宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

制御と言うシステムの重要性

2006-03-22 23:39:13 | 人の心と国の心
自衛隊だ、軍隊だ、自衛軍だ、識別などどうでも良いことだ。
肝心要なことは、命令一過、異もなく整然と冷徹に行動を起こす組織であることの危険性や逸脱を常に内在させたところにある。
トップの思惑がそのまま表現される怖さは、他の追随を許さぬことであろう。
役所とか、会社などでも当然それはあるものだが、それよりも異質な存在である。
それが巨大化して一人歩きを始めると、欲望の押さえが利かなくなって外れていく可能性を秘めているのである。
常にその事態が訪れぬように監視をしていなければならぬ。
防犯カメラでの監視だけではなく、いろいろな役人、政治人、国民の意識などが歪まぬようにしっかりと監視すべきなのだ。人間のやることだ、間違いもあろう、失敗もあろう、作為もあろう、無意識行為もあろう、しかし、修正する能力を失っては自滅するのみだ。
監視組織とは、制御コントロールシステムなのだ、このシステムがうまく機能できていないと、大人の分別が育たないので、例外は認められない。
監視だからと言って、逸脱を全てoffにするわけではなく、大きく逸れるのを是正するものである。それが、近隣の中国では存在しているのであって、日本ではそれの機能が未熟なのである。行き過ぎがあるので、近隣諸国が不安を覚えるのだ。
どんなに言葉で反省しようが、必要を越えた闘争心、敵愾心は、害をもたらすばかりで、その機能が不全である以上、言葉の反省が、信用、信頼につながらないのです。
どの国でも、どんなに日本が反省の言葉を繰り返そうが、今の平和で戦争やいざこざのない時代であろうとも、制御する能力に欠けた国、日本に対しては「ゆめゆめ油断せぬように」と、騙まし討ちの真珠湾攻撃、謀略の満鉄爆破、を例に出すまでも無く、子々孫々に至るまで語り継ぐことになるのは、当然に理解することができるであろう。日本に一度悲惨な目に遭わされた経験は、それほど強い執念なのである。きっと、被害者の立場に立てば、多くの人々は子供たちに諭すことになるのは必然なのではないでしょうか?
そりゃそうだ、犯罪を冒すタブーを越えるスリル感刺激の体現は、一種の麻薬に取り付かれているようなものであって、自覚、検証、反省、人生時間の損得勘定、及び意志なくしては、止められるものではない。例え反省を何べん唱えようが、タブーを越えるスリル感刺激への誘いは強烈なものなのである。反省無き者たちはやがて再びの刺激を求める犯罪行為に近い行動に走る可能性が無いとは言えない。

