悲惨さを目の当たりにして懲りた先達の関わった平和憲法を折角、所持していながら、その後輩たちが自らの手によって滅茶苦茶にして守らない日本に苛立ってもいるのだ。日本の「悪徳」をないがしろにして「美徳だけ」を心の中の髄の奥まで染み渡らせようと画策している事実に歴然とするのだ。また、しかも真面目に染みらせる日本人の愚かしい素直さにも腹立たしいのである。そんな状況を傍から見ているアセアン諸国での本当のところの気持ちは・・・・?ロシアの思惑は?アメリカとて、日本の右傾化に危惧を覚えないとでも思っているのでしょうか。何せ、それぞれの国に対して卑怯せんばんな前科者ですから・・・・
どこの国も、日本の右傾化には警戒マークなんではないでしょうか?
今更、何で強くならなければならないのか、優しくならなければ強くはなれないのではないでしょうか。見せ掛けの強さなんて心が弱いものです。普通の国になりたいなんて、それは弱さそのものです。その心の脆弱さは、満州国にイチャモンをつけられ、経済制裁を受け、それならと真珠湾に向かう暴発を起こしました。自分が、自国だけが、かわいい、守ろうと思う自己保身だけの攻撃、過激的な故の悲劇です。強盗に入って、顔を見られたから、カワイイ自分の身を守るために殺す、ようなものですし、アメリカとイラクと喧嘩している戦場へ、武器を携行して乗り込むのも動機は違えども似たような出来事です。これに昔は損害代償利得を求めて、他国との衝突を繰り返した過去を持っています。その時すでにアメリカとの戦争を始めるだけの体力であったことが、もっとヒドイ自らへの悲劇を呼び起こしました。その野卑な性質を見透かされてもいました。
ご近所に敵を作り、仲良くしたがらず、孤立を目指す、その心が私には不憫でならない。
将来の犯罪国への布石をしているようにしか私には思えません。
だから、世界の本当のところの心の内なるものが見えていない証拠が、過去の戦争を誘発したのが、右傾化の心であったことを解っていないことでもわかるのではないでしょうか。
「善」と思い込んでいる事柄を、しっかりと振り返り検証して、それは自分、自国が「思い込んでいるだけ」に過ぎないことを悟らなければならない。前も述べたように「良し」 ではないのだ。
「善悪」の判断は時として誤る。あなたが思う「善悪」の判断は実はいい加減なのである。善も過ぎれば悪を呼び、悪も過ぎれば時として善を呼び込むこともある。それほど時代が変われば変わるのである。だから「憲法」を最高の「礎」にして、全ての心と行動を託すのだ。

