宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

6カ国協議復帰

2006-10-31 23:05:43 | 政治
今、テレビの中で北朝鮮が6カ国協議に復帰すると言うニュースが流れました。
良かったですね、そうならざるをえない状況であることは確かでしょう。
全てアメリカ次第だったからです。
共和党の苦戦の状況でブッシュさんへの突き上げもあったことでしょう。
ここら辺で何か手を打たないと、共和党の議員さんが減ってしまいます。
民主主義の政治屋さんは数が命です。選挙が全てです、日本もアメリカもそれは同じです。
ついにアメリカさんも潰すことを諦めて折れましたですね。まあ、この時期だと選挙が大きいでしょうが、それだけでもなく、ロシアの非協力も影響したのかも知れませんね。
中、露、韓の非協力体制に思ったほどの役割を期待できなかったのでしょう。日本州はアメリカにおんぶにだっこだし、全部アメリカの責任でやらなければならない、日本の財政事情とやらも危険水域に達しているし、全て八方塞りである。
ブッシュさんも苦渋の決断だったのではないでしょうか?
日本の解説人も北朝鮮が困っているから折れてきたと、発表するでしょう、立場上ね。
私自身はこの一冬が山かと思っていたのだが、やっぱり選挙での緊急の得点をあげるのに一番簡便な方を選んだ、と言うことですかな?(アメリカの胸突き八丁でしたから・・・)
イラクはまだまだイラク政府自身に力なく、多国籍軍に泣き言を言ってるようですから、石油利権のためにも撤退することも出来ず、進むも地獄、退くも地獄、のようです。何人のイラク人を殺せば静かになってくれるんだ!と言う思いなのではないですか?
北朝鮮の条件をどの程度まで飲んだのかは定か、ではありませんが、もしかして「攻めることはしない」と確約したのかも知れません?と言うのは、核実験まで秘密裏に行えて、尚且つ、それでも中国も、ロシアも、韓国も強い制裁に反対するくらいだから、中国もロシアも表向きと裏側の気持ちとは裏腹と読んだ方が良いでしょう。もともとそんな東アジア情勢の三国間の固い絆の上では、北朝鮮と一戦を交えることなど不可能と言う判断ではないだろうか?(臨検を実際に軍事力をもって行えば、戦争に発展する可能性がいつでもあります、核を持った北朝鮮の態度は「いつでもやって来い!」とする臨戦態勢が出来上がっているでしょう)
その内に理由がはっきりします。言わなくとも態度で分かるものです。



日本の抱える大きな矛盾の指摘

2006-10-24 07:00:08 | 政治
矛盾の証明の三点。
その一
この国は、他国による100人の拉致被害を必要以上に巨大に扱い、3万人の自殺する国民を8年間も続けていると言うのに、何らの対策も講じない政府とそれを騒がない(糾弾、働きかけをしない、しようともしない)マスコミと同じ選挙国民たちの非情さには言葉を失う。
「この矛盾を意識しない心」というものは果たしてどこからやってくるのだろうか・・・・?

その二
この国は、軍備拡大で自国を守ると言うことに力点が置かれて、その軍備が仇となってこの国に被害が拡大することには結構無頓着だったりする事に気づかない。
アメリカやロシアが、軍事力の巨人であるが故に、傲慢横柄を生み、恨み憎しみを生み、強圧力を生み、戦争を生み、テロを生み、自国や他国に被害を及ぼしていることに誰も気づいていない。
誰も、ひ弱であったがために戦争や国際テロに出会わずに済んだ事を知らない。
軟弱であるがために、それを通してきたために、傲慢横柄にもならず、恨みも憎しみも受けず、与えずであった結果であった事を知らない。
狭い国土に、人の割合に比して貧弱な資源であるならば、普通の国になる必要がどこにあるのだ。もうすでに普通の自給自足で足りる国ではないではないか。
食料、資源をお分けしていただいて成り立つしかない国ではないか。
それなのに、外交努力を一心不乱に心底からする術を持たない。
日本は「東アジア」の一員なのか?思想、制度も違う東アジアの一員になるのが「怖い」のか?
それなら、環太平洋の一員で登録するしかないだろう。
みんなが主義思想や制度を超越して、集合、合流しようとしている時代に入っている国家群なのだ。
みんなそれぞれの国のやり方を認めつつ、一緒に物事の解決を安全に話し合っていこうとする動きなのだ。
中国を、北朝鮮を、韓国を、ロシアを敵視する動きに対して、矛盾を感じないのか?