常識と偏り・それが問題だ

2006-03-20 00:06:09 | 
中国に相手にされない、挨拶もさせてもらえない麻生さんは総裁候補、ホントに問題外でしょ。
安倍さんも、然り右に同じ。もし、このような方々を選択するようであれば、「殿!!ご乱心召されるな」と叫ばなくてはなるまい。
しかし、党の選択だし、私などがとやかく言う筋合いではないが、即、日本の総理の立場になれば、避けるわけにもいくまい。
しかし、彼らを選択することはどう言う状況を生じてしまうのか?容易に想像はつくであろう。それでも敢えて極右の攻撃的布陣を選択するのなら、そのトガは選択民が負わねばならぬものだろう。
極右を台頭させることが、どんなにか常識外れの利己主義に走るか、を、とくと御覧あれっ・・・・
中国が軍事力を拡大させているのは、危険で攻撃的で無慈悲で単純細胞な共和党政権国家アメリカへの対抗措置であって、無論、中国一国でアメリカに対峙させようと言う気持ちもさらさらあるはずもない。だからこそのロシアとの共同歩調なのだ。それをさも日本を標的にしておるんだと言わんばかりの牽制球は、敵対心を増幅させ、結果、ますます日本を窮地に追い込むばかりである。
喧嘩腰で行って、打ち解ける筈はあるまい。
しかし、読売の渡辺さんや中曽根さんの変わり様は何だ?
180度の転換だ!死の間際になってくると、弱き者たちの痛みが良く分かるようになってくるのか?
痛みを自覚してこそ本物に行き当たり、浮かぶ瀬もあるものだ。若さの勢いにかまけていると、それが残念ながらわからないらしい?勢いの必要な場合も時にはあるが、逸脱も視野に入れておかねばならないものだろう。右翼の方々のブログを拝見していると、浅はかさが良く見える。偏りが良く見える。剛には剛ではまずい、剛には柔でが常識である。それさえも理解できていない文面が多い。
拉致に怒り、非難に怒り、軍事力増大に怒り、相手にしてもらえていない状況にコケンに拘わるから、その逆恨みの怒り、バカにしていた発展途上国の上からの物申しに怒り、何でもかんでも何をしても気に入らぬと怒り、何とまあ、ケツの穴の小ささよ。そんな歪んだ心が、その国心の自覚の無さが、周囲の友を失うことになるのだ。中国、韓国、北朝鮮だけではない、声なき声のあることも忘れてはならない。パールハーバーは人々の記憶の隅にあるのだ。日清、日露もあるし、土地と資源を求めて南進し、島々の国々も占領された記憶が生々しく現存しておるのだ。その中には残酷な出来事もあったであろう?
それを自分勝手に忘れてしまって済むと思っているのか!
ドイツのように懸命になって何か運動してきたか?「もういいよ」と言ってくれるまで償ったか?私たちは・・・・
それなのに・・・よく横柄になれるな。
被害国をなじり、攻撃できるな。
それは・・・・・資源強盗殺人をした加害国としての自覚と反省ができていないからなのだ。
それが遠くの親戚より近くの「友」を失うことにつながるのだよ。




被害者、被害国が反省する理不尽。

2006-03-14 22:38:30 | 政治

兎に角、麻生さんと安倍さんだけは、止めてくれませんか、国民の皆様、代議士の皆様。
これ以上中国と韓国との軋轢が増えては、日本経済にも影響してくるのは必死です。確かに中国はオリンピックを控えてはいますが、それをいいことにやりたい放題やっていては、何れ亀裂につながっていってしまいます。
今の日本は、安い加工品なくしてはたちゆかなくなっているのです。それで息をしのいでいるようなものなのです。麻生さん、安倍さんでは、どんなことになろうとも中国は一歩も譲ることもないでしょう。ますます、日本に対して強面になっていくだけなのです。
いたぶられた歴史で育った彼らに、日本人の形だけの二枚舌は許せないことなのです譲れることと、譲れない、譲ってはならないことがあることを小泉さんも、二人も分かってはいないのです。自分のこと、自国のことしか考えない彼ら(日本人のことを考えてくれているように一見的には見えるから支持もされるが・・・)に、国政を任せるのは、御隣りとの摩擦であるだけに、日本にとって非常に不具合を生じることになる。
これからも一事が万事ことごとく衝突、いざこざを繰り返すことになるのは自明の理である。そりゃそうだ、互いに信念と信念のぶつかり合いだからだ。それも、互いに相手を見下している同士だからだ。
中国は、強盗戦争を起こした、反省を持たない、理解しようとしない、挙句、元来た右傾化に走る程度の低い日本の国民性に・・・
日本は、日本で、大和魂と武士道とのゴチャ混ぜの攻撃精神で、大陸動作のトロい国民性を心の奥底で精一杯小バカにしてせめてもの優越感にしたろうとする。
はなから、そんなくすぶり続ける心の闇を持つ者同士が、安寧、安全に交差できる筈もないのだ。加害した者が横柄、傲慢、また、取って付けたおべんちゃらになれば、その信用度はガタ落ちになるくらい誰でもわかる。
被害者は加害者が考えるよりもその加害者の行動機微というものには、鋭い視線を投げかけるものであり、言行一致が信用度のバロメーターでもあるのだ。
何度も言って聞かせるが、反省は被害者がしておるのだ。分かるか?被害者が反省しておるのだよ。加害者には、その隠された深い意味は一生分かるまい。それが被害者にとっては悔しいのだ!! それが精神年齢を決定付ける要素の一つなのだ。経験はないがどう言う訳か私には分かる。日本は自分のシステムや精神の制御コントロールを自在にできぬまま、身体だけ大人になって、精神がついていけないのが実情なのである。それは犯罪を行う者に良く現れる特徴を有している。
そもそも、日本にバランス感覚がないのだ。それぞれが信頼できると思っている人が右傾化へ舵をとると、皆で右へ向く。小泉さんに一方的に勝たせる。バブルにみんなが一斉に踊りだす。今またミニバブルインフレに踊りだそうとしている。
ひとりひとりに国家バランスを維持しようと言う動物的本能から発する心持が欠損しているのだ。
つまりは、「バランス感覚欠如症」という病気なのだと思う。先天的なものか、後天的なものかは定かではない。