大陸と島国との見事なまでの対比。

2005-05-24 19:51:52 | Weblog
少し面白い対比があった。
中国の副首相のドタキャンでマスコミも政府関係者も非常識、と相手を批判。
これが、被害者意識なんですよ(思わず笑いが零れるね)
加害に無頓着で被害を受けると途端に・・・・ハッハッハッ!
北朝鮮をなじっているが、北朝鮮との約束の裏切り行為に対しては、どう弁護できるのか。
報道も報道で、中国は幼稚だと断罪しているが、私から見ると真逆のような気がするのですが・・・・
日本人だから、日本を弁護したがるのはわからないでもないが、ここまであからさまでは、しらけ鳥なんじゃありませんか。何とか、しっかりしてくださいよ。よろしく頼みますよ与党閣僚の皆様とマスコミ関係の皆様。
だめじゃありませんか、中国の気持ちをどのように判断なさっているのでしょうかねえ。
副首相が来ているのに、あれほど口を酸っぱくして頼んでいるのに、靖国参拝にこだわる。その傲慢な神経、ただ唖然ですな。あの方や今回中国を批判した方々ともども、自分、自国の行いには目を瞑り、他国を批判する。それで何が得られるのか。困ったもんだ。
これではっきりしたことがあります。北朝鮮の核実験に中国も裏ではOKサインを出すでしょう。
それに、もう何回も中止要請しても気持ちの変わらないことがはっきりして、二度と靖国詣でに関しては何も申さないのではないか。
それは何を意味するのかは、わかる人だけに解れば良い。それで良い。日本のリーダー達にはわからないのでしょう。
ただ、官僚はどうなのか?実際日中間の諸問題でつまずきがあった場合に、思うように事が運ばなくなる恐れはある。その時になって官僚は気付くに違いない。その時では手遅れになるやも知れない。
それとも意外と早くにこの問題に対して官僚は謝りに行くでしょうかねえ。何かの形で国民には悟られないように小泉さんの謝罪がなされるような気もする。訪朝後の時とも似ている。
そうでないといよいよ険悪ムードになるしかない。日本が謝るしか解決ノ道はないのだ。
それこそ日本は三方敵に囲まれ、アメリカにも呆れられると四面楚歌になって四方八方塞がれることになる。何としてもそれだけは防がねばならない。
日本はコケにされたと思っているだろうが、中国もそう思っているのだ。あれほど「言葉だけではなく、行動に表してくれ」とたのんでいるのに、である。
いろいろな閣僚やお友達が訪中して、その都度、止めて欲しいと懇願しているのに、その気持ちを汲むことなく、じゃ何のための訪中だったのだ。
これで、中、韓、北朝鮮と大陸組とは心の結びつきを失った。小泉さんだけの問題ではあるまい。閣僚全員の責任でもある。
本当の島になって島った。
さて、打開策をロシアに求めるか。プーチンさんの訪日が実現できるのだろうか。
尻の軽い方が訪問した方が早い。
ブッシュさんに来てもらったら?ブッシュさんも、よく思われないのは承知で頑張ってヨーロッパ訪問しているのだ。大歓迎される日本だったら気が休まり、喜んでくるかも知れない。
はっはっはっ。
基本的に中国批判のマスコミも政治屋さん方ともども、日本の戦争犯罪を軽く思っている、と、判断されても仕方ありませんな。「60年も経ったら時効だよ」ぐらいの認識でしょうか。日本人の性根の部分の問題なのですよ。中国のこの「怒り」が、東南アジアだけではなく、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニア等に経済を通じて波及していかないことを祈るしかありません。
きっと、こんな日本には負けられないとばかりに一致団結して向かってくるものと思います。
出来るだけ早急に謝って善処すべきです。
さて、そうでなければ閣僚の外国訪問が忙しくなり、無駄なお金も掛かり、その結果世界が、日本と中国のどちらの正当性を認めるかの問題となり、日本にとっては厳しい夢から覚める現実を思い知らされることになります。伸び盛りの中国への期待性と、アメリカ追随理性のかけらも無い下る一方の日本とでは問題になりません。



