宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

右傾化に日本の未来は無い。

2006-02-28 23:19:01 | 政治
さて、この辺りで右傾化への危険回避も私の中で峠を越したので、最後にします。
一番の彼らの思想の視野狭窄に至ってしまう元は、彼らが人間<世界<地球<自然と言う図式で物事を理解していない点にあるのです。
天皇が国民の上にいて、見守っていてくれる、だから私たちは平穏無事に生きていられるのだ。と言う抽象的なありもしない根拠。そして一年の計は神社参りして何とはなしに感謝すると言う、本能にも似た思いが、視野を狭くしてしまうことに気づかない現状なのだ。先ず自然ありきであり、自然を無視したどんな制度もそれは意味のないことなのである。
そして、地球には大きな仕組みとか、定理のようなものが存在している。これらも無視しては必ずシッペ返しを食らうことに相成るのだ。
そして次に控えしは、世界の中の一員である事実もしっかりと見つめなければならないものなのだ。それを履行できていないのが、右翼かぶれの彼ら、小泉さんを筆頭とする為政者たちなのだ。右傾化は自分たちの中だけ、国だけでの誉れの自己満足であって、アジアや世界の中では、その考え方は相反するときもあれば、ましてや通用さえしないことも度々なのである。己を知らずに、そんな、こんな、極端な考え方をしていると、イスラムのように否定、冒涜されれば謙虚になれず、怒り、鬱積が、危険を、暴力を、喧嘩を、誘発しやすくなることに相成る理屈が存在するのである。
それが、「君子危うきに近寄らず」が兵法にあるように、危険や不利益を回避できる能力と言うものが、人や国、それぞれにあって、どの国もその危険を察知する能力に磨きを掛けているのである。
自分を、自国を、長短、知ることは金メダルに相当する。自分の中にある宇宙規模相当の自然が、ひいては本当の自然から由来するものであることに理解が及ぶであろう。さすれば、どんなものにも、どんなことでも危機回避の対応ができる筈だ。
過去の日本を無用に溺愛する、右傾化思想に戻っては経験から生ずるであろう、機転ある知恵が生まれることもない、と言うことが、多くの右寄りと、そのもどき日本人には理解ができぬのであろうか? 一部の国の声(例えばあからさまに非難する中、韓・・・それだけでもないのだが・・・声なき声は聞こえてはこぬか・・・?無視しておると合唱を始めるぞ)であったとしても、その一部の国の声に耳さえも貸そうとしない思想であるところの愛は、客観的になれない自己耽溺の愛であって、マスタベーションのなにものでもない。
自分の存在の時間は誰しも愛おしいものだが、みんなそれぞれの個体たちもそれぞれに愛おしいと考えているのだ。けっして自分だけではないんだ。と、他の個体たちを鑑みる余裕が為政者以下、日本には無いからこそ、憲法前文に入れ、必要だったのだ。
私の考えに対して、知ったような受け売り知識の網羅ではなく、しっかりとした経験に根ざしたご意見が聞きたいものである。