 

 


外務大臣が挨拶にも行けない

2006-03-12 19:58:55 | 政治

私の間違いをここで素直に謝っておこう。
私は7000円台の株価で長い間、低迷を続けていて、日本沈没か?ってときに、何の理由も見当たらず、あれよあれよと言う間に10000円台に回復してきたのを勝手に分析して、日本銀行が政治後押しでアメリカ外資に日本株式会社株を買ってもらうように依頼したものと勘違いしていました。
実は量的緩和だったんですね。
でも徳政の一種であることには違いありませんな。インフレ誘導でもあるのでしょう。こんな最後の最後の窮余の一策もあるんですな。勉強しました。これが全部下に染み出てくるようならば良いんですが・・・まずそれはないでしょう。
インフレ懸念と二極化が叫ばれ出して、日銀総裁も流石に批判を恐れて早めに手を打ったか? それもこれも、つまるところ行財政改革が遅々としてすすまない政府与党のていたらくによるものなのですよ。日銀総裁も「ご苦労さん!」ですね・・・・きっと苦笑いでしょう。


 さて、今日はそれよりも麻生外務大臣の中国、韓国への訪問が今になっても実現できない哀れさを訴えたいと思います。
安倍さんでも右に同じです
普通はアメリカへ行き、お隣りの大国(経済重要国)中国へも外相として就任挨拶をするのが普通でしょう。それができないのは選任した小泉さんの責任ではないのですか?
マスメディアはどうしてそこのところを表現しないのですか?できないのですか?「わが国首相」と言う配慮ですか?日本としてこれはハズカシイ限りではないですか? 経済の密接な国に挨拶も行けない人たちが、次期首相候補ですか?何かの間違いではないでしょうかねえ。もっとも総理自身も中、韓にさんざん袖にされても、覚悟ゆえの靖国問題の確信犯であるからして、てらいもなく首相をやっていられるんだから、トンジャクなく首相なんてできるんでしょうかねえ。日本国民に支持さえしてもらえばいいのだから・・・・ということはいささか、あの戦争時と同様に国民自身にこそ問題があるのでしょう。
どうして、自殺者数3万人とその家族を生んだ土壌を徹底追及しないのか?できないのか?
これらの状況は、世界のいい物笑いの種ではないでしょうか?客観的に第三者の国から眺めて考察してみてください。
マスメディアも寄らば大樹(大衆人気に裏打ちされた)の陰?ですか。小泉さん、石原さん、麻生さん、安倍さん、など彼らは、強い国であるべき筈のかっての日本を引きずり、その自己実現への強行路線が、日本を必要としない自立能力に至っている国、中国、韓国との軋轢を生んでしまう。
軋轢の後にくるものは 何だ?・・・・・・・・国交断絶、外交官引き上げか? 何でそんなに喧嘩をしたがるんだ!何でそんなに優越感を持ちたがるんだ!舐められて、アジアから阻害され、自信喪失するのがそんなに怖いのか? 否定されるのが怖いのか。
もうすでにその右傾化のためにアジアではオフリミット(軽視)されているではないか。
こう言う方々の、若さにかまけた弾力性、柔軟性のなさが、ちょっとしたつまらないことで、いざこざや喧嘩、戦争に至ってしまうのだ。もう少しトップリーダーからして人間を勉強した方が良いと思うなあ・・・・
マスメディアももっと挑戦的であって欲しい。例えそれが大衆の支持を得られずとも、「危険に至るかも知れない方向性」本能で感じとって、ブレーキ役としての最後の貢献をして欲しいものだ。
この右傾化にかぶれるのも一種の宗教のようなもので、言うだけ口が減るから、中、韓のお偉いさん方も無駄な声は出さない。まして、他の国々も正直、世話になってる点もあるので、自制に期待して、表向きはダンマリを決め込む。
しかし、小泉さんには被害国の気持ちが伝わらずとも日本国民にはアピールし続けねばならないとは思っているであろう。
豪などが「中国を選択する可能性を示唆する」ことは、日本はただ単に、消費国としての存在のありがたさのみであったと言うことだ。その点では「これからの中国」の方が余程よいのである。
中国、韓国からの文句は「ありがたく」感謝せねばならない、日本の右翼的な傲慢をわざわざ指摘してくれてもいるのだ。言ってくれている内が花なのである。それに対してわが国は、自らの挑戦的な傲慢を感知し謙虚な外交を行っていかねばならないのだ。
本当は中国も韓国も北朝鮮も傲慢右翼ではないなら、日本が好きなのである。お隣りであるから、だからこそ言うのだ。気持ちを分かって欲しいのだ!それなのに泰然自若になれない国民性はいかんともし難い。