その三
今、日本に横たわっている重大なる問題は、格差、不公平を作り上げた社会構造でありましょう。年金、少子化等問題は山積しておりますが、これは日本の行く末を決めるべく根幹に関わる事項です。
なのに結局選ばれた人は、北朝鮮に対する対抗策としての軍備拡大、憲法改正、教育基本法改正ということに目を奪われている安倍さんです。
こう言う人が選ばれてしまうその環境を、訝しく、不思議に思いませんか?
国民への押し付け行為は、やがては他国民への押し付け行為に発展して行くことになるであろうことは、誰の目にも明らかでありましょう。
このように問題点の認識のズレというものの矛盾に私たちは気づかない、ということは、次第に歪んでいく国家に気づかないことを表わしてもいるのではないでしょうか?








戦争のシミュレーションツゥー

2006-10-18 23:03:24 | Weblog
アメリカは、余程のことが無い限り、これ以上の戦争拡大はできないと言うことは再三再四述べてきた。
ブッシュさんも、そろそろ退任時期が近づき、この辺で親子共々「戦争の揃い踏み」の代名詞では嫌だろうから、子供のブッシュさんもそろそろノーベル平和賞でもいただきたくなったとしたら、急転直下の譲歩がありうるかも知れない?

かつ、このままの推移では、共和党も民主党のヒラリーさんにはとてもとても勝負にはならず、何かインパクトのある行いが必要でしょう。
それが平和的なものか、戦争的なものなのかは今はわかりませんが、今までが戦争的に推移してきた以上、平和的なるものに移行させようとするのは必然なのではないか?
だからこのまま北朝鮮に圧力を掛け続けるとはとても思えない。
これからの冬が勝負ではないか?
一冬、北朝鮮が越せれば、平和解決へ向かうのではないだろうか?
経済制裁、金融制裁の効果がどれほどのものになっているか、解体に向かえばそれでいいのだし、持ちこたえるようならば、北朝鮮と言う国を存在させておきたい中国の意思を確認できるし、武力衝突を避けつつ相手を潰せれば万々歳なのだ。
武力衝突と駐留の結果イラクで躓いているのだし、お金と人命を失いながら石油資源を絶対に失う訳にはいかないのは、北朝鮮もアメリカの立場を知り得ている。
だから、無用にアメリカも北朝鮮と刃を交える訳もないのだ。

しかし、一触即発の状態にあるのは確かであって、「臨検」を強制しようものなら、北朝鮮も何かをしてくる可能性は多分にある。護衛艦が一緒に航行することも考えられ、あればの話ではあるが・・・・

アメリカが日本を守るためには唯一、北朝鮮のミサイル封じ込めのための一斉射撃しかないのであるが、これは事前にミサイル装甲車の位置、或いは定置しているミサイルの位置を完璧に特定して置かねばならない。その情報の正確さが全ての鍵を握る。脱北者、衛星写真、スパイ等から入手するのであろうが、当然に漏れも数多くあるであろう、その後はカウンターパンチを受けることになるのは必然であるが、その内の何パーセントが日本に降り注ぐことになるかは「神のみぞ知る」ということである。
アメリカの一斉射撃も3日間は続けることが出来るでしょうが、問題はその後ですね。
兎に角攻撃にはトマホークと、地下要塞を攻撃するバンカー爆弾でしょうが、これらは高額商品であって、日本にはとてつもなく高い請求書がやってきます。
まずもって元を取ることは全くできないのではないですか?
大体今の戦争は、壊しながらそしてまた建設も考えないとならないのです。
壊すために高額兵器を使い(医学の発展で医療費が高額になっていくのに似たりして、破壊解体費もインフラ建設費も高額になっていくのですし、全部実費です)つまり我々は以後、高額の税金に苦しむことになるのです(アメリカへ支払う「守ってもらうのですから、守れず東京に被害が出ても文句は言えません」そして、北朝鮮が立ち直るまでのインフラ整備費用を出さざるを得ない)
国連での戦争決議にでもできれば費用は分担できるのですが、侵略したのではなければ中々難しいのではないでしょうかねえ。

そして、北朝鮮の土地を担保物件として権益を主張しても、韓国、中国、ましてやロシアがそれをさせてくれません。それより中国は在留中国人の保護と言う名目で、また中国企業の経済権益保護で侵攻するでしょうし、ロシアも北朝鮮がロシアを攻撃したとか、難癖をつけてジワリジワリと拡張してこないとも限りません?
韓国も遅ればせながら朝鮮統一の格好の舞台でもあり、38度線を越えるということも考えておかなければならないでしょう。これも、国連監視の中では今はかなり難しくはなってきています、が・・・・?
結局は国連軍監視団が常駐するようになるでしょう。