分別ある生き様が、人なり、国なりを許す。

2005-05-22 22:21:24 | Weblog
ホイホイ外国へ行く小泉さんの気持ちがわかりました。
日本でこれだけ支持を受けているのだから、外国へ行っても好感されるのではないかと密かに思っているのではないか。
あにはからんや、その思いは裏切られることに相なり候。
例えば、ドイツ、フランスが、アメリカの独裁行動を理性的にあれほど反対したのにもかかわらず、
疑念だけで、突入してしまった。いち早くコバンザメ日本は応援に回った。日本の態度は理性的であったか、どうかだ。こんな国が世界のリーダー?チャンチャラおかしい。もしそうなったら世界の理性はどうなっちゃうんだ。世界の終わりだ!
小泉さんは、歴代総理の腰の重さが疑問だったと言わんばかりの腰の軽さをみせた。と、判断してはあなたは甘い。
これには、そうしなければならない重大な借りがあったのだ。
長いこと7000円台で青息吐息の株価が数日で10000円の大台に乗った。これは何の前触れもなく、いかがわしい出来事であった。それによって恐慌が遠ざかり、銀行も、大企業も息を吹き返した。トヨタなどは濡れ手に粟の大儲け。そりゃそうだ、そのために、上インフレ、下デフレと言う変な構造上の矛盾を抱えてしまった。借金は膨大に膨らみ、民主は数字で追求するでなし、マスコミもだんまり戦術。みんなどうかしている。この国はおかしい。それが将来への禍根に発展しなければいいのだが・・・・
今のところ消費税を上げないとする小泉さんの戦術は成功しているように見える。が、結局、企業、銀行を助けた つけは やがて払わされることになる。
 さて、そろそろ憲法での私の言い分も途切れてきてしまったので、今もう一つの問題である常任理事国入りについての考察を述べさせていただきたい。
自民党は元々、無理を承知の助で強引愚まいウエイを貫いてきた。今の常任理事国では決まるものも決まらないので、アメリカは有志を募ってイラクに攻め入ったのだ。これ以上増えたらますますもって決議が大変であることは誰の目にも明らか。当然過ぎるほど当然。
しかも、お隣りである韓国、中国に反対されていてはどうにもならないでしょう。どんなに美辞麗句を並べ奉っても、遠くの国から見れば何でお隣りに反対される訳?って疑問を感じても不思議ではない。まして、日本人が疑問に感じないのは、それこそ不可思議である。灯台下暗し、ってところでしょうか。些か 「国心」に問題があるのではありませんか。
私見で言うと、常任理事国に反対です。この答えは今までの論評上当然でしょうか。
日本が常識ある正常な判断能力のある大人の国とは、残念ですがとても思えません。アメリカとて日本を真からの信頼を置いてはいないでしょう。単なる子分でありながらも、油断も隙も作れないほどの存在だと思います。
それは、過去のパールハーバーだけではなく、露、中、南北朝鮮などに対しての行いは、よもやアメリカとて忘れもしないでしょう。
だから、日本と言う国を必要以上に過大評価している方々には申し訳ないのですが、世界での位置づけはそんなものです。
おのおの方、日本だけには油断めされるな、と、まあこう言うところです。
人の生き様って、大切です。国の生き様も大切です。
被害国の感情に配慮する、それがこれからの取るべき道筋です。それが、加害者としての大人の責任であり分別なのです。その心がけがゆるぎないものならば、世界は理解してくれる筈のものです。
憲法を日本人自らの手で変性して、挙句、改正しようなどと言う自民党の考え方には、ドイツのような一生懸命の反省もなければ、謙虚さも見当たらない。一生懸命過去を検証し、「南京問題」があれば、飛んでいって一人ひとりに聞いて歩き「再検証」して、他にもこのようなことが無いのか調べ上げて、自らの過去を「断罪」するくらいのお金を掛けてこそ、被害者の冥福を祈ることができる。そういうことが、被害者をもってしても消えるものではないが、感動はするものだ。それこそが自らの国の犯罪性を「自覚」したことであり、その自覚からは「覚悟」が読み取れるのである。どのようなイキサツデODAのお金の支払いをしていたのかわかりませんが、お金とお祈りだけでは当たり前、それでは加害の意識が薄い、薄ければ軽く再び「禁じ手」を飛び越えてしまう。戦争を起こす結果の「付け意識」をどれほどの辛さとして感じるかが、これからの人々に必要なことであろう。覚悟して、そこから何ができるのかを踏み出すのがよかろう。各政府要人の方々の言い分を聞いてみますと、とりあえず、常任理事国になってしまえば・・・と言うズルガシコイ考え方が、付け焼刃の見てくれの良い意見と共に、そこかしこに見え隠れをしているのです。そんな人たちにこそ、「つけ意識」を感じてもらわねばなりません。
だからこそ言うのです、過去の右傾化が15年戦争への道標なら、今回の右傾化は心からの反省を忘れた腹の中からの傲慢と言うところの思い上がりなのです。つまり、日本の本質はちっとも変わってはいない、あの戦争当時のままだ。と言うところです。それが、近隣諸国の理由は言わずもがで、腹の中が読めるし、見えるし、我慢ならぬところなのです。




