宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

不景気の波

2009-12-30 23:31:26 | 政治
いよいよ今年も終わりが近づいてきた。
不景気の越年である。
自民党政権では、お金を振り撒いても、投資や貯金に向ける、とりあえずそれほど必要としない層に分配したがために貧富の差が拡大して、おまけにドル暴落によってその振り撒いた分をソックリ失ってしまって墓穴を掘り・・・・・不景気に追い討ちを掛け、更に泥沼に落とし込んでしまったが、どうやらそのツケも来年一杯は仕方が無いが、多少なりとも今度はお金を使わなければ成らない人たちに直接配分しているので、税収も幾分は好転するだろう・・・・・
竹中さんの経済運営は、企業を助けることになっても、単に恐慌を防いだだけで、国民生活にはとても反映しているとは思えない。
やっぱりお金は有効に運営されてこそ、生きてくるのである。
貯金に回せる、又は投資に回されるようなところに拠出したところで、国に振り撒いたお金が戻って来る筈もない・・・・・
生産、消費活動が活発になってこそ、税収も増えるのだ。
それが外国投資に向かってしまったら、とてもじゃないが内需拡大には繋がらないのは当然である。
つぶれる寸前の大企業・銀行を助けるのはいい・・・・が、そうでないところまで分配する必要はない、そのお金は利を求めてリスクの高い儲け話に向かってしまう・・・・か、又はせっせと貯金するだけである。
それでは税収も伸びず、産業も発展しない。使わなくては成らない人に使ってもらうようにするしか景気を上向かせる方法はないのだ。

アジア軍として

2009-12-26 05:47:01 | 政治
中国とロシアの国境紛争が消えた・・・・つい先頃も話し合いで解決した。
中国とインドの国境紛争もついぞ聞かない・・・・・
インドとパキスタンのカシミール地方での領有権争いも話し合いが持たれている。
お互いが、経済で繋がり、争いの損得を弁えるようになって来ているからだ。
アセアン地域も紛争がとみに無くなってきている。それぞれ国内事情はいろいろあるが、悲劇的過ぎる国同士の諍いはどんなことがあっても防がねばならぬ。
軍事政権のミャンマーも中国の安い人件費に貢献している・・・・だからアメリカも手を伸ばさざるを得ない。
何れは、ヴェトナム・ミャンマー・北朝鮮と人件費の安さ(人的資源=真面目で一生懸命になって働く国民性が必要)を目指して各国がしのぎを削って行く事になるだろう・・・・
もうそのような時代背景に突入して行く事になるのは自明である。
そんな時代にあって相変わらず軍事が国単位で行われている事自体が不自然極まりないのだ。
みんなでこの地域の安寧、安全、安心を守って行く広い視野に立った思想をそろそろ生み出しても良かろうに思う・・・・・
そうすればそれぞれの軍事の「不必要の出費」部分をかなり軽減させることができるであろう。
軍事は、下手をすれば一人歩きしたがりたくなる事がままある・・・・・
腕力を試したがる人間が全く出ない・・・・という保証はないからだ。しかし、みんなで同等に決定する事には理性が働く・・・・・
今までは、自分勝手なアメリカで(一国支配の自認)・・・・あったからこそ、他の国々も不信感や不安感が常に付きまとっていた。その余計な分(不安感等が必要以上に多かった)軍事力の粉飾分があったのだ。少なくともそれが幾分は軽減されるであろう・・・・・全く無くなる(おんぶに抱っこと言う国は恐らくないだろうから・・・)と言う事は無い!・・・と思うが・・・?
アメリカに大人の分別があるならば、一国支配も頷けるものであるが、実体のアメリカにはそれが現実に無かった、と言えよう。

青写真・・・・アジア軍

2009-12-25 20:46:42 | 政治
お金がなくて不況下で、民主党政権もこんな状態でバトンタッチは切なかろう。
日本国民は総じてバカだから、ここまでこないとチェンジしなけりゃならんのが気付かないからしょうがない・・・・・・
バブルでもそう、戦争でもそう、拉致問題でもそう、ドル暴落でもそう・・・・みんなどうしようもなくなって、やっと気付くテイタラク・・・・それが日本人の特徴・・・・
高等教育を受けたはずなのに、賢人教育は疎かにされてきてしまった。
ブレーキ役が不在であるのが「ガン」
丁度、ガン細胞を見落とすようなもの・・・・
成長に「待った!・・・」を掛ける人間がいない。
だから、青写真も描けない。
自民党も官僚も全く図面がなくてここまでやってきたようなもの・・・・民主党政権になってもまだ、図面が描けない。
ほとんどの国民も暗中模索。

