宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

ありがとう! そして残念!

2005-06-24 23:41:09 | Weblog
みなさん、ここまで読んで、または見てくださってありがとう
ございました。
へたくそな文章と内容に、ここまで付き合ってくださった方はかなり根気のある方とみうけられます。
なぜなら、日本をこれほどこき下ろして、ボロクソに言う文章ってないでしょうから、本にしたって売れるはずもありません。それだけに、外国人には「目からうろこ」になるでしょう。
こんな本音の詰まったものはないからです。
まあ、今の勧善懲悪好みの日本人では理解できない代物ではないでしょうか。
でも本当のところは、私は人間を見つめて書いているので、日本人に限ったものでもないのです。
それは多くの外国人にも当てはまるものだと思っています。
ほんとうは日本人にこそ、こんな耳に痛い話は読んでいただきたいのですが・・・・
ただ人間は心地の良い美しい話、美しい顔、美しい景色をみたがるものですから、仕方ありませんね。裏に隠された、隠れたものは見たくはないのでしょう。
真実を知りたくない、知る必要も無い、知ってどうなるのだ。が、本音ですか・・・・
実は、戦争はそんな「無知」による罪なのです。理論武装してください。
そんなこんなでも私は人間の不可思議を求めていきたいと思います。
今日、NHKさんの少子化の問題での討論番組をみていました。
結局、自然様がこうなるように仕向けているのですね。
あまり政治議題にも上がらないというのは、お家の一大事の認識がないし、そんな認識の無い人を相変わらず政策執行の舞台に国民が上げているせいなのですね。
落とす意識が国民の側にないわけですよ。
みんなが自分勝手なのですね、年金の方が重要になっているでしょ、それは多いお年寄り向きなのです。レベルがひくいのです。残念!お年寄りばっかりで過ごしましょうよ、自業自得、因果応報ですから・・・・何事も、残念!選挙で落とす、これしかないです。

病気の予感。

2005-06-19 23:20:08 | Weblog
小泉さんの戦没者詣で、だんだん増えていく年寄り有権者の浪花節的情緒に訴える算当。それとも靖国詣でに他意の無いことを訴えるためのパフォーマンスか  なっ?
もう片一方の北朝鮮大将も核開発の断念などありもしないことをのたもうて善人を訴える算当。
どっちも策士だ。
どっちも必死だ。
相手が嫌がっているのに、敢えてやろうとする総理って何だ?
周りのことを考えないのは憲法の精神を逸脱しているなあ。
北朝鮮の大将と同じ穴のムジナだよ。
アメリカの、戦争を仕掛けて大量破壊兵器がみつからなかった。それでチョン、それで済むのかね、それでいいのかね。日本もそれに協力加担した、このままで何事もなく済むかね。
同義的責任はないのかね。みんなほっといていいのかね。そんなことでいいのかね。自爆攻撃を何と心得ているのかね。

いつまでも拉致、拉致、拉致、それで日本外交は済むのかね。そんな究極のこだわり通しで外交はいいのかね。狙撃対象は東京とほぼ確定しているので今更どうしろと言うのだ、でいいのかね。
お金もないのに、迎撃ミサイルにいったいいくら使うつもりなのだ。

「権威は国民に由来し(天皇ではないよ)国権の代理人である総理は、国民のために働き、国民が、福利(幸せ)を享受しなければならない」の、その国民って、いったいどんな人たちなんだ。
これを人類普遍の原理と、はっきりと言い切ってしまっている。

