宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

北朝鮮とアメリカの歩み寄り

2007-02-28 22:35:17 | 北朝鮮
専門家の方々も含めてみなさん!
どうして?アメリカが急いで、北朝鮮と合意したのかが、あまり十分なる理解ができていないようだ。
ひとつのことだけで判断したのではないのだ。
いろいろな事柄を抽出して総合的に判断をした結果なのだ。

一、民主党に敗北した選挙の結果もある・・・
二、イラク資源の権益を守るためのイラクの安定に集中したい事もある・・・
三、北朝鮮が切羽詰ったこともある・・・・(核とミサイルの流出を恐れたか、或  いは北朝鮮が最終決断をアメリカに促したか?)
四、中国との資源確保競争に敗れるわけにはいかない事情もある・・・・
五、資源大国で、アメリカの敵対心旺盛なイラン核を野放しにするということは、  世界動乱の元凶になるかも知れない危惧・・・・
六、世界一の軍事力といえども、イラク、アフガンと続けてやってきて、疲弊した  軍隊なのに、更にイラク、イラン、北朝鮮と、分散して戦争するほどの金も器  量もなし・・・・
七、なにより北朝鮮攻撃について、資源の権益を有する中国のみならず、ロシアさ  えも協力が得られない状況では、当然に中国、ロシアからの北朝鮮への闇の武  器供与もありうることになるのだ・・・・
八、韓国が北朝鮮の攻撃拠点としては不可避なのであるが、どうあっても協力が得  られる状況にはない・・・・
九、戦争状態になれば、同盟国日本に核爆発が起こることになる危険性・・・・
十、北朝鮮の先進核技術、ミサイル技術が想像以上に優れている・・・・
十一、アジアの周辺国は、伸び盛り中国と借金大国下り坂日本の影響を比較してど   ちらを支持応援するであろうか?不確定・・・
十二、北朝鮮に上陸、占有ができる可能性が薄ければ、敵対する意味なし・・・・
十三、お金を使うだけで元もとれない戦争をするほど、お人よしではない・・・・
十四、ブッシュサンも近年の戦争兵器の高額化が理解できるようになってきて、    追加予算を民主党の多い議会に通すのが、困難であることを悟った・・・・
十五、アメリカ経済の資金繰りが苦しくなってきている。
十六、このままの推移では、何れ極東アジアへの影響力は矮小化されて、アメリカ   は極東アジアでの発言力が一気に減少するだろう。

まあ、私の今現在考えられることをあれこれ列挙してみたが、これほどにその因になるものは限りなくあるものだ。
この中で特に重要なのは、「一、中露の強力な結束による中国包囲網の策謀が、ロシアの非協力で分断を断念するしかないという事、と、 二、軍事費捻出がアメリカ経済への圧迫になっていく、と同時にイラク、イラン、北朝鮮と三つ巴の分配戦術などは不可能、と、 三、北朝鮮の困窮による核の外への流失が近いことへの恐れ」でしょうか?・・・以上の3点かと思われます。

近年の戦争は、高度先端技術の帥を凝らしたものだけに優秀であると同時に、お金も莫大に掛かる。
しかも、金持ちの国の人件費も膨大だ!
従って金持ち国の戦争は「短期決戦」が絶対必要条件なのである。
長きに渡る出張ならばそれだけで、人件費に食われ、外注制度ならばブローカーもあってもっと費用が嵩む。長い戦争をするためには多くの人々を傭兵としての必要性から、本末転倒ではあるが、貧乏人にしておかなければならない。

だからイラクのように延々と粘られると、強大な軍事立国アメリカといえども足元の後方支援資金の捻出から崩れ落ちる。

それに対して、イラク、北朝鮮などのように貧乏な国では、人間ひとりの命が安い、「無法者アメリカよ、正義の自刃を受けてみよ!」という言葉一つで死ねる。
生きるにしても、高給はいらない、安い資金と食い物で息長い戦争ができる。