小沢さんに一言言いたい・・・・・・まだ、昔の一国主義から抜けられない国、アメリカなどほっといて、アジア安保を考えればいい、国連軍は後回しで、アジア軍を提唱しよう・・・・・日中露印を軸に、この周囲から紛争を無くそう・・・・
それぞれが国籍を抜いて、アジア軍として発足してはどうか・・・・・それがやがて国連軍への誘いになる筈だ。
国単位で物事を考察するから戦争が起こる、地域単位で物事を考察する時代に入る。地域感覚がやがて世界単位の礎となって行くであろう・・・・・最初から世界を睨んでも、まだ昔の余韻が抜けぬ国もある。不信、不安に苛まされている国々があるのだ・・・・が、世界は「螺旋」で構成されている、従って昔に戻るにしても全く同一に戻ることはないのだ。

アジア軍が国連を揺り動かすのはそう遠いことではない・・・・「急がば回れ」

米朝のゆらぎ

2009-12-19 06:28:46 | 北朝鮮
ボズワースさんの訪朝はほぼ予測の通りに推移した。
北朝鮮は兎に角、何とかここまでやってきたのだから、核技術もミサイル技術も、中途半端で終わらせる訳にはいかない。アメリカとの平和関係は結びたい、経済制裁も終わりにしたいのはヤマヤマであるが、核とミサイルは確実にものにしたいのである。
アメリカも東アジアをひとつの紛争危険地帯として、米軍を置いておきたい思いがある。北朝鮮との和合が出来てしまうと、残るは中国だけとなってしまい、中国だけを対象にした米軍駐留では非常に都合が悪い、片方で米中の蜜月を演じて置きながら片方では対峙政策をしているように見られてしまう。アメリカの見方としては、中国も北朝鮮も、韓国も、日本も・・・・要注意国家のレッテルなのである。
韓国も、日本もまだそれに気付いていないだけだ。
時の勢いのここがアメリカの監視から離れるのは非常事態であるとも言える。
そんな訳で、アメリカも北朝鮮と和を結ぶことになれば、韓国の姿勢も危機を回避しなければならない都合上で、流石のイ・ミョンバクさんでも北朝鮮と和を結ばざるを得ないと思われる。という事は自動的に中国やロシアの威光というものが、半島の先端にまで至るのだ。
日本も、やがてそのような時代が来ることを予測できているからの中国への擦り寄りなのである。
さてそこで米軍が、どのような選択をするのか?は、なかなか予断できぬが、日中との軍事技術の融合はアメリカにとっては危険極まりないことであるから、それだけは阻止しようとするだろう。
日本を縛り付けるためにあらゆる制御のための手を打ってくるかも知れない。
日本は残念ながら、米中にとっては戦略的に重要な地勢にある。
アメリカにとっての中国の情報拠点基地として、また、中国にとっては防衛前線基地として、最適な位置に属するのだ。
米中ともに、前科のある日本も強盗侵略危険国家としての要注意国家に指定しているのは変わらない。
これらを考えるに、米朝の平和への進行もなかなか容易ではないだろう・・・・・

小沢さんの処世訓「擽る」?

2009-12-17 05:44:27 | 政治
小沢さんの大名行列。
参勤交代の大名行列と思えば、全てが納得できる。
これは中国にとっては自尊心の感情を擽るに最大の行為だ。
中国政府も、中国国民も、中国への礼を最大限に尽くした意味を持っていると、感じた筈だ。
かつての中国は、そのような歴史を辿ってきた。一種日本からの日明貿易とか、日宋貿易とかはみんなそのような用件も含んでいたのであろうと思われる・・・・?
貢ぐ事によって、周辺の国々の安心安定を図ってきたのは、朝鮮もチベットなども変わらぬものではないであろうや。
随行する人々にとっても、その大名行列によって小沢さんの力量たるやを見せ付けられて、また、世界の時の勢いを感じさせてくれる憧れのコキントウさんとの握手などでも自分たちの政治への熱い思いを更に掻き立ててくれる存在に対して、何とも言えぬ大きさとなれるような感覚を持つに至るであろう・・・・大名行列に参加する者たちに作られる「誇り」というものは目には見えぬが、そのために仰々しく接待してくれる周囲の者たちの上げ奉る行為によって醸成されて行くのである。
だから徳川幕府の行った参勤交代の大名行列も各地の大名たちが最初は、威光を見せ付けるために競って行ったのである。
正に時代錯誤と言ってしまえばそれまでだが、実は最高の各人関係者への「もてなし」なのである。
そんな歴史を彼は知っているのだと思う。右翼自民党政権のアメリカべったりの政策が日本にとっての屈辱であって、(日本の姿が見えない、自分の考えが無い、持たない、持てない、持とうとしない)独立心の欠片も無い事を、前から考えていたのであろう・・・・・
小沢塾の塾長も同じような考えからだ。新人議員の教育も同じだ。
未来に羽ばたく政治屋ではなく、政治家を目標とするような人材の育成にあると思える。
彼は「擽る」術を心得る形を教えているのではないだろうか・・・と思う。