そんな中で、割りを喰らうのは日本です。自分の国の傷は自分で治すしかないのですし、その損失を北朝鮮に賠償させたくとも、無い袖は振れないどころか、自分で傷を癒しながら、北朝鮮の復興に手を貸す羽目になるのです。

アメリカは陸軍を投入することはしないでしょう。
何故なら、長丁場になってしまうから、選挙を控えている状態ではできないのではないでしょうか?
あくまでも日本の警備防衛を前提にスタンスに置いて攻撃する筈です。
短期決着ならば、選挙への影響も軽微で済むし、一銭も掛からない方策を取る筈です。
戦争が始まる予兆として、各国の陸軍が北朝鮮を国境で囲むことで分かります。
そしてその時を待つのです。

まあ戦争になった時は、体制側の人々に日本は恨まれ、憎まれているのですから、なまじ進駐などしない方が良いのかも知れません。自爆攻撃に晒されるかも知れませんからね。

長い戦争後に疲弊してからのギブアップならば、進駐軍に対する憎しみよりも、終わった戦争への安堵の方が強いのですが、短期終了の場合は、憎しみは消えておらず、燻り続けるのが通例ですから・・・・

戦争と経済の関係はこのように深く関わっているのですから、それを抜きにシミュレーションなどしても意味のないことです。
現在、財政が瀕しているのにこれほどの費用の捻出は、自滅行為、自殺行為の何ものでもありません。
即刻、圧力を掛けることなど止めた方が良いのです。
こんなことを続けている自民党では、いつまで経っても借金返済ができない、どころか、更にそれ以上に膨らみ続けていくしかないのです。まして、この「拉致、核でアメリカと北朝鮮とのやりとり狭間に一辺倒に乗せられている」安倍さんでは、尚更財政事情は悲劇の一路です。もう棺桶に片足どころか両足さえ入れている状態でしょう。


戦争のシミュレーション

2006-10-14 23:47:56 | 政治
中国、ロシアはどうしてもアメリカの軍事行為の結果やってくる進駐という事態を許すわけにはいかない。
当然戦争になれば北朝鮮は無くなる可能性が大である。
アメリカも武器はあれど、イラク戦争、駐留で精も根も尽き果てている、その上、北朝鮮との戦いでは高額の武器弾薬を使用しなければならず、資源もなく、駐留さえもできなければ、使いっぱなしの戦争を余儀なくさせられる。
しかも、攻撃に失敗でもしようものなら、同盟国日本がどうなるか保証できない、ということは、そう言う事態を招くことになったアメリカに、世界からの非難は戦争前から予見できる。
イラン核問題、アフガン、イラクの反抗もある、イラクの石油権益さえも失いかねない、それでは共和党からさえ総スカンを食らうのは必定、
核実験に怒りを隠せないアメリカなのですが、実際はイザとなると、腰が引けているのではないでしょうか?これ以上手を広げるのは自滅行為に等しいのです、それなら何故に北朝鮮を攻めないと確約できないのでしょうか?
これにはネオコン思想が(世界を民主主義一辺倒にする)(レーガンさんによる軍拡競争に勝つ政策)底流にあるため、ブレーキをかけているのでしょう?しかし、このままでは一本道を進むしかありませんから、意地を捨てられる大人心が必要です。


日本も右傾の安倍イズムで強気でいますが、全く、戦争にならんかとする危機感も今日の財政状況も考えない、考えようとしないアホらしさに、腹立ちも通り越すもどかしさを感じてなりません。
日本が北朝鮮にミサイルを撃ち込まれたとしても、それに対して北朝鮮国内に撃ち返せば、即戦争になります。
勝ったとしても、周囲の国々だけでもなく、世界からのヒンシュクを買うのは必定なのです。

こんなに中国に嫌われ、韓国に嫌われ、ロシアに嫌われ、北朝鮮に嫌われ、ている国もそうそう探してもないでしょう。
安倍さんが中国、韓国へ行けたとしても、回復できたと思っていたら大きな誤解です。
北朝鮮包囲網が完成して、結束できたと思うのも早計である。
そんなに容易く人の心の奥底にある疑念が取り繕えるものではない。