何故に右傾化が時代の逆行だと言うのか。
日本古来の文化をもっと大事にしていこうとする気持ちは通常不自然ではない。
ところが、そこまでは自己満足として、自然様からも容認されている、の、だが、得てして、自分達の文化を最大、最良のものとして自画自賛し、他の文化を何ら根拠のない劣悪、劣性として排他する行為に発展する要素を右傾化の流れは常に内に秘めているものだ。
ゲルマンの優位性とユダヤの劣悪性の排除もそうだし、朝鮮人を三国人と呼び、中国人をシナ人と呼ぶ言葉による侮蔑行為が一部の右寄り日本人にはある。
アメリカ人の白黒も同じ、北朝鮮の日本への怒り、韓国、中国、台湾などの表立った一部の怒りの表現も全てこの部分に集約、起因している。
右傾化はとりもなおさず、劣悪性蔑みの排他行為にあり、アメリカ、イギリスとて鬼畜米英になってしまうのだ。自分以外の排斥、その視野狭窄を現憲法が戒めているのである。それは2チャンネルの右翼の方々の表現を見ている方ならわかると思う。
つまり、アメリカの元首との約束は守るが、北朝鮮の元首との約束は平気で破る行為が周辺諸国に大きく伝播していくこととなる。
小泉さんと言う人となりが、全てそこで読み込まれているのだ。
その行為は、周辺諸国にとってはとても我慢ならぬものの筈である。その意味がいまだに小泉さんだけではなく、マスメディアにも伝わらないのである。それは何を意味しているのでしょうか?
コンプレックスじゃあないか、と言ってしまえばそこで話は止まる。
日本人全体に流れる意識しない優越性意識、周辺諸国への意識しない下等性意識が、悔しいかな、小泉さんを通してかつての被害国、各国の心の髄に否応無く刻み込まれていくのである。
卑怯せんばんな方法での殺戮、残虐な戦闘行為をよもや被害国は忘れやしない。
そんなこととは露知らず、振り返りもせずに自虐行為とのたもうて、その行為に蓋をしようとする右寄りな人々の群れ、本人たちは、自国を可愛いがる故の弁護だと思わせようとしているが、既犯罪行為者に良く見る特徴と酷似していて、それは被害を受けた国の心を大いに逆撫でしていることなのだ。のみならず性懲りも無くかつての右シフトに走ろうとする加害国日本。これでは怒るのも頷ける。「我らは自国のみに専念して 他国を無視してはならず・・・・対等の関係・・・・」が、憲法精神である。この盛り込みは、そうでなかったからこそ悲劇的な戦争に至る暗い時代の到来を避けられなかったのであり、財閥解体、農地解放などのGHQの政策も、責任の所在を表しているものである。被害国にしてみれば、本当は日本を解体して欲しかったくらいなのである。それを許して日本国憲法の制定だけに抑えたのは(それまでの日本帝國の方針からすれば、それさえ日本にとっては大変革であって、やむを得ぬ無条件降伏の結果であり、強制的に方向転換をさせられたようなものなのであるが、それだけ世界ルールからの逸脱があったということです)戦後せめて一回くらいは、中国も大きな心を持って見守ろうと言う意味だったのだ。それは、日本が、言うべきことではないが「眠れる獅子」であった中国を、列強の国々の虫食い状態から奪い取って行く日本の傍若無人の暴挙に対する怒りの目覚めを奮い立たせてくれた思いも心の内にあろう。
具体的に言おう。前に「強盗殺人に行った」と書いたが、その被害者は加害者に対してどのような気持ちにさせられるのであろうか?先ず、それを考察していただきたい。身内が被害を受けた、加害者への思い?どうでしょう。
先達は日本を大きな国にしたいと思っていただけなのかも知れない、発言力が欲しかったのかも知れない、強い国にならなければアメリカを筆頭に列強に対峙することができなかっただけかも知れない、そして、日本大和国民のみんなを今は辛くとも、豊かに、幸せにしてやりたかっただけなのかも知れない、4千年の歴史を誇る隣国、中国を白人達の虫食いから守りたかっただけなのかも知れない、それに歴史に誇りを強く持っていた、あるいは手段を誤っただけなのかも知れない。

