宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

小泉さんとブッシュさんと北の哀れさ

2006-06-30 19:49:23 | 政治
わっはっはっ!!
小泉さんとブッシュさん!
どちらも世界から疎んじられて、且つ嫌がられている者同士、お互い「同病相哀れむ」でっか?
切ないのう!
最後にはやっぱり、一番お互いが良く理解し合える者同士、落ち着くところに落ちたかねえ!
小泉さん曰く「日米が親密であればあるほど、中国や韓国との関係も良好になる筈だ」だって・・・・?
他人の気持ちに疎いあなたが、どうしてそんなことが言えるの?・・・・まったく摩訶不思議?
そこで切なさのため息でも漏らしていたらよろしい!・・・かも。
今、日本ジャーナリズムは相変わらず韓国拉致被害者家族の北朝鮮訪問で大騒ぎしています。
横田さん!外野からいろいろ文句言ってないで、本当の親なら行って探ってきなさいよ、そうでないといつまで経っても前へ進まないよ。
日本政府は相手にされていないことぐらい、あなたにだって理解できるでしょう。
旦那や孫がいるのだから、10日も話し合っていれば消息くらいはっきりするでしょう?それが探し続けた人のすることだと思うがね。どうかな?
相手の理不尽を責めるより前に、行動あるのみですよ、そうじゃないと一生後悔するよ。いつまでも安倍さんに縋って頼っていたって駄目だと思うがねえ?安倍さんは信じられるが、北朝鮮は信じられないか?
私は逆だと思うがねえ?と言うのは、小泉、安倍ラインの日本政府と官僚は信じていない北朝鮮だが、横田さんと、利用できるならジャーナリズムは信じて貰える可能性があるのですよ。
だから横田さん!あまりあなたが出過ぎた「経済制裁」を口にするのは止めた方が良いと思う、ますます北朝鮮に行き難くなってしまうし、お孫さんから自らが遠ざかってもいるのです。お孫さんにとってはとても淋しいことです。
もっと普通の親らしく、孫に逢いたい!娘に逢いたい!どうして逢わせてくれないの!と北朝鮮に請求すれば良い。「ひどい国だ!悪い国だ!」と、日本とあなたが一緒になって言っている間は、逢うことはできないであろう。
北朝鮮をコケにしては駄目なのですよ、誇り高き民族なのですよ、キチンとキムジョイルさんや体制護持に携わる方々の体面を確保してあげなければ駄目なのです。だから出来ていない日本を、小泉さんも、政府も官僚もあなたもジャーナリズムも国民の大多数も、幼稚と断罪するしかないのです。
ちょっとだけ考え方を変えてごらんなさい!ものすごい効果が発生します。
信じられないような効果です。キムジョイルさんは根性悪ではありません。
根性悪だったら中国も韓国もロシアも相手にしません。
話の分かる人です。それは「拉致」を自ら認めたことで理解できます。お人よしなのです。浮気を認めるようなものです。昭和天皇はいつまでもぐずらぐずらしておったでしょう。
今、国を閉ざしているのもブッシュさんの「悪の枢軸」の一言からです。そしてその言葉をイラク侵攻という行動で実践してしまいました。
それまでの北朝鮮は、軍事政権全体社会でありながらも比較的穏やかでした。ですから小泉さんも「拉致」と言う懸案事項を抱えながらも、ロシア、中国に負けじと、開放を求めて行ったのです。
「拉致」と言う行為は、かつてのアメリカ、ロシアも行っていたのです。
第二次大戦中及び終結後、こぞってドイツの優秀な科学者たちを自国に集めて、当時進んでいたロケット技術やら核開発競争に振り向けさせたのです。
戦争時における「拉致」は各地、各国で秘密裏に当然の如く行われていたでしょう。
日米戦争終結後、北朝鮮の戦争は今の今までずうーと続いているのです。
ただ日本が、経済の豊かさばかり追い求めて、あまりに北朝鮮に無頓着だったがために北朝鮮の戦争状態を軽視し過ぎていたキラいがあり、日朝双方の考え方に、大いなる違いがいつのまにやら生まれていた。
それが、「拉致は犯罪」などというあまりにアオくさい表現になってしまっているのだ。「拉致は戦争」なのだ。
そこまで言っても「北の哀れさ」の考え方に到達できないだろうか?