他の国より率先して北朝鮮を追い詰めれば追い詰めるほどに「恨み、つらみ、復讐心」は反比例して燃え盛っていくものだ。
北朝鮮に言動のブレが無い、ということは、固い信念に裏打ちされているものなのだ。追い詰めが強くなればなるほど、人の心は強く激しい「怒り、憤り」に打ち震えるのである。
だから、安易に人の心を追い詰めてはならない。その反響のトガは必ず舞い戻って来る筈のものです。
まだブッシュさんは小心者だから、それが良くわかってもいるが、安倍さんは大物ではなく、ただその理論が理解できていないのだ、と言うよりあまり深く人の心の中の機微、というものを探る訓練ができていないのだと思う。だから過激に追い詰めることができるのだ。吉と出るか、凶と出るか、これは日本にとって非常に危険な賭けでもある。

私はこんなギリギリ瀬戸際の賭けはしたくはない。

北朝鮮はもう国民同士のためにも、自分のためにも、父親のためにも、共産主義のためにも、アメリカが下りて来なければ後戻りはできないだろう、
アメリカネオコンの欺瞞性を打ち砕く「捨石」になるつもりなのだ。
それは同時に、安倍政権への破壊にもつながる、アメリカに他の思想への(例えばイスラム社会も共産社会も)破壊願望があれば、北朝鮮には殊更に自らと他国への破壊願望が目覚めて来出している兆候がある。
世界を敵に回しても臆することが無く、尚も居丈高になる姿勢から感じとることができるのだ。
こう言う時は、むしろ強烈な軍事制裁の方が、ジワジワ真綿で首を絞める如きよりも、強烈に反応できるから、北朝鮮にとっては喜ばしい限りなのだ。









核実験のいななき!

2006-10-10 00:12:52 | 北朝鮮
さて、とうとうここまでやってきましたね。
北朝鮮の幹部の方々はきっと大喜びでしょう。
私たちは大変困ったことになりました、今から疎開も視野に入れて考えないとなりません。

中国が、韓国が、あの超タカ派の安倍さんを招き入れたのは、私はてっきり日本に北朝鮮向けのお金を出させようと歓待したものと思っていましたが、実はそうではなかったことに慄然とします。では小泉さんを拒否してまでのことが、何のためのことであったのか、の意味を為しません?
中国も、北朝鮮の「自殺行為も止さない覚悟」を見抜けていない事に甘さを感じます。

私の予測、日中、日韓会談が終わって、その条件を聞いてからの核実験だろうと思ったのですが、一日ズレてしまいました、申し訳ない。
しかし、安倍さんが韓国に着いてからの核実験とは、まさに何かを暗示しているようで心憎い演出だなあ、と思う、金正日さんらしいな。
私も安倍さんをターゲットにして(即ち日本、そして東京)実験するような雰囲気は、薄々感じてはいたのですが・・・・
やっぱりまさかね・・・実験は総理就任前後のような「おめでとうドカーン!」のパターンかな?と勝手に想像していました。

しかしこれで、テレビの中でも厳しい決議になりそうと言っているのだが、軍事評論家の諸氏も、武力制裁に踏み切れば北朝鮮はあっ!と言う間に滅びると甘いことを言って笑わせてくれている、核実験場所が事前に特定できなくて、そんなに簡単にいくものでしょうか?
緊急、注目されている状況の中で、しかも、場所を特定されずに実験を成功させると言うことは、不測の事態も考慮に入れてやっている訳だ、みんなひとつひとつが情報隠避の実験でもある。不測の事態とは米軍の攻撃を差す、従ってノドンに別の核を搭載、準備していた可能性があった、と見た方が良い?

これで強行的に制裁圧力を加えることになれば、一本道のシナリオでいくしかない、やっぱり極右安倍さんではムリだっ!
臨検でも行うようならば、北朝鮮護衛艦が警備に着くという可能性すらある。
どちらにせよ、北朝鮮への攻撃では、日本、北朝鮮双方への被害は甚大になるであろう。その事を安倍さんもよーく考えた方が良いと思う。







核実験声明での反響

2006-10-05 21:22:30 | 北朝鮮
 [国連 4日 ロイター] 北朝鮮が、核実験の実施を予告する声明を発表したことを受け、国連安全保障理事会の議長国である日本は、核実験が地域の平和を脅かすものであり、北朝鮮が自制を促す呼びかけを無視すれば、重大な結果につながると北朝鮮に警告する内容の議長声明案を作成し、4日、一部安保理メンバーに配布した。