北朝鮮って、ド真面目な国なんだよ。解っているのかい日本人。

2005-05-21 22:20:09 | Weblog
どうしてこうも北朝鮮に固執するのでしょう。
危険領域に日本が突入していることにほかなりませんからでしょう。
アメリカに一泡ふかそうと、腹を括っている北朝鮮。
マスコミの言う、北朝鮮が瀬戸際外交と言うなら、それに対しての日本は北朝鮮外交を諦めたマナ板の鯉と言うべきか、そういう構図である。日本こそ瀬戸際外交と思っていたが、訂正しよう、外交にもならないマナ板の鯉なのだ。
北朝鮮の核実験が現実味を帯びてきたら途端に、慌てだした各国。
北朝鮮との戦争は無理なことが今になってやっと理解できてきたようだ。
そうなのだ、叩けば東京が危ないのだ。北朝鮮が追い込まれていると,いまだにそう思っている愚かな解説者達が多いが、全くそれは理解できていない。
追い込まれているのは、日本であり、アメリカであるのだ。
アメリカも余程の譲歩をしない限り、北朝鮮の核実験を止めることは不可能。何度も言うように覚悟が出来ているのだ。アメリカも日本もバカみたいにこだわり、柔軟性なく、譲歩を決断しなければ現実は戦争に突入せざるを得ない。タカのブッシュ政権にとって何とも悔しい決断だろうが、ミサイルを撃ち落す技術が今の状況では致し方ないのではないか。いくらなんでも無茶して東京をサリン、核の犠牲にするわけにもいかないでしょう。行くべき道をはっきりと決めてしまった北朝鮮に、脅迫、恐喝に ひるむ 理由はないのである。日本の解説人たちもそのことをしっかりと踏まえて議論なり、解説なりしなければ、あさって、しあさっての議論になりかねない。
北朝鮮の腹はすでに早くから決まっているのであり、日本と違ってハッタリではないのだ。それは、何故か。真面目に共産社会を構築維持していこうとしているからであり、そのこだわりがアメリカとの摩擦にもなっているのである。真面目にハッタリは似合わない。これからも日本がどんなに北朝鮮に働き掛けをしても、拉致と核に関しては聞く耳はもたないであろう。まして高みからの物言いでは尚更だ。このようなことでも解るとおり、核と言う武器を例え持ち合ったところで悲劇が倍加されるだけのことであって、捨て身の戦術の前には、持合の均衡と言う意味は何らなさないのである。逆に自暴自棄とか、捨て身の心を興させない臆病さは豊かさに比例する。実は誰も気付かないことを言いますが、早くから北朝鮮が唯我独尊の軍事政権を維持してきた裏には、アメリカ、日本、中国、韓国、ロシアなどの無視、無関心による孤立政策に発しています。誰からも相手にしてもらえない、と言うよりも、それぞれが自国の問題できゅうきゅうしていたのが実情でもありうるが、今、世界が注目してくれている状態なのだ、核はどんなことがあっても手放す筈もない。
そんな北朝鮮をテロ国家と宣伝するには幾分ムリがある。アメリカ、日本が潰したいとする心がある限り、正義は北朝鮮にあり、と多くの遠くにある国家群たちは思っているに違いないのだ。
アメリカも正当な理由なく、疑念だけでイラクに攻め入った、そして日本はいみじくも応援、バックアップした。どの国々たちも、今度もまたか、と考えざるをえない。核拡散は良くないと解った上であったとしても、もっとやり方があろう。そもそも、潰すと言う横暴、傲慢な意見を曲げないのは何ゆえなのだ。
そう言うアメリカ側のスタンスならば、アメリカ核からの核防衛戦略に向かうのは必然なのではないか。理性のある国民ならば理解できても良さそうである。
そう言う意味であるから、若しかして情けからの物資さえ日本からは受け取らないかも知れない。韓国のように無償の愛ではないからだ。でも受け取るかどうかは、流石に私も断言はできない。受け取らない時は日本のニュースに載ることはないでしょう。何故なら、マスコミが無用に多く、「気兼ね」や「誘導」など、「和」が日本人の心に楔を打ち込むからである。だから多くの日本人は真実を知らされることが少なく、この報道の世界でも大本営発表的隠蔽体質が頭をもたげて、世界的に見てもランクの低い、信頼性に欠ける結果となり、その為にブレーキの効きが甚だ芳しくないのである。真実を知らされずに不足の情報しか得られないのであれば、判断を誤ることに直結するのは言を待たないであろう。
アメリカのブッシュさんのように、タカ派的圧力で折衝しようとすれば、リビアのように非力か、民主体制からの援助を享受したいプライド薄き国々はひれ伏すこともあるでしょうが、その一方、プライド高き国々は徹底抗戦で反発する。
反発されれば、今度は超大国側も名誉とプライドの名に掛けて行かなければならなくなる。
プライドとプライドの摩擦衝突が生ずる。
タカ派的、保守系極右翼の危ういところは、こんなところなのである。その時は、国民の値段が下がり、人の命が数字で表され、悲しいかな命が粗末に扱われる。
日本人の中にへばりついている最後の砦であるところの大和民族の魂の哀れさが出てくるのだ。


日本の蠢き、世界の異端。

2005-05-21 07:03:34 | Weblog
失うものの無い国の勇気と守るもののある臆病とでは天と地ほどの開きがありますよね。だから、その国を経済制裁とか、軍事制裁とかで追い込む、と言うことはますますの勇気を与えてしまう結果になるのです。イラクの自爆テロもその様相です。人間は守るべきものがあるから、その責任から、出来るだけ戦わずに隣近所、関係者と仲良く接触していこうと思うのである。だから身内だけに限らず周囲の空気を暖かいものにするよう努力するのです。それが現憲法の過去に学んだ精神なのです。それなのに相手を攻撃してなじっていては、憲法の精神に則ってはいないことになります。つまり、それが何を意味しているかと言うと、現憲法の深い思い を国民の多くが政治屋さんの多くが十分に理解していないことに尽きる。
つまり、武器を持たなくとも国として十分に成立できるとした考え方は、そこの一点にあるのです。
ある意味、その時の制作者の強い勇気と意志を感じませんか。武器は持たない、戦争しない、は世界に60有余年経ってもいまだに通用しています。本当はアメリカに媚ることなく、それを遵守してここまで来れたのであれば、世界から尊敬される国家になれたのでしょうが、残念です。世界の見本のような現憲法。ヨーロッパの統合、共産社会と民主社会の融合など将来への展望が色濃く出ている世界の動向とのを比較してみても、憲法の精神を変更しようとする動き自体が後ろ向きで(未来を見据えた思想からではなく、現状に即していない、だから是正したいとする思想が見え隠れしております)現状に即しなくしたのはいったい誰だ!!非常に情けなくて残念です!化石がノスタルジックな思いで情熱を傾けるのはわからないでもないが、最初からイビツな思想の持ち主では、本当の温故知新は生まれてはこない。