だが、行き過ぎた、出過ぎた、勢いを止められなかった、あまりに調子良く進軍できたために、制御する人も機関もなかった、ミッドウェーまではみんなそう思っていた。ブレーキが掛からない、掛けられない、日本の体質、性質を良く知っておくべきことなのだ。悲惨な結果を誘発するのは、この性質によることが全てである。だからこそ今、と照らして考える必要があろう。そう思うと不思議とアメリカ、中国での戦犯であっても、日本では戦犯ではなくなるような気がして、小泉さんの気持ちもわかるようになるような気がしてくるのだが・・・だから先達は「負けられません、勝つまでは」と厳しい監視と圧迫に忍従して耐えられた。と、考えると理屈が合う。
でも・・・・どうなのだ、我らは先達を誇れるか?しかしながら先祖であるのは確かだ。残酷な出来事であっても歴史の一翼を担ってきたのは間違いがないし、日本人の資質の中に於ける残酷な一面を露呈させてくれたのも先達だ。そう考えると善悪、正義の捉え方には矛盾があろう。それらで捉える方々はまだまだ青いか、ご都合主義の調子者だ。
それまで、中国が、韓国が、北朝鮮が、東南アジアが・・・・日本に対して、いじめなど何か働きかけをしたのだろうか。私は知らない。ある、と言える人はいらっしゃるでしょうか?
つまり、最初はドイツなどの進歩していた白人国家からの「中国解放」と言う正義の御旗を立てての大儀から始まっていた。それが他人の国にドサクサに紛れて軍隊を送り、ドサクサに紛れて粛々と国を勝手に造るような日本であった。それを先達は「統一」あらぬ「大東和共栄圏」と、もっともらしい言葉で訴えたのだ。
最初は正義感から始まると、良く理解してください。そしてやがて使った以上の報酬を求めるのが、民主資本主義国家の宿命。後は大国同士の衝突ありーの、何かありーの・・・・?
唯一のいじめは、中国、アメリカの文句であり、経済制裁なのだ。
それなのに再びの「右傾化」
何のために「日本だけを見る視野狭窄ではなく、世界を見よ!」とその反省からの憲法前文で宣言しておると思うのだ。外からみると、そんな平和憲法を擁しているのに、真から腐っている知恵のない日本としか思えないのだ。「一度ならずも二度までも」と猛り狂うほどの怒りなのである。
それを十分理解していない層の方々だと、再びの平和、自由を勝ち取る、あるいは与える、正義の使者などの見掛けの良い言葉を押し出し、言ったら、言い返す、殺る、殺られる、壊す、壊されるの戦渦を繰り返す。愚かなことである。
このまま右シフトの横柄日本を続けていると、いずれ、孤立を招いていくことになる。それがやがて傲慢に移行していく悪循環になるのに時間は要しない。そんな相手の認識とか気持ち、心の入った言動を真摯に受け止める心は失われていく一方である。
つまり、本当のところは靖国だけの問題ではないのだが、小泉さんが、昔日を追って日本のために亡くなった先祖に涙すれば、自動的に昔の悲惨な記憶が周辺国に蘇ってくるのであり、繋がってもいるのである。確かに各国ともコンプレックスを持ちえていることを認識もしているのだ。それもこれもわかった上での靖国問題なのである。
日本の驚異的なる成長には憧れる気持ちもあろう、素晴らしいとも思える。しかし、それがややもすると、周辺諸国を小バカにするようにはなってはいないか、念には念を入れて頭を垂れなければならないのに、相手の悪行を糾弾して、批判ばかりする日本の政治体質とマスコミと世論。
こう言うのを何と言うのだ、まさに右翼体質であり、幼稚な国家とはっきり認定されても致し方ないのではないか。
そこには他国とのあらゆる闘争しかない、融和なんて気持ちはこれっぽちもない、憲法は無視する、周辺の声も噂も、ヨーロッパ諸国のEUチャレンジの見本も、視野狭窄、耳介狭窄の挙句に、何にも見えていない、聞こえていない、は、自分だけの世界観の、まるで夢の中。
私からは、加害者、加害国共通の精神年齢の未熟さをそこかしこに見ることができる。
単に精神年齢が国力とマッチしておればそれはそれで理屈は合うのだが・・・日本の場合、経済力と精神年齢のアンバランスがどうにもいけない、マズい。全てにおいて、チグハグ、バラバラなのである。これはやがて来るであろう病気を予感させる。




