宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

自然のもたらす罠に嵌る

2009-02-09 21:20:34 | 人の心と国の心
麻生さんの話は、する気も起きぬ・・・・
小泉さんの詐欺的なるハッタリ行為を、日本国民の方々が本質を何も知らず、分からずに目くら滅法にハンコを押していたから、私がブレーキ役になって諌めるしかなかったが、麻生さんに至っては、流石に愚かな日本国民といえども麻生さんの正体が丸見えなので、私がわざわざ出て今更糾弾することもなかろう・・・・・
しかしよくもまあ、安倍さん、福田さん、麻生さんと三羽烏が揃いも揃ったものよなあ・・・・小泉さんのふんどしで、一丁前に総理大臣してみたが、どうしようもない薄らトンカチの面々で、不幸なのは日本の民たちである。いや、これも民の選択の自業自得と言えなくも無い・・・・戦争を起して、最後には原爆を見舞わされて、民の選択の愚かしさがそのまま現代にも通用するようである。
元々小泉さんを大勝などさせずにおけば、無能さんばか大将などの出る幕はなかったのに・・・・
もっとマシな政治が行われたものよなあ・・・・・
しかし反面教師とも言えて、政治を行のう者たちの「程度」というものを民が徹底的に理解することで、少しは民にも知恵が働くようになるであろう・・・・・解決のキーワードは「自民党的なるもの・・・・・」の改善であることに疑問はない。
この自民党的なるものが全て悪いと言うわけではない・・・・しかし、メスは徹底的にいれて、大手術はしなければならないのは分かりきっていることなのである。

日本国ナルシストたちを蔓延させてはならない。ナルシストは別の表現では日本国ニートとも言え、劣る周辺諸国の糾弾を為すようなら、それはストーカーにも通じる、一種始末の悪い思想でもある。
けっして保守主義とか、ナショナリストとかの類ではないのだ。「自己のみの愛」「自国のみの愛」の延長線上に位置しているものと思った方が適切である。
歴史の発展とは・・・・・・目を家族の一単位から、村、町、県、国、と辿り、アジア地域、世界、地球、自然と向けるようになっていくのは摂理である。
だから国の目線でしか物事の解決を図ることができない了見が狭く、ナルシズムの鎖国的後進性の強い思想は、グローバルリズムの幾多の関わりからは、何れは行き詰まりを生じ、近代思想発展性の阻害要因になるであろう・・・・
資本主義も、共産主義も、くしくも時を同じくして崩壊の憂き目に合い、互いに変性社会主義に移行しようとしているのは、決して偶然の産物ではないのだ。
生まれも一緒なら、衰退も10年を経ずして一緒・・・・これは必然と見るべきであろう・・・・
恐らく、どちらも「傲慢さ」の為せる技であって、自然のもたらす罠に見事に嵌ったのではないであろうか・・・・・

人間の心も、国の心も、みんな「・・・より良い・・・」方向を目指すものであるから・・・・このような人間の作り得た現象が自然の内に現れてくるのである。

ただその「より良い」と思われる方向性が、多くの民やリーダーたちに知り得ようがないのが、右往左往する原因にもなっている。
然しながらそれを自然は、自然内部で教えてくれているのだ。

焼け太る日本人

2009-02-07 22:33:23 | 人の心と国の心
日本人が、現在進行形の自殺よりも、過去形の拉致をこんなにも大事にする愚かな民族とはしらなんだ・・・・
日本人が、現在進行形の隣国の核問題よりも、過去形の拉致をこんなにも大事にする愚かな民族とはしらなんだ・・・・
こんな愚かな民族だから、官僚は日本が左前になろうとも、高給、役職を捨てようとはしないし、会社を潰しても、経営者たちも高給を捨てようとはしない。
政治家は国の借金を膨らませても、自らダイエットしようともしない。
みんなで税金を・・・・そして「国」を「日本国民」を貪り食って、食い尽くしている。
やはり、世界が、戦争中の日本国民評で揶揄された「ねずみ」が、最も日本人に相応しいか・・・・・
群れて食い尽くして、走り去り、その後には何一つ残り物がない焼け野原・・・・・
何処かで誰かのブレーキ役が不在なのだ。