戦争を誘発する「要素」の排除

2007-02-24 07:04:41 | 政治
最近は右傾化している事象を、左に振れすぎたから真ん中に戻しているのだ!
と言う論調でそれの正当性を主張する方向へシフトしてきている人が多くなりました。
過激に右路線からのゆり戻しで、少しは自分たちの置かれている位置の自覚が出てきて、客観性が向上してきたのだと思います。

では、共謀罪なるものがいかに戦前の治安維持法に酷似しているものであるか、など、今行っている各種の法整備を検証してみると良い!
右傾化が良い悪いではなく、再びの戦争に至る道を作り上げてしまう、要素、 というものを出来得る限り排除しなければならない事を知った方がよろしい!と申すのだ。

そもそもその「右傾」という闇の中に埋没してしまっている人たちの耳に、どれほど私の言い草が届くかは定かではありませんが、あの街の中を、人の迷惑顧ず拡声器でガナリ立てながら、我が者顔、居丈高、威嚇に走る右翼の街宣車を見れば分かるように、その右翼を利する行いはイコール右傾化と捉えても仕方のないものであろう。つまり、どんなに否定しても残念ながら彼らと同類なのである。

攻撃的なる愛国右傾は、戦争を発信誘発する道しるべでもあるのだ!

嫌中、嫌韓などと北朝鮮への非難攻撃などは、濃い被害者意識と薄い加害者意識の為せる技である事を知った方が良い!それは取りも直さず精神年齢の幼さ、見識の薄弱さを表明していることでもある。

5.15事件の勇ましさから・・・・
やがて、原爆を落とされてジ、エンドを迎え、以後酷い生活を余儀なくされることになろうとは、誰しもが思わなかったに違いない。
韓国を黙らせた勢いのまま、満州までをも手中に収めて、大国ロシア、アメリカ、イギリス、ドイツと肩を並べるようになった気がしたのも当然であろう。
肩を並べたどころか、世界をも日本のものにできるのではないか、と、錯覚をしてしまったのも当時の日本人ならみんなが思っていたことであろう。
だから満州国取得の貢献者「東条」さんが総理になったのも頷ける。

戦争を嫌がるのは、被害を受けたときの惨状が惨憺たるものであるから、戦争を否定する人たちも多い。
そう言う人たちは、勝っている間は、あるいは自分に被害(トガ)がやってこない間は、むしろ賛成に回る場合があるものだ、勢いに乗る勝ち戦の進軍を応援するのである。
つまり、加害をしている実態には興味も関心も同情もなく、疎いのである。他人の悲劇は他人事なのだから・・・理解不能な精神の未熟さでもある。
国民の大多数はこのような人々が占めている。所謂、「烏合の衆」その他大勢の類である。
しかし、このような大勢が、たびたび世の中を動かしていくのは、紛れも無い事実でもあろう。

私たちの生身の身体は、時として歪む、それが病気を引き連れてくるのだ。そんな時、その身体の調子の悪さを本能で感じる事のできない体質、と言おうか、性質と言おうか、持って生まれたヤジロベエのバランス感覚を持っていないと、病院へ直行することになる、それが修正不可の不摂生によるものであったならば、取り返しがつかない。

小泉さんが総理になったばかりのあたりだと、まだ修正も可能であったろうが(そのための修正改革宣言でもあったのだ)まして、この安倍さんの無駄遣いが延長されていれば、もう修正不可能の手遅れなのではないでしょうか?
余程の覚悟を持たない限り、信用は一瞬で崩れるものであります。
各所に表面化する病気の数々も、その長い間の平和による歪みがもたらすものなのだ。右傾化もその病状の一端であるかも知れぬ。

戦争も、バブルも、そのような性質を有しているから、その行く末の破裂も読めずに、トコトン行ってしまうのだ。
戦争時代は「神国日本」を信じきっていたのであろう。負ける筈はない、いつか神風が吹く、と・・・・
バブル時代も銀行からあらゆる人々まで、土地神話に席捲されていたのであろう、下がりっぱなしになる筈はない、と、いつか必ず上がる、と・・・・

そして、その報い(トガ)は着実にやってくる・・・・
今、解決したと思っている甘さに冷徹な事実が迫っている・・・・

あらゆる歪みの 「要素」 をひとつずつ打ち消すしかない。












憲法を選挙の目玉には、どうしたね?