考えて欲しい。

2005-06-09 23:24:54 | Weblog
流石である、いかにも日本人らしい、何が何でもの常任理事国入りを目指した「15年は拒否権を行使しない」と言う姑息な条件だ。
これですよ、もっとも日本人らしい面目躍如の典型は・・・・
これほどまでに固執する訳がいまひとつはっきりしない。
小泉さん、歴史に名を残したいのでしょうか?
しかし、国内では無理を通してきた政策も、世界では何一つ通用しないでしょうな。
小泉さん、言っておきますけれども、あなたは中、韓、露、北、米、台、東南アジア、ヨーロッパ、全てに本当のところ嫌われているんですよ。
何故かって?
極右を前面に押し出したからですよ。だからあちらこちらで問題が出てるのですよ。周辺諸国の問題点のニュースはあっと言う間に世界へ伝わります。村山さんの読んだ謝罪の言葉をオーム返しに謝って済む問題ではないのです。「そんなことはすでに理解しました、ではどうすればいいのかな?」と諭すように言っているのです。「行動に表して欲しい」と穏やかに言いいながらも、小泉さんの性質を理解しながら、しっかり釘を差す。一枚も二枚も上手です。総理が右翼思想に被れるのは自由ですし、思想に蓋はできなく致し方ないことですが、その政策には責任がありますよ。
日本周辺の国々だけではなく、どこの国々も右翼の台頭には神経質なくらい敏感であり、かつアレルギーにもなっていて、国が病気を起こす元凶であるところの右翼思想は熱いうちに消そうとします。他国、他人のことに無慈悲で考え及ばない攻撃的な彼らの台頭は、否応なしに戦争を誘発しますし、望んでもいるようです。中国の思惑を無視しようとする誰かさんを例に出すまでもなくです。 でも、規模の大小はあれど、それだけ各国で右翼の考え方が常に隅っこで蠢いていて、おいしそうなエサによって付和雷同人を巻き込むと、たちどころに一大勢力となってしまうのも確かです。
世界のじくじたるその気持ちとその意味を解らなくては総理としての資格はありません。靖国だけではないのですよ。マスコミはわからなくとも、小泉さん!あなたは立場上わかりますよね。いろいろな方々の意見やら、助言やら聞いている筈で、中国のドタキャン後の「もう何も言いますまい」の論拠の意味、そしてその裏に隠された「最大の怒り!」そしてその影響力をみんなやっと根タカさえも、今頃になってわかり始めていますよ。もっとも根タカの方々は憲法改正の方が重要で、靖国にこだわり過ぎると憲法改正がどこかへ飛んでいってしまうんではないかと、ハラハラしているんでしょうけれどね。
そんな思惑、あなたにだってわかっても良い筈ですがね・・・・・?中国のその態度をなじったおえらい方々も、自分の底の浅さを恥じていることでしょう、恥じているような御人たちでもないか。今では世界は13億の民を擁する中国の動向を注視しています。そんな中国と日本の対立の構図、自動的に各国に影響します。何せ、世界2位3位の対立ですからねえ、注目していますよ。立場の逆転はご存知です・・よ・・ね?「元」の怒りを買った「日いづるところ・・・・」の時代でも思い出しましょうか。
「特攻」に涙したって!ハッハッハッ!普通人はそんな場面では泣きませんね。相当の思い入れ、肩入れがあるのですね。三種類の涙があるのですが、日本のための犠牲に対する感謝の涙ですか?それともこんな目に遭わせたアメリカへの怒りの涙ですか、またはかつての日本軍事政権への哀れさですか?それとも誰かに見せる演技でしょうか?普通の男だったら人前では堪えるものでしょう、本当でしたらその涙を現実の日本の自殺者や交通事故の死者や北朝鮮のチルドレンやイラクの自爆者、その被害者、アメリカの攻撃を受けている被害者にも向けて欲しいもんですな・・・・それとも何ですか日本の全女性たちに向けた涙なのですか?それならばそれでご立派なのだが・・・・!
兎に角、アメリカはブッシュ政権だけの右傾化なのですが、日本の右傾化の進行は構造的な面が多々あるので、右傾化が顕著になってきている事実を、世界には解るのであるが、自らの日本が、それを理解できていないから「諭す」と言う表現方法にならざるを得ないのです。そうです、何度も力説するようにブレーキを自ら掛けることが出来ない日本だから外圧を送るのです。今まで、時としてアメリカからの外圧で不承不承に変更を余儀なくされてきた経緯を中国は解っているのです。日本は幼稚だから自らを制御することができず、ましてや、右翼の台頭を制御しなければならない意味が解らないのです。タバコを止められないのと同じですかね。私はヘビーでしたが止めました。長持ちしたいです。