慮る

2006-06-25 22:33:13 | 政治
小泉さんのことを一言で言うならば、私は「慮る」に決める。
この小泉さんと言う方は、他を慮る心の希薄な人だなあ!とつくづく思う。
他人を慮る、他国を慮ることをしない、できない、自分に付き従わなくば、切って捨てる、そんなお人だ。
きっと離婚もその性質によるところがあったのであろう。
中、韓、北からの非難には、切って捨てる冷徹さを持ち合わせている。
日本人には比較的少ない人種のようだ。
ぐずぐずしがらみだらけの日本には案外よかったのかも知れないが、これは一時だけでしょう。何れまたぐずぐずのしがらみが復興してくる筈だ。それが日本の特徴だからだ。
切って捨てたつもりであるが、実際の現実はそのようにはなっていない、のが、何とも皮肉である。
今まで汗水流して儲けた分を無駄に使ってしまったのも小泉さんなのだ。在任中であるのにもかかわらず、ご褒美つもりの世界旅行を、総理権限で楽しんでいるようだ?普通だったら追求されても不思議ではないのだが、何故にか過半の支持がジャーナリズムにも蔓延しているようである?
バブルに踊った銀行、企業を法外なお金で助けてしまったのも小泉さんだ。お陰で日本改革どころか、日本経済国家をいかに救うかが彼の最大テーマではあり、心血を注ぐしかなかった。根治には至らず、取り敢えず「日本の破滅と世界への飛び火」だけは防ぐことが彼の在任中ではできたが、治癒した訳ではない、依然として破滅へのシナリオは静かに、確実に進んでいるのは変わらないだろう、もう、どんなに頑張ったとしても改革で日本を救う術さえも失くしているのだ、むしろ、改革と言う荒療治が却ってマイナスに働くことさえあり得る?
日本はいろいろな場面で、あさっての方向へ向かい始めているが、修正できるか?
何とも言えぬ。
ただ、彼の良かったと思える点は、北朝鮮を徹底的に打ちのめすことをしなかったところだ。少なくとも危機は回避できた。ジャーナリズムや安倍さんや世論の怒りの高まり、そのままに行動しておればどうなっていただろうか?まあ、その危機意識の覚悟ができてはいない日本だったので、そうせざるを得なかったことは確かである。
世論とジャーナリズムとの大キャンペーンに乗せられて動いてしまった失敗も、本人の地団駄であったろうに思う?自分の当初の意図とは外れてしまったと言うことだ。
イラクの頑張りが北朝鮮や諸外国に勇気を与え、北朝鮮の捨て身の咆哮で、傲慢米国に対して不信感を持つ、露、中、印、韓、北のアジアを結束させた。これはアメリカと小泉さんと日本社会の北朝鮮への厳しい対応が、大いに貢献していたのであろう。新しいアジアの流れ、うねりが構築された結果を見ると、日本が外された故の日本の貢献度は少なくないものがある。
欧州も米国との世界戦略対応に一線を画す方向に進んでいるのに、日本だけが「めくら滅法」世界戦略外交政策支持に動いているのは、周囲に慮ることもせず、その理性、知性両面に渡って疑われ、これから先、失った信頼を取り返すについて、まことに厳しい運営構築を強いられよう。靡いてくれる国にお金を渡してつり、やっとまともな外交が為されているように見える状況が、どんなことなのかは言わずもがである。靡くか、靡かないかで対応が180度違うのは、国内政治勢力だけの問題ではない、これがタカ派と言う国粋過激派の正体なのだ。