2007-02-21 23:52:57 | 政治
さて、安倍さんが大言壮語した「憲法選挙」なる宣言であったが、なかなか上がってはこないので、どうした?・・・・支持率ダウンで引っ込んだか?

そもそも、アメリカにコバンザメの腰ギンチャクしていて、自主憲法もないだろう、自主独立の精神なんて、もとよりあったのか?
寄らば大樹でアメリカにしがみついているだけではないのかな?
それならもらった憲法の方が気がきいている、と言うもんだ。

イギリスがイラクから順次撤退するようで、どうも信頼できる同盟国が少なくなってしまい、後は仕方なく駐留している国だけだ。アメリカオンリーのイラク戦争になってしまっている、日本は大丈夫か?・・・とチェイニーさんがやってきた。
安倍さん、相変わらずあさってな「拉致協力を要請」
全くこの人の言う事、やる事は、的が外れっぱなしだ!
チェイニーさんは「拉致」どころではないのだ。この戦争に失敗すると、イラク資源の権益を失う事になるのだ。何のためのイラク侵略だったのか?・・・
根底からその意味を問い直される事に相成ってしまう。
身内の共和党からも最低、最悪の大統領のレッテルを貼られることになるだろう。
膨大なお金を使って元の木阿弥では、どんなことをしても許されざる事であろう。

それで自主憲法を謳っているが、実際は自分では何にも出来ないから他力本願で「拉致制裁」を依頼する。相手を慮ることを知らない、おめでたく、他力本願神経の持ち主が我が日本の総理大臣なのだから、その人がトップの日本国民が哀れである。

オーストラリアが北朝鮮との停止していた交易を再度、見直すことを決定したというニュースで、アメリカの影響力を改めて知る事ができる。

小沢さんも自民党のイチャモンに素直に答えているだけじゃなく、「拉致は私だったら即座に解決できます!」くらい言ったらどうなのだ!何とも歯がゆい・・・・
自民党が出来ずに停止している問題を取り上げて「私だったらできる!」と高らかに宣言すれば良いのだ。
拉致だけではない、不公平な政策の是正、格差の緩和、年金、少子化などの不安を取り除く政策、自殺者を減らす抜本的な政策、自殺者が多いのはあらゆる「歪み」の集大成と言える。東アジア政治経済合流の推進とか、自民党が出来ずに宣言できる事は山ほどある。それが「センス」というものだ。






憎き北朝鮮の大合唱に物申す

2007-02-15 06:28:51 | 政治
前回で私もあまりにも北朝鮮の擁護をし過ぎてしまった。・・・反省!
5カ国側の文言はそれなりに有効なのかも知れぬ。
テロ支援国家としての位置付けの看板が下ろされれば、それはそれで最高のプレゼントではあろう。
そもそも中東イスラムとの隔絶された空間距離と思想でテロ支援国家と呼ぶ事さえ無理がある、よど号の時代背景ならばそれも言えただろうが、今この時代に至っては、テロを支援する力さえ持ち合わせてはいない。
ただ、恐れるは「核」の流失なのであるが、それは力によって制御はできないのだ。
アメリカとしては、北朝鮮の中だけに留めらせておければ、「やむなし」と言えるだろう。
早くイラク、イランを解決して、足元のベネズェラに力を注ぎたいのでもあろう?
そう言う意味で北朝鮮にいつまでも関わってはいられないのである。

北朝鮮の支援と言っても、これを各国一律にする、というには無理がある。
そもそも「核」の存在の認知には各国で隔たりがある。
経済制裁を強力に推し進めようとする国であれば、それだけその国、その核への嫌悪感も多大なのであるから、その費用分担の割合も当然に大きくなくてはならないのだ。だから私が言っていたのだ、後先の事を考えているのか!と・・・・
強く経済制裁をしてしまったツケの払いは高くなって当然なのだ、相手はそれによって多大な不利益を被るわけであったのだから・・・・
アメリカの発言力で仕方なく制裁に協力した国とはおのずと違う。

