宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

2006年の終焉

2006-12-30 22:28:38 | 政治
いよいよ平成18年、2006年も押し迫ってまいりました。
そして波乱の年が来年やってきます。
課題の積み残しがたくさんあります。
タウンミーティングの「やらせ」の行為者が、子供たちへの愛国心強制の教育基本法を成立させました。
そんな作為者たちの考えた苦心の作の教育基本法です。無理を通せば、道理が・・・・です、力なく笑うしかないですな。

防衛省に出世です。
聖域を強力に主張します。
右から左への付け届けの資金が必要になりますものな。ふんぞり返る日の近づいてくるのが目に見えるようです。実際の防衛なんぞより、流用など、そっちの方がよっぽど大事だ。
最初は新参者、静かにおとなしく、やがて数年でエリート意識の増長も見えて来る。
みんなは知らない、「国民を守るのが任務」の偽善性を・・・・それはペーペーの自衛隊員だけに与えられた美しすぎる標語であることを・・・・
守るには天皇以下、順列があることを・・・みんなは知らない。
そして、平民の大多数は自衛隊員よりも下であって、必ず犠牲打のブロックサインを強制される事を・・・・みんなは知らない。
これからの戦争は、使いっぱなしの銃器であって、無益なだけのご苦労さんであることをみんなは知らない・・・・
人や物の破壊力抜群のこれからの戦争は、高度な技術力に支えられているだけに、その兵器は高額であること、そしてその高負担たるやをみんなは知らない・・・・
ミサイルに脅え、税負担に脅え、忍従なだけの生活になることをみんなは知らない・・・・

中国に鎌首根っこを押さえられてしまった策士、安倍さんの捲土重来は来年あるのか?
このままでは浮かぶ瀬もあるまい。
唯一独自外交のできる希望の「拉致」も底なし沼へ入りにけり、
就任直後の中韓訪問のように、いきなりのサプライズも北朝鮮に相手にもされず、
この際「核開発」に転用されようが、大枚叩いて何とか格好付けの交渉に持ち込むか?

韓国訪問時に脅かしの一発(核実験)を喰らった、日本総理としての面目丸潰れの
右翼安倍さんの今後は「前途多難」の船出となるに違いないのだ。
右翼安倍さんが、右翼らしくできない、悶々とした状態が今の事態であって、支持率低迷もその悶々とした状態を表わしているとも言える。
貧乏で、エネルギーさえもままならぬハリネズミ北朝鮮を軽く甘く見ているのは、今も昔も変わらぬか?


拉致被害者家族の人々も、制裁要求するくらいだから救出帰還は半ば諦めているのであろう。
そりゃそうだ、もう生きている時間は日本より北朝鮮での方が長いのだ。
腰も落ち着いてしまうであろう。
兎に角、日本のチンピラ与太者やくざにかどわかされたのではなかったのは幸いであった。

経済界にお金を「ばら撒いて」潤沢にし、国の恐慌を取りあえず防ぎ、国に収入となって戻ってきたからって、単純に喜ぶな・・・・
全国民的なるインフレにはならずも、格差社会を現出してしまった「歪み」のツケはどうするつもりなのだ。
そして、そんな不公平なやり方が世の中に通用するならば、この世の終わりだ。
だから何処かでこのツケはいつかやってくるであろう。
そんなやり方は所詮付け焼刃、根本の治療にはなっちゃあいない。
こんな単純で安直な危機乗り切り策を知って、「改革」を忘れた安倍政権の落ち行く先は・・・・・?
格差社会を軽く見ているととんでもない事になるぞ。

さて、来年はどんな問題が噴出し、どんな事を提案するのであろうか?
右の安倍さんとしては、右の政策をなんとしてもやりたいであろう。しかし、やればやるほど、他国との軋轢が増してくるのは否めない。
国益のために意地を通すか、迎合するかは、総理の判断。
それに失敗した小泉さんが見本。
日本人の多くが、我が身可愛さと我が国可愛さに向かって、自己保身に走っている現況では、この国の自己中も極まれり、と言ってもいいのだろう。















6カ国協議、越年へ

2006-12-25 21:00:48 | 政治
日本は来年秋ですか、夏のようですね、参議院選挙。
春にはですかね、安倍さんも北朝鮮への何か、働きかけをしなければならないでしょう、アメリカより早くそれはやってきますね。
否応なしにアメリカに先駆けてやるしかありません。

