宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

露、中、印の合同軍事演習

2005-08-30 00:30:06 | 政治
驚き!!ました。ホンの4,5日前に書いた、中国がインドと軍事演習する夢のようなことがあり得るかもしれない、あったらすごい!と書いていたら、まさに、今日29日gooニュースで年内に露、中、印の軍事演習をする予定と発信されていた。
私自身に驚いている。すごい!すごい!
すぐにはあり得ないと思っていたことが、あり得るんだ。
何十年か前までは、ドンパチやりあっていた同士ですよ。すごい事が起こるもんだ。
これはソ連崩壊に負けず劣らずのビックニュースです。だが、日本では選挙に隠れて小さい、小さい。こういうところに自国ビイキが出ていますね。本当は世界情勢を揺るがしかねないとても大変な出来事なんですけれどねえ?
完全にアメリカへの挑戦状ですね。
トチ狂ったブッシュさんにやりたい放題はさせない強い決意を感じます。
さあ、どうすんのでしょう?北朝鮮への強気はもう言っていられません。つまり、アメリカに譲歩を迫っているようなものですから。核の平和利用までも認めないとした強権ブッシュさんも、今の今まで弱気にアメリカへの説得しか出来なかった中国も猫に鈴を付けられるのでしょう。これからは次から次へと世界各地でアメリカと他の問題各国との揉め事に顔を出してくるのではないのでしょうか?
それどころではありません。一気に中近東石油、東南アジアへの影響を及ぼし出します。何せ、核所有で土地資源、人的資源が巨大のロシアの影響力、中国の影響力、インドの影響力ですからねえ、これは世界中に飛び火していきますよ。EUの比ではありません。それぞれ一国だけではアメリカに対峙できなくとも、大国が3か国集まれば、それぞれ三カ国が何とも頼もしく思えるものなのでしょうね。これではっきりアメリカと互角、或いはそれ以上になったと認識していることでしょう。これは大変なことです。卑屈にしか言えなかったアメリカへの注文言葉に重みが増していきます。
アメリカの対北朝鮮政策が、大変な事態を招いています。それもこれもアメリカの横柄、傲慢な行動、言動に起因しているのでしょう。
さあーて、日本はもっと困った。この緊急事態にも拘らず相手にもしてくれない状況である。全て下手に出るよりないのでしょう。
これでは、憲法改正も絵に描いた餅になるのは必定になってきましたね。
日本の右傾化にストップが言わずもがで、かかります。
よもや、そんなバカらしい事を言う人もいなくなるでしょう。変わり身の早いのも日本人の特徴でしょう。日本の拡大軍事に意味を為さなくなるからです。
意味を為さないとは、拡大軍事は、この連合軍とはっきり敵対してしまうからです。日本は「蛇に睨まれた蛙」状態と言うことです。もう軍事バランスのレベルではないのです。それでも意地になって対峙しようとして核でも持ちたがったならば、それはもう自殺行為に違いありません。アメリカとて、一国ならば一笑にふせますが、三国合同では相手ができないくらいなのです。
そして、日本がそのような状態になれば、アメリカは日本を民主主義の防波堤には出来ず、撤退を余儀なくされるでしょう。
これでアジア連合も夢とは言えなくなりました。ドイツの例を出すまでもなく、考え方の相違なんて、チイセイチイセイってものでしょうか。それこそあさっての郵政改革なんて改革の内に入らんってことでしょうか。
軍事、経済、政治に共通項があって、
近々、巨大共同体の成立があるやも知れないですね。
すごい歴史が近くで、今や創られようとしています。
この、行われる予定の合同演習の「影響」がどのような形で現れてくるのかは、非常に興味深いものがある。
それにしても、昨今のアメリカへの恐れ、危うさと言うものが、今の日本に対する危うさ、例えば安倍の晋ちゃん(相手が不実をしておるのだから経済制裁で答えるべきだ、と、言うようなゾウリムシ的な単純発想。これは、戦争やテロ行為のやったらやり返すの行為に然り)のような危うさみたいな感覚でしょうか、そんな共通性がありますよね。
それを三国は感じているのではないか?三国だけではない、仏も独もそして世界が感じている恐れなのだ。そう言う行為がまかり通ったら世も末だ!と思うのは必然的にでてくる感情である。
こうなるとアメリカの行いは野獣でしかなく、豊かな情緒を有する種類とはとても思えぬ。
マスコミの拉致キャンペーンも変わってこざるを得ない。さあ、そこでマスコミは自戒を込められるのか。単に方向性を変えるで済ませられるのか?いささか疑問ではある。そもそも、彼らは北朝鮮問題をこれほどまでにこじらせてしまったのが、自分達の責任であったとは露ほども思ってもいないのではないのか?全て北朝鮮が悪いと言う認識しか持ち得ないのではないのか?
中国、韓国などが起こした日本叩きは、小泉さんの対応だけではなく、北朝鮮への日本マスコミの扱いが起因していることを自覚できているのだろうか?その扱い方は、かつての戦争中の中国人や朝鮮人へ向けた扱いと何ら変わらないのだが、日本人同士は人であっても、中国人、朝鮮人は人とは言わない違う種別と言う捉え方だったのだ。日本人同士であっても反戦争の者は犯罪者だったのだ。そんな近年のマスコミもゾウリムシ的であって、反響に反響を加えて報道し、冷静な判断力を失ってしまった経緯を持つに至る。
拉致問題を例に出すまでもなく、必ずしも反響が大きいのが本当の民主ではないのだ、いかにもの情を持ち出せば人の心は揺らぐ。その情のために、真意、真実は隅っこに隠れてしまうこともあるのである。それを掘り出すのがマスコミのプロフェッショナルなのだ。
逸れてしまったが、アメリカのこのような強引な手法が、露、中、印をかえって結束させてしまったのだ。
このような動きに私なりにいろいろと熟考してみたい。読者の方々も考えてくださると幸いです。