戦って勝ち取るのではなく、あらゆる利害関係者と仲良くを前提にして交渉を進めていくべきではありませんか。このまま推移していけば、日本性悪説が関係各国から噴出しないとも限りませんよ。
アメリカが世界への影響力を誇示したいのであれば、日本より中国に重きを置くようになっていかざるを得ません。何故なら中国13億の民の活力の影響は露、韓、北だけではないからです。当然に東南アジアにもその恩恵と悪影響を与えることになります。アジア各国は今後、中国と日本の対立が発生したとき、難しい選択を要求されます。しかし、中国に右へ習へ、になるでしょう。精神も人的資源も一枚上手なのです。アメリカとて北朝鮮と濃密に話合えば馬が合うこともあり得ますし、どちらの国も深遠の部分では同じ思想なのです。むしろ、日本の方が異端でしょうかね。
昔も今も作為策略を弄するところが日本には存在します。どの国も確かに作為策略で国家間戦略を推し進めてはいますが、相手を谷底へ落とし込むような策略は邪道です。とくに元首同士の大事な約束事を無視すれば、信頼再構築は不可能になるでしょう。その辺を軽く見積もってはいけません。

アメリカからイニシャティブを奪う。

2005-05-17 23:46:35 | Weblog
アメリカの元CIAの人が、アメリカがピンポイント攻撃すれば北朝鮮は東京にミサイルを届けると言った。
どうです、結構私めの洞察も捨てたもんじゃないでしょ。真実になるかは果たしてなのですが・・・
何と言っても先ずは政治の命令系統の寸断を目指すでしょう。アメリカを東アジアから撤退させるには最も効果的だからです。
アメリカのピンポイント攻撃は北朝鮮との全面衝突戦争を意味しています。その攻撃に対する準備は十分承知の助です。
そのためのミサイルであり、核であり、サイバーであり、サリンであり、ヘロインであり、偽札であり、兵隊であるのです。つまり北朝鮮は世界の非難を今更、恐れてはいません。
世界での我が物顔のアメリカに、一矢を報いることができれば、それでキムジョイルさんの目的は達成できるのです。
アメリカにとって、日本にとって、一銭の得にもならないミサイルの撃ち合いっこは勝っても負けても、かつてない程の悲惨な状況を予測するしかないでしょう。
アメリカにとっては遠い異国での出来事でしょうが、日本にとっては間近の戦場になります。
だからこそ、北朝鮮の核問題はアメリカ主導であってはならないのです。日本を、小泉さんを相手にしてくれないからといって、アメリカにおんぶにだっこで済ましていては、兎に角悔いが残ります。
どんなことがあっても、自分で解決への道を探る努力が必要です。その結果のミサイルなら恨みも残らないでしょう。アメリカ頼みでミサイルを東京にいただいたのなら、きっとアメリカを恨みます。
そうはいっても、小泉さんではもう相手にもしてもらえないので、早く交代して、アメリカからイニシャティブを奪い取るしかありません。
それが、本当に自立した国家であるのです。しかしながら、それが出来ないから、自立も自律も出来ないから、いつまでも幼稚な国家のレッテルを貼られたままなのです。反省を自虐とかしか表現することのできない幼い思想では、右寄りへ向かうについての危険予知や洞察さえ、できる筈もない。
アメリカに手を引いてもらえば、東アジアの安全は手中にできるのです。戦場ではなくなるのです。
それが、これからの時代の流れのような気がするのは私だけでしょうか。
北朝鮮のその攻撃的な言動、行動に対しての対峙しようとする弾力性の欠けた心は、非常に危険な予兆を暗示していると思うのも私だけでしょうか。