格差社会の回答

2006-06-24 17:43:30 | 政治
格差社会の成り立ちはどのようにして生じてしまうのであろうか?
答えは非常に簡単。
ギャンブル性を強めれば、恩恵を受ける人A様は僅かで、大多数がおこぼれBを頂戴することになり、それ以上にCの人はA様の人に貢献することになるのである。
貿易での黒字幅が大きい内は、それらもひっくるめた数字なのでまだ、貢献する必要も少ないが、次第に黒字幅が縮小されるにつれて、CがA様に貢献しなければならない金額が増してくる。
パチンコや競馬のギャンブルと全く同じであって、得てして主催者側(司る側)は収入が減ってくれば、ギャンブル性を高めて、一攫千金の夢を追わせるように仕組むものである。
それは、生活破壊者及び生活破綻者も同時に生む。
格差社会が現実に広まってきた、と言うことを理解できているのであるならば、つまりはギャンブル性を帯びてきた社会でもあると認識した方が良いであろう。
ではどこからギャンブル性が強くなってきたのであろうか?
一番の元凶は、中曽根政権時代の政策にあろうと思われる。
その一つに戦後、それまでずぅーと維持されてきた「累進税率」を変えたのである。
これは、そのギャンブル性を抑えてきた所得の平準性を変えた特徴的なものである。
この時点ではみんなが中流家庭であった。
政策というものは、その都度、その状況によって変化するべきものである。
建築が悪ければ、住宅、企業の設備、土地売買の促進策等、いろいろな手立てをするのであろうが、この累進税率改正が、金持ちをより金持ちにし、中流の片方を貧乏に、貧乏をより貧乏にする政策であったのは事実だ。それも彼は確信犯としてやったのである。
そして、これはレーガン政権が不景気打破のために、中流以上の人々への優遇措置によりて、住宅建設を容易にして、景気回復を目論み成功したことと一致する。米国のこれは、あくまでも急場しのぎの一時的な措置政策であって、戦後一貫して所得の平準化を標榜してきた日本が累進税率を金持ち優遇に切り替えたのは、ある意図を含んでいたと、捉えられても否定は出来ないであろう。
だから、それをいいことに、そのまま続かせ、一時しのぎの政策ではないところに政府の邪な無策が感じられるのである。
この政策は時に、高収入者を潤し、住宅建築、高級車、貴金属、別荘建築、役所の豪華庁舎建築、などに向かわせ、それこそバブルの全盛を生み出す元となったのであるが、反面、A様に、貢献しなければ立ち行かない立場のCの人間たちから、自殺者増大、税金滞納者増大、というオマケも連れてくるのである。それが、資本主義社会の宿命だ、あたりまえだ、と訳も分からずのたまう人もいるが、それでは国家としての存在意義はないであろう、単に「日本」と言う地域で良いのだ。
格差と言うものは、それだけでもいろいろな要素を引き連れてくる。
「身分違い」と言うレッテルもその内の一つだ。
私たちは、士農工商の時代から、そんな社会を戦後目指してきたのか?どうなのだ?
長々と60年経過して、日本人が今、辿り着いた峠の道は、結局それか?
お金のある人が社会に還元する、ない人がそれを享受する。そんなシステム作りが必要ではないのか?


ミサイル打ち上げ準備

2006-06-20 00:18:42 | 政治
北朝鮮のミサイル打ち上げ準備のニュースを取り上げないわけにも いかんでしょう。
麻生さんやエーと、安倍さんなどが、無闇に怒りを抑えきれずに怒りまくっているが・・・・
大丈夫だ、北朝鮮は日本など眼中にはないのだから・・・・どうせ敵視しているのだから、今更ご機嫌伺いするつもりもないであろう。どんなことになろうとも日本の意向で北朝鮮の思惑が変わることは絶対にないのだ!お金以外。北朝鮮をそこまで不信感をもたせてしまったのは、傲慢な者たちと釣られて付和雷同の日本人そのものたちなのだ。それから解説の諸氏に言っておきたいが、瀬戸際外交は、全くの米国任せ、依頼しっぱなしの日本国であって、進むべき道、方針のはっきりしている北朝鮮は瀬戸際でやっているのではないのだよ。みなさん日本人感覚で北朝鮮を考察しているのではないか?だからいつまで経っても相手の、他国の心が読めないのだ。
相手の心が読めないのは、イコール当然に自分自身も知りえていないのだ。