サブプランムローンとアメリカの戦争でアメリカを糾弾する人は多いが、それに関わった、一儲けを企んだ日本の責任を糾弾する人は皆無・・・・・・

日本のバブル後遺症が10年に及んで、小泉改革の旗印が頓挫して万策尽きて、日銀がそれではと最後の最後から2番目の伝家の宝刀「お金の刷り込み(量的緩和)」企業救済のインフレ誘導が・・・・優良企業の内部留保である筈の米、豪ドル債へ向かい・・・・やがてそのあぶく銭資金がサブプライムに変換される、アメリカも高利で集まってくる「あぶく銭」を何とか使わなければならなかったのであろう・・・それがサブプライムローンと戦争の実体だ。

だから、アメリカを滅亡に追い込んだのは、日本と中国の際限の無い欲望の果てに因るのである。

日本のデフレに役立つ筈と目論んだ日銀の浅墓さが招いた結果、資本主義を滅亡させてしまった。金融が人の世を幸せにしてくれると思っていた人々を奈落の底に引き摺りこんでしまった・・・・・これは金持ち国家に冷や水を掛けた自然の掟とも言えるであろう・・・・

いまだに日本責任論を理解できないでいる人々は多いであろう・・・・
ここへ来て優良であった筈の企業群(内部留保があるべき筈であるが・・・・?)たちが、悉く人員削減をしなければならない事情がここにある。
結局、日本のデフレ脱却が「絵に書いた餅」であったことで窺い知ることもできる。

ユーラシア大陸人と島国人

2009-01-10 19:44:22 | 人の心と国の心
イスラエルの攻撃は留まるところを知らない・・・・この行為がイスラエルの自滅に結びつくことになるかも知れない・・・・・
周囲の国々の怒りは半端ではないだろう、もうアメリカの目を盗んで核開発をする必要もないであろう・・・・堂々とミサイル核の開発をするのではないかと思う。
完全に、程度限界を超えてしまった。
何の因果か・・・ドイツには虐殺され、今度はアラブパレスチナ人を虐殺している。
この憎しみ、恨みは終生続く・・・・・
アラブに囲まれた、ユダヤの生き様はこのようになってしまうのか?・・・・
共産国(変性社会主義)に囲まれた民主主義も・ど・きの国家とも良く似ている。
ユーラシア大陸の地続き中露韓北にアセアン・・・・地続きでないニッポン・・・・これは何を意味しているのか・・・・・?それが問題だ・・・・
何処かの部分に、きっと根本的な質の違いがある筈だ。
イスラエルにその答えがあるのかも知れない・・・・?
きっとそれが「拉致に」異様に拘る性質に表れているのではないだろうか・・・・?
外交の無能さを曝け出していてもトンジャクしない妙なる粘着質は、大陸性の性質からは考えられないものではないのか・・・・?