白寿の長生きと愛国心の強制。

2005-05-16 22:21:25 | Weblog
白寿。
元気、日本人の中の日本人だ。
たけしさんの番組の中でギャアーギャアー愛国心がどうのこうのとしゃべっている連中とはまるで違う、日本人の中の日本人だ。元気だ。
何回も言っておく、愛国心を押し付けるのは戦前回帰なのだ。同じものではないと抗弁するだろうが、暗く、もの言えぬ時代への戦前回帰であるのは事実だし、愚の骨頂なのだ。
ガキの言い争いなのだ。
男らしくあれ、女らしくあれと、押し付けるのと同じであって、つくものがついていればナヨッテいても男だし、ついていなければ男っぽくても女なんだよ。わかるかい。
愛国心と言えば言うほど、無いことの証明なのだ。本当の愛国者はそんなこと言わないよ。
押し付ける輩が一番 「売国奴!」なんだよな。時代が変わるとコロッと変える人間だ。
そんな輩の短気が日本を滅茶苦茶にして言論の責任をとらないんだ。録画しておいてしっかり後々のために言質を取っておいたほうが良いと思う。
そもそも、愛とは何だ?人に押し付けるものか?
国民に義務ばかり求め強調する国を誰が愛せると言うのか。
愛は求めるものではなく、与えるものである。与えればいつか戻ってくる。
「与えよ、されば 報われん」
求める愛は、自分本位の得手勝手な愛の論理である。
「愛」ほど抽象的でわからないものはない、いまだにもって解らん。
愛おしいと思う?のか、日本を愛おしい、と思うのか?少し変じゃないか。「愛」って自然とある時滲みでてくるものなんじゃないかい。押し付けられて愛するものなのかい。そりゃ今流行の強制婚じゃないのか。「愛」とは恐ろしいもんじゃな。
強制する愛国心とは!   思い上がりの傍迷惑、余計なお世話が結論じゃな。
そんな強制したがりの人々から生まれる「愛国心がなかったら罰する」と、いつも次はそうなる低次元な考えの愚かしさ。
「愛」は自然発生する。
国への文句も「愛」です。愚人ではそんなことも解らん。「愛」が無いのは「国」そのものに関心がないだけなのだ。
こんな基本を諭してやらねばならぬとは、呆れるばかりだ。
話変わって、声と顔にツヤのある親父。まだまだ日本人のサンプルを続けそうだ。
どこも悪いところが無いと言う。
まさに、あらゆる心と体の各部、部品類がバランス良く機能が衰退している証拠なんでしょう。
バランス良く使うと言う事が、いかに大事なことか解ろうと言うものです。
このバランス感覚が無ければどうあっても長持ちはしない。

頑張って欲しい。

日本政治はフランス人にお願いしましょう。

2005-05-16 10:17:55 | Weblog
「戦争が悪い」と卑怯な人と無知な人と洞察力の無い人はそう言って自らの罪の責任から遠ざかろうとする。
戦争が果たして本当に悪いのだろうか。
逃げてはいないか。
戦争を悪者にして、逃げるのか。
戦争はどうして起きるのだ。皆さんわかっているのでしょうか。
戦争を興すのは「人」です、そして「状況」です。武器ではないし、ロボットでもない。
「人の心、人の行動」が集約されて「国の心、国の行動」が「状況」を生み出して行くのです。
戦争を罪とするならば、それに至らせる人の心、人の行動は罪と言わざるを得ないでしょうし、責任を回避することは出来ません。
どんな事象に見舞われようとも戦争の武器は持たない、どんな事があっても戦争をしない。を基本の理念として国民と共に憲法の下に強くはっきりと約束して、
そんな普通では考えられないような強い決意も、時間の経過と共に初心も忘れ、自民党にズタズタにされて、
それで、今の現状に合っていない?
日本国憲法の発布時、知識人たちに巻き起こった大日本帝国憲法との差異による感動は、今でも想像に難くない。きっと、ウロタエタニ違いないのだ。
これはアメリカの北朝鮮潰しのブッシュさんの宣言に似て、北朝鮮悪者論をデッチ上げる手法が、いかにもコスカラシイ。
自分で列車を爆破して、中国に擦り付ける手法にも良く似ている。
自分達で天下りのサンプルを作り続けていては、公団公社、中小大企業への真似を追求、攻撃することはどんなことがあってもできないよね。
憲法解釈を徐に粛々と変性し続けて今日に至り、挙句の果ては現状にそぐわないので改正ですか。これって大罪なのではないですか。やっぱり皆で渡れば・・・の口ですか。
「正義」や「善」の尺度にムラがある以上、憲法をトップに据えて守る姿勢で運営していくしかないではないか。それが立憲政治の基本なのだ。それをこうもたやすく軽く扱って良いのか。
憲法は国民全員で守らなければならないものだ。特に行政に求められているものだ。
こうも真剣に守ろうとする気がなくなっているのであるならば、いっそのこと総理大臣に外国人を招いたらどうなんだろう。政治改革、社会改革、あらゆる改革と言う改革はしがらみを除いた人の方がうまく行く。この強すぎるしがらみは日本人では取り除くことはできないのではないか。
このしがらみはお金の固定化、人の固定化、心の固定化、を招き、人心の荒廃、意欲の低下、活力の沈滞へと進む。レールから外れてヒドイ右寄りの方向へ傾いてもブレーキが利かず、後は転覆あるのみ。
フランス人の方がうまくやってくれそうだ。日本人では、やるべき 本当の改革は絶対!!できないようだ。
順繰りで上がって行く方式の総理大臣では、「気兼ね」と言う日本古来の伝統ある事柄がその人の心を支配してしまう結果、抜き差しならぬ修正のできない状態に陥ってしまうのだ。しがらみが全くゼロでこそ、公平感が発生するのだ。日本人に居るのか、そんなお人。
代わりにフランスの政治を日本人が、ってどうか、なっ?