日本人の選択

2005-08-23 07:05:40 | Weblog
選挙に思う。
ここでまた小泉さんならば、日本人って本当は改革などして欲しくはないのではないでしょうか。
4年間もさしたる改革成果なしに借金まみれの日本にしてまた小泉さんですか・・・
こうなってくると日本も相当「哀れ」なもんです。
だから言ってたでしょ、本当に壊して改革するならば自民党にいては出来ないって・・・・自民党にいて、改革なんて出来るわけがないでしょうが・・・
本当の改革は自民党的なるものを打破するところにあるのです。だから今まで総裁でいられたことは、何にも改革しなかったことの証拠なのです。そこで内政、外交ともなんにも成果がないから意地を張っての唯一の改革が郵政改革だったのでしょう。それを否決されてしまったから解散か、しかも、鬼の首取ったかのように改革yes or no!のどっちだ? だなんて、全くゾウリムシ的発想、国民は単純だから出来るだけ単純にわかりやすくだって、かっ、確かに支持が増えているのだから、そうかも知れないな。賢民ではないかもね。その単純な考え方で良いのなら「何にもしなかった小泉政権、もうあの顔にも飽きたでしょう」ではどうでしょうか?小泉さんの改革は、郵便局からの出の問題なのに入りを変えようとする本末転倒あさってな改革です。自民党を維持するために、結局、小泉さんにできる改革と言ったら郵政しかなかったのでしょうね。自民党を生かすためには無難だったのでしょう。
精一杯やった結果がこれですよ、笑わずにはいられません。普通、長いこと代議士をやってきて、総理になってからはそれまでのしたためた思いをすぐさま実行に移せる筈なのであるが、この方はやっと今になって意地を通した。もう、遅きに失しているのである。4年前の当初から小泉さんは、口では改革を唱えながら、改革なんてする気は全然なかったのですよ。乗せた小泉さんが悪いのか?乗せられた国民がバカなのかは、私にも分りません、と言うより、言わぬが花・・・です。4年前と、構造(社会のしくみ)変わりましたか?こういうのを偽善と言うのではありますまいか?これは私の洞察なので、小泉さんの腹の中をカッポジッテ調べるわけにはまいりませんが、小泉さんの言動や行動から十分に類推することはできますし、結構正確なものです。
それなのにまた・・・ですか?
期待したほどの改革をしなかった小泉政権よ再び、と言うことだったら改革をのぞんではいない、と言う理屈に相成ります。
そうなれば日本の凋落衰退には加速度がついてまいります。つまり、凋落衰退を防ぐために大大改革が必要なのに、「国民自体」にその認識が無いから、或いは甘いから、あさっての郵政改革でも「やってるね」と思ってしまうのだ。
すでに死んでいるのに血液交換を重ねて生かされている状態を創作するのと同じなのが国の経済です。すでに手遅れで破綻同然なのに、どこからか不自然な方法でお金を調達し、注ぎ込みながら生き長らえている状態なのです。だから、改革が遅れてしまったが故に、国の借金棒引きの徳政令か、後は、文句の出ない人たちを苛め抜くしか選択の余地が残されていないのです。それでも小泉さんは、お金を無駄に使うだけ使って、後のことは次の総理に「宜しく」と言う次第なのです。お金が無ければ、無い也に出ずるを押さえて運営をしなければならぬのに、真反対をして借金地獄。日本の沈没は周辺諸国の沈没につながるのだ。経済大国は影響力大国でもあるのだから、自覚を持って対処しなければならぬのだ。
それが、安倍さんと同じように攻撃的気風のためか? 東アジアの一員として話し合いさえさせてもらえず無視され(6カ国協議)そのイビツな信念のせいか、世界からも相手にされず(常任理事国入り)財政事情は最悪の借金を平気で子孫頼み、自殺は増え続けていても社会問題にさえしない、100人の日本人の拉致にあれほど大騒ぎするマスコミさえも、3万人の自殺者と、その影響力には目配りもせずに、重大問題意識さえ持たない。「自分、自国ビイキもここに窮まれり」である。いったいこの国はどうなっているのだ。今、窮地に居る日本人さえ助けることをしないのか?憲法を遵守する気持ちも更々ないのか?下りに入っている筈なのに、まだ「成長の夢よ再び」の無理を重ねる。これからの日本政治も粉飾決算に注目ですかね。それと、平成の徳政政策には厳しい監視が必要です。付けは一般民衆が払わされるんですから。北朝鮮や東アジアを小バカにしているから、文句を言われたり、相手にしてもらえなかったりするのであるが、日本人自身も小バカにされているのです。
今のいままで平和を維持してきた60年間はなんだったのでしょう。単に小泉さんが悪いと言うよりも、そんな右寄り得手勝手な人でも、得になりさえすれば、で、持ち上げてきた、受身心の増大した民衆たちの自らの責任でもあるのです。戦争時の選択もこのような付和雷同ものだったのでしょうかな?こう言う国家の根性では世界に好まれる筈もありません。闘争心も「過ぎたるは及ばざるより悪し」です。
これが冷静さを失ったバランス感覚の未成熟な日本国民の哀れなる選択肢なのです。
でも、付け焼刃の方たちが勝てるとは到底思えませんが・・・?
もしかしたら民主党政権が誕生するかも知れませんな。それはそれで激しい性格の人もいるから難しい運営になるでしょう。バランス感覚の鈍い日本人が相手ですから。
このバランス感覚とは、理屈ではないのですね。本能なのです。たとえば今、体調のバランスが崩れていると感じるのは、平常とのちょっとした違いみたいなものを第六感が感じとり、異常を察知して揺り戻そうと心がけるものなのです。
日々そうしながら人間は生きていくものなのです。
その感覚が研ぎ澄まされていないと、過ぎたるは及ばざるより悪いことになってしまうのです。とんでもなく過ぎてしまっていることも気づかずに病気になってしまうのです。
その感覚が日本人には弱く、私には未成熟に映るのです。
ガン化してしまってからでは遅いのです。
日本はもうすでに手遅れに近い状況ではないでしょうか。小泉さんが出てきた4年前なら、不良な大企業や銀行の整理もできたのでしょうが、改革の遅れが難しい状況になってしまいました。どうせ駄目なところへの、無駄に資金をつぎ込む図は、あの人を血液交換で生きながらえさせた状況と瓜二つです。小泉さんに残されていたのは、やらなくてもいい郵政の改革なのだったのでしょう。これがスタートではないのです。これが最初で最終なのです。企業も法人である以上、役目を終えれば死亡を迎えてもいい筈です。死亡は悲しい出来事ではありません、新たなる誕生への交代なのです。
政治をする者や選択民は、バランスや新陳代謝というものを常日頃に考えていなくてはいけません。結局は自分の身に降り掛かってくるものだからです。