美しいものの射程距離

2006-03-11 19:32:51 | 憲法

RSSリーダーって画面から見ると、実に右寄りのブログが多い、よくもまあこれほど右翼思想が定着したもんだ、とあきれ返ってもいるが、gooにいつまでも載せられている右よりブログがある。gooの姿勢なのか?それとも反響の大きさ故なのかは定かではない。
私のブログは載せられないことも度々であるし、すぐ消されていってしまう。何ともはやっ・・・・?
右寄りブログは、押しなべて「重箱の隅をつつく」ことに終始しているようだ。これで、被れてしまう人たちがいるのだから不思議だ。物事には一番適切な射程距離というものがある。つまり、一番美しく見える位置だ。オリンピックフィギィア女子の荒川静香さん、の流石に金メダルの舞は美しい。他の人のことよりも、自らの舞をみんなに見ていただくと言うサービス精神が作り上げたものであろう。それだけとは言わないが、少なくとも、に駆られてとか、他の人たちよりも上になりたいとかの気負いの感情はなかったに違いない。それがあの美しい舞に染み込んでいたと私は見るのだ
しかし、自分自身の演技中の葛藤はいろいろあったに違いないし、細かく見る位置、立ち位置によっては失敗も醜さもあったかも知れない。しかし、その位置で私たちはなるべくなら見ない方が良い。その位置はコーチと本人だけでよいではないか。美しいものを見れる位置にいた方が良いと思わないか。
あげあし取って、隅っこ突いて、日本に実りあるか? 優越感にしたれるか? あまりに情けない、狭量で寒々しい人格ではないか? それはその人、その国のヒドイ顔相になるぞ
日本は世界の中の日本なんだし、アジアの中の日本でもあるのだよ
他の国が嫌がる攻撃を、視野狭窄の狭量になって見境いも無く、敢えてやってしまったから、憲法を作り上げた人たちは、二度と日本がそのようなことをしないように、戒めを込めて前文に記したのではないかい?どうしてこのような憲法前文が出来上がっているのか?その中の「心の機微」に触れる箇所は重要な意味を持って書かれていることを勉強し直そうじゃないか。
その本質は、時代が変わろうが、状態が変わろうが、そうそうには変わるもんじゃないことを付け加えておこう。

お金はいくらあってもあり過ぎると言うことはない、とか、土地もあればあるほど良い、とか、周囲のことも考慮せずにバブルに踊ったり、右寄りにかぶれて、日本を優性に見立てる意識を持ったり、量的緩和なんて、よく恥ずかし気もなくこんな徳政できたものだ。このように、日本の本質、特質は古来より全く変わりゃしないのだ。