アメリカが動き出すのはその後になるのでしょうかねえ、ブッシュさんと言うより、共和党がこのままでは困りますね、お話になりません。

もしかしたら安倍さんが外務官僚を突いて、アメリカに和平を催促するかも知れません。
外務官僚の田中さんを追い出してしまったので、顔つなぎが全く成り立っていません、哀れなものですな。
2003年からでしたっけ?小泉さんの訪朝は・・・・
長い時間を要して何にも解決できない、どころか、ますます深みに潜り込んでしまった、日米共倒れの外交交渉。
ついに「核と言う威嚇の魔物」の魅力と必要性を知らしめてしまった。
バブルがパンクして、
長い間の低迷経済と全く同じですな、全くセンスの欠片もないこと。
やっぱりネオコンと同じく右翼化(ナショナリズム)への動向が、底流に漂っているような気がしますね。

アメリカ政府の方針が制裁と決まると、日本政府が追随して、官僚がそれに沿って制裁を律儀に実践する。
さて、違う方針は生まれてこないのか?
警察捜査にしても、いろいろな角度から犯人像を浮かび上がらせていくのだよ、
何かあった時に直接被害を被るのは日本なのだ、そこのところをしっかりと考えて欲しいもんだ。安倍さん!も、官僚の方々も、若気の至りじゃ済まされないのだよ。

これらの状況を踏まえた上で、取りあえず私の力量で考えられることは、やっぱりこの一冬が勝負なのかなあ・・・と思う。
そして次に、近々再度の核実験をするのではないかとも思う。
その核実験にどのくらいの国々が見物に来るのかが見ものだ。
一度は中国の言う事を聞いて6カ国協議に義理立てて出たけれども、相変わらずアメリカ、日本の対応にそれほどの譲歩変化が無いと再確認をしたところなので、また意味も感じず引っ込む。

北朝鮮の心を読めない重村さんなどの専門家たちはキーポイントを中国に据えているが、独立自尊の心の強い国柄であることが、まるで分かっていない。
独立自尊心の強さは、柔軟性に欠け、敵を多く作ってもしまうが、信念は並外れて強いものだ。しかしそれが時として、苛められる土壌となってしまうのは否めない、しかしの緊急事態には、強い絆、強い信念、やぶれかぶれの森の石松で小さく固まり、ハリネズミとなって、自分を、自国を守る術しかないのだ。

中国は、傷口が広がるばかりなので、これからは消極的はあったとしても、積極的に間に入ろうとはしないであろう。
だからこのまま小康状態が続く、と見た方が良い。
働きかけは北朝鮮がイニシャブを握っている。
金融の話し合いを進ませるためにも、年明け後にミサイルまたは核実験の可能性はあると見た。
後はミサイルと核の技術移転によって外貨を得ようとするだろう。これは人間の流通だけなので、検閲は出来ぬ。
北朝鮮にとっては当面、中、露、韓、反米の国以外は制裁する敵なので、中近東そして、中南米の国々にミサイル核が広がっても良しなのではないだろうか?
実は、テポドン二号が失敗だったと、アメリカは安堵しているが、そんなに安閑としていられるものではないのだ。ノドンでの射程でも、その技術が中米に渡れば十分に射程に入るからだ。

しかし、まだアメリカとの交渉口を開けておく必要もあるので、技術移転には慎重を期している。それもアメリカの出方一つに掛かっているのだろう。頑なであれば、いつでも技術移転は有り得る要素は残しているのだ。
優秀で安上がりの技術を、スポンサーは隈なく探しているのである。








六カ国協議またまた決裂

2006-12-23 22:01:34 | 政治
残念でした、6カ国協議、物別れです。
アメリカが、核をあっちこっちに売られるのを一番嫌っていて、北朝鮮との戦争もできずに、潰すこともできないのであるならば、日米とも譲歩するしかないと思うが、相変わらずのトウヘン朴念仁の集まりであるな。
時間が経てば経つほどに、核廃棄への補償金額が増加していくばかりなのだ。
当然に金融制裁、経済制裁をなしたる弁財補償(補填か?)も高額になっていくばかりなのだ。
北朝鮮を潰そうと画策したブッシュネオコン軍団の作戦は果たして成功と言えるのであろうか?日本に高額のミサイル防衛システムの資金捻出に成功したとは言えるが、核の広がりを助長させてしまったツケは大きい。

日本の安倍さんはああ言う策士的性質を有している人だ、一応非核三原則は守る、と表では宣言しているが、その時が熟せばいつでもの用意はする筈だ。
核開発をしたがっている科学者を内緒でパキスタン等に送り込んで、日本産独自の核技術のテストを外でしているかも知れないのだ。