問題はアメリカだ、今一生懸命、情報を得んがために狂奔しているであろう。
ミサイルの正体が問題だ?
打ち上げるとしたら人工衛星かも知れぬ?また、核の積み込みかも知れぬ?
長距離のミサイルは着地点が大いに問題になる。
外貨獲得のためには、ミサイルの買い手へのアッピールも必要だろう。何せ、値段が破格だ!それで正確ならばヒット商品間違いなし。
打ち上げたとしても、打ち上げが問題になるよりも、正確に着地できるかが、米国のこれからの北朝鮮政策への鍵となるであろう。兎に角、どこまで飛ぶか、ではなくて、正確に着地できるかが、最大のポイントである。それは、ピンポイント攻撃が可能と言う結論になるからだ。
その正確さは戦争遂行のための威嚇の基本となるからである。
残念ながら、極右の麻生さんや安倍さんでは、怒り狂うしか脳がないであろう。まあ、彼らの役割は極右の国民たちを納得させる必要もあるのであろうが?ねっ!
その点では、アメリカがあらゆる部門に於いてしっかりしてくれているので、ながーい経験による、危険に至る単純ミスを防げるので助かる!彼ら二人はどれほど自分たちが危ないことを言っているのか、分かっているのだろうか?
マスコミはどこまで飛ぶか?と言う、アサってな問題提起しかしていないが、正確さが実は大問題なのだ。誤差の設定がプラスマイナスいくつか?で、全ての物事は決まるのである。つまり、正確に東京のド真ん中に核を落とせれば、それで決着はつくのである。
そのくらい怖いことなのだ、無闇に挑戦的にはできまい、言葉も選ぶしかあるまい、その言葉を選ぶことの出来ない人には、国の運営を任すわけにもいかないだろう。
打ち上げが為されなければ、米国も日本も、前へ歩を進めることなのであろう。
つまり、譲歩をすることなのだ。
北朝鮮の技術力がどの程度のものかの判定できる試金石と見ても取れる。
闇雲に怖がっても仕方ないし、さりとて、無視するわけにもいくまい、言えることは、極東アジアで嫌われている麻生さんや安倍さんの意見は、北朝鮮からも馬耳東風で聞き流されていることではないかな?
北朝鮮も失敗は許されない状況下である。果たして勇気を持って打ち上げることができるであろうか?何とも言えぬ?
米国の交渉が成功するのかどうなのか?6カ国協議に引っ張り出せる?もこれも何とも言えぬ?譲歩案次第による。
日本は交渉相手国にもしてもらえないから、隣の問題でありながら、ただ外野からワイワイ言っておるしかないだろう、哀れなもんです小泉内閣の正体は?
いつでもござれの軍事政権国家の北朝鮮の「不幸」を見て見ぬ振りをしてきただけに留まらず、拉致大騒ぎして世界にその悪質さの宣伝をしてまわったツケが、現況を表わしてもいるのだ。
北朝鮮が修正効かぬ国家ならば、それも致し方なかろうに思う。しかしながらその国家は現存し続けているのだし、相当数の国家に認められてもいるのだ。
いちばんに考えなければならないことは、キムジョイルと言う名の大将(日本で言えば天皇と総理大臣を足したような存在)の人が「拉致」を認めたことの重大性を日本国民は言うに及ばず、あらゆる階層、あらゆる各界のひとびとが「軽視した」事実に賢民は心しなければならぬものだろう。
それが、日本の為政者のように「謝罪と反省」が心の内部から発生したものでなく、形式上のことと同義ならば非難もやむを得ないであろう。それを単に「犯罪を行った者」と認定して、怒り狂ったのであるならば、それは蔑視につながり、軽視につながるのである。
全体軍事社会を統治する絶対権限者の「謝罪と反省」が、日本統治者の有限責任と同義であろうか?日本国民は考えたことが果たしてあるか?
その「謝罪と反省」の言葉の持つ北朝鮮国内部への影響、世界への反響に対する勇気がどれほどのものか、考えたことがあるか?
昭和天皇の「謝罪と反省」にどれほどの年月を要したと思っているのだ。それも「不幸」と言う言葉で濁しているだけではないか?
それこれを踏まえた上で、為政者は国家間の外交を考えんとならんのだ。
ジャーナリズムも、司る者たちも、解説の学者氏も軽々しく論を展開しては、下手な方向へ誘導していくばかりである。あまりに拡大して取り上げてしまうと、それは、「恨み、つらみ記憶の確認作業」をしていくばかりであって、安穏に生きるに不必要な物事の「忘却の知恵」も前向きに私たちはこれからは身につけていかなければならないのだ。それこそが、賢民の賢民たるゆえんなのである。