このイスラエルの傲慢に対して、それでも擁護するアメリカ議会・・・・
アメリカも地に落ちた・・・・・
もう、アメリカの威光で動く国は数少なくなるであろう・・・・

この間隙を縫って出てくる筈だ、ロシアと中国。
イラン、イラク、アフガン、シリア、レバノン、これらの国々はみんなロシア、中国に助けを求めるであろう・・・・EUフランスも役には立たぬことが分かった筈であるから・・・・・
アメリカ、オバマさんもアフガンに力を入れる、と言ってるが、きっと手に負えぬのではないだろうか・・・・・
怨念は・・・・正義の御旗を彼らに完全に与えてしまった。
アメリカ、日本、イスラエルが、完全に悪の権化となってしまった。このような判断をすると、アメリカの威厳は少なくとも中東に於いてはなくなるのである。普通の民間人を平然と殺し続ける国イスラエルを支持するようなら、同罪と言わねばならない、アルカイダが本当の憧れる正義になってしまうのだ。
むしろ、中国、ロシアが動いていないのが、不思議なくらいの不気味さなのである。
アメリカ寄りのサウジにしろ、エジプトにしろ、これからは内乱が・・・テロが・・・多く発生してくるに違いない・・・・
イランを中心に急ピッチで軍事拡大に走るであろう・・・もう誰もその動向を止めることができない・・・・・勿論、もうアメリカの抑圧も効かぬし、仲裁役にもならぬ・・・・中露が高額兵器で金稼ぎができる立場に浮上する。北朝鮮にも武器の引き合いが多数くるであろう・・・・もうアメリカの目を気にする必要もないから、チャンスとばかりに金儲けに走るのではないだろうか・・・・?やっぱり世界的不況は、戦争が解決することになってしまうのか・・・・・
アメリカの判断は、こうするしかないのか・・・・・あまりにも悲劇である。
オバマさんはそれでもイラクから撤退できるのか・・・するのか?資金難では仕方がないか?中露が影響力を行使してくるぞ・・・・それを阻止しなくて良いのか?オバマさん・・・・試されるな、イスラエルとアラブに・・・・・そして、中露に・・・・
イスラエルがEUフランスを無視するなら、中露が出て行くしかあるまい・・・・世界常識を逸脱する粗暴犯には、強い圧力を掛けるしかないのだ・・・・毒には毒・・・・少し怖く危険な賭けではあるが、理屈の通らぬ粗暴犯は、更に強い粗暴には「借りてきた猫」のようにおとなしくなる筈・・・・と読むのが正解か・・・?




日本島の住民たち

2008-11-26 23:15:07 | 人の心と国の心
アセアンはお互いの国同士の戦争は止めようと憲章を作りました。
EUもそれを真似て国家間同士の戦争を戒めています。
国家間の戦争がいかに酷い惨劇状態を作り上げてしまうのかをみんな知っているからです。
そして、その動きは南アメリカに飛び火しています。南アメリカが結束を呼びかけています。その次はきっとアフリカ大陸に及ぶことでありましょう・・・・
そういえば、中ソ、中印、との間では随分国境紛争があったのですが、すっかり無くなってしまいました。
インドとパキスタンの間でも国境紛争がありましたね、今では全く聞かれません・・・
中露は、共同戦線を張って、米国の一国支配を牽制しています。
グルジアでのイザコザは、久しぶりの米露の冷戦を彷彿とさせます。
ロシアがあのような行為が出来たのも、中露共同戦線が張れたからです、その大元は北朝鮮の頑張りが功を奏したのです。
また、アセアンの国の一つ、タイで内輪もめが起こっています。アセアンがどのようにするのかが見ものの一つです。
みんなそれぞれ進歩しているんですね。
「国」単位で物事を見ようとすると、どうしても視野が狭くなって、それを越えた考え方が昨今は必要なことなのです。
だから、できるだけ国家単位だけで物事を判断せぬように、お互いの立場を尊重しながら話し合いで解決できることはしようという考え方に至っているものと思えます。
国際連合はありますが、どうしても紛争に関係ない国も含まれるために話を広げ過ぎてしまう、という欠点は否めないことなのでしょう・・・・
そこで一つの知恵として、それぞれの狭い範囲で話し合おうとするのがこれらの合同会議ではないかと思う・・・・
これは正に、国と言うものが「地域」という形式に変換されていることなのだなあ・・・と思わずにはいられません。
中近東の地域もいつかやがてはこの形式に移行していくのではないだろうか・・・?