まあ、小泉さんのことはこのくらいにして、今日は戦争にまつわることを記したいと思います。
かなり昔のことですが、戦後樺太から帰ってきたあるおばさんが、こんなことを言ってました。
「ロシアが入って来た時、隣の村では、将校が徹底抗戦を命令したおかげで全員が殺されたけれど、私たちの村は、手を上げて降参したので全員が日本に帰れた」
これらからあなたは何を学べるか?

もう一つ、良く働く当時72歳のご老人の話、すごく良く体の動くタフな、まったくごくごく普通の人であった。
私が話しを聞いた「今までで、いつの時代が一番良かったですか?」
彼は「やっぱり青春時代の戦争の時かな」
私は、予想外の回答に愕然としたものだ。今、元気そうにやっている、だから今が一番いいのではないかと密かに思っていたので、それを期待したが・・・・?
彼曰く「戦地に行った以上明日をも知れぬ命だったので、上官も暗黙の、現地の女といくらでもやり放題だった」占領したもの勝ちってことか。
それを聞いた私は二の句が告げなかったことを覚えている。
中国や周辺諸国で泣いた女性たちが何人いるのだろう。そんなことは事件の被害者は口が裂けても言えぬ。そういえば「アメ公に占領されると女は全員犯され殺される」と言う合言葉が人々の間に広まっていた。女性の膣に砂を入れたとか、海へ飛び込み死んだのも、辱めをうけるのを嫌ったゆえんである。これらの伝聞は自分達がまさにそのようなことを行っていたからこそ、まことしやかに伝えられたことなのかも知れない。日本の男達が外国へ行くときは、本能であるところの精子のバラ巻きも常にあると考えておくのが自然であろう。
上官の質によっても変わってくるし、全員がそうとは言えぬが、あながち針小膨大な嘘とも思えない。
かように戦争と言うものは、残酷であるし、何が飛び出してきても不思議ではないのだ。
いわゆる狂気の世界でもあり、人を撃つという事象も、その人の感覚に刻み込まれ、相手が極悪人としても人を殺した強烈なるショックは、事実は事実として永久に消えることはない。
どんな相手でも、親がおり、妻がおり、子がいる現実があるのだ。
不可抗力の交通事故だとしても殺した事実は心から消えることはない。少なくとも弱き者をいたわる大人としての慈愛の心があるならばの話だが・・・幼稚ではな・・・・自己コントロールの苦手な幼稚者ではそんな心が育ってはいない、早過ぎる成長が慈愛の心を育てる時間をないがしろにしてしまったのだ。「援助の食料を欲しがっているのだから、向こうが折れてくるであろう」と政治のあるえらい人がえらそうにおっしゃってたなあ!
まだ相手が、敵を作りたがり、憎しみを煽るような極右翼人ならば気が紛れるが、それこそ殺した相手が善良なる市民であったならば、バックに居るであろうその彼を頼りに頑張り生きている嘆き悲しむ人々を思うにつれ、心に残る悔いは、少しでも想像する心がある人ならば、いつまでも晴れない。
「仕事」と言う、一種異様な催眠薬であっても、やってしまった結果に対してその人の心を支えるにはあまりに辛すぎる。
自爆攻撃への思いを日本人として、どのように捉えているのであろうか。
あまりにむごい、その現実。みんなはどのように捉えているかを・・・・知りたい?
このままのイラクの状態ですと、アメリカなど外国軍隊が去った後、犠牲のあまりに大きかったスンニ派の復讐の舞は果たしてどうなるのであろうか?       おぞましい。
考えて欲しい。考えが薄く、考えの無い人ほど、考え込んで欲しい!