中、露の合同演習という本気の覚悟

2005-08-21 00:09:53 | 政治
今日、ダブルで書く。すごい!
中、露の合同軍事訓練。初めてなのかな?
この意味するところは 何か? みんなで考えよう。そうです、何事も言動や行動には必ず意味があるのです。訴えるものがあるのです。意味なく言ってしまう、行ってしまう人も、場合もありますが、多くは意味を付加しているのです。
それを探るのが、賢民の賢民たる所以です。
第一感は、横柄、傲慢なアメリカへの牽制球でしょう。アメリカは民主主義を押し付けてきますが、絶対民主化が素晴らしいと言う考えには中、露とも承服できかねます、ついでに「お金本位」の資本主義も連れてくるからです。これは「人」重視の共産社会主義とは元々馴染まないのです。クリントンさんなら、中、露ともこれほどまでに危機感を持たなかったでしょうが、危険人物(みんなの言うことに耳を貸さず、唯我独尊で事を起こしてしまう)ブッシュさんでは何事が起こるか知れないし、まとまるものもまとまらない不安が常につきまとう。
大将はドップリと構えていればいいものを、率先して軽率に動く。
こんな行動をされて(国際連合の無視)実は一番恐れを成したのは小国ではなく、大国であったのだ。
世界を自由自在に操れるのはアメリカを置いてほかに無い、とばかり奔放に行動している。そんな尊敬できなくなってしまったアメリカに、中、露が及ばずながら強力に主張したと私は見る。
日本のマスコミはあさっての方を書きなぐっているが、真実はそこにある。
ユーラシアはユーラシアで解決していきたいのである。
全くアメリカの影響力をゼロにはできないが、少しでも軽減させたいと思っているのだ。下手な外交のブッシュ政権では困るのである。
その意思表示の圧力が、アメリカに通じるかどうかが問題だが、これで北朝鮮問題が急ピッチで解決に向かう可能性が高い。
合同訓練するには仮想敵国が必要ですが、
対テロでもないし、さしあたって敵らしい目標物があるでなし、下手な不可侵条約などより、お互い、急所は隠すでしょうが、ある程度は戦力分析ができてしまうから、結束は固くなる筈だ。日米への、両国の思惑が大部分のところで一致していることを表しています。「小異を捨て大同につく」結果的に北朝鮮キムジョイルさんの露、中への対応がそのまま、両国の仲を取り持ったような感じがしますね。露、中はキム氏にある意味感謝ですな。これで中、露の連合の協力体制が出来上がり、韓国が体制も違うし難しい立場ではあるが、中庸を維持しながら、とりあえず北との合流を目指すことでしょう。考え方の相違は十分な話し合いで融合点を見つけることはできる。北朝鮮と韓国が合流を果たすと、もう、アメリカはイチャモンがつけられない。

北朝鮮の迫力ある捨て身戦法が、中、露の覚悟を誘って功を奏しつつある。
この意味が理解できる人はそうはいないでしょう。
アメリカが北朝鮮を攻撃すれば、露と中も立つかも知れませんよ、と言わんばかりの合同演習なのだ。北朝鮮はこれを待っていたのだ。アメリカに圧力を掛けられた当初は精一杯背伸びをしてみたものの、内心怖かったに違いない。しかし、捨て身で頑張っている姿がいじましい限りなのだ。それが中、韓、露の勇気を与えてくれるし、韓は東西ドイツを先生にしているだろう。独、仏の応援もあるに違いない。
なにより、EUの実験が、ものすごい影響力になっているのではないか?
それは取りも直さず北朝鮮が、露、中、韓に身を預けたことにほかならない。
いよいよ、歴史的な一幕が観られそうである。
さあ、そこで、これを見せ付けられたアメリカは、そろそろ手を打たないと東アジアから弾き飛ばされてしまう。流石のブッシュタカ派陣営でも、そんなに強気ではいられまい、怯む筈だ。私はおとなしくなると読んだ。
アメリカはリーダーとしての中国を極端に恐れている。このままの推移をとると思想、主義を超えて、東アジア連合、南アジア連合と、そして、やがては中近東の石油資源にまで発言力を伸ばして行きかねない。
そこで、引っ込むか?それとも意地を通すかアメリカ、今度はその咎が日本にやってくる。どうする日本、それでもアメリカか?選挙で小泉さんならやっぱりアメリカか?
露、中の合同演習の持つ意味をもっと探ろうではないか。もっと意味が隠されているのかも知れないな・・・・?
それほど画期的なことなのだ。もし印も巻き込んだらとんでもないことである。
無いとは言えないのではないか?信じられないけれども、大同団結があり得ないとは誰も断言できない。かつての敵が今日の友、EUを超えるもの、夢のようなことである。確かに中、露の合同演習も考えの範疇にはなかった出来事なのだ。ヨーロッパEUで弾かれたロシアが東アジアの一員として目をつけたのには納得がいく、それにしても中国と軍事の練習とはねえ!
中国とインドの合同演習が実現したら!一気に東南アジアが一緒になってしまうのでしょうね。
私の生きている間にそんなバカげた夢が起こり得るのでしょうか?
韓が中が、キムジョイルさんに東アジア連合構想を熱っぽく語れば、すぐにでも合流する可能性はある。近々そんな歴史の1ページが見られるかも知れない。
合同演習で実現性が増してきた。私はこの合同演習を本気の覚悟と見た。