安倍さんは止めた方が、日本にとって良い。

2006-02-28 08:34:26 | 政治

次のリーダーは安倍さん、と言うのが一般人の希望の国民感情なようらしいですが、もしそうだとするならば、中国との関係をどのように思っているのでしょうか?
右翼の推薦する安倍さんや麻生さんでは、中国とのもめごとは小泉さんと同じように「ぎくしゃく」するのは目に見えています。
経済に、事業に、あるいは、100円ショップなどの店舗に影響が出てくるかも知れません?
日本自体が、一見、見てくれが良さそうな国家産業育成、伝統の啓蒙などの政策を推し進めることでしょう。それは、日本の政治、経済、社会の門扉を閉じることに通じて、独自性は強調されますが、国際競争力が一気にトーンダウンしていきます。中国に展開している工場なども撤退を余儀なくされていくのではないか? 世界的に日本は四面楚歌の憂き目に合うでしょう。今でも政治がそうですが・・・
笑っちゃいますが、麻生さんが未だに経済の重要な中国へ訪問させてもらえていません。代わりに問題のない人が訪中しておりますが、きっと安倍さんが外務大臣になっていても同じことだったでしょう情けなくて笑えます。
オーストラリアもアメリカも、二枚舌風見鶏日本よりも、その目を中国へ傾けざるを得ないほどの巨大市場として、或いは政治上でも巨大な影響力国家としてアジアのリーダー的な地位を占めることになるのを予見している。共産社会の「謙譲の美徳」風土から脱却して、いよいよ「華商」の本領発揮の時代に入っていきます。日本は中国の顔色を伺い「お世話になります」とに、好むと好まざるとに拘わらず近い将来必ずやってきます。そうでなければ、政治だけではなく、日本経済さえ立ちゆかなくなるからです。
日本がアメリカの懐深くに潜り込んで(長短をしっかり見抜きながら)きたからこその経済発展であったのですから、アジアのリーダー中国に相対しても、懐深く潜り込んで経済維持に寄与させてもらえるよう画策するのが、これからの最善手ではある。従って、後ろ向きであるところの右傾化への考え方は現に慎まねばならないのだ
100円ショップで作られている物を知っていますか? 他にも、安く製造して、日本で高く売る商売を知ってしまった以上、これは答えられません? しかし、目先の利益に目を奪われるのは島国根性日本の最大にして、最悪の欠点でもありますから「華商」が見逃す筈もありません。
そんな中での、若造「安倍さん」の登場は非常に危険な選択と言わざるを得ません。民主党の前原さんのようなものです。昨今の前原さんはもろに経験の若さが出ているのではないですか?安倍さんの若さ「右翼かぶれ」が、「右翼もどき」も引き連れて、中国との「軋轢」に発展寄与していくのは時間の問題です。その考え方に一度「へそ」を曲げると、どうにも迎合対応に二枚舌の使えぬ、不得手な中国であるので(それが老練でありながら、日本とは根本的に違う、世界に好まれる要因の一つではある)同じく傾いだ考えを隠蔽、抑えきれぬ若若々しさ溢れた・・・?安倍さんとでは水と油。いずれどうなるのか?火を見るよりも・・・・・


マスコミと自殺者と拉致被害者

2006-02-13 23:49:33 | 

マスメディアの思想の貧弱なところは、例えば100人の拉致被害者のことにはとても熱心であるが、自殺者3万人のことにはトンと関心がなくなることである。
私から見ると、その影響力は雲泥の差であるように思えるのだが?どうしたもんだろうか。今までのマスコミの姿勢からすれば、その影響力は無視することのできない事柄ではないのか? 時の為政者の政治運営に配慮しておるのだろうか?
それでは独立している機能であるとは言えぬではないか?こんな重大なことを何故に追わないんだ?私には、その記者魂が理解できぬ。
政治をする者、とか、あらゆる、先生!と呼ばれるのを当然の如く自覚している方々のサラリーマン化を批判できぬくらい、同列になってしまったか? プロフェッショナルはどこに消えたのだ?
「自分で自分の存在意識を消す」とは、どういうことなのか?その重大性が理解できていない。本来、そのようには人間は作られてはいない筈だ。私はけっして自殺が一概に悪いこととかの評価は下してはいない。先天的にそのように創られてしまっている人がいるのも事実だからだ。しかし、数が異常だ!これが異常と感じない、日本ではありがち、とか、通り過ぎる見て見ぬ振りだけの総理やマスメディア、或いは日本人民の思考だったら、私には全く理解できない?
異常と感じなければ冷徹非情であるし、異常と感じれば、仮にもマスコミの一翼を担っている自覚を持つ者ならば、誰が何と言おうと、人間本来の探求本能が呼び覚まされて良い筈だ。それが、マスコミに携わる最低の職業センスである。そう言う「牙」を抜いてしまった、誰かに抜かれてしまった、同じ報道しかできない、商売っ気だけの管理職ならば、その人の存在はむしろ害であり、抜け殻の記者魂も無駄であって、マスコミに存在する意味を持たない。