北朝鮮を取り巻く思惑について

2005-05-12 22:58:27 | Weblog
さて、今日はいろいろな角度から北朝鮮を分析してみよう。
核実験に対しての反応は、アメリカがやきもきしているだけで、中、韓、露は他人事のようだ。
どうしてか?全てのミサイルは日本海を向いているからだ。
アメリカ、韓国へ向いている、no! 全て日本と日本海である。みなさんの胸に伝わっているでしょう。このことはアメリカ上層部は先刻承知、小泉さんにも官僚を通じて伝わっている筈だ。
知らぬは右より政治やの方々、だからホエテいられる。
攻撃すれば、日本へミサイルの図式は完成しているのです。だからピンポイント攻撃はできないのです。ひとつでも失敗すれば、どういうことになるのか、怖くてできません。だからアメリカの先制攻撃はありえないし、もとより北朝鮮からも、先制攻撃したかつての日本のような過激性は持ちえていない。つまり、臆病であって傲慢ではないのだ。分をわきまえた「守る」能力しかなく、攻めるなんて思いはさらさらもないのである。臆病であるからこそ、「核」頼みなのだ。その臆病さが解るからこそ、中も、露も、韓も良く理解できるのだ。それはやがてアメリカとての共通した心であり伝わる筈である。
それほど国の心は重大なことなのだ。国の心が戦争を作り上げていくのだ。右思想、の過激は戦争を作り上げていく過激なのだ。思い上がり傲慢があったから、策略があったから、確信犯であったから、日本に過去最大の恨み骨髄の原爆や全都市空爆だったのだ。抵抗を早く打ち砕くだけではないのである。その意味をしっかりと胸に刻んで欲しい。被害者意識だけで原爆ドームを見てはいけないのだ。「騙された亡霊戦士達による恨み骨髄の結果の果て」と認識すべきであって
それが、あの日本国憲法の心を物語る全てであるのだ。
北朝鮮の兵隊は今、どうしているのでしょう?
これはあくまで推測ですが、大半の兵隊は屯田兵のようではないか、日本のようにみんなが訓練していることはないでしょう。
制空権では圧倒的にアメリカ、日本連合軍の勝ちでしょう。アメリカ軍の上陸と言う事態になったとき、ベトナム方式、今のイラク方式のゲリラ戦法ではないでしょうか。
もうボコボコに横穴、竪穴、斜め穴だらけの国土じゃないでしょうか。ただ、訓練しているだけではないでしょう。
北朝鮮はすでに何が起こっても不思議ではない戦時体制化です。しびれを切らしてアメリカが怒り出すのを待っているのかも知れません。攻撃あるやも知れんの準備は怠っていない覚悟が決まっている筈です。
露も中も北朝鮮の核実験の準備に驚きません。もうすでに時代の変わり目に入ってきています。多分、連絡はもらっているでしょう。それでも良しと思っているでしょう。表向きは反対でしょうが・・・です。
中国が対応を迫られているのではありません。大多数の方々はそう思っていて、疑問さえ感じてはいないのでしょうが・・・
実は、アメリカの対応が中、露、韓に試されているのです。アメリカは日本が東アジアへの影響力の最後の砦なのです。日本が潰れたらアメリカの威信は地に落ちます。強力な協力者を欠いたらアメリカの世界警察の野望は吹き飛んでしまいます。もうすでに吹き飛んでいるのですが・・・
中国の政治、経済の影響力は東南アジアは言うに及ばず、全世界に及んでいくでしょう。
東アジアより外れた日本政治は隅っこに追いやられることでしょう。
中、韓、露の協力を得られなければ、アメリカは北朝鮮を攻めることができません。沿岸全てにミサイルを配備して、そこをまともに突破していかなければならないのですから、ご承知のように戦いはハサミ撃ちでないとなかなか勝てないものです。入り口が一箇所では勝負になりません。
本気でやろうとしたら、必死に協力を取り付けなければならないでしょう。