 


モルジブとブータンだけ

2006-03-07 07:50:11 | 政治

モルジブとブータンだけ ?・・・・・笑うしかないね。
日本外交の「ストップ安」これっ? 昨年の常任理事国入りにアジアでの賛成票を入れてくれた国の名前だそうです。
ハッハーン? それで!・・・NHKに「日本をもっと宣伝させろ!」ですか。
右傾化だけのせいとは、私もね流石に言いませんがね、外務大臣に問題の極右の麻生さん、官房に同じく極右の安倍さんをバッテキして、中国に喧嘩挑戦状を叩きつけた小泉さん!北朝鮮対応、そして靖国からの一連の動き、お見通しですよ。
バックボーンに右翼とヤクザが背後霊でいるんですかね。
あらゆるところから大使を呼び集めてお金を使い、アジアでたったこれだけ? 私の言った「声なき声」ってこう言うことなのですよ。
知っていましたか「右翼礼賛の方々」と「もどきの方々」と「かぶれの方々」その思想や考え方は、周囲に嫌悪感を与えるのです。ちょうどヤクザ、右翼、暴力団、犯罪者がお隣りさんにいるようなものなのです。立ち直ってくれるならまだしも、真から「申し訳なかった」との思いがあるならまだしも、
軍隊持つのに都合悪いから変える、とか、平民の分際で義務を怠り権利ばかり主張する今の日本は、命令が行き届かなく、腑抜けの集まりだ、とか、の考え方に大人の分別があるだろうか? もう二度とあんな目に遭いたくないと切実に思っているのは日本人ではなく、近隣の国々なのです。それだけ日本人にそのような意識が薄いのは、日本のトップリーダーたちが本心から追求してこなかった結果です。
全ては経験者の語り継ぐことだけに委ねてきてしまったツケでもあるでしょう。先人の悪行は問わないという、日本に流れる思いやりと言う名のなし崩しの悪癖でもあるのです。
戦後、最低、最悪の外交事情です。文句を言うのは嫌中、嫌韓、特定アジアだけ、なんて勝手に作った造語の右翼の言い分も「化けの皮」がはがれて、うすっぺらにしか見えませんかね。
このようになってきた始まりは、「拉致」の対応だったのです。マスコミの、影響を考えないうすっぺらなキャンペーンに端を発しています。そして、訳分からずも日本では賞賛されていましたが、実際はそれに乗せられた総理の軽薄な行動がスタートです。経済大国の影響力は何処に行ってしまったのでしょうか? アジア発展の原動力の感謝はどこに行ってしまったのでしょう? 実際それらが霧消してしまった。全てそれらが「靖国」への「勝手な思い込みと姿勢」「憲法」への「勝手な思い込みと姿勢」で消えてしまっているのです。これらは右翼、大和民族思想の一部にある?特有の優秀性の思い込みから来る、排他性、自国を持ち上げんとする気持ちからの、他国蔑視の貧しい精神に由来しているのでないのか? どちらにせよ、笑ってもいられないうら寂しい「日本外交冬の到来」大人になりきれない、何処を目指しているのか分からない矛盾と不安定で未熟な心が、日本人の中には垣間見ることができる。
確かに日本の右寄りだけが不支持の理由とは言えますまい。
しかし、歴史ある日本国が、小泉さんが、麻生さんが、安倍さんが、右翼が大見得切ったところで、所詮、その右寄り国粋の「国心」を支持してくれる国はそんな程度なのです。
それぞれ賢人たる者ならば、良く自戒した方が良い。君子でない者は、自戒など上の空であろうが・・・自分の考えが、世界に通用しないことをしっかりと理解することから始めるのだ。何処かから狂っているのだ。自分を、日本を「善」とする考えを捨てることから始めるのだ。もっと対極からの視点に磨きをかけるべし、それが大人だ。
日本の経済が発展したのはアメリカからの猿真似があったのだ。これからは中国も日本の猿真似から始めるだろう。日本もリードオフマンの器になれなければ、負けずに中国の猿真似するが良かろう。昔はそうだったのだ。