  大騒ぎをしてキャンペーンを張った拉致問題は、都合上意地になって追求しているとしか思えないマスメディアの、軽率な問題提起が、これをもっと複雑にしてしまっているのだ。
誰かが(右翼的思考の者たち、かも知れない?、身びいきな人たちかも知れない?)北朝鮮との国交は「はじめ拉致ありきと固定的に合唱すると、それではいつまでも平行線ではないか、マスコミの一員を標榜するならば、少しは知恵を絞ったらどうだ。そう言う考え、流れに逆らうことができないか?商売としてやっている以上、そんな勇気は持てないか? マスコミ人としての好奇と探求のプライドはどこへ行ったのだ?
北朝鮮が日本に歩み寄らないのが悪いのか? 日本が北朝鮮に歩み寄らないのが悪いのか? それではどっちもどっちではないか? 相手の不実を責めるだけで、いつまで自己満足を続ければ気が済むのだ?
マスコミの方々の一方的な片手落ちのキャンペーンが、こう言う結果を招いてしまっているのだ。国内問題では「配慮バランス」と言う「しがらみ」を大事にするくせに、外では徹底的に相手を叩きのめす手法が思うに任せない元凶であるのだよ。
官僚は責めても、一社でも小泉総理の重大な判断ミスを指摘しているところがあったか? 小泉さんと同じように、最初から敵視して北朝鮮を予断していなかったか?
そのような視点で物事を推察行動していけば、日本国民を右傾化に引っ張っていくことになるのは当然の帰結ではないか。国と国との貿易取引では、一般犯罪のように扱うわけにはいかないのだ。
哀れにも、北朝鮮はずうーーと軍事全体国家を引きずっているのだ、と言う事情も勘案して対処しなければならないのだ。だからその誤りに対してのツケは、小泉さんと一緒になって後世に至るまで払わねばならないだろう。
今、底なし沼に漂う3万人の自殺者とその家族親戚をほっぽらかしておいて、問題提起もせず、100人の拉致被害者と家族親戚だけに精を出す、そんなマスメディアや日本人たちなのだ、あなた方は・・・・