さて、翻って我が日本はどうか・・・・・・・そういう世界の「潮流」に逆らうように先祖帰りを画策する層の方々がそこそこ蔓延しています。
戦争を起した愛国右翼民族思想です。これは国家天皇制を最高のモノとして位置づけていて、当然に国を単位として、利害の判断をします。
つまり、一ランク下の位置で物事を判断するのですから、視野狭窄に陥ることは必然です。アセアンもEUも南アメリカ群もそれでは国家間の戦争が起こり得るという判断で合同しようとしている訳ですから、 一ランク上の視点で物事や紛争を見なければならないのです。だから視野の広がりも一ランク上げなければならないのです。そうです、日本の彼らよりもアセアン、EUの彼らの方が一歩も二歩も精神が先へ前進しているのです。
不幸にして日本のトップに自民党右翼を据えてしまった日本は、彼らよりも完全に出遅れてしまっているのです。そう言う意味では、日本国は後進国です。
だから、肉体成熟、精神未熟、の思春期に差し掛かっていると言えます。
何で日本だけが世界の「潮流」であるそんな動向から反作用で懐古趣味に陥ってしまったのであろうか・・・・?
やっぱり、どんなに世界との交流による知識を得たとしても、島国根性と言うものが日本人の心の奥底から拭えないのではなかろうか・・・・と思っているのだが、どうであろうか・・・・?
島・・・・と言うのは一種、安住の地である。昔であったなら、とりあえず他国に攻められる恐れはないし、最後はそこで縮こまっていれば良い、みたいな地域なのではないかと思う・・・・だから得てして交易して海外に出掛けて行っても、心の故郷は常に日本島にあれり・・・・という後ろ向き思考が自然に湧いてくるような
ものなのではないかと思う・・・・?
島という特性が「先祖がえり」を誘発するのであろう・・・・・
しかし、それが往々にして紛争の種になることを思えば、もう一ランク視点を上げるべきだ。そうでないとニートになるばかりである。

守る軍事力は、強盗力でもある。

2007-11-04 10:20:39 | 人の心と国の心
なぬ!?・・・
日本が軍事費世界第二位である由、二位だからといって製造の単価も違うし軍事超大国とは必ずしも言えないが、日本は憲法で、武器を持たない旨、記されているにも拘わらずに何と言うことだ!
これが、軍事産業を喜ばせ、庁を省に格上げさせ、愛国右翼を増長させる基本になっているのだ。
だから安部さんがあんな失態しても、いまだに極右勢力が完全には消滅していないのだ。その方向の雑誌もなくなるわけでなし、これを抑える力が主権利者日本国民
にあるのかどうなのかが問われるのだろう・・・・

この軍事費の増大が、各種保険料、各種税金、ガソリン、高速料金などインフラの高騰につながっているのであろう・・・・
「公」のインフラ取立てが世界に比べても異常なほどに高くなっている筈だ。
いきおい民間も右へ倣えをせざるを得ない。
それで「公」は自然なる整合性を果たしているつもりであろうが、これらがますますの格差社会、不公平社会、「貧格の増大」につながっている、いくことになるのは誰の目にも明らかであろう・・・・

日本を守る自衛隊は、実は日本国民を守る自衛隊でないことは、私が散々口を酸っぱくして述べている。
自衛隊が無知なる民を辛い目に合わせる組織なんだと言うことをしっかりと理解して欲しいと思う。

国を守ることは、民に犠牲的精神を持たせることなのだ!
そのために愛国心を強制する必要があるのだ、そのことをしっかり理解して欲しい!

それから、守る筈の軍事力が実は、それを背景にした「無言の圧力、恐喝、脅迫、威嚇としての要素もあることをしっかりと胸に刻んでも欲しいと思う。
そしてつい、力に頼ってしまう人間の愚かしさを学んで欲しい、且つ、相手からの力による抵抗も同時に学んで欲しいと念願する。
つまり世界二位の軍事力の保持は同時に、侵略、強盗力でもあるのです。守る意識だけではなく、邪、傲慢、横柄、優越の心が人間には現に存在する意識も持って欲しいものだ。
見識力のない人がトップに君臨すれば、それは鬼の牙となることでしょう、その発生可能性は、最初はもっともらしく・・・やがて夜叉の如し、民に自律性の弱い日本では、かなりの確立である筈です。