普天間

2009-12-13 09:09:44 | 政治
普天間基地について
日本マスコミもアメリカの怒りの態度に右往左往、防衛大臣、外務大臣しかり、右往左往、バカじゃないの
金は出す、土地は提供するで、今までが甘いポチ腰ギンチャクの日本だったから、反発ひとつしたことのない日本だったから、アメリカがいい気になっているのだ。
小沢さんや鳩山さんが親中にシフトしているのは、日本にもう工面するだけのお金が無いから、シフトしているのだ。歓迎してくれる中国だから、それほどの軍備も必要なくなるし、これで北朝鮮との関係も良くなれば、全く軍備はいらないことになるのだ、最低限で良かろう・・・・
何をそんなに不必要に恐れてアメリカに気兼ねしなけりゃならんのだ。
北朝鮮との戦略を考えたって、最初はミサイルの撃ち合いだろう・・・・陸上部隊の必要性は1週間以上先になるのは分かっていることなのだ。
バカじゃないの・・・・・
一番戦争をしているのはアメリカであって、一番お金を使わされているのもアメリカなのだ。アメリカの背中に乗っていつまでも付き合わされていたのでは、日本は潰れる・・・・それが分かっているから中国にシフトしているのだ。少しでも軍事外交の費用を削減しなければならないからだ。
ここにおいでになる方々には、良く理解してもらいたい。
アメリカから逃げる、と言う話ではない。できる限り戦争を呼び込みかねない危険な組織は日本から外れて欲しいだけなのだ。

小沢さんの大訪問団

2009-12-10 20:24:02 | 政治
600人・・・・・
自費、誰にも文句は言わせん・・・・と言う事だな、笑える。
大体このような姿形を見せ付けるのは、中国に対しても、アメリカに対しても、日本の盟主は俺だ!、と暗に見せ付けているのであろう・・・大した役者だ。
普天間でのアメリカの怒りは、実際は「焦り」と受け留めるが良かろう。
金食い虫アメリカ一本槍からいよいよ日本も脱皮を始める時期にきている。
何れその内、アメリカが小沢さん詣でにくるだろう・・・・
何とか、アメリカは日本に居残りしたいのだ。
しかし、「打ちでの小槌」はもう自民党の終焉と共に終了である。アメリカも日本のお家の事情とやらを知る必要があるのだ。
グルジアに400億、パレスチナ、イラク、アフガン、パキスタンと、お金をせびられ続け、いくらキリスト文化が「与えよ、ならば報われん」だとしても程度問題がある。
日本は「危険分散」が必要なのだ。中国が良いかどうかは分からないが、姿勢としてある程度の事はしないと、中国も疑心暗鬼になるであろう・・・・・
相手の懐に入るためには、アメリカをある程度は袖にする意思も見せなくばなるまい。右翼自民党がアメリカを甘やかしてしまった、そのツケが今、アメリカの傲慢となって表面化しているのだから、この辺で時には「突っ撥ねる」という行動も必要なのである。
大訪問団を見せ付ける事によって、いいように使い走りをさせていた、所謂腰ギンチャクポチとしての日本への対応を改めさせるキッカケとはなるであろう・・・・

然し、小沢さんの人心掌握術の集大成を見せ付けられたようなものだ。
政治を志す者たちにとって、今、旬の世界から注目されている憧れの政治家との握手と写真撮影は興奮の何ものでもないであろう・・・・彼らは夢を見ているに違いない。外交の第一歩を記したようなそんな感覚ではあるまいか・・・・19万など安いものだ。
これで小沢さんは鉄壁になった・・・・・
素晴らしいことだ!・・・中国やアメリカがどうのこうのよりも、これからの代議士の卵たちの心を惹き付けたのは、疑いの無い事実だ・・・・幹部たちにも参考となるであろう・・・・・永久に忘れられない旅行となった。
私は舌を巻く・・・・・