6カ国協議の内容から・・・

2007-02-14 00:08:01 | 北朝鮮
6カ国協議。
漏れ伝え聞くところによると、どうも北朝鮮が安く見積もっているようにしか見えないのであるが・・・・?
本当にあれで納得したのであろうか?どうしても疑問が残る。
あれでは、苦労した核開発の意味を為さない、キム・グェガンさんの首が危ないような気がするのだが・・・・?
まあ、アメリカも形としての成功が欲しいのだし、日本以外はみんな功が必要なのだ。裏側はわたしらには見えない。
煽てなのか?ロシアが「北朝鮮の一人勝ち」と言うからには、重油だけが目立っているが、相当の裏取引がある、と見てもよさそうだ。

日本はお金を出さない、と言っているが、そうもいくまい。何と言っても端緒が「拉致」であったのだし、元首同士の約束事の反故だし、その後のアメリカの勝手な重油のストップ、に続いて北朝鮮側の核拡散防止条約からの脱退になり、軽水炉の停止に繋がったのであるから、責任は大いに感じなくてはなるまい。
それこそ、ロシア、中国、韓国こそ、核に関しては外様なのであり、ミサイルを撃たれる心配は今のところはないし、引っ張り出されて、いい傍迷惑この上ない事なのだ。
北朝鮮に対する責任よりも、ロシア、中国、韓国に対しての責任を日本は持たねばならない。「払うつもりは無い!」などと、そんな事言っているから、各国から糞味噌で相手にもされないのだ。その日本の知恵と誠意の無い対応は、何れ世界の隅々を駆け巡る事になるであろう。恥を掻くのは安倍さんだけでもなく、その無責任体質の低いトップを選んだ日本国民というレッテルが、世界を席捲する筈だ。
ロシアにしろ、中国にしろ、北朝鮮の核が問題なのではない、彼らからすれば、核のこじつけで、アメリカが、日本が、アジアユーラシア大陸にシャシャリ出てくるのが気に入らないのだ。もう二度とアジアユーラシアの地を土足で上がらせることはないであろう。
出さなくてはならないのは、核とミサイルのドッキングを恐れ、困る敵対国、日本とアメリカに於いて他にはあるまい。
特に日本はここまで無用にこじらせた責任は大いにあるはずである。約束を北朝鮮が守るのか?と言う疑問を呈するアホな専門家が多いが、元首同士の約束を守らなかったのが日本であり、一度決めた重油の援助を、拉致問題の表面化でストップしてしまったのはアメリカなのだ。それをみなさんは記憶に留めておくべきだろう。
北朝鮮が仮にも経済大国日本を無視し続けている事で、それは理解、納得できる筈のものだ。
だからいちいち日本を納得させる必要もないのであって、アメリカが勝手に有無を言わさず他の方法からでも日本に出させるであろう事は、すでに織り込み済みである。それはヒルさんがわざわざ日本に寄って会談後協議に臨んでいる事を思えば説明がつく。アメリカの独断ではけっしてないのである。

どうせ出すことになるのであるから、拉致前提などと、格好つけてリキまないで、
自ら大国、陸、的な太っ腹を見せた方が賢明だと思うが・・・・


どうもマスメディアの邪な宣伝もあるような気がしてならない。
5万が手付けで核査察を実行し、核関連施設の廃棄を見て、残り95万を渡す・・・?
嘘だろう!?
100万は北朝鮮の1年分だと・・・?
そんなので核を放棄するだと?
5カ国が約束を履行しないためのあらかじめ打った拍手なのじゃないか?または、北朝鮮が裏切った時のなじるための手形を切っているのではないだろうか?
あるいは核実験が偽物であったのか?
核の代償としての値段があまりにも安過ぎる!

