宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

日本外しの影響

2007-06-29 06:43:02 | 北朝鮮
今回、中国とアメリカと北朝鮮と韓国と、4カ国協議を開催する運びとなりました。実質、核問題を最重要テーマとしない邪魔な日本は完璧にオフリミットです。
これは北朝鮮の要望だけではなく、中国も、韓国も、もしかしてアメリカさえも日本を外したかったのかも知れません?

拉致前提の日本の立場を崩さず、支援するのでなければ、全く不必要な存在で、ただ外野のうるさいだけですので、納得するしかないのでしょう。
何にも知らされないのは、もう大人国家としてのその存在性ではなくなったからではないでしょうか?
ニュースには漏れてはきておりませんが、ロシアのバンコデルタアジア問題の解決は、どちらの国も感謝、感謝、感謝だった筈であるし、北朝鮮への支援は早くにも支持している筈のものなのに、それでも外されているのは、十分な配慮と根回しはあったのではないでしょうか?

ただ日本を外したい思いで、多分、ロシアに協力を求めたのではないかと推察されます。
こうなると、完全に大人国家としての発言力が封印されてしまいますな。
北朝鮮を相手にしているしか考えていない狭量さが安倍さんの幼稚さを表わしてもいるのだろうな、とつくづく感じています。
6カ国協議は、ロシア、中国、アメリカの大国との外交でもあるのです。他の周囲の国々もその成り行きをジッと見詰めているのです。
このオフリミットされた、アメリカにもなしのつぶてにされた日本の与えたイメージは、そう小さくはない、と、思われます。
ただ、ロシアも外して、そのオフリミットを目立たなくしてくれたのはアメリカの尽力であるかも知れないですが、暗に「協力しなさいよ」と言っているようである。だから、まだ完全に疎外された訳でもない。
ただ、ロシアの外した、外れた理由が漏れ伝わってきていないので、真偽の程は不確かですが・・・・・
日本外しは、間違いなくその理由からではありましょう・・・・・

主権在民と国側との契約

2007-06-24 21:33:37 | 政治
いよいよ決戦ですが、日本人って賢い選択ができるのでしょうか?
自民党やマスコミも含めて、社会保険庁を追求していますが、社会保険庁イコール「国」ですからね。
国民と国との契約ですからね、社保庁と国民との契約ではありませんからね。
国イコールほとんど行政府は自民党で、グリーンピアの問題が取り上げられたときも何も国は対策をとらずきたわけですよ、天下りの面々の僅かの年数で億の退職金が支払われても、黙って見過ごしてきたわけですよ、あきらかに監督不行き届きです。
5000万人分が中に浮いていると言っておりますが、合計、今いくら金額にしてあるのか言わない訳ですね、言ってしまうと計算されてお金の不足がバレてしまうからですね。余剰資金などほとんどないのかと思われますねえ?

無駄に使われてしまった分、支給金額を当然のように減らすしかないのですね、
滅茶苦茶な事を散々しておいて、それでも政府は対策を何ひとつとらなかったわけです。
そして、最後は強行採決に紛れ込ませて国民を騙くらかそうという解決策を安倍さんは選択したわけです。主権在民の国民を欺こうとしたわけですから、これで完全に安倍さんは、自民党は、国は、信用を失いました。
もう、社会保険庁の役目は終わりです。一から出直しましょう。
選挙目当ての中川さんの「口だけ解体」も何処か空々しいではないですか?

再び念を押して、社会保険庁は主権在民が委託した「国」そして「行政」そして「自民党」そして「安倍さん」の代理で強制収集して、代理で支給しているのですからね、国民と国との強制加入の契約なのに全うしない国側。
さあ!主権在民の判断はこれいかに・・・・ですね?

笑ってしまいましたね、「通例」の給料一割カットの次はボーナス返納、右へ習えで社会保険庁長官なども連動一割カット、年金全額カットしてくれたらその覚悟の程がわかるのですが・・・・?