上海強力機構

2006-06-16 23:51:11 | 政治
「上海協力機構サミット」日本が参加できないので、日本の新聞はあまり取り上げてはいないが、これは日本周辺の出来事としては大きなものである。
はっきりと日本は隔絶されてしまっている。
まあ、アセアンも韓国も入ってはいないようだから、それほど悲観することもあるまいが、常日頃述べていた露、中、印の結束の強さが垣間見られるであろう。
小競り合いを起こしていた昔日とは、遠い彼方である。
このお陰で、印とパの小競り合いまで消えてしまいそうである。これが本当の力の現し方なのだ。こういうのを建設融合的というのだ。しきりに喧嘩相手を作り上げてしまう破壊的、他国排他蔑視も連れてくる愛国ニート的な日、米とは違いますな?
米もかつてはそうではなかったのだが、レーガンさんの軍拡競争が利をもたらしてしまった結果、その意識が強く芽生えてしまったのかも知れない。
日本は、やれ北方領土を取り返せ!の右翼的音頭にのせられて、無為に拡大意識が強いものだから、露を敵に回し、今、中、韓、北を敵に回して、経済貿易立国が、何を考えているんだ!と思うほかあるまい。
本当の日本人の意識は、何も無いところから有を生み出す能力であるのだが・・・例えば、北海道の寒さにもめげず、米作が今では日本一であるように、また、雪国でありながら、それにも耐えうる稲を作り出すとか、素晴らしい能力を有しているのに、無闇に領土に拘る。これは、多分日本が物づくりを基本に置かず、ブローカー社会のペーパー経済を是として容認しているからなのではないだろうか?
物づくりの人間よりもそれを管理する人間の方が数倍多く、価値も高い、とする現状が、歪みをもたらしているのではないだろうか?
結局、敵にまわして北方領土が返る筈もなかろう、韓国を嫌って竹島の有効利用も出来まい、そんなに頑なでは、孤立するだけだ。
拉致被害者も、経済制裁を唱えたときから、もう帰ってくるのを諦めたのだ、と思った方が良い。大騒ぎして結果が良くなることはありえないのだ。
米と北との戦いは即、日と北との戦いであり、勝っても負けても痛手を負うのは、北朝鮮であり、日本であるのだ。
こんなに近くにおって、こんなに早くミサイルが届く位置に居る同士なのだ、しっかりと心して接してもらいたい。
それこそ、「和」は日本のお家芸ではないか、いつまでも敵対心を持ち続けていると、いつまでも融合ができぬ。日本は徹底的に頭を垂れるべきだ。
それでこそ、「怨念」は晴れる。元、加害者が敵対心を持ち続けていれば、それは「傲慢」と言え、拉致被害者の執念を見れば、その「怨念」は誰でも理解できるであろう。
賢民であらんことを祈る。