マスメディアとしての資質。

2006-02-08 23:00:25 | 政治
マスコミも何を考えているんだか? 口だけの小泉さんを支持するってことは、当然に分かる深刻な二極化誘導ではないか。今頃、気づいても遅いわ!
何のために「しがらみ改革」をしなければならないのか、が、全然分かっていない。改革、改革、と大騒ぎするのは、それをしなければ貧富の差が開き過ぎて、大変な事態に陥ってしまうからに他なら無いからなのだ。つまり、口では「改革」を唱えながら、その実、さしたる改革ができないから、上をインフレにするしか日本を救う道がなかったのだ。
革命に近い程の大改革に成功しておれば、インフレ誘導など全くと言ってよいほど必要なかったのだ。勿論二極化にもなってはいなかっただろう。二極化の最大の欠点は、その「流動性の停滞」にある。早く言えば、国が二つあるようなものだ。お風呂の上に暖かい対流があって、下は冷たい対流があるようなものだ。何回も言うようだが、小泉さんが総理になった当初から命を掛けての大改革をしなければならなかったのだ。もう今では改革なんてもう夢の夢になってしまって、却って傷口を広げてしまうことになりかねなく、手遅れなのである。それが、多くの日本人にはわからないのである。
今では小泉さん自身も、自身の無能無策により、いよいよ開き直ってきてしまった。日本銀行も政府も、徳政と素人参加で株高になって企業が潤っているにも拘わらず、公定歩合をあげられないのである。しかも、消費税さえも上げることができないのだ株高による金余りであるにも拘わらずである。実質が伴っていないことが、彼らには分かっているのである。いかにこの株高が「砂上の楼閣」の上にあろうかが分かるであろう、切って見たら悪性のガンであったと言うようなものだ。
オーコワ、コワ!! 入りの郵政改革では必要な改革の内には入らないのだ。営々と育んできた「ひずみ」の是正には何の意味をももたないのである。しょうがないからこれくらいで形を作ってみた、と、言ったところでしょうか? そんな程度の改革でお茶を濁されたんでは、平民は浮かばれない。予算以上のお金をバラ撒いてしまったのだから、どの部分から回収するのか?それが問題だ。果たして、あるところから回収できるのであろうか?私には疑問に写る。
しかし、これ以上自殺者を増やすわけにもいくまい。「お代官様、それ以上はお許しを・・・生きていけません」ってところか? 返す返すも死んだ企業や団体組織を、生き永らえさせてしまった新陳代謝機能不全のツケは、必ずどこかからやってくる、残念です!!
もっと4年半前に小泉さんの心の内を分かっても良かった。真の大改革をする気は、はなからなかったのです。改革する前提に壊す、破壊が必要ですが、あの真紀子さんを更迭することはイコール官僚天下が相変わらず続きますよと言う宣言にも似たりするのです。そこで、小泉さんの心の内の意思が理解できなければ、マスメディアとしての資質に問題があります。
まあそれでも、耐震偽装問題や、東横インなどへの検査もいい加減にしている状況を見てれば、政治をする者や官僚、マスコミも人間のすることだから、同じように責めても仕方がないが、経済技術大国がまるで正にお粗末様ですな。
結局、官僚システムにメスを入れることができず、手術をしようと開いてみたが、また閉じたことと同じ、野放し状態に返り咲く、これが、やがてくる滅亡へのシナリオを刻む一端になっていくのだ。「ひずみ」「ゆがみ」をいかに認識して、対処を的確にできるかが、為政者には求められよう。
はなから右翼側に傾しいでいる安倍さんや、麻生さんでは、当然のように政治がもっと変てこりんに傾いで行くのは火をみるよりも明らかなりし、彼らにこの大業を運営させるのは日本の自殺行為に等しいが、絶体絶命の手段「毒をもって毒を制す」も有りか、な?

イラン問題で露、中への説得工作?

2006-02-02 23:35:03 | ニュース
アメリカが、イラン核開発問題を国連に付託することについて、ロシアと中国を説得したと言う。私の予想が外れ、と言おうか、アメリカの思惑通りには世界は動いてはくれない筈 、と思っていたそばからの予想外の、了解を取り付けたことに驚きを禁じえない。
その舞台裏ではどのようなことであったのか?が良くわからないが、これも大変なことである。お土産を渡したか、脅迫、圧力まがいなことであるかもしれないが、多分、お土産ではないかと思う?一連の、中と露の、動きからしてアメリカの圧力に屈したとは到底思えないからだ。それでは何のための露、中の共闘であったのかが疑われる。
一応この件では、アメリカの力の体面を辛うじて保った結果にはなっているが、お土産が何なのか?知りたいものである。
ここのところ小泉さんのことを書くこともなくなってしまって、忘れてしまってもいけないので、少し書いてみようと思うが、彼は言葉では、「改革継続」なんて、あいも変わらず口から出まかせも方便で、のたもうています。
でも、掛け声倒れで、肝心要のその具体策はなんにも出てはきません。
分かっておったのですが、チャチイ改革しかする気がなかった、とまあ、そんなところでしょう・・・・
何せ名実ともに自民党の総裁ですから・・・その地位は捨てられないでしょう。
政治的には他の国々とうまくやっていけなくても、経済が順調と言うのも何かしら変な感じだと思うのは私くらいなものでしょうか?
経済に政治の威光が反映されない傾向は喜ぶべきものがあります。
それだけ近隣諸国も自由経済の恩恵に浴していると、言うことですか?
右翼の喧嘩腰の韓国、北朝鮮、中国などへの敵対心に危惧し、私もさんざん言ってきましたが、それは戦争に近づき至る危険な言動、行為であることを知らしめる必要があったからです。彼らの浅はかな過去賛美の後ろ向きの行いが、善良な小市民を巻き添えにし、不穏をもたらす結果の要素であることを、一般人もしかと胸に刻むが良かろうと、思われる。