それにしても最低25年以上掛けていなかった人の年金が、支給額ゼロには流石に  「まいった!!」 です。
15年、24年分の掛け金の人のお金は丸々社保庁の懐にポッポらしいのです。
これでは当然のようにおいしい無駄遣いもしたくなろうと言うものです。
これはのちのち大変な事態を招きかねません。
こんな制度をいつまでも野放しにしていては、社保庁ばかりを責める訳にもいかんでしょう、人間のする事だから、誘惑に負けてしまうのはいかんともし難い。
政府自民党って今まで、キチンと仕事をしてきたのでしょうか?
何処を見て、仕事をしていたのでしょうか?
野党も含めて、何のための国会議員で、何のための議会だったのでしょうか?
今更選挙目当てのために、給料やボーナスを返納するような古典的な考え方しかできない、国民感情とのズレは、必要性のない軍拡、憲法改正宣言と似合ってもいる。
やっぱりどうしょうもない国家の運営者たちのバカさかげんですね。
あーあ、文句も言うのもアホらしい。
年金制度ができて何年ですか?
流用する可能性のあることが、今の今まで見逃されてきたわけですか?
絶句!です。
いつも言うように危険な道に入り込んでしまう可能性というものに対して、常に反省検証を怠らず進んでいく人を賢民というのであって、これは正に愚民の典型とも言える。










日本の現況を知る

2007-06-21 07:34:57 | 政治
こんな滅茶苦茶やっている安倍さんっていう人が、総理大臣職にいなかったことにしたいが、どうだ!

極右に被れた総理大臣なんて、日本国家の恥とも言える。
そんな人を総理大臣にしなければならなかった自民党の選択、いやそれよりも小泉さんの登場自体に問題があったのであろう、そうなると日本人の選択でもある。
二期続けての右翼総理大臣は、流石の日本人もやっと、「それは違う、私たちはそんな事を求めてはいない!」と長い右翼政権に、戦争をおっぱじめるかも知れない?
働けなければ、年金が頼りなのに・・・という心細さかも知れない?
そんなそれぞれの思いが安倍さん共々自民党の野望を覆させようとしている。
労働人口の減少と共に、経済力が衰退していくのは誰の目にも差し迫ったように映っているはずだ。それもやがて急激にやってくるのだ!
成長路線を突っ走ろうとする自民党体質はやがて国民からソッポを向かれるのは見えても、読めてもいるのである。
しかし、民主党政権が出来上がったにせよ、落ちていく勢いはいかんともし難い。

自殺者3万人、精神障害者300万人(ちょっと大袈裟な感もあるが・・・)そのそれぞれの関係ある人々への影響力も視野に入れれば、社会の一大スペクタルな訳だ!
増える事はあっても減らすのは、格差を是正するに負けず劣らずに容易いことではない。
これが後々の日本経済にとって、急激な落ち込みの元凶となるのは自然の推移なのだ。
高度な戦争武器を買ってしまって、やる事、使うところが違うんではないか?と疑問も今になってやっとフツフツと湧いてきた。


戦前がそんなに良いのか?戦前の何がそんなにあなたの琴線を振るわせたのか?
戦前の勇ましさ、男らしさに憧れているのか?
だからあなたの(総理の)心内は女性的なのだ!受身的なのだ!
戦前の彼ら彼女らを尊ぶ心が、これほどに若者たちに受けるとは、私も理解し難く思ってもいたが、むごい戦前を実体験してなければ、そのような考え方に陥ることになるのも仕方がないのだろうかなあ?と改めて思った。
所謂、何も知らないから、つい、麻薬(軍靴の響きの)魅力、魔力を囁く尊敬する先輩諸氏の言葉に誘惑されてしまっているのだ。
そして、ニート的疎外感(自己保身のなれの果て・・・)を持つ若者たちから順繰りに、自分なりの理論武装を都合良く、自己中心な判断で構築してしまい、トンネルに入り込んでしまうのである。
こうなると、なかなか外に抜け出す事は困難である。一種宗教的であって、かつても「天皇教」の旗の下、一致団結して事を為したことに通じるものがある。
オーム犯罪を他人事のように、見ることも出来ない筈である。
彼らの理論武装を解きほぐすには、相当の器と覚悟を擁する筈だ!