なんでもかんでもお金で解決

2006-06-07 16:00:10 | 政治
忘れぬうちに
先日来、極右の麻生外務大臣が中国へ行かせてもらって、やっと中国外相と会談することができた。「日本の中国への投資が減少しているから、中国も私と会わないわけにもいかんだろう」と、ご自分の体面を維持したくて格好つけて、うんぬんと申していたが、結局なんだい、円借款を再び始めるらしい?との事、やっぱりそれかい。しかし良かったね、命拾いした麻生さん!
このまま9月まで中国に行けなかったら、恥かしくて穴があったら入りたかったところでしょう。言いたい事を言う、やりたい事をするには大金が掛かるのですよ。これからは少しは考えんとなっ!
アフリカの次に南太平洋の島々へお土産持って旅行に出掛けた小泉さんといい、この国はなんでもかんでもお金で解決なんだな。
しかし、日本ではその手法は通用しても、外国人の心はそれで果たして変えられるかな?やや疑問?
おまけに天皇まで引っ張り出してお願い行脚ときたもんだ。米国の超右翼の国連大使まで手なずけている。お金がでているのか、いないのか?そこまでして肩書きが欲しいんか、靖国詣でしたいんか、マコトの無駄金使いの迷人さんだなあ。
2島返還打診も、プーチンさんに袖にされる。この国の官僚も小泉さんも、ジャーナリストも、立ち置かれている状況っていうものがトンとお分かりになっていらっしゃらないようだ。靖国参詣の、小泉さんの仰る、その「心」って奴が、極東アジアだけではなく、世界にうさんくさく思われているのが理解できてはいないし、その収拾には、莫大な労力を要すだけでなく、見栄張って、格好付ける、には、莫大なお金もかかる。そのお金はみんなの血と汗の結晶なのだ。それがそんなことに使われてしまう。
結局、日本の財政事情ってやつはどうなってんだい?借金だらけの筈だが・・・・?
外貨や投資分がかなりあると言うことなのかな?
収支はどうなのだ?
時間ができたら調べてみよう。
まだ、世界にバラ撒けるお金があるうちは影響力を行使できるのだから、それはそれでも、みんなが理解している自民党の政治手法だから仕方もないが、常任理事国入りをお金で買えたら、この世が、みすぼらしい世界にはなるわな。
日本のような未成熟な国が、肩書きの欲しさ一点で、常任理事国になれたとしたら、世界の一生の不覚であろう。
愛が欲しくて平民に要求するような国だものな、司る者たちが、自分で努力して「国の魅力」を作り上げようとしているのではないものな。
こんな風になってしまうのも、日本人のバランス感覚の希薄さが、日本国自身をその道へ追い込んでいるのだ。
常任理事国入りを希望するのも、その邪な心が読み取れるのだ。所謂、制御機能を役立たずにした末の経済技術成長大国で、得意満面、いい気になった政治小国を司る者たちは、近隣諸国に対して、単にいい格好したいのだ、単に威張りたいのだ、力を誇示したいだけなのだ!(それらがそのまま政治小国の証明になっている)
どんな言い訳をしようが、見え透いている心の中は、まるで中身の伴わないスカスカかぼちゃ型脳ミソ、なのである。
アーア、ヤダヤダ日本のこんな性質、体質。
批判非難をうまくかわし、正当化が上手にできる人が、日本では珍重されてリーダーになる要素の一つだから、内実が伴っていなくとも役目は務まる。
そんなだから、国自体の「国心」の「精神成長」が、いつまでたっても成就為されないのだ、ひじょうに残念!