しかし、テロ支援国家としての位置づけは止めるという譲歩案は大きい。
本来、アメリカもその巨大な影響力で世界各国の北朝鮮への貿易に制限を加えていたが、その看板が下ろされれば、一気に貿易が拡大するであろう。
日本やアメリカが無用にチョッカイを掛けなければ、普通の国として成り立つ国なのであり、すぐに自由経済体制に移行するものと思う?

苦労の果てに勝ち取った夢の「核爆弾」が、重油1年分ではお話にもならん!
多分、マスコミに流された文言は、形を整えたい各国の思惑を踏まえたプロパガンダであろう。北朝鮮側の言い分が正当ではないか?と私は思うのだが・・・・?
但し、核実験が間違いなく行われていた、という事実があってのことだが・・・・?

北朝鮮には豊富な資源が眠っているという話がでている。それで安倍さんが、資源調査(インフラ調査)なら応じると言ったのだ。
何とこの欲得だけの発想には、グゥーの音も出ない。
これだから、何処の国からも相手にさせてもらえなくなるのだな。日本国民として「恥ずかしい」の一言である。





6カ国協議とアジアの狂騰

2007-02-12 22:38:08 | 政治
6カ国協議、何とかかろうじて日朝会談させてもらえましたね、相当の振る舞い覚悟で頼んだのでしょうね。唯一できなかったのでは、みっともなく、恥ずかしい事この上ないですからね。麻生さんも「結局日本が出すしかないんだろう」と、半ば諦めの境地で物申していますものね。
経済制裁、金融制裁と、アメリカの石油援助の停止、軽水炉の停止など、それに伴のうもろもろの損害賠償金は、時間が経てば経つほどに値段が高騰していくのです。
「拉致問題の解決が前提」という「しゃちほこばった」考えのツケは高くなってもしょうがないのです。
何せ参議院選挙だとしても、「投票法案、憲法改正」するためには、人気を上げておかなければならないのですから、「背に腹は変えられない」と言うところですか・・・・
今の政治を司る方々、右寄り国民のみなさんも、「核爆発」の恐ろしさをどの程度の感覚で考えていらっしゃるのでしょうか?
そういう実感もないのでしょう?あったら相手を気安く追い詰めるなんて、出来よう筈もないですからね。
兎に角、アメリカが下りてきて良かった。失う物のない国家の反逆ほど恐ろしいものはないのだ。
核を所有している国々(北朝鮮も、中国も、ロシアも)を敵に回して、ある事無い事の咆哮は、無知蒙昧あさはかか、幼稚でしかないですからね。

制裁を課して北朝鮮を潰して、その先はどうなりますか?考えていますか?
結局のところ韓国が統一することになるでしょう、やっぱり他の国々は援助しなければなりません、しなければそのまま「核」は韓国が所持する事になるだけです。韓国も、手にした「核」をみすみす捨てるような事はしないでしょう、有効活用を図るのです。そのための苦労の「太陽政策」なのですから・・・・中露の応援を得て混乱を収拾することになれば、「核」は放棄されることもなく、所持したまま復興することになるのです。「核」と言うものはそのような性格を有しているものなのです。
将棋では何手も先のことを読みます、しかし、3手先が正確に読めればそれでもかなりの実力者なのです。



話は変わって、アメリカが不気味なロシアの行動に目を光らせようとしている。
大変ですね、イラク、北朝鮮に目を奪われている間に、ロシア中国の連携が密になっているのを、今更になって感じ、牽制球を投げ出した。

国連の意向を無視してイラクを攻め落とすから「核を持ちたがる国が増え、収拾を困難にさせている」とプーチンさんが、やっとと言おうか、ついにと言おうか、アメリカを非難した。
ロシアプーチンさんもやっとアメリカに物申す事ができるようになってきた。
これで世界は日米vs露中という敵対関係の構築が為されてきたように思う。
まあ、日米と言っても土地の大きさ、器の大きさ、影響力の大きさから言えば、日本がその中に位置することなど、ハバッタクテ、おこがましいが・・・・