特高と言う名の横暴力

2005-06-07 07:11:50 | Weblog
ここまで書いてきたのなら「特高」も語っておかなければなるまい。
ご承知のように「特高」とは「特高警察」の組織です。
治安維持法や国家総動員法などと言う法律で民衆を取り締まっていた尖兵です。
この法律に抵触した、あるいは、したと思われる民を片っ端から捕らえて、厳しい尋問と拷問で白状を迫った極めて非民主的な超右翼集団だそうです。それでも設立当初はそうではなかった筈だ。
主に犯罪者の取り締まりに力点が置かれていたように思う。それがやがて何でも無い人でもあるいは他人の申告などによりて嫌疑を掛け、有無も言わさず拘留と相成る。
戦前を暗い時代と比喩したのは、こう言う組織の厳しい取締りでもあるのです。
人から豊かな感情表現であるところの笑顔が消え、ポーカーフェイス顔に向かっていきます。今の北朝鮮よりもひどい無表情だったのではないでしょうか。
あのオウム幹部達の逮捕時の表情をごらんになったでしょうか。まさに無表情そのものであったと思います。白い歯を見せられない、つまり油断する、気を抜くことさえ許されない状況設定の真っ只中に人々が追い込まれていた、と言うことでしょう。
こんな事件ありました、あの浅間山荘事件の前に確か、森さんと永田さんでしたっけ、仲間なのに「総括!」として、殺して歩いていましたね。
そうです。仲間なのに「やれっ裏切った」とかお互いがお互いを監視し合うシステム作りをして、
がんじがらめするのです。今の企業の中にもありますよね。権力者、経営者サイドが陥りやすい自然のワナと申しましょうか。
こういう時代が到来すると、暗くなっていくのです。
人々は自分自身の防衛のために徳川さんの日光東照宮にある「見ざる 聞かざる 言わざる」を実践する、      こう言う状況を「心の鎖国」と言うのです。
国家のために、本音を隠し、破顔一笑を忘れ、そしてそれが悲しいかな当然なんだと思い込み、思い込ませていく。ある意味けなげな平民達。それを今の北朝鮮に見ることができる。
よって哀れにもタレこみ(チクリ)を怖れ、隣人、家族さえにも言葉を選び生きなければならない時代となる。こうなっては平民達はヘビに睨まれたカエルである。
実は民衆にとって、遠くでのドンパチ戦争よりも身近であるだけにこの方が怖かったのではないでしょうか。何せ他人が、一切合切信用が出来ない状態に陥ってしまうのだ。一種、心の閉じこもり現象である。そこからは成長の鈍化しか生まれない。順調に成長していた状態から、一度鈍化を経験すると元の状態に戻るには3倍以上の時間とエネルギーを要するのである。いやっそれでも日本の幼稚さを見る限り、戻れないのかも知れない。
特高の畏怖を民衆の頭の中に叩き込む狙いもあったのでしょう。
「黙して語らず」「沈黙は金、雄弁は銀」などのことわざも権力者側の都合の良い「人心掌握術」であったことでしょう。
そうです、特高警察は超右翼であろうとも、法律を厳格に履行していただけの役人たちです。
ただ強引であって、民主的ではなかったようです。
こう言う場合は大抵、アメリカや他国に対峙するだけではなく、上の方の内情を隠蔽する作用としての役目もあったように思います。
民衆は自身を守るのに汲々として、軍事国家に反対するなんて不可能に違いなかった。旗を振り続けるしかなかった。また、それが当然のように情報は操作され、教育勅語で躾られた。
従って、いかにそこに至るまでの状況設定が重要であるかが解っていただけるのではないでしょうか。戦争を始めた者が罪深き者であることは確かですが、そこかしこに「至る状況」を作り上げた者たちも責任の一端はあるはずであって、それを一つ一つ検証しなければならない。つまり、その時はそれが例え一時の国益であっても、国家を面映っても、長い視点から考えればけっして「良い」と言えることではないことを知ることによって、そこから私たちは知恵を学ばされる。それが私の言う、いやっ、中国の言う、検証であり、反省であるのだ。「謝ることが反省ではないのだ」そんなことも諭さねばならぬのか。それをしなければ、同じ道程を歩んでも誰一人として違和感を覚えずに、スンナりと受け入れてしまうことになる。
憲法でさえ、人間によって生き物のように次々と変質されていってしまうのだ。組織の変質はいつも考えておく必要があろう。
常に始まりは、適合、適法からいく、しかしながら次第に国民の思惑から遊離していくことになる。ではそれを見分ける術はないのか。ある、元よりそれを考えた人選による。
みんないきなり東条英機ではない、ヒットラーではない、みんな伏線があり、登場する状況設定の準備が整っていたのである。それを問題にしないで、どこに解決の道があろうか。どこに国際社会において名誉ある地位が得られようか。