南京虐殺事件に思うけど・・・・?

2005-08-20 22:29:37 | Weblog
どなたか分る方はおいででしょうか。
あまり文献を調べたことはないんですが、南京大虐殺があって30万人が殺されたとか、それじゃ数が多すぎるとか、実際はなかったとか、いろいろと意見が取り沙汰されています。
数、うんぬんよりも、事由はどうなっているのでしょう?
指揮官の名前と歴任と性格と主に果たした将官名とかを表に出さなければ、審議しようにもどうしようもないのではないか。
異常な殺戮では、中国人に恨みを抱いていたとか、集団反抗があったとか、あるいはその恐れのために先手を打つとか、何がしかの動機付けがあってしかるべしと思うが・・・・?
よく、焦げ付いた貸し金の取立てにはやくざでも二人係で行くが、これは思わぬ借り手の攻撃抵抗を萎えさすためなのである。中には、最初で最後の渡り合いをする者が居ないとは限らない。相手がやくざだろうが、死ぬ気になった人間は手強い。私などでも指の一本,二本でもしがみついて折ろうとするだろう。やくざも必死だ。
軍隊も、武器も頼りなく少ない人数で大都市に進駐した場合、思わぬ反抗が怖いのである。だから、中国人に一発お見舞いして、反抗を萎えさせてから進駐する手法がとられるのは良くあることなのだ。
それにしても、人数からして異常だ。何かの意味があったのか、なかったのか、聞こえてはこない。
ヒットラーのように最初から「ある種の異常な思い」と言う事も有り得るし、明日をも知れぬ命を掛けた戦争の緊張感が、精神に異常を来たした事もあるかも知れない。
進駐先で女子を陵辱した上に殺すという非道があったとしよう、当然に集団で日本軍に詰め寄るはずだ。そう言う恐れが引き金にならないとも限らない。
どちらにせよ、尋常ではない異常な恐れか?殺すことへの陶酔感か?兵隊の訓練度胸試し撃ちか?遊び感覚で南京人同士を殺し合いさせたか? 数から言えば、指揮官に問題があったのであろう。
それを不問にして、数が多い、少ないと水掛け論をするようなのは脳タリンで、くだらない議論だ。