アメリカはイランの核開発はどんなことがあっても阻止せねばならないだろう。イラクから手を引いた時、それはイランもイラクも重しが取れることを表わしている。そして、イラクもイランもレバノンもシリアもエジプトもサウジも核配備に動くことになるのかも知れない?その時、引く手あまたになるのは、安くて、規制を受けない裏側の北朝鮮産の核技術、ミサイル技術になるであろう?偽札、偽煙草の製造技術も隅には置けない。
もう北朝鮮に於ける日米の援助の引き出し度合いの割合は安くなってしまっているのだ。
反面、北朝鮮核やミサイルの、裏での需要が増大するにつれ、破棄に相当する金額は、年々高騰していくはずだ。
特にイラクは、アメリカに思うが侭に蹂躙されたのも、核ミサイルを持っていなかったからだ、と痛切に思っているに違いないのであるし、イ・イ戦争のこともあるし、スンニ民族はイランが核保有すれば対抗上核開発、ミサイル開発するのは見え見え過ぎるほどだ。
従ってアメリカが民主党政権に例えなったとしても、犠牲覚悟のイラク駐留を続けて目を光らせておくしかないのだ。

戦争を始める前は勇躍「近代的兵器を持つ超巨大軍事国家アメリカにしてみれば、イラクフセインなど世界チャンプ亀田のように(への河童)」の筈であった。
それがいかんせん、退却することも出来ぬ兵隊たちの犠牲も覚悟の悲しい現実。
行いの結果の変化のツケを予測できぬ哀れなる人間の哀しさでもある。
栄光ある筈のアメリカの兵隊たちは、女子供を巻き添えの無益な、人殺し、家壊しをするだけの集団に成り下がる。

日本も、「北朝鮮核」の狙いが日本にあることを早くはっきり理解認知して外交展開しないと、とんでもないことになってしまうよ。
日本を萱の外に置く、外される、と言う事は何を意味しているのか、どんなにノー天気な人でも、しっかりと考えるべきだ。
日本の右翼化が強まり、「拉致北朝鮮、許すまじ!」という声が高くなって、弾力性が失くなってきたのならば、それは老骸化の第一歩を踏み出している証明であろう。
相手を糾弾するしか能がないのでは、「あんた何年その世界で飯食っているの?」
と思う他ない。
まあどちらにせよ、日米共に最良の解決策は北朝鮮が一年以内に困窮して民主化解放に変化することだから、今更の急展開する必要もないのだろう。
中国も援助していれば、儲けをつぎ込む事でもあるし、難民がドッと押し寄せてくることになれば、中国、韓国が困ることになるだけなのだから、日米にとっては痛くも痒くも無い、ことなのだ。
しかし、果たして正直にその目論見通りに事は進むのか?・・・・・
そのまま何事もなく、日本が被害を被ることも無く、核とミサイルと恨みと憎しみを持つ、北朝鮮がムザムザ崩壊するとは私にはとても思えん?








イスラムって何だ?

2006-12-21 21:43:57 | 政治
先ほどNHKにて、トルコのEU加盟についての問題を指摘していました。
問題点の大半はイスラム教の教義にあるようです。
私も流石にイスラムの唯一絶対信教の教えは、非常に攻撃的で他宗教との折り合いがし難いものと思っていました。
もし、日本にこのような宗教が蔓延してきたならば、日本政府も黙って見過ごすことはできないのではないでしょうか?
EUの偏見の除去と入るを拒まずの器の大きさ拡大を是としたい気持ちと、イスラムの偏向教義を不安嫌悪する気持ちとの、相反する気持ちは非常に良く分かります。
これは共産国家や社会主義国家や軍事国家を抱え込むよりも、解決の難儀な問題でしょう。それぞれはその一国のみの支配権を持つもののみなのですが、イスラム教自体は問題のなかった他国にもその影響力を及ぼしますし、いつか紛争の火種になるのは見えてもいます。
確かに、民主国家と言えども、アメリカのように軍事全体国家に近しいような事を為してしまうこともありますが、それでも、宗教に強制性はなく、自由性は存在しています。
もろもろの宗教や無宗教を非とする、オールイスラム国家社会は、それを聞くだけでゾッとするのではないでしょうか。
それこそが全体主義、絶対主義の最たるものでしょう。
その絶対、全体主義の中からは、自由な発明、発見、発想も生まれなければ、自由な、奔放な芸術も生まれ難いのです。