図体と精神のアンバランスの掟。

2005-06-04 20:47:41 | Weblog
憲法を自民、民主の合議の上で決定するととんでもないものが出来上がる。
憲法の精神に統一性がなくなるのだ。多分自民党単独でも支離滅裂になってしまうであろう。
それは、対症療法で作るからだ。
作り直すなら、全部を改正すべきである。そうすれば統一感がでるであろう。
現憲法でさえ、天皇をシンボルに据えながらの主権在民に無理があり、そこからあらゆる矛盾が発生しているのだ。日本には「気兼ね」と言う「和を尊ぶ精神」があり、最高裁長官の任命権者を総理大臣にしたのは、その日本の風習を理解していなかった失敗作である。
憲法をズタズタにしてしまった者たちが、どんな憲法を作ってくるのやら見物である。
まあ、多分とんでもないものが表現されることでしょう。戦前回帰作品ではないか。戦前の質実剛健を美風と捉えて止まない層があるらしいから・・・・
日本の幼稚化は経済の発展に比例しているらしい。高度な学識や情報が必ずしも高度な国づくりには役立ってはいない。
これらはどうしたことか?
大量生産、大量消費が人間から知恵を奪い取っていったのか?
心の発展がなおざりである。お金にも、票にもならないからか?
高度な学識を経験してきても、それを十分に生かす人生を歩まないからか。上の言いなりで動くしかないからか。そうだとすると考えねばならないだろう。
心の成長がある時点で止まってしまうような気がしてならない。
働いて豊かさを享受するようになると、それに享楽して耽ってしまい、人間磨きが億劫や面倒になるからか?
この政治をしている人たちからしての幼さは、何とかしなければ日本の滅亡に繋がる。
図体ばかりデカくても、精神の幼児性はバランスが悪く、病気に至ること必定である。