 私たちも、現総理も、モルジブとブータンだけと言う現実を、それぞれにしっかりと謙虚に直視しなければなるまい。これは中国の宣伝によるものだけでもないのである。

小泉さんや取り巻きの極端な右傾化誘導が、国民総意の変化に影響しており、それと共に比例して諸外国との軋轢が生じているのである。

周囲を気にせず、自分の殻に閉じこもればその中は「安寧」であろうが、アメリカ以外他を寄せ付けない、受け付けない態度は、やがて孤立動乱を招くであろう。


憲法改正65%だそうな

2006-03-05 20:02:57 | Weblog
毎日新聞に憲法改正65%と載っているらしい?
読売、産経新聞でないところがどうにも辛い。さて、これで思うところは、政治が民主のていたらくで、大政翼賛会風に相成り、3ぶんの2の可能性がでてきた。
国民は過半数以上の可能性ならば、いよいよ実現の可能性が高い。これで60年以上続いた現憲法による、恒久平和への祈りにも似た宣言の喜びや、当時のアメリカの考えに基ずいた、それまで大日本国憲法下において厳しく制約されていた「国民の権利」のありがた味、その意識も育たぬうちに残念だが、返却することになる。
はっきりと日本の民は 「変質」 を選択することになり、世界が、アジアが、日本のその「変質」をはっきりと認識して、まだ批判の声の上がらぬ国々さえも身構えることになるであろう。そりゃそうだ、資源強盗殺人犯が反省せずに (真面目に生きるしかなかった「きまり」を都合悪いから直そうって言うんだから、反省していないことと同じと取られても仕方がありませんな) またぞろ「悪い虫がうずきだしたな」 と他国は認知するのです。
つまり今回の憲法改正動議が、右翼的性質(「十五年ごとの戦争」は背景に極右翼的台頭があったのです)の人々の背景から発せられて、一般人がそれを追認することになる。今にしてやっとその思想が日の目を見るときがきたようだ。赤尾敏さんが無視されていた頃とは雲泥の差だ。これからは、国同士、或いはテロなどとのいがみ合い、角の突き合い、衝突の危険な中に、自らが率先して飛び込んでも行くように相成る可能性がある。
遠い国かも知れないし、お隣りさんかも知れない?それなりの覚悟が必要だ。
国内にあっては権力自慢が大手を振って闊歩するようになるだろう。大国との小競り合い、そしてミサイルの撃ち合いも体験することになるかも知れない。日露戦争、日清戦争を日本の大手柄、誇りとして認識するような幼稚な勢力は、愚かにも自らの断末魔の将来が予見できぬ。それらの怨念はいつまでも語りつがれていっていることを勝者は知らない。