視点を変えて

2005-08-17 21:32:35 | 政治
さて、今日はいつもとは違った角度から書いてみたいと思います。
日本のリーダーたちの不見識をあれやこれやと書き綴ってきましたが、実は本当の真犯人は民衆そのものたちなのです。
かつての国民は、天皇以下、官民とも、日本軍のアジア侵攻を喜ぶ風潮が無かったと言えば嘘になります。
台湾を手に入れ、樺太を手に入れ、朝鮮を手に入れ、遼東半島を手に入れ、そして満州です。価値の高い不動産をガッポガッポと日本軍が稼いで来てくれたのです。国民が、特に女性達が喜ばない筈がありません。気がついたら倍の土地持ちになっていったのです。他人や他国に何と言われようと、何が何でもブランドを追い求める女性達のさもしい執念は、今も昔も変わるものではないのです。
だから戦後、欧米や欧州の人々からは、日本を動物に例えると「ねずみ」と言う意見が圧倒的でした。ねずみは食べ物がなくなると自分の尻尾さえかじるのです。
手に入れる「手段」なんか知らずともいいのです。目の前に餌がぶら下がっていればかじりつくだけなのです。そして、戦後もそうしてきました。
止める術もなかったバブルと同じです。きっと疑問の一休さんだったら、「変わり者」のレッテルを貼られたことでしょう。
そんな女性達を喜ばせるために、男性達はせっせ、せっせと他人の不動産を少ない元手で奪っていったのです。
鉄砲持って、大砲持って、軍艦を持てば、太刀打ちできない国を盗りたい気持ちになるのは先進国世界の潮流でした。でも日本はそれに乗り遅れたのです。徳川幕府の鎖国がいけなかったのかも知れませんね。
遅ればせながらの幾多の連戦勝ち戦に、自信過剰の心が育っていったのは、必然のきわみでしょうか。
女性達が、子供達が、軍人に憧憬の眼差しを向けて行ったのは、想像に難くありません。「軍人でなければ人にあらず」だったことでしょう。だから、最初は召集の赤紙がくればバンゼイ!!バンザイ!!の拍手喝采だったことでしょうし、赤紙候補生達も今か今かと待っていたのではないでしょうか。勝ち戦なら、死ぬ比率も低いですし、帰れば鼻高々で将来を約束されたようなものですから。参加出来ない者たちは隅っこで小さくなっていた、と思われる。しかしながら、行った戦場の現実と兵士の扱いは思い描いた状況とは全然違うことがわかり、愕然としたことでしょう。
自ら民衆を乗せて扇動しながら、自らの招いたプレッシャーに、先走りせざるを得なくなるのにさしたる時間は要しませんでした。そういうことが、ブレーキを掛ける難しさなのです。誰しも止める術を持ちえませんでした。
いろいろ、コソコソ策を弄して稼いできたが、ついには大国アメリカとの衝突。今までの常勝戦によって発生した「負けじ魂のプライド」が、逃げるを認めず「いつか来る道、出会う道」銀行ギャング「ジョン・デリンジャー」もついに「付け届け年貢」の納め時。
人様の物や土地を、自分なりの「勝手 善!」をするつもりになって、横取り搾取した根性の悪い行為(この性質は容易に変えられない)が、いつまでも続くわけが無い。勝てば官軍だったろうが・・・・残念!!
朝鮮の人々も、日本に占領されて果たして喜びはしなかっただろうか?
当時、破竹の勢いであった日本に「嬉しい!」という思いも一部にはあったのではないでしょうか?
でも、大勢はなかったでしょうね。だって日本にとって損を承知の国盗り物語はしないだろうから、盗られる側が得をするわけが無い。
これらのように国民の大半は、軍事での強盗殺人の応援、手助け、後押しをしたのです。美辞麗句にいつの間にか踊らされ、強盗している感覚さえも失い、そんなだから、自らに被害を受けても誰も怒ることができないし、恨めません、ただ首をうな垂れるだけなのです。加害の付けが回りまわってやってきたようなものです。そういう「世情」に踊り踊ってしまった自らの浅はかさと無知と幼稚を思い知らされたのです。だから軍隊の責任も誰も責められません。ただ、食うために一生懸命働くだけなのでした。戦後バブルに踊り、小泉さんの偽善に踊り、重要でもない改革の言葉に踊らされている各界のエリート自認の方々も同じ穴のムジナでしょう。
ただ、一言「皆で渡れば怖くない」でしょうか。みんなで渡ったんだからみんなから追求もされませんしね。外国人が関わっているとそうはいかない。スケープゴートはいたかもしれませんが・・・・
だから、今は存在しない、軍国主義、軍隊を悪者にして、自己責任を逃れる意図を持つ者たちは、糾弾されてしかるべきです。それは誰に責任があるのかの所在を分っていない人たちの発言なのです。
産業と軍事一体の軍国主義を標榜して正義の名の下に暴力を使用すれば、いつか誘い水になって、暴力の解決が戻ってくるのは冷静に考えればバカでもわかるのだ。
一時、天皇は言うに及ばず、みんなで軍隊を上げ奉ったではないか。その事実に大いに注目しなければならぬ。
今でも、軍隊の持つ本質(豹変するかも知れない)性質と言うものをみんなが無理解なのだ。みんな欲のために善悪の見境を失ってしまうのだ。みんな心が夢の中に埋没してしまうから始末悪いんだ。
自分だけの「強欲」は、やがていつかどこかで糾弾される。
 今、世界はある意味大人になってきた。それは二つの巨大な大戦争の辛さを経験し、核と言う、とてつもない巨大な破壊兵器が配備され、もう、巨大戦争は永遠に抹消されなければならないという事の自覚が芽生えてきているからだ。しかし、記憶は脆い、伝えなければ忘却の彼方だ。
「伝えないから」再びの武器の増強とボロボロにされながらも頑張って、日本政府と日本人がまた、同じ事を繰り返さぬよう手枷足枷を担っていた邪魔な憲法の改正を目論む。アメリカ高官のその時言いたかった気持ちが、今の日本人に全然伝わっていない。歪んで捻くれた日本人こそ、哀れ。
東アジア人たちの怒りの意味を悟れ!!
そうでないと、大人になりつつある世界、の中の日本は「恥ずかしい」かぎりだ。


幼稚か、悪質か?幼稚と見たい。

2005-08-16 23:11:26 | 政治
治安維持法や国家総動員法の成立に罪が無くて、誰に罪があるのだ。
これらの法律が、将来に禍根を残すことになるのは、たとえ夢の中にいる国会議員では分らずとも、多くの冷静沈着な識者ならば分っていていい筈だ。
国民皆兵を目指すということは、万が一にも、日本人の全てが消え去る運命に晒される、と言うことなのだ。幸いにして最悪のシナリオには至らなかったが・・・・
これが重大な犯罪でなくて、一体何なのだ?
およそ賢民とは縁遠いものである。
国家総動員体制の国民皆兵で負けた時のシナリオが、先人たちにはあったのだろうか?およそ心もとない。
日本のリーダーたちは、長い人生を送っている筈なのだ、国民皆兵の意味するところが分らない筈はあるまい。分っていてこういう法律を制定する、ということは相当悪質なものであり、死を持って償いても余りある。
分らずすることは幼稚の何ものでもない。私が日本人をこれほどまでに幼稚呼ばわりするのは、昨今の出来事から類推してのことであり、せめて前者でないことを祈りながら、心ならずもリーダーたちへの今一度の甘やかしの幼稚なのだ。
それなのに、それを今、戦争責任を国民全員に押し付け、戦犯はいないとのたもう人たちが存在してきてしまったのだ。
技術大国、経済大国が、こんなにも人々を横柄にしてきてしまったのだと思う。
武器があるから安易にそれを利用するようになりやすい。
経済大国だから、かつては無かった相応のプライドも生まれてくる。
そのプライドが横柄、傲慢を連れてくる。