軽々しい安倍さんの右顧左眄。

2007-06-16 23:02:03 | 政治
再び右往左往の安倍さん。
「菅さんの責任ではないか!などと公言して憚らなかった安倍さんなのに、どうもその無責任体質的な、責任を転嫁して擦り付ける男らしさに欠けた(私ははなから安倍さんは女々しい、と思っていたが・・・)評価を受けて、一転「私の責任が一番大きい」に衣替えした。
どうやら、あの焦り具合から察するに、年金問題が消費税問題とその扱いに同等の力があることを少し甘く見くびっていたようだ。

正に若輩者の弱点を露呈してしまったようだな・・・・・?
小泉さんがあそこまで長きに渡って政権を維持できていたのは、「消費税を自分が首相の間は上げない!」とはっきりと公言していたからなのが、彼には理解できてはいなかったようだ。
民主党さえ消費税を逃げる訳にはいかないと言っていた時に、それは民衆の強い支持となっていたのだ。しかしそれは、結局、改革の不調と共に、不公平な量的緩和政策と言う、上インフレ、下デフレの政策を取らざるを得なくなり、結果、問題の格差社会の現象を呼び起こす事になってしまったのである。
改革の掛け声音頭ばかりの小泉さんが、何のさしたる改革もできずに終わったことが、結局どうにも脱出のできない格差社会を現出してしまったのだ!

消費税と年金は横並びで大衆が最も毛嫌いするものと思える。
よもや国の年金だからと、全幅の信頼をおいていて、このザマなのであり、安倍政権政策の信用だけではなく、国、自体の信用をも失うと言う事につながり、これからの若人たちへの影響も当然抜き差しならぬものとなるであろう?これは総理大臣の「若気の至り」では済まぬものなのである。

人々が最も求めているものの着眼がズレていて、今、それほどに必要性のない憲法改正などを掲げようとする「偏り、歪み」ある考え方を持つ人では、重みある経済国家日本の宰相としては、軽々し過ぎて相応しくは無かった、ということに尽きる。


バンコデルタの解決方法、納得するか?

2007-06-14 21:49:39 | 政治
BDA資金の送金が最終解決段階…政府はコメ支援再開準備へ

政府当局者は13日、「マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されていた北朝鮮資金をロシアの銀行に送金するための準備が終わった」と述べた。

この当局者は「BDA問題を解決するため、米国・中国・ロシアなど関連国があらゆる努力をした」とし、「あとは北朝鮮が資金を引き出すため送金要求書を提出するだけだ」と付け加えた。

米国とロシアが合意したBDAの北朝鮮資金送金案は、BDA-マカオ金融当局-ニューヨーク連邦準備銀行-ロシア中央銀行-ロシア極東商業銀行内の北朝鮮口座という手続き。 BDA資金が中央銀行の米ニューヨーク連邦準備銀行に送金されるには、同じ中央銀行を経由しなければならないため、中央銀行の役割をするマカオ金融当局が介入することになった。

BDAの北朝鮮口座は52口座。 北朝鮮は米国の要請を受け、BDAのすべての口座を「朝鮮貿易銀行」名義で一本化したという。

関心の焦点は北朝鮮の反応だ。 政府内ではひとまず北朝鮮が送金要請をするという見方が強い。 しかし一過性の国家間取引方式で送金されるという点で、北朝鮮がこれを受け入れるかどうかは不透明だ。

宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商部長官はこの日の記者会見で、「BDA問題は最終解決段階に入ったが、いつ解決するかはまだ分からない」と慎重に答えた。

BDA問題が解決すれば対北朝鮮支援のきっかけが生じる。 政府は昨年8月から北朝鮮に水害救護物資として支援していたが、残りのコメ1万500トンを近く北朝鮮に送る計画であることが伝えられた。

統一部の当局者は「近いうちに発表する」と語った。 BDA問題が進展したことを受け、政府が人道的レベルという名目でコメ提供を再開するということだ。 今回送るコメは無償支援分10万トンの残余量。 政府レベルの借款を考慮して留保した40万トンとは別のものだ。

李永鐘(イ・ヨンジョン)記者

鄭桓(チョン・ヨンファン)記者

このニュースを読んで、何とまどろっこしい事をしているなあ!
と思わずにはいられない。
それほど大きな金額でもないのに、アメリカが立て替えてやれば簡単に済むことではないのか?北朝鮮側の言いなりに事が進むのがどうやら気に食わないと思える。
そんな拘りの意味が私には良く理解できぬ。
韓国は、アメリカの平和解決への道を探る本気の動きを見て取り、米支援を決定するようだ。
一時的に遅れる事になったとしても、今後の貿易上もこの方法が取れるわけではないので、あまりこの解決方法に意味があるとは思えない・・・・?
それより、何処の国の銀行もドル建て決済が出来る出来ないというのは、死活問題である事がある程度理解できた。
ドル建て決済か、物々交換か、現金決済かしか方法がない事の都合の悪さは、今後世界が試行錯誤して考える必要があるのではないか?
世界の単位の統一は一見便利なようで、ある意味不便でもある。