ただその中だけの産業技術であり、家庭生活、社会生活であるからにして、視野が狭い分、世界の発展からは大きく取り残されていくのは自明の理と申せましょう。
だから宗教の教義によって、国家の経済的、技術的、思想的隆盛は阻害されていくものと思われます。
経済も技術も思想もみんな「良いとこ取り」をしていくから発展していくのであり、その変化に適応できない種類は、衰退していくしかないのである。
それは、アメリカ、アジアとの競争に於いてのEUにとっては致命的であり、問題点を孕んだ選択は到底容認できるものではない。何パーセントかのイスラム人を擁するEUにとっては、これ以上のEUのイスラム化は避けたいのであろう。

さりとて、アジアにトルコが組するか、と言えば何処の国も首を縦に振るには難しい問題が多々ある。
吸収力で言えば中国であるが、顧客層としての存在感はあるにせよ、最も必要な資源国としての価値感となると、はなはだ疑問を持たざるを得ない。
結局、その宗教の攻撃性、排他性、独尊性、強制性に於いての変更が為されない以上、イスラムはイスラムで固まるしかないであろう。

郷に入れば郷に従え

かと言いながら、この攻撃性も排他性も独尊性も、強制性も、イスラム国家建設の大儀によるものなのだろうから、他から白眼視されるのも覚悟の上なのであろう。





秘密裡から隠蔽へ

2006-12-14 22:18:08 | 政治
教育基本法のタウンミーティングで安倍さんが、給料を返納すると言う形をとった。
いかにも彼らしい官房長官時代の作為によるためのようであり、指示、それの証明のようなものだ。
このような作為には、常に「都合の悪い事柄は閉じ蓋をして・・・・」そして「秘密裡に」と言う犯罪的思惑が生じるものである。
今回はその犯罪もどき的思惑外れで表面化してしまったが、今後安倍内閣に於いては、このような事が明らかになっていくのは、あまり期待はできないのではないだろうかと思う。
「秘密裡」が明らかにされてしまうと、今回のように、あさはかを通り越す不徳の致すところにより、「信用、信頼」というところの極めて大きな損失を伴ってしまうので、どんな事をしても隠そうとするであろう。
「秘密裡」は、やがて積極的「隠蔽」につながっていく始まりであり、自民党改革や、官僚改革、司法、行政、立法などのすべき改革があらゆる地点で頓挫していくであろう事は言うまでもない。
今までの政治上の隠蔽工作は、枚挙に暇が無いほどに数あったことであろう?事は推定できる。
その「隠蔽」と言う歴史の集大成になるやも知れぬのが、安倍さんを筆頭とするところの、それにへつらう事に多分なるであろう産業界、行財政、司法、マスメディアの業界も含めた、主要な影響力を要するあらゆる業界の日本のお家芸とも言える、伝統的なる温存であるところの

        「和と言う名の隠蔽体質の復元」

の始まりのような気がするのは、私だけであろうか?

国を運営、司る者たちは一般に、都合の悪い事柄や、国家の汚点性質や短所は、闇に葬り去り、隠したがるものだ。
誰とは言わず、批判、非難には、強い怒りが燃えはびこるからであるし、好奇による、追求の矢の手は留まることを知らない。
反対に、尊敬を得ようとしたる粉飾は、タウンミーティングの「やらせ」を例に出すまでもなく、積極的に活用しようと画策するものである。
それが我が国、我が身を憧憬の心で包んでくれるものと思い込めるからである。
実は大いなる錯覚ではあるが・・・・(情報量や、洞察力の浅さが、誘導されてしまう原因にはなるであろう)
こうして日本の伝統では 「沈黙は金」 「敗軍の将、黙して語らず、或いは兵を語らず」 「不言実行」 などが、上位の者にとって利用し易い物言いとなって、まことしやかに流布されていく。

「隠蔽」の次に来るものは、「情報の不正確さ」であろう。
不正確な情報を伝達されると、人はある意図された方向に簡単に誘導されてしまうであろう。

「隠蔽」はコソコソ、ヒソヒソといったヒタ隠す行状であり、車外から顔を見られないようにスモークで隠すような犯罪的な匂いのそしりは免れない。

そしてその情報の不正確さの繰り返しはやがて、 「歪み」の増幅拡大に導かれ、いつしか「歪み」が日の当たる場所を堂々と闊歩するようになる。

戦争を徹底的に、嫌って、怖がっていた人が、かくも容易く「礼賛の人」となってしまう背景には、このような順序を経た「歪み」の蔓延が用意されているのだ。

子供騙しの安倍さん音頭の本音の思惑を、作為をもってカムフラージュさせようとする、見え透いた魂胆に加担させられていく様のタウンミーティングで、大の大人たち、それも優秀である筈の、経験豊富である筈の大人たちが、こんな「騙し」のテクニックに追従させられていく様は、無様と思う他あるまい、幼稚と思う他あるまい、例え安倍さん音頭でなくともである・・・・