みんな、日本人の持つ「特質」ってものを十分理解できていないのだ。





NHKさんのじゅうたん爆撃を見て

2005-08-11 23:34:35 | 政治
NHKさんのじゅうたん爆撃、いわゆる都市の空襲を見ました。
みなさんは見ましたでしょうか?
あれがまさに誘導と言えるものです。「無差別攻撃は悪である」と言わんばかりです。アメリカはアクドイことをした。焼夷弾の下には罪の無い子供や民間人がいる、と想定しています。そこまでの想像力だけで安易に放映しています。
でも大人だって、戦争を嫌がっていたのかも知れません。兵隊だってやむを得ず徴兵されて、仕方なくやっているのかも知れません。
民間人が罪がない、女、子供が罪がない、って果たしてどの面下げて言えるのか?
当時「国家総動員法」と言う法律は誰が作ったのでしょうか?
みんな戦争を完遂するために「国民皆兵」として女、子供といえども兵隊の一員として働いたのです。
都市爆撃はやってはならないことではないのです。
何でもあるかも知れないのが「戦争」の持ち味なのです。
だから、原爆の威力を知るまでは、空襲には逃げ場があったればこそ、飽くなき抵抗で降伏をしなかったのです。
日本の民間人を殺すことになるであろう都市爆撃を躊躇するアメリカと日本の無知なる民間人を殺すことになるかも知れない「国家総動員法」を作った当時の日本のリーダーたちとの差異を  賢民はどう見るのか? どう考えるのか?
そのことに触れないNHKの姿勢も問われてやむなし。
そのことを私はいつも言うのだ。
「至る道」の罪深きこと。
国民を総動員しても戦うんだ!! と言うリーダーたちの浅はかさな罪つくりを糾弾しなくて、何故に空襲、原爆のアメリカを怨めるのだ、咎められるのだ。まして中国を北朝鮮を何故に咎めて批判などできるんだ! そこまで国民の多少の犠牲やむなしと思って戦わせる以上、その責任は負って貰わねば死んだ人が浮かばれない。そう言う法律が後々に重要な役目として脚光を浴びてくるのがわからなかったとしたら、それも死んだ人には申し訳ないが無駄死にとしか言えない。ただ幼稚の一言なのだ。
まあ、でもさすがに「国家総動員法」は止むに止まれぬ結果の産物ではあったろう?
そうでもしないと旗色が悪かったのかも知れない? だが、それは絶対やってはいけないことなのだ。それだけで十分、犯罪行為であり、死刑に相当されても文句が言えないのだ、何故なら、罪の無い人の犠牲を理解できている上の法律だからである。
「国民皆兵」ならば全員を殺すしかアメリカ兵隊や人民の犠牲を防ぐ方法がないのである。つまりは、都市無差別じゅうたん空襲攻撃や原子爆弾の投下は、「国家総動員法」があったればこそと言えなくもない。
軍部も天皇も容易に降参宣言をしなかったから故の空襲であり、原爆であったのだ。
それを追求もしないから、同じ轍をふむのだ。憎むべきはアメリカではない、ロシアでもない、「敵は本能寺」ではないが、本当に「憎むべき敵は味方」だったのだ。それを知ることが反省であり、検証である。
だから不用意に「反省したから今の平和がある」なんて言うものではない。
反省していないから、懲りた筈の右傾化なのではないか、そんな理屈もNHKさんにはわからぬのか?
憎むべきは、「国家総動員法」の成立に関わった人々であり、重大な犯罪者なのである。兵隊のみの戦争であったならば、もっと早くに降参されたし、空襲も原爆もなかったに違いない。つまり、女子供が下には居るということが分っていても、アメリカ軍の憎しみや、真珠湾や、中国等へのこのまま許すことのできない残虐極まりない行為に「情を踏襲する」ことのできた国民皆兵の意味だったのだ。
このような事態によもやなろうとは思わなかったかも知れぬ、当時成立に関わった人達の無知蒙昧の幼稚さに、私たちは苦笑で終わらすのであろうか?
今の憲法改正などの右傾化が、いい大人が、今更再びなんで、という思いを抱き、またまた幼稚化に拍車がかかっているなあと、感慨もひとしおである。
昔は空襲をしに飛行機が飛んでくれば、警報が鳴って防空壕へ隠れることができた。しかし、これからのミサイルはそんな悠長ではない。逃げる余裕はない。それの意味するところをしっかりと考えよう。不実をなじって正義を主張しても、戦争の下には無意味なことだ。
犯罪者は自己感情の制御不能な幼稚者が多い、従って幼稚な者は犯罪に陥りやすい。反省なき者は無知に成り易く、無知は幼稚化を促進し、幼稚化は深みのある考えから遠ざかる。そして、扇動されるとイビツに歪む。
兎に角、こんな「国家総動員法」などというバカげた法律を成立させた日本人自身にその罪を問わなければならないのであって、今の右傾化の蠢きもしっかり把握しておく必要があろう。
然し、それもこれも日本人の多くが「賢民」であったなら、の前提がつく。