ユーロでも決済できたり、アジア内ならアジア内の共通通貨で決済できたりした方が利便性はあるように思えるのだが・・・・?どうでしょうか、複雑に成り過ぎますかねえ?・・・・
まあ、アメリカがそのような秩序を先見性で作ってしまったのだから、後塵を拝する国々は従わざるを得ないのであろう。

アメリカが世界に及ぼす影響力のすさまじさ、らしきものを反米の国家群に見せ付ける意味合いもあったのだろうかなあ・・・・?
何の商売をするにしても北朝鮮にとっては、銀行決済の煩雑さを、イヤッ、と言うほど見せ付けられた訳である。今後は否応なしに経済発展を目指すためには、アメリカとの関係修復が、役人商売の是正と同じくらい重要なものとなってくる事が分かるであろう。

自由主義体制化での世界経済の秩序は、このように形作られている。
高度な経済を目指すには、自由経済世界へ入らなければならない。
そんな野心もなければ、金持ち国相手の現金商売を貫くしかないのであろう。北朝鮮が資源豊富な金持ち国ならば、貸し付けて商売もできるが、そんな力量があるとは思えぬ。
友好国に権益を僅かながら譲渡して、労働環境を作り、安全な国、安定した国をアッピールしつつ、信用を高めていく道が手早いのではないだろうか・・・・?
もっと重要な問題点は、役人意識からの脱却が早いうちにできるかどうかが課題であろう・・・・

北朝鮮もアメリカの優柔不断な行為を快くは思っていないだろうから、何れ初期的段階は行うであろうが、そこそこの長い時間を掛けるのではないだろうか?
果たしてどうなのかは何とも言えない。私は対抗上、時間を掛けるような気がしているのだが・・・・?
平和的解決を目指したのなら、あるいはそうするしかないのならば、「善は急げ」が当然なのだが・・・・?
アメリカもつくづく、潔くないなあ!




戦争と平和

2007-06-11 22:39:10 | 政治
日本の昔、まあ戦前の事でしょうか、愛国右傾に染まって、天皇教にも染まって、散々のワルを行った。この時期、時代をワルの時代と認識するか、しないか、は、とても重大な考え方ですね。
「悪かった」「おかしかった狂っていた」と思わないレベルの国、人なのであるならば、同じ「愚」を繰り返すのは自明なり。
その「愚」を繰り返す人、国の発生したる可能性を予測するから、永世中立国たるスイスは武器を持つ。度重なる戦い、そして戦争を目の当たりにしてきた、幸いにして高度に位置する国であったからこそ、その土地、各種資源、の奪い合いから遠ざかって、高みの見物をしてもいられたのだ。

島国日本との戦争は今後、ミサイルが主力兵器であろう。
だから北朝鮮も通常兵器を捨てて、対日本戦用にミサイル開発を進めてきたのであろうと思える。早くから、やるなら日本との戦だ!という意識を持っていたように思うことができる。
雲上から落ちてくるかも知れないミサイル戦では、自衛隊による戦争ではなくて、一般民衆がミサイル及び化学兵器、核兵器と素手で戦わなくてはなるまい。
自衛隊が外へ出ての結果オーライの大活躍をすればするほど、その自衛隊によって恨みを買う他国との諍いのタネになるのだろうかな・・・・?

えらいこっちゃ!ね?
それでも「被れて」いる、もどきの方々は、国粋主義の方々もひっくるめて、北朝鮮を挑発したがる。
北朝鮮だけでなく、中、露、米、台、韓、豪までもいたく刺激したがる、右傾愛国のもろもろ全てが、狡賢い過去の日本を思い起こさせ、各国の癇に障るのだ。
真に強い心は優しい心、大きな心、許せる心、余裕の心、それが憲法の言わんとするところ、
決して腕力(武器)が、影響力、発言力、信用力を決めるものではない!事を教え諭しているだろう!
自ら制御、抑制の出来ぬであろう腕力は、憲法で謳って抑えてが丁度良い。
必要過多、持て余しの腕力は、それを制御できる心が無ければ自滅する。
そして日本には、いまだに制御、調節できる能力は全く無い!残念だが、バブルの例を出すまでもなく、全く無い!
腕力を自慢する人、威嚇に使う国では、良識の他人、他国は離れる。
やたらの強さを持ちたがる、憧れる、自慢する、実証したがるのは、結果に無頓着な若輩者たちだけだ!
そら!見ろ!自衛隊は、反戦自衛隊員を恐れ、国民を監視する。国民を守ると言うより、国民も油断できぬと敵視して睨みを効かせるのだ!