残念なことに中、露、韓の協力体制の結束は堅そうで、それぞれながらアメリカに対する思惑は一致しているようです。
知らぬはアメリカ上層部と日本の上層部とそれぞれのマスコミでしょうかねえ。
つまり、中も露も韓もお互いが必要としているってことで一致しているのですよ。アメリカの影響力を最低でも東アジアから追い出したいのですよ。自分達のことは自分達で解決するってことなんじゃないですか。チャンスなんですね。
お互いだけでいいのですよ。日本さえもいらないのですよ。
中も露も韓も直接アメリカに喧嘩売るだけの勇気はないのですが、それを失うもののない、核とサリンとミサイルと兵隊だけの国、北朝鮮が買って出てくれているのですから、挑発を受けているアメリカの対応をそれぞれの共通の立場で注視しているのです。
賠償金が取れるでもなし、資源があるでもなし、まさか、今土地はないでしょう。
軍事制裁もありうる、なんて言っている日本の政治やや解説者もおりますが、バカじゃないのと、思わず叫ばざるを得ない。それに対する覚悟は出来ているのですか、覚悟ですよって言いたい。アメリカの攻撃イコール日本へのミサイルですよ。責任持って言ってくださいね。
つまり、戦えば戦うだけ国費の無駄遣いになって税金が上がる一方になり、政権はすぐにパンクする。
何も奪うもののないところへ行って戦うだけ空しいものはない。ただ、人殺ししに行くだけでは普通の人には耐えられない筈だ。しかし、まだ加害する立場だから日本人の悪行意識は軽微でしょう。あそこに資本主義社会の旗を立てますか、それとも楔を打ってきますか。
日本に被害を与えられたことのある、今、伸び盛りの中国は何と感じるでしょう。露は?韓は?
粗末にされ、無視され、見放され、コケにされ、こバカにされた北朝鮮の核実験を誰も止めることはできません、ちゃんとした理由があるからです。
もう、核実験後の対応を考えた方が、商人日本らしい。
こんなにも恐ろしい現実がすぐそこまでやってきているのに、何とものんきな日本人。
9.11は何もアメリカだけのものではないのです。東京に起こっても不思議ではないのです。
これからも敵やそして恨まれるのを創り続ける右傾化への波を、何とか「なぎ」のレベルへ下げなければならない。
アメリカも結局2国間協議に応じるのかもしれないですね。
そうでないと東アジアでの立場の維持が難しくなっていきます。元々はアメリカの「潰す」発言が端緒になっているわけですから、その結果の責任は国際連合ではなく、アメリカ自身で取るのが常識ではないかと思います。
日本も、無視した、こバカにした、コケにした、裏切った、傷つけた、それに対する相当の代価は払わねばならないのではないだろうか。
いわゆる「泣く子と、地頭には勝てぬ」ってところですか。まあ、隣国のききんを見て見ぬ振りをしていたのですから、そういう意地の汚い心の代金だと思えば、自分の国の心の内に宿るものをあぶりだしてくれて、ありがとう精神でよろしいかと・・・・
もう、今に至っては北朝鮮も核を撃ち込むのに必要な国として敵国日本でないと困るものでしょう。もみ手して行っても受付けることはない。
だから、アメリカ頼みなのだ、自ら小泉さんはチャンスな交渉を開き、自ら閉じてしまった訳だ。これを外交の失敗と言えないのだろうか。交渉前より悪くなってしまったのである。拉致被害者のお父さんの言うことに耳を貸したばかりに、マスコミの拉致キャンペーンに乗ってしまったばかりに、ここは何を大事にすべきかを、国の代表として、の判断を誤ってしまった。高いツケである。こういうことが、「善」必ずしも「良し」ならず「思い込み善」と言うことなんですよ。そう言う事例はあちこちに点在しております。国の代表は大局に立って物を考えねばなりませんな。