アメリカとインドの握手

2006-03-05 13:46:23 | ニュース
アメリカがインドに核開発への技術援助を申し出たみたいですね。
これはロシアと中国の共同軍事演習の影響です。マスコミの方々はわかっているのかどうかは知りませんが?
今年はもしかしてインドも加えた3カ国合同軍事演習があるかも知れない旨の情報が昨年にでましたが、アメリカを刺激したくないとの思惑から実現性はハテナマーク?でした。どうもアメリカがいち早く間に割って入ってきたようですね。
道理を無視して、インドに接近したのはそう言う事情なのです。いつまでもまだまだアジアや石油資源の覇権を維持しておきたいのでしょう。
露、中、印、に結託されてしまうと、巨大な影響力が出来上がってしまうので、アメリカにとっては背に腹は変えられぬ決断であったことでしょう。
これで難しくなってくるのはパキスタンの処遇です。
そしてイラン、イラク、北朝鮮、タリバンなどが息を吹き返してくるのではないか?
欧州も核拡散に対して一枚岩とは行かなくなり、不信感が増幅していくのはやむをえないし、この無理な理屈が世界に通用するかどうかは、これからの動向の推移を見守るしかないでしょう。実際、例え最強のアメリカとて、傲慢右翼アメリカの言うことを聞かぬ国々がある以上、通用するとも思えない。テロが雨後のたけのこの如く発生していく現状を見るにつけ思いを深くします。
道理を捨て、地に落ちたアメリカが、行き詰ってきていると見るか?まだまだ世界は仕方なく迎合への道を歩むかは予断を許さないと思います。
どちらにせよ、核拡散への道筋は確実に開いていくものと見られます。
原子力発電所に核を撃ち込まれたときに、果たして2倍の破壊力ですむのでしょうか?核爆発が原子と原子の衝突であるならば、核ミサイルと原子力発電所の衝突の数値はいったい・・・・?実際は想像だにできない破壊になるのではないか?危惧しています。どなたか分かるかたはおりませんか?
これで面白くないパキスタンがどのような動きにでるのでしょうか?誰にもわかりません。
ロシア、中国、イラン、北朝鮮に近づくのは自明の理ではないですか?
そして、ロシアも中国もインドもそれぞれの境界を巡ってのいざこざは最近ついぞ聞こえてもきませんし、経済充実をスタンスに置いていて、けっして軍事を主体的重要課題に上げているわけでもないのですが、アメリカのネオコン右翼一国だけが、一人芝居をしている現状にあり、そんな国の言うことが、反発されこそすれ、世界に通用するとはとても思えない。
このように、多かれ少なかれどの国も右翼思想には辛酸を舐めさせられた経緯を持つ、なのに嫌がる右傾化に加工貿易立国の日本が再び向かっている・・・・

NHKへのプロパガンダ始まる?

2006-03-02 19:55:39 | 政治
先頃、小泉さんが竹中さんに「NHKに海外へ日本のことを(良い点)もっと宣伝させるように」と指示を出していた。評判の良さがこだまで返って来ず、悪さばかりが返って来ているんだな、きっと (笑う) 
それは誰のせいだと思っているのかな? 
自分のせいだとは思ってもいないんだろうね。しかし、NHKさんも総理大臣からそんな指示を受けなければならないほど、あの問題で借りを作ってしまったと言うことなのか? 政府から資金援助でもしてもらっているのかな? 大将も変わってしまって、昨今は、政府に迎合するような番組ばかりの民放並みの低い内容になってしまっているから、独自性はすっかり無くなってしまったようだ。
拉致問題の取り上げ方を見れば良く分かる。全く民放並み「右へ習え」レベルなのだ。弱ったもんだ。いよいよマスメディアもブロパガンダの時代へ入ってしまうのか
しっかりしてくれよマスコミのみんな!!! プロパガンダの放送は、誘導放送の時代への突入なんだよ。
誘導放送、誘導教育、が、どんなにか危険なものであるのかは、言わずがもで分かっているだろうね、マスコミのみなさん!! せめて自分たちの(特にNHKさん)影響力の大きさを各自しっかりと認識してくださいよ。国民に人気の総理大臣がそのように伝えると言うことは、反発は首、覚悟でやらなければならないのですよ。今、みんな一斉に声を上げない(NHKだけの問題ではない)と大変ですよ。この人(小泉さん)は何気なく、大変な問題であることを意識もせず、多分指示していると思う? (かなり幼稚な一面も持っているから) が、大将がはっきりと放送に「物申す」注文をつける、と言うことは、プロパガンダのなにものでもないのです
例えそれが、日本の長所をアピールすることであったにせよです。放送はありのままがよろしいその方が「ねじれ」は少ないし、優秀な作品を目指しておれば、世界のマスコミには賞賛認知される。例え、長所ばかりPRしたところで、影響力ある他の国々との軋轢をそのままにしておれば、その流布は世界に広がり、それとの相違がくっきり歴然となる。
一事が万事、いずれ他の閣僚、自民党議員たちに至るまで、その注文の「物申す」は広がっていきます。それが、全体主義の始まりにつながっていくのです。それは日本の明らかなる「変質」でしょう。それを予見できぬのなら、報道に携わる資格は残念ながらないのです。つまり「マスコミ人もどき」 です。賢人が増えるを望む。