こんな事を書いている私は、自衛隊に目を付けられているのだろうな・・・・?

流石に安倍さん、選挙前通例のリベラル旗の掲揚だが、笛吹けど踊らず、一度の信用の失墜、下落は易々とは上がってはくれぬ。
自民党共々、必死に旗を振る姿が惨めで哀れだ、不徳!!
右傾に染まりし、彼らと彼女らはどうした?安倍さんはおのおの方の代表選手ではないのか?
結局は策士(分かっていて、確信犯のうやむや採決強行突破)が策に溺れる典型でもあるだろう。そこまでは人々もお人好しではないぞお!ってところなのか?
それとも、春先のストライキと同じく、やっぱり自民党でシャンシャシャンなのか・・・・?













歪んだ心よりい出し政は、歪んだまま出てくる。

2007-06-01 06:41:23 | 政治
安倍さんもいよいよヤキが回ったようだ。
滅茶苦茶としかいいようがない、議会制民主主義も何もへったくれもなく、与党単独の強行採決のヤマ・・・ヤマ・・・そしてヤマ・・・・

社保庁にどう言う訳か?お金が少ない、だから全額支給すべきところのお金を、未入であったと勝手に偽り、勝手に私たちに申し伝え減額する。
とうとうやってしまった!
そんな予感は常に付きまとっていた。
支給年齢の上昇のことばかり気にしていたが、金額そのものに手を掛けてくるとは?・・・・
背に腹は変えられないのだろうが、こんな大きな失敗をしても誰も責任を取らせない現在の日本の国家としての有り様を、何と捉えたら良いのであろうか?・・・・
昔は、役人への「戒め」は法に掲げられて厳しくもあったようだが、今の甘さは何と言えば良いのか表現するに窮する。

社保庁の現況たるやはいろいろ総理も聞かされているだろうが、そのいろいろある解決策の中からこの「やらずボッタクリ」のヤクザな道を選択した判断は、その総理大臣としての人間性を垣間見せているようだ。

やっぱりこんな腹黒い人にいつまでも総理を続けてやらせていると、それこそ日本国の美しい品位、品格に影を落とす。

美しい国を作るより前に「美しい政治」を熱望したい。この人では無理か・・・?

それでも悲しいかな?・・・・・政治に興味も関心も持たない人々は49日も経てば、すっかり忘れる・・・それを見越しての強硬採決。
それだけではないのかも知れない?・・・・消費税と同じように年金も触れてはならないタブーなのだが、それに果敢にチャレンジする以上覚悟の上なのだろう。
参議院選挙は半ば捨てている風も感じられる。これで過半維持できたら、ウハウハではないだろうか?バランス感覚の鈍感な日本国民ならばあり得ると思える。
また負けても良しの判断なのかも知れない・・・?
兎にも角にも、安倍さん自民党はここまではシナリオ通りなのであろうし、
問題はこれから参議院選挙までの間に、去った有権者たちを再び自民党に戻す忍術次第なのであろう?
これからが腕の見せ所なのだから、その仕上げはいかに、五郎次郎、ってところか
それに失敗すれば、安倍さんも浮かばれない。


しかし、順繰りにその報い、しわ寄せは国民に否応なしにやってくるのだ。
ベビーブーム世代の大量受給が迫る前に、この世代が掛け金を支払う義務が無くなるのだ!そうするとどうなるか・・・?
今まで安定的に入ってきていた大量のお金が社保庁に入らなくなる訳でして、途端に支給する金額にハネ返ってくる筈である。
しかし、少し考えればこのような事態に立ち至る事になるのは見えてもいい筈のものである。
あまりの情けなさに言葉も出ない。これが日本人の総理大臣以下司る者たちの実態なのだ!
過去の日本人たちへの身びいきの彼ら彼女らも、しっかりと実像を見詰めるがいい!
こんなで、司る者たちにその政治を気にもしないで「任せられる」かっ・・・・!

はなから歪んだ心を持つ者たちの「政」からは、本末転倒あさってな行いの歪んだ「政」が大量生産されてくる・・・・・