宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

目覚めよ!

2005-05-31 07:00:05 | Weblog
日本人よ、そろそろもう目覚めよ!
右傾化がどんなに危険な方向性を示唆しているのか、わかって欲しい。
国旗掲揚、国歌斉唱、教科書検定、教師選別、戦場での自衛隊活動、挙句憲法にまで手を伸ばし、国家を全面に押し出しナショナリズムの高揚を誘う。
個人尊重が後退し、やがて、いつのまにやら主権在民はもやのように消えてなくなる。
折角、頂いた各種の権利も公にお返しする事態に直面する。
その公の悪質隠蔽体質を何ら是正することなく、今度こそ本当の隠蔽に向かい、我ら平民にはその情報を知る術はなくなる。
つまり、国旗掲揚、国歌斉唱を何の疑問も感じないで当たり前にいいのではないのと思っている方々に物申す。
国家を強調、主張、論うと言うことは、主権が民から少しずつ移動することなのである。
公の言いなりに服従せよ!と言うことなのである。
マスメディア(情報)も生き残るためには、公の美徳誘導宣伝を、疑いもなく行う時代に入っていくことになる。教育も国家美徳誘導だけの教えを伝えられる。かつ双方とも他国悪徳誘導も平行して。それでいいのか、本当にそれでいいのか?
まだ目の覚めない人々に、さらに追い討ちをかけてあげましょう。
西欧の白人社会は幾多の困難を乗り越えて、戦争によらない、ついにはEUと言う、とてつもない夢の構想の実現に向けて、憲法まで作ろうと頑張っています。まだまだ紆余曲折はあるのでしょうが、やりがいのある冒険へのチャレンジでしょう。
経済、文化、貨幣はクリアすることは比較的たやすいことでしょう。政治もそのゆるぎない気持ちさえあれば何とかなるものです。その民族思想さえ高揚させなければ・・・・
問題の多くは言語に尽きるのではないのか、言語ひとつがそれぞれの心を閉ざしたり、開かせたりするはずだ。
次はあのイスラムの教えだ。もう少し柔軟になって下りてこなければ、世界に交わることなど不可能である。
ロシア、中国はどうだろう、共産主義の良い点は残しつつ、資本主義、民主主義の良いところを学びこれからもやってゆくだろう。あまり主義にこだわらず中庸を守っていくのではないか。それも新しい考えであり、理想ととれないこともない。
さて、日本に話をもどそう。
日本の右傾化が、いかにも恥ずかしいほどに後ろ向きであるかがご理解いただけたかと思う。
後ろを見て温故知新を感じ後ろへむかったのでは、話にも何にもならん、これからは多分、日本にはその能力はなかったが、中国がリーダーシップをとって東アジアをまとめる時代がやってこよう。
東南アジアまでも含めた、戦争によらない統一の時代へ向かっていくだろうと考えられる。白人社会のEUがその試金石になっているのである。
そこまで言ってやっと解るでしょうか。いかに、日本のやろうとしていることの程度の低さが・・・・
いつまでもアメリカの肩入れをしているようでは、リーダーなんてとてもとても・・・
しかし、日本の果たした役割はけっして小さくはない。
あの忌まわしい侵略があったからこそ・・
世界第二位まで上り詰めた経済力があったからこそ・・
その恩恵はアジア各国に伝染していったのだ。それへの感謝は少なからずあるはずだ。
ああそれなのにそれなのに、アメリカべったりで、いつのまにやらその地位は中国に取って代わられて、然しながら各国に果たした日本の役割は良いにつけ悪いにつけ、強い影響を与えたのは事実。
やっとここで私も日本の果たした役割を表現できた。よかった。
さあ、これからだ、本当に島国日本が果たさねばならない役割とは何だ?
その結論が右シフトか?いやはやなんともはや・・・・だからなんだな・・・・