 声明案は、一部メンバー国で検討されたうえで、国連安保理に正式に提示される。

 日本が作成した声明案は、北朝鮮が出した核実験を予告する声明に「深い懸念」を示し、核実験が、地域および世界の平和、安定、安全保障を脅かすと表明。

 そのうえで、北朝鮮が、自制の求めを無視すれば、国連安保理は国連憲章に則り行動することになる、と警告した。



 また、北朝鮮に6カ国協議への即時復帰を促した。

 大島賢三国連大使は、日本政府が北朝鮮の声明を非常に懸念していると指摘したうえで、安保理が確固とした明確な対応を示すべきとの考えを示した。


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 [ワシントン 4日 ロイター] 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米国首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、米政府は北朝鮮の核武装を容認しないと警告した。ジョンズ・ホプキンス大学の研究機関で述べた。

 同次官補は「北朝鮮は未来か兵器か、どちらかを選ばなければならない」などと述べた。北朝鮮の核実験を阻止するため、米国が具体的にどのような措置をとるのかについては明言を控えたが、「核実験をさせないため、われわれはあらゆることをする」との考えを明らかにし、「核武装した北朝鮮とは共存しない。受け入れられない」と述べた。

 北朝鮮は以前に、核兵器を保有していると宣言していたが、今週3日に初めての核実験を実施する意向を表明した。

 また同次官補は「これ(核実験)が大変な間違いであることを北朝鮮に理解させるよう、断固とした行動をとらざるを得ない」と述べた。

どちら様も、北朝鮮が核実験をせざるを得ないのも、折込済みだったのではあるまいか?
金融制裁、経済制裁、などを続けていけば当然そうなるでしょう、そりゃ「窮鼠猫を」咬みますよ。
それほど騒ぐようなことではあるまい、最も自然なる推移であり、常識でしょ。
追い込んで、力無き者たちは屈服するが、力残りし者たちは反撃に出ことは明白。
間違いもへったくれも無いでしょう、どちら様も、はなから覚悟でやってきておったのですから。
まだ実験ですから、そう心配することもありません、はっきりミサイルに積み込みいつでも戦闘体制が整ったら心配すべきです。
その時は、日米軍も体制を整えます、そして、韓国軍も、中国軍も、ロシア軍も国境に集結し、戦時の対応に入ります。勿論、台湾軍も、そんな時活躍するのが、評論家と、裏取引の方々です。
こうなると体裁と意地の張り合い、探りあいだから、行くところまで行くしかないのではないだろうか?
どの国が本音では戦争などやりたくないのかの危機回避がとれるかが、キーポイントになっていくのでしょう。根負けする国が出たときが勝負です。
米国もいろいろにシュミレーションを施しているだろうが、
関係近隣各国も、それぞれの思惑でシュミレーションをしていることでしょう?

やはり、仕掛ける(先制攻撃)とすればアメリカです。一挙に連続してミサイルを封じ込めるには、物量兵器を擁するアメリカの一斉攻撃に頼るしかありません。そしてアメリカの先制攻撃を仕掛けさせるのは北朝鮮の役どころです。その後、主になって動くのが自衛隊の役目でしょう?アメリカは、日本と一緒になって、一体となって、あるいは連合軍と一緒になって、という大儀が必要なのです、そうでなければイラクの二の舞の非難に晒されますし、中、露の理解が得られません。ところが日米合同軍では、中、露の理解は結局得られはしないでしょう。
北朝鮮は不当な攻撃を受けたという正当な防衛という大儀が必要なのです。
経済制裁と、最近効果のほどを覚えた金融制裁で相手の体力を奪い、攻撃するというのはアメリカの常套戦略です。
ただどうでしょう?北朝鮮は正直過ぎるところがある。核を輸出しない、先制攻撃しないと言ってしまうのは、中、露向けであろうがマイナスじゃないかと思うが、まだ米国に意地を張らずに譲歩を引き出しやすくしている余裕ある態度ともとれる。

核施設、ミサイル施設へのピンポイント攻撃は無理です。
即、日本へ何かを積み込んだミサイルが不連続に飛んできたなら対応できないでしょう。
圧倒的な物量をもって一斉に攻撃して、ミサイルの発射を封じ込めるしか方法はないのです。
でも生き残りの何かを積み込んだミサイルがあれば、東京に飛来する可能性があります。追い込んでいるところからそれは覚悟の上なのでしょう。