いじめを考える

2006-11-27 06:28:25 | 人の心と国の心
いじめ問題にスポットを当てたいと思う。
どのような事例が「いじめ」に該当するのかを認識させることである。
精神年齢の幼さゆえに、多くは苛める側に苛めている認識がない、と言う場合が多々ある。
だから、一つ一つの事例を列挙して、何がいじめなのか、受けて側がそれをどのような場合に「いじめられている」と認識してしまうのか、それも受けて側の認識度合いがそれぞれによって違うのですから、それも加味して理解しないとならないことでしょう。
その認識を徹底させればかなりの数の「いじめ」は防げる筈だ。

次は、犯罪性を帯びたしつこい「いじめ」の重い人格障害を含んだものは、どうしたらいいのか?
これは分かりつつ自覚あってやっていることなので、ある程度厳しい処置も必要になってくる。
しかし、裏には不平不満や抑圧や暴力やイライラ等が内在しているので、その部分の除去という行為を必要とする。
学校では家庭での環境を把握することはなかなか困難であり、家庭では学校での出来事を判断することも困難なのである。
まして、成長著しい時期の中学生あたりになってくると、本人でさえ理解しがたい無用な攻撃的、挑戦的高揚感なりし現象も生まれてくる。
みんな一度は通る道であるが故に、自己抑制を掛けられる人は稀有であり、大抵は逸脱の結果の状況を鑑みて想像を巡らし、自重するのみなのである。
その高揚感も成長過程には必要とされているものであるし、「いじめ」を完全に失くすことは不可能なれど、
その裏側に潜む「邪気」を自覚させ得れば、かなりの確立で防ぐことは出来得る筈のものである。

制御と言うシステムの重要性

2006-03-22 23:39:13 | 人の心と国の心
自衛隊だ、軍隊だ、自衛軍だ、識別などどうでも良いことだ。
肝心要なことは、命令一過、異もなく整然と冷徹に行動を起こす組織であることの危険性や逸脱を常に内在させたところにある。
トップの思惑がそのまま表現される怖さは、他の追随を許さぬことであろう。
役所とか、会社などでも当然それはあるものだが、それよりも異質な存在である。
それが巨大化して一人歩きを始めると、欲望の押さえが利かなくなって外れていく可能性を秘めているのである。
常にその事態が訪れぬように監視をしていなければならぬ。
防犯カメラでの監視だけではなく、いろいろな役人、政治人、国民の意識などが歪まぬようにしっかりと監視すべきなのだ。人間のやることだ、間違いもあろう、失敗もあろう、作為もあろう、無意識行為もあろう、しかし、修正する能力を失っては自滅するのみだ。
監視組織とは、制御コントロールシステムなのだ、このシステムがうまく機能できていないと、大人の分別が育たないので、例外は認められない。
監視だからと言って、逸脱を全てoffにするわけではなく、大きく逸れるのを是正するものである。それが、近隣の中国では存在しているのであって、日本ではそれの機能が未熟なのである。行き過ぎがあるので、近隣諸国が不安を覚えるのだ。
どんなに言葉で反省しようが、必要を越えた闘争心、敵愾心は、害をもたらすばかりで、その機能が不全である以上、言葉の反省が、信用、信頼につながらないのです。
どの国でも、どんなに日本が反省の言葉を繰り返そうが、今の平和で戦争やいざこざのない時代であろうとも、制御する能力に欠けた国、日本に対しては「ゆめゆめ油断せぬように」と、騙まし討ちの真珠湾攻撃、謀略の満鉄爆破、を例に出すまでも無く、子々孫々に至るまで語り継ぐことになるのは、当然に理解することができるであろう。日本に一度悲惨な目に遭わされた経験は、それほど強い執念なのである。きっと、被害者の立場に立てば、多くの人々は子供たちに諭すことになるのは必然なのではないでしょうか?
そりゃそうだ、犯罪を冒すタブーを越えるスリル感刺激の体現は、一種の麻薬に取り付かれているようなものであって、自覚、検証、反省、人生時間の損得勘定、及び意志なくしては、止められるものではない。例え反省を何べん唱えようが、タブーを越えるスリル感刺激への誘いは強烈なものなのである。反省無き者たちはやがて再びの刺激を求める犯罪行為に近い行動に走る可能性が無いとは言えない。