ついにインドも含めてアジアの時代がやってきたのであろう。
囲まれている周りの小さな国々も少なからぬその恩恵に預かることになるであろう事は容易に想像がつく。
どうだい!右傾の、右翼的な志向であるところの嫌中、嫌韓、売国奴などという造語を使って非難していたイビツで幼稚な考えが、悉く時代に即さず、チャンスさえ逃してしまいかねない事が分かって来よう。

端的に言えば、アジアの何処の国と商取引をしても、利益が向こうから転がり込んでくる時代に突入していくと言う事なのである。

特定だろうが、極東だろうが、アジアのこんな地の利が、潰れかかっている我が日本に、考え方ひとつで幸福を呼び込んでくれるのだ、感謝こそすれ、非難など絶対するべきではない!し、その資格も無い!盗人猛々しいのだ!

「ロシア、中国、インド」 この影響力、土地資源、人的資源に近い位置にいられた事に感謝した方が何としてもよろしい!

そう言う事で、極右、安倍さんを選択してしまった日本の政治的、人間的進歩は、残念だが「のろい!」否、現状維持でもなく、むしろ後退、退化しているだろう。

世界の考え方の進歩変化に、安倍さん自民党の例を出すまでも無く、右傾全体の考え方がついていけてないのだ!だから分かり易い 「戦前回帰」 を目指すのだ!

多くは大企業による大量生産、大量消費という「文明化もどき」が、人々から「知恵」を奪ってしまった所以かも知れぬ?・・・・







あさってばかり向く問題児安倍さん

2007-02-08 07:18:09 | 政治
あーあ安倍さん、憲法の前に北方4島問題まで手を広げるような・・・・?
極右安倍さんらしいね、またまたお金の掛かることをしたいらしい、返してもらうのは、ただ、じゃないからね言っておくけど、小泉さんはそれで諦めたんですからね。あなた!お金、何処からひねり出すおつもりですか?
そんなことより、格差問題、財政再建問題、少子化問題、年金問題、自殺問題、これらに頭を振り向けて知恵を出して一生懸命やってくださいな、必死にやってください!地道にやってください!アメリカ軍の再編問題もありますよ、イラク戦争のツケである資金の援助も要請されるのではないですか?表向き?・・・ホラッ!そのお金が回りまわって北朝鮮への支援として化け届くのです。
だいいち日本国民向けでしょうが、拉致の進展がなければ援助はない、と安倍さんは言っているが、まともに受け取ってみれば、それではそもそも核廃絶へ向けての6カ国協議に出席する必要はないでしょう、北朝鮮にとっては、ただ、横槍をいれるだけのうるさい邪魔な存在なだけですよ。核と拉致を同列にしか見ないのであれば、出席の必要はないのです。僅かの期待値と国家の体面のために、で、出席ですか?だから意味なく浅いのです・・・・

言い忘れましたが、「格差問題」というと、自然発生的に生まれ出でたように思ってしまうようですが、これは不公平政策による賜物ですからね、お金持ち、企業に甘く、厚く、貧乏人には辛く厳しい政策に因ったのですからね、他人事のように考えないでくださいね、周りがうるさいから仕方なくお付き合いでやってもらっては困りますよ。
「美しい国」にするためにはどうしても避けることのできない問題点ですからね、
一度このようになってしまうとこの是正は、極右で近代的武器の威力を背景とした、強い国家を目指すあなたには難儀だとは思いますが、潤沢なる資金?をどこに傾けるかは、仕方がない、あなたの胸突き八丁なのです。

これからは暖冬によるいろいろな弊害もやってきます。
水資源は大丈夫ですか?がけ崩れ、洪水等、天変地異による混乱への対策は十分ですか?あなた!大丈夫ですか?しっかりしてくださいよ。

財政再建は、落ち着いた、恐慌という二文字を考えなくて済む今こそがチャンスで、「しがらみ」を改革するべきなのです。それをしなければ自民党政権は風前の灯ですよ。

東国原さんが支持されたのも、それによる無法、やりたい放題に嫌気がさしたからなのです、そういう「しがらみ」の打破を訴えたのが功を奏した賜物なのであり、
それが人々の琴線に振れたのでしょう。
民主党がその事をどれほど理解する事ができたのであろうか?・・・未知数です。