戦争を悪者にする偽善を暴く

2005-08-05 22:54:18 | 政治
終戦記念日が近づいてまいりました。
テレビも特集をくみ始めています。
さて、私は人間の心の偽善性みたいな部分を曝け出してみようと思います。
よく人は、戦争を悪者にしたがります。
そして、あらゆる事象を戦争の責任にして、自らの責任を転嫁させて逃げようとします。戦争を起こしたのが悪いのだ、とか、そこに「至らせた心と行為」には何も触れずに、ただ戦争が悪いと主張します。
このような人々のことを私は、無知なるが故の因果応報だと思っています。
原因が付けの結果を生むのは、少し考えれば誰でも分っていいものです。
もっと悪いのがいます、小賢しい上に卑怯者の類です。彼らも戦争に責任を押し付けます。人には「死を持って償え」と強制しながら、本人たちの言動は「国家のために自分は命を捧げるし、日本国民ならば黙って捧げよ!」が、  得てして、そう言う人に限って自分自身はのうのうと生き続けます。臆病だからこそ吼えるのたぐいです。天皇の終戦のラジオ放送で自殺者が沢山出るとささやかれていましたが、実際はほとんどいませんでした。
犯罪者たちは、他人は平気で殺せるくせに、自分自身がその立場に立つと命乞いをする場合が多いと聞きます。全く自分勝手で、でも、そんなものなんですね。
彼らは、戦争前では攻撃的に振る舞い、相手国をなじり糾弾したりしています。
その糾弾に、経験浅く、情報の乏しい真面目な付和雷同人が琴線を刺激され共鳴するのです。そして、共鳴が「こだま」していきます。バカを見るのはこう言う付和雷同人たちです。それも無知蒙昧、幼稚ゆえの結果であるので、扇動人を恨むべくもありません。
核を投下されて、被害者意識でアメリカ人を恨むのはもっと筋が違うでしょう。アメリカ人も日本人を被害者意識で恨んでいたのは確かですから・・・民間人が住んでいるであろうと思われた都市爆撃を受けましたよ、ね・・・つまり、恨み骨髄の原爆と空襲だった事を賢民ならば知るべきです。
いやっ、アメリカだけではないのですね、ホラッ、露も韓も中も北も、アセアン各国も、いろいろな島国も、行動には表向き出てきてはいませんが、ね・・・・そんな日本なのですよ、もっと頭を垂れましょうよ。今からでも兵隊を外国へ行かすのは止めさせましょう、黙っていても戦闘服はキラわれるんですから・・・・
戦闘服を着ているのは、いつでも戦争、テロ 準備OK の標なんですから。着ている方々はそんなこと露ほども知らないのでしょうし、そんなつもりもないのでしょうが・・・・(人道支援をしているつもりだが、他国の接触のない人々からはそうは見えない。穏やかに暮らしたい人には、戦闘服はイコール威嚇服でもある)
実は人道支援という心地良いフレーズに名を借りた、不穏分子やそのもどきの抑圧威嚇目的なのは誰でもわかりますよね、それと実践訓練ですか、
賢民なら 分りますね。
 拉致被害者の方々の気持ちは痛いほど良く分ります。
なんとかしたい、しなければ、死んでも死に切れない。
それに共感したメディアが華々しい北朝鮮慟哭のキャンペーンを張る。
まるで昔の鬼畜米英。
その結果、大多数の日本国民は大合唱を始める。
アメリカブッシュさんは北朝鮮に「悪の枢軸」という表号を与える。
その拉致被害者の悲痛の叫びと日本国民の大合唱とメディアのキャンペーンに軽く悪乗りしてしまったのが、日本の総理大臣、本人は自分が先導したものと錯覚しておるが、これが外交政策の大失敗の一つの原因。
彼は、憲法改正をもくろみ、自衛隊を戦場へ人道支援の名の下に送り込み、靖国に参拝し、教科書問題、全部これ右翼が目指しているものではないか、彼は極右か?
これらの右翼行動が、全部他の国の逆鱗に触れるものなのだが、当の本人は気付きさえもしない。それは何ゆえか?
それは、彼がかつての日本の果たしてきた行いを正確に理解されていなくて、歪んだ受け取り方をしているからである。
これは拉致被害者だけに留まらず多くのメディアや多くの国民においても言えることなのだ。
少ない情報と不正確な情報と我が日本への歪んだ愛が非常識な肩入れをさせてしまい、
我が日本を正す、という自分勝手な思い入れが、あらぬ方向へ日本を向かわせてしまう。正すとか、正義とか、善とか思った時点から歯車が狂い始めて行くのです。他の国々も実はみんなそう思って行動しているのです。
そういうことを歴史から教わった筈にも拘らず、再び怒りに震えて、訳のわからない稚拙な行為をしてしまうのだ。しかもそれが重篤の結果をもたらせてしまうことになるのを理解できうる者は少ない。
恨みの鬼畜米英の結果はどうであったか?一度そう言う考えを心の中に根付かせてしまうと、お年寄り、年端も行かぬ者たちには強烈にインプットされて、それを消し去るには長い年月を要するようになる。「拉致」キャンペーンの結果はどうなるのか?日本の北朝鮮へのマスコミ、外交の手酷い扱いは、とりもなおさず東アジア人(中、韓、台)たちだけではなく、アセアン各国にまでも飛び火していくことになる、
それほど大戦争の発生因地として、また戦後の経済大国としての強い影響力を持ち得るあるからにして日本の意思動向を各国は注視しておるのだ。つまり、他の国にとっては常に「危険と恩恵」の隣合わせ国家が日本の実像なのである。過去に学んでいる国家群はその「危険領域度」へのアンテナを厳しく見積もっている。
ところが加害国日本には、その「危機回避度数」の数値が大変低い。これは過去に学んでいない証拠とも取れる。そしてその結果言えることは、精神年齢にいきつくのである。いかに経済大国、技術大国を自慢しようとも、精神の伴わぬ大国は砂上の楼閣のそしりは免れない。「経済大国に見合った国防軍事力を・・」とのたもう人は多いが、「経済大国に見合った精神大国を・・・」とのたもうのは結局のところ「私」ひとりか?