経済制裁、金融制裁が、脱北者や偽札や麻薬や偽タバコや拷問やミサイルや核を生むのです。これらを発している時点でもう戦争は始まっていたのです。
このような重大な行動を総理大臣ひとりの決断に任せて良いのでしょうか?国民投票にすべきではないでしょうか?私はその事に疑問に感じます。

思えば小泉さんの元首同士の拉致の約束違反が始まりです。
大騒ぎのマスコミにも50パーセント以上の重大な責任があります。
どんな歴史になろうとも、私は私のこの目で、しかと歴史の推移を見守りたいと思います。

中国が安倍さんと会うのをOKしました。よくOKしたなと思います。小泉さんに釘を刺したのと同じように、しっかりと安倍さんにも釘を刺すと思います。小泉さんはそれを裏切ったが、安倍さんはそのタカ派宰相への踏み絵注文に対して、どのようにするのでしょうか?それの確認のために、取り敢えず一度は会っておき、日本のトップ人の考え方を、自分の目線で見る必要があったのでしょう、
それに
もしかしたら、北朝鮮への制裁解除と資金援助の打診密約があるのかも知れないですね。いつまでもアメリカ親分の言い分を守っていては絶対に良い方向には向かわないのですから、アジア人同士腹を割って話をするしかないでしょう。日本としても戦争を選ぶか?平和の継続を選ぶか?これ以上一本道で瀬戸際外交を続けていくわけにもいかないでしょう。多分、日中、日韓の話が完了するまでは、北朝鮮は待つものと見られます。実験するとすれば誰も考えていない10日以降ですね。

 [東京 5日 ロイター] 安倍晋三首相は、北朝鮮が核実験を実施した場合の追加制裁の可能性について聞かれ「まずは北朝鮮に対し、国際社会の懸念に応え、核実験をしないよう国際社会でメッセージを出すことが大切だ」と答えた。また、中国、韓国との首脳会談では「当然、現状について認識を一致させることが大切だ」とし、「将来、北朝鮮を国際社会が受け入れられるような路線に北朝鮮の政策を変えさせるために何ができるか、それぞれの首脳と話したい」と述べた。官邸内で記者団に語った。

おやおや?これが安倍さんの言葉か!一日たったらえらい言葉のニュアンスが変わってきましたね。
安保理でロシアの大使と口喧嘩して立腹していたドルトン米大使とは違いますね。
何かあったんですか?安倍さん!日本の置かれている状況(全ての工夫、変更されたミサイルが狙っている)と、アメリカの「置かれている実情」という息を吹きかけられた、外務官僚に諭されたんですかな?
それでは北朝鮮も困るのことですよ、ドルトンさんのように立腹していただかないと、折角の核実験メッセージが意味失くしてしまうのです。

アメリカもここで譲歩しなければ、北朝鮮の進まなくてはならない道は、進むも退くも地獄の一丁目の「一本道」になるしかない。
このような事態になってしまった、してしまった責任は、アメリカと日本にあることは世界が言わずもがで認識している。
アメリカもこれ以上問題地域を拡大するわけにもいかんだろう、北朝鮮に軍隊を配備すれば、アフガン、イラク、イランが手薄になる、下手をすると折角掴んだイラクの石油利権がフイになる。北朝鮮に於ける中、露の睨みどころか、利権を失っては今まで何をしてきたのかが、分からなくなるからだ!どうしても北朝鮮との全面戦争はできない、かといって、ここまでやってしまっての譲歩はコケンにかかわる、アメリカのそんな心の内を日本の外務官僚は理解してやらねばならぬだろう、
それが分かれば、後は安倍さんのタカ派色を薄めさえすれば、話はトントン拍子に進むのではないか?

アメリカのこの状態では、戦争比重は日本に移らざるを得ない、当然、今この段階で戦争など日本に出来る訳も、必要性も、覚悟も、そして周辺諸国との軋轢を今のいままで擁していてはできっこないのだ。
まして、これほど国際的に非難されても仕方のない行動を続ける北朝鮮を、擁護し続ける中国とロシアがバックで目を光らせているのだ。
それが冷静になった安倍さんの二度目のあの発言になっているのだろうと思われる。
しょうがない、事ここに至ってはアメリカの世界リーダーとしての面子を立てるしかないだろう、両方の「泣く子と地頭には勝てぬ」である。
しかし、安倍さんで大丈夫か?・・・小沢さんならこの大役ができるだろうのに・・・・?