北朝鮮と訪朝とノーベル賞

2009-12-09 20:18:55 | 北朝鮮
北朝鮮へボズワースさんが行ってるが、オバマ政権はブッシュさんよりも強気の姿勢である。
これでは3度目の核実験と中長距離のミサイル実験も早々にあるかも知れない。
アメリカはまだ解決を急ぐような形ではなさそうである。
お互いに会談する、というのを見せ付けるだけで良いのであろう・・・・
長引かせて、韓国や日本からの費用を出させ続ければ良いのであるから、慌てて進行させる必要もないのだろう・・・・但し、小型核がノドンに積み込まれてしまっては完全に手遅れになるのであるから、これからも北朝鮮のミサイルや核実験の様相を注意深く見守る事になるのである・・・・まだ北朝鮮はどうやらそこまでは至っていないと読んでいるのではないだろうか・・・・?

北朝鮮も、まだミサイルにしろ核にしろ中途半端であるので、これからも実験を繰り返さなければならない、今はまだそれを止める訳には行かないのだ。
かねてからの北朝鮮の要望をみんな受け入られてしまえば、核開発も長距離ミサイル開発も取り敢えずは断念するよりないのだから、それはここまで持ってきた北朝鮮としては、飲めないであろう・・・・・
事によるとアメリカも、小型核積み込みまではやむを得ぬ位に思っているのかも知れぬ・・・・?日韓の国益には叶わなくとも、アメリカの国益には響かない。人工衛星の大気圏再突入と正確な着地まで出来るようになる時点までは、日韓のお金を引っ張ることが出来ると思っているかも知れない・・・・?

しかし、アフガンに増派して、ノーベル平和賞を受け取るか・・・・・?
平和への働き掛けを何もしないで、行動しないで、受け取るか・・・・?
ノルウェーに平和賞の決定権を与えたのが良かったか、それとも悪かったか・・・・ノーベル平和賞の価値が大幅に下落した・・・・

押尾学逮捕

2009-12-09 06:51:41 | ニュース
押尾学事件
どうも、森さんの息子というのはどうやらガセネタ?であったか・・・・
警視庁の一課が乗り出してきて、結局はそのままお流れとなるものだと思っていたが、あにはからんや、学ぶくんを逮捕してしまった。と言う事は単独であったか・・・・・?
しかし、このガセネタはどうして作られたのか?・・・・多分、森さんの息子が道楽者だから、より信憑性を狙ってのものなのであろう・・・・かな?
被害者が全裸でいたところを見れば、事の最中に、或いはその前に飲んだ事になるから、多分「口移し」の可能性が高い、よくやるお遊びの一種だ。普通、錠剤を呑む時は、服を着ている段階で飲む筈であろう・・・・何故ならその効果は普通に考えれば少し時間が掛かると思えるからだ。効果が遅い場合、一錠だけでは物足りず、2錠、3錠呑ませてしまう可能性は考えられる。
性急にしようとするするのは好き者の若い者同士では良くある事である。
若し、口移しであるならば、殺人の可能性を探っても良かろうに思うが、一課さんはどのような判断をしているのだろう・・・・・
喋られるのが恐くて、完全に息絶えるまで見続けている・・・・というのは良くチンピラヤクザでは当然のようにある事だ。
中途半端に生かしておくなら、一思いに殺した方が後遺症とかで一生付きまとわれるよりもいい・・・・という身勝手な解釈をする輩も現実には居る。
ちょっと恐ろしいことを書いてしまったが、全く彼にそんな思いが過ぎらなかったとは言えまい、彼の態度から察するに十分考えられる、考えても良いことだ。
人殺しの犯罪では、「死人に口なし」として暗黙に騙られていることなのである。

実りはないボズワースさんの訪朝?

2009-12-08 06:59:36 | 北朝鮮
ボズワースさんの訪朝がやってきた。
韓国を経由しているところを見れば、ほとんど役立たずの訪朝にしかならないことは自明である。これは韓国のご機嫌伺いをしているというもので、相変わらず今までの方針に何の変化もさせない、という意思表示でもある。
このようなまるで意味の無い訪朝が何?かを意味しているのか、を考える時、ただ単に話し合いをしている姿勢を見せることが多分、重要なのであろう・・・・
ノーベル平和賞に則っているのかも知れないし、北朝鮮の動静に探りを入れるのかもしれないし、北朝鮮の主要人物たちの顔ぶれを認識しておきたい思いもあろう・・・・この結果、6カ国協議に結びつくことはほとんど・・・無い!・・・といっても差し支えなかろう・・・・・