そう言うマスコミの責任は重大なのだが、果たしてメディアもそこのところをどれほど理解できている人がいるだろうか? はなはだ疑問だ。
相手の非をなじるのは容易い。しかし、外交はアジアを世界を見なければならぬのだ。
自分を、自国を棚に祀り上げてはいけないのだ、何故なら情報が不正確になるからだ。
加害者が「戦争を悪者」にして自らは逃げていては、世界の良識からは、国家であっても人道的失格者のレッテルを貼られることになる。
戦争はある意味「善」でもあり、見方を変えると憲法にもあるように「平和」を希求する礎にもなっているのだ。そのことを良識者は悟らねばならぬ。しかし、その上で、「戦争に至る道」がどんなに最重要課題であるかも良識者は悟らねばならぬ、と思う。
何度も私は力説するが、「戦争やテロに至る心、至らせる行為」これらが実は「悪の化身」なのである。「拉致」が原因になることもあるし、総理の右傾化思想が原因にもなるし、メディアは言うに及ばず、拉致被害者たちの心に琴線を振るわせて付和雷同する人々が原因になることもある。
そんなフザケタ話があるか、とお怒りはごもっともですが、これらが北朝鮮の心を閉ざさせている一因であるのは確かです。
それを強制すれば、「しこり」は長い年月に渡って滞るは必定。
北朝鮮に何もなく、凶作のときを、見ていながら、知っていながら、近所でありながらも、憲法で周りの国を考えなさいと規定されているのにも拘らず、思想の違う貧乏国なんかを相手にはしていられないとばかりに無視を決め込んで、やがて核の存在が露呈されるや、慌てて6カ国協議に無理やり参加する、やるせないほどに美しい筈の国、日本。
信頼される日本を目指した憲法だった筈なのに・・・・近所のどの国からも阻害されてしまった。トホホ
一番愛していた、愛して欲しいアメリカにさえ(常任理事国入り)ソッポを向かれて、トホホ    こんな筈では(不徳の致すところ)・・・しょうがない、こうなったら解散だー!
国内外とも八方塞がりがはっきりしてきた。やることなすことうまく事が運ばぬ。
(右翼的敵愾心気風がそういう運命を作り上げているのです)
日本の特攻に涙するのは結構、拉致被害者に涙するのも結構、原爆被害者に涙するのも結構、じゃあ聞くが、真珠湾に散った花に涙してくれたか?中国人民の不幸に涙してくれたか?
韓国人民にはどうだ?北朝鮮への不幸にはどうだったのだ?
そここそに、日本人の猛省が求められているのに、それが右寄りにはないのだ。
世界に出て行こうとするならば、世界に理解してもらおうとするならば、そういう心を磨かねばいかんのではないのか?
だから、世界に真意を見透かされてしまうのだし、憲法理念を逸脱してもいくのである。再びの惨禍(日本だけではなく、何処のどの国でもそうだ)を避けなければならないと政治を行う行政府に向かって謳っている憲法なのに、逸脱して、いつでも、どこからでもござれ、の武器と戦闘服の兵隊を送り込む。(武器を持って惨禍を防ごうとするから、こちらの正義とあちらの正義がぶつかるのだとわかったのではないのか?だから武器を捨てようとしたのではないのか?バランス感覚のない、自制のない、大人ではない、日本人だからこそ、オモチャなんぞ持たせると使いたくなったり?兵隊を使いたくなったりするのではないのか?それでいいのか?日本人よ、それでいいのか?それで申し訳が立つのか?現憲法成立時の心を、またしっかりと謳いなおそうじゃないか。初心に帰ろう、ネッ!今からでも遅くは無いョ。




「テロ」は進駐した官軍側の勝手な言い回し

2005-08-02 23:11:28 | Weblog
「テロ」と表現しているのは大国側の勝手な論理であって、イラクの国に土足で乗り込んできて、勝手に戦争が終結したと宣言して、後の反抗を全て「テロ」と呼んで、テロは犯罪であり根絶せねばならない、として抑えつける、が、そのイラクで抵抗している人たちは本当にテロと思っているのでしょうか?
戦争しているつもりなのではないでしょうか。土足でプライドを傷つけたアメリカ及びその協力国を追い出そうとしている訳なのだから、単なる「テロ」と呼称するには無理がありましょう。
こちら側がいくら「テロ」と叫んだとしても、相手は戦争をしている意識ならば、それは戦争であって、「テロに屈するわけにはいかない」と言えば、戦闘服で武装した自衛隊の戦争参戦宣言なのではないか?
武装した自衛隊に向かってくるのをテロとは呼ばない。イラクの人々がイラクの民間人を標的とした場合はテロと呼称するのに何ら不思議はないが、
日本国内での民間人を標的にして初めて、テロと呼べるのだ。何処でも戦場になり得るイラク国内での出来事は民間人の犠牲であっても「戦争」である。だから少なくとも今のところ、日本が彼らをテロとよぶのは正確ではない。
本当のところ日本のリーダーやマスメディアたちは、兵隊を送っている以上、テロと呼んで、憲法に抵触していないことを主張したいのであろうが、分る人には分るのだ。こんな簡単な誤魔化しでもまた、日本の高度な教育を受けたのであろう多くの人たちを欺くことができるのだ。
つまり、小泉さんはすでに表向き「人道支援」を唱えながら、裏では「戦争参戦」を「テロに屈するわけにはいかぬ」と宣言してしまったことになる。
人道支援は人道支援であって、妨害されればやむを得ず撤退もやむなしのはずなのだが・・・。それを留まって相向かおうとする気持ちがある以上、当然に戦時戦闘態勢に入ることなのだ。それって戦争ではないのかい?それがどのような形で日本の防衛につながるのかな?教えて欲しいものだ。アメリカが北朝鮮と戦争になったら助けてくれるか?仲良くする努力を自ら、しもしないでアメリカ頼みか、そのアメリカが結果北朝鮮に核をもたらせてしまった。どうする?  まさか、回りまわっての論拠で答えることはないだろうな。
台所事情も苦しいのに、いつまで自衛隊を駐留させておくつもりなのか?