多分、自民党はその長きに渡った「しがらみ」で成り立っているものですから、分かっていてもそれにしがみつくしかないのです。
従って、自民党による「改革」の音頭など「絵に描いた餅」でしかないのです。
だから民衆が、自民党からの変化を望まないのである限り、世の中、社会、政治は、「美しい国」とは裏腹に、ドンドン、ドン詰まりで「心の歪み」を生み、それに因る「いろいろな格差という歪み」は、拡大の一途を辿り、国、社会は底辺から疲弊の色付けをしていくばかりなのです。


美しい国づくりは、バランスを考え選択できる本能的、本質的感覚の秀でたヤジロベエ国民であればこそ為し得るものです。


必死さの行き着くところ

2007-02-03 23:38:56 | 政治
北朝鮮問題の対応の変化は、アメリカブッシュさんより、日本の安倍さんの方が選挙が早く来るので、中国との国交回復を何とか、何とか、中国さんの温情によって成し遂げられたように、北朝鮮ともできるのかなあ?と思ってもいたが、やっぱり相手にもさせてもらえてはいないようだ。
そりゃそうだろう、イザッ!アメリカの攻撃の時には、ミサイルを撃ち込んでアメリカを牽制できる国であってもらわねばならないのだから・・・・

安倍さん以下自民党のおのおの方はやっぱり参議院選挙より、衆議院選挙が大事ですものな、必死にもならん、参議院選挙が危うくても、あまり、アタフタすることもないか・・・

アメリカはどう考えても彼女(ヒラリーさん)で決まりでしょ。
まだ先なのでわからないが・・・・?
アメリカと言う国は、これ以上やったら、と言うギリチョン最低の境界線は持っている国だ。
つまり、侵略、強盗と言う邪な行為に対しては、絶対許さない思想がある。
北朝鮮に限ってもそのラインは、どんな事があろうとも死守するだろう、それは北朝鮮幹部たちも分かっているのであるから、技術移転と侵略行為は最後で最後の手段なのだ。イラクを攻撃したのも、父親の政権時、クゥエートに侵攻した行為に因るところが大いにある筈だ。
まあ安倍さんも選挙だけでもなく、官僚の北朝鮮への手づるも無くなって、お手上げの状態なのだろう。拉致被害者家族の方々も、自分たちから撒いた種(制裁要望)なのだからしょうがないな、北朝鮮はドンドン頑なになって行くだけだよ、残念ですが・・・外国へ行っての悪行の吹聴も意味もなく空しいばかりだ。
小泉さん(右傾)から安倍さん(極右)への最悪の流れが、官僚さえも力及ばず、無力を知り、空しくさせるばかりなのだ。

「拉致」は、安倍さんではどうあっても解決はできないと思う?さりとて、小沢さんが「拉致全面解決の宣言」をする勇気もその気も器量もなし、何とも言葉がありませんな。
アメリカのヒラリーさんは堂々と「わたしだったら、即、イラクから撤退させる!」と宣言しているのに・・・それこそ今になってはなかなか難しいものがあり、すぐには出来ないと思うけど、やっぱり女性は気兼ねなく言えて強い!
拉致問題はそんなに難しい問題でもないのだ、極右の安倍さんだから、その性質上難しいだけなのである。

日本野党が万年野党に成り果ててしまうのは、こう言う時の英断する器が無いことである事が理解できない、非力な能力というものが問題と思えるのだが・・・・?

ともかくも、今やっと尻に火が点いてやる気がでてきたのはブッシュさんだ。
何やかにやと言ってもやっぱり世界のリードオフマンである自覚が、その気になりさえすればトントン拍子に事を進められるし、やがては民主党ヒラリーさんに肉薄せねばならない宿命なのだから・・・・「必死さ」に於いて、安倍さんとは大きな格差があるであろう。