核の恐怖を想像してみよう。

2005-06-03 20:11:43 | Weblog
核を語らねばなるまい。
北朝鮮核が事実ならば、アメリカが北朝鮮を潰すためには、アメリカ核を使わねばならない。
一番恐れるのは、核と核、核と原発が衝突した場合の爆発エネルギーは2倍になるのか、それとも・・・?
そうなったら、北朝鮮全土は言うに及ばず、韓国、中国さえにも影響を余儀なくされる。例え戦闘意欲を削いだとしても、放射能が全域を覆い、数十年来に渡ってその土地に降り立つことさえ出来ないのだ。それは意味のあることなのか。
詳しくは解らんが、原子力発電所近くに核が飛来した場合はどうなのだ?
アメリカ日本が、もし、ミサイル迎撃に失敗した場合と先手必勝攻撃に失敗した場合、東京を目指して飛んでくる未確認飛行物体が技術力不足で霞ヶ関から大きく外れ、東海村付近に不時着したら、どうなるのだ?
今の核って、例えば霞ヶ関を中心円とすると、風の影響もあるとは思うが、横浜、さいたま、千葉、八王子くらいまでの影響力なのかい?
そうだとすると、少しくらいの命中精度のズレは影響はないわけだ。
確か昔、今の核は広島、長崎の十倍、百倍の威力だって聞いたことがあるが、どうなのだ?
核が原子の衝突時の爆発によると聞いたことあるが、じゃ核と原子炉が衝突したら2倍の爆発で済むのか?
考えも出来ないほどのオゾマシイ結果が待っていそうだ。
多分、東京に当たったら、その結果にアメリカとて驚愕し、北朝鮮を潰すどころではなく、そそくさと退却するであろう。北朝鮮も生き残るためには、早期に東京を核で拡散することが唯一の方策なのである。
核と原発の衝突なんて、誰しもが想像できない、アメリカとて、したくもない考えられない出来事なのだ。
誰もがその凄惨さ悲惨さを想像できないでいる。想像できれば、やれ、北朝鮮だ、やれ韓国だ、やれ中国だって敵を増やすことなんて出来よう筈もない。右翼もひっくるめてメデタイ人間達だ。
人間、動物、植物、水道、土壌は汚染され、長い年月に渡って放射能の汚染は拭うことができないのだ。
電気もガスもインフラの汚染は致命的だし、あらゆる物品に見えない放射能が取り付き、ジワジワ蝕み近寄ることさえ出来ない。全国の商取引も停滞し、無政府、無警察状態になる。勿論これらのことは、直接の被害を免れた地域でのことである。大地震の比ではないのである。そうなってしまってからでは、責任追及もただ空しいだけなのだ。
誰の責任でもない、誰かを責めて済むものでもない、想像力の欠如による幼稚性がもたらす悲劇としか言いようがない。
アメリカの常套手段であるところの偵察機による北朝鮮挑発行為を、今敢えてしていないのは何ゆえか。今やれば百パーセント確実に北朝鮮は撃ち落すでしょう。それがアメリカには解っているのだ。
普通、相手の戦力分析とピンポイント攻撃のためにはそれをしないと、的確な攻撃は出来ない。
アメリカは百パーセントの精度で行わねばならないのだ。それは不可能。
北朝鮮と東京の間の海上にはパトリオットが準備できているかも知れないが、それもただ空しく、通常の飛行機に乗せられてカーブしてきた自爆核だったら防ぎようがないのではないでしょうか。
北朝鮮がミサイルに力点を置いているのも、ショートミサイルを撃つのも、常に日本を日本海を、そして東京を見定めているからでしょう。
アメリカに全滅させられる前に早めにアメリカの攻撃を萎えさせる必要があるのです。
首都圏の一瞬の焼け野原を目の当たりにすれば、どんな冷徹無比な人でも萎えてしまうのは必然でしょう。
これは想像ですが、広島への投下では、どうせ作ったばかりで一発しかないのだろうと言う忠臣の言で動かなかった昭和天皇も、流石に長崎にも落とされると自分自身への恐れだけではなく、国土日本が無くなるような恐れを感じたのは当然すぎるものだ。
確か、広島型原爆で20万の人口が減ったとか、被災したとか、聞いたことがある。神戸の大震災は何人の被災で、何人が亡くなったんでしたっけ?
北朝鮮核は果たしてどのくらいの威力があるのでしょうか?どちらにせよ、アメリカが北朝鮮の核実験の動きにひるむのは想像を絶するに難くありません。マサカ?の能天気の日本人だから安易に「経済制裁を」なんて安倍さんのように息巻いたりできるのです。一番真剣に誠意を持ってしなけりゃならない東アジア外交を躓き、失敗してしまったからと、アメリカにゲタを預け、マナ板の鯉で平然と成り行き任せを決め込む無責任な誰かさん。それを許すこれまた能天気な平民達。何らの実情を知らされていない情報と言うのは、こう言う結果をもたらしてしまうのです。無用なパニックを避ける気持ちはわからぬでもないが、アメリカに、判断を誤らぬように希望するしかない日本って、ほんとにおんぶにだっこですよ。私だったら生きた心地がしませんな。お医者さんが、覚悟の持てない幼稚な大人には、ガンを知らせないのと良く似ています。
夢の中の出来事を語っているわけではありませんよ。
今そこにある現実です。
中、韓、露、北朝鮮が日本に牽制球を投げる原因は、はっきりと各国が憎んでも憎みきれない日本の思い上がり傲慢無比の右傾化です。
しかし何ですね、どうしてこんな恐ろしい物が発見されてしまったんでしょうかねえ。
自然様の意図するところとはナンナンでしょうねえ。
人間の、何処までも制御のない、自然様に対する傲慢を戒めるってことでしょうかねえ。