名誉ある地位って、何だ

2006-06-03 23:13:19 | 政治
日本という国がどのように進んできたのでしょう。
憲法が、戦争の放棄を謳って、武器を持たない、武力で問題を解決しない、と宣言し、且つそれなのに、それであるのに国際社会で名誉ある地位を占めたいと思う、と希望を述べた。
武器を持たずに、しかし、国際社会の中で「名誉ある地位」を求めたのである。
残念だが、共産主義の台頭、拡大によって、アメリカの依願に、「あなたの国の指導によって作られた憲法ではあるが、私たちはこれをしっかりと守り通すことによって、国内及び近隣諸国民の犠牲に報いることが出来る」と、断ることもせず、多分、商人政治であるからだろう?
世話になっているからとの思いもあったろう。折角、希求した恒久平和宣言の武器の放棄もなし崩しになってしまう。こういうところに日本の日本人たるものがあるのである。
ここは本来、何を言われようとわが身の保身に向かわず、首になっても、怒りを買っても、頑固一徹を押し通すべきものであった。その一徹さの思い入れは、かなり難しかったにせよ、やがてはきっと米国の高官たちにも届く筈であったろう。しかし、共産化への色替えは、保守層にとって、ただ、ただ恐怖であったに違いない?
しかしながら、それが名実ともに揺るぎない信念と申すものである。残念ながら日本の政局を運営していたのは、戦争前の財閥政治と同じ商人政治が主流であったことが、今日の矛盾を作り上げてしまったのではないか?
つまり、この時点で、「憲法精神」から逸脱し、憲法の下に、忠実ではなくなったのだ。そこから保守層の憲法軽視も始まっている。
金字塔の如く、厳然と聳え立っているものではなくなったのである。
今、この憲法精神に則って日本社会が構築されていたとするならば、世界の賞賛に値したであろうが、実際、現実の今は・・・・?
私たちの先人たちは、いろいろな政治手法を経験してきた。
天皇中心の一宗教国家でも結局はうまくゆかぬ、武士の単独裁軍政国家でも争い事は起こってしまう。
試行錯誤の結果、みんなを一つの決め事の下に集合させる方法に辿り着いた。どんな人でも、天皇さえも、憲法遵守を建前として生活していかねばならない、と決めた。それなのに米国の要請に早速も踏みにじってしまった。憲法が軽くなってしまった瞬間だ。
「普通の国になりたい!」とする、どこかで聞いたようなフレーズだ。「普通の人に戻りたい!」ってあれか?
良く、「日本の自衛隊が弱くても、米国が守っていてくれたから他の国から攻められず、平和が維持できたのだ」と考える人もいる、が、それでも一応38度線で落ち着いた。中国も台湾にまでは、共産主義を押し付けることをしなかった。
まあ、米国との取り決めもあっただろうし?日本の追い出しに、米国への感謝もあったからであろう?
以後、共産化南進の嵐はアジアではベトナムに向かう。
日本は米国にとって、共産主義の防衛線であり、イスラムの防衛線であり、極東アジアの睨みの要衝でもあるから、米国と密度濃く接しておれば必然的に、日本の永世中立なんて許す筈もない、したくともとても出来る位置関係ではないだろう?
日本国憲法制定時の米国には、向かうところ敵なしの状態であったろう、あらゆる国々が大戦によって疲弊し平和を希求していた筈だ。だからしてこのような憲法でも、その時点では有り得たのだ。それを承認したのは紛れも無く日本高官であり、日本社会であった。しかしそれも共産化の大きなウネリの前ではもろくも崩れることとなる。
今、中立を目指すためには、社会主義、共産主義、民主主義のお互いの歩み寄りしかないではないか?
おたがいが、長所を取捨選択して、真似して取り入れることが国家の発展に寄与することになるでしょう。だから私は予測します。
共産主義を体験して、挫折し、それから経験則を得、それらを下地として抱えながら、資本主義化、民主化の真似をして取り入れようとする国のこれからの発展性は、想像を遥かに越えることでしょう?
それに引き換え、資本主義、民主主義がこの先も最大で最高のものとして認識し、共産社会の長所には目もくれない、アグラを掻いた人々の凋落は、何れ始まることに疑問の余地はない。それがバランス感覚の際たるものである。
しかし心配もある、日本の急激な成長率は、ブレーキ制御機能の抑制にあることは論ずるまでもない、それが幼稚さを促進していることも分かる人には分かる。だから、これからの成長国が同じ道程を辿って欲しくはない。肉体と精神の歪み、アンバランスの心が発生してくるからだ。
急いで、一定の安定ラインまで底上げしておきたい気持ちはわかるが、欧州のようにブレーキを踏みつつ確認を怠らず「ゆっくり」で良いのだ。長いスパンで見るべきだ。
そうでないと、ブレーキ機能に錆びが付き、致命的だ。
さて、日本に話を戻せば、3万人の自殺者の件は何度も私は書いた。
あのアメリカvsイラク戦争で確かイラク人民の犠牲者は3万有余人と聞いている。
なのにこの自殺者数、警察も厚労省も合っている3万人。
大変な出来事なのだ!
しかも今の現在も進行している厄介な病気なのだ?
「過去拉致」など問題にもならないくらい日本社会にとっては重篤な問題なのだ。
憲法の理念など、どこぞやへフッ飛んでいってしまった。「美しい日本建設、名誉ある地位を得たい・・・」それどころの話ではないだろう!
「愛しましょう、我が日本!」・・・・まるで空虚の極みではないか。
司る者たちは何を血迷ったのか?何しに大学へ行ったのか? 教えて欲しい・・・!!