カッコマンの登場時代

2006-12-08 21:02:08 | 政治
私が時々物申す「かっこマン」について・・・・
その三大巨匠として、小泉さん、石原さん、安倍さんを上げたいと思う。
カッコマン即ち、見栄っ張りと申しても不思議はない、プラス、ナルシズム。
カッコマンは所謂、格好をつけたがる男への尊敬、侮辱を表わす。
へりくだって格好を付けたがる人あり、大言壮語して格好付けたがる人あり、自然に見せて格好付けたがる人もあり、どちら様もカッコマンと言える。

そう、男性は概して格好を付けたがる動物なのだ。それは女性にも当て嵌まるであろう。
そのいい例が、石原さんの贅沢三昧のお供を引き連れての大名旅行だ。
そうそう、小泉さんも法案を棚上げして、旅行三昧しましたな。
安倍さんも似たり寄ったりの事をするでしょうな・・・・?

60年に一度あるかどうか分からない戦争予備のために、高額の武器を買ったり、費用を掛けたりするのは惜しみなく使うが、どれほど渇水対策、洪水対策、地震対策、外交対策、年金対策、健康対策、少子化対策、自殺対策、交通対策、食料対策、インフラ投資などに費やしているのだろう?
武器に一千億の投資をするくらいなら、くれてやった方がもっと安上がりの安全対策になるだろう?
もしかしたらのビクビクしながら、経済制裁の喧嘩腰、一番バカ丸出しで無駄なお金の使い方ではないだろうか。「人は資源」ではないのか日本は・・・?
過去の拉致ほどに今起きている自殺者問題を我が事のようにみんなが考えていたならば、もっと日本の世界的評価も違ったものであったろうに・・・・


結局、カッコマンである彼らには、庶民の血税を使わせてもらっているという意識が、うといのではないだろうか?
借金してでも、格好を気にするあまり見栄を張ってしまうのが彼らなのかも知れない。「いざなぎ」の筈なのに、それがどうしていつまでも「国債ランク」が上がらないのであろうか・・・?

そんな彼らを壇上に昇らせてしまうのは、カッコマンに憧れを抱く、ないものねだりの格好悪い彼らや彼女らなのか・・・・?
本当は、泥に塗れるのを潔しとして、カッコ悪く地道に行政のできる者が必要なのであるが・・・・生産に関わらない管理業務の者が、質素、泥まみれになってこそ浮かぶ瀬もあるのだ。

兎に角も、好むと好まざりしに拘わらずの生産力が落ちる高齢化社会、
今までの国家人生と、自らの人生も、果たして?各部がバランス良く、歪みも無く、傷ついて、痛んできたのであろうか・・・・
これからも常にバランスを旨として、退化していって欲しい!と思う今日この頃です。

絶望的ですが・・・・・








自民党復党問題

2006-12-05 06:34:49 | 政治
採るに足らないことではあるが、捨てはおけないことを・・・・
今度の郵政反対を貫きつつ当選を果たした議員さんたちの自民党復党問題に絡んで・・・・
その誓約書の文面に記された「議員を辞める」旨の記述の露呈の是非。
片山さんによれば、自民党議員全員が疑問を呈することもなく、その踏み絵を踏んでいるとの事・・・・・?
安倍さんなのか?はたまた中川さんなのか?・・・・
それともお二人お揃いの意思なのか?党三役の合意なのか?まさか!主要閣僚の意思ではあるまいな?・・・うん!・・・党紀委員会?元総理経験者?
何とも幼稚な文面を踏み絵として記述したもんだ。
それを要する権限などはなからあるまいに・・・
にも拘わらず、それほどに忠誠を誓わせる傲慢無比な思想、それがそっくりそのままに政治にも反映している筈だ。
いつまでも一党独裁を続けさせている国民意識が、政治を愚かしく、怖ろしく幼稚に佇ませているのである。

小泉さんの政治を例に取り上げるまでもなく、自民党内部からの方向性反対、反論、改革唱和という言質の何とも空しいことか・・・・
自民党内部にあってはこんな事は常識で、今更までもないが、付和雷同ミーハー族と言う国民の台頭も「政治の幼稚化」に拍車を掛けている。
政治に「匠の技」がないのである。
ただ数頼みで事を為しているとしか思えない。
「教育基本法」という子供たちや大人たちへのもろなる影響力を与える基軸法の改正を、たった一人の未熟者の思惑で、安易に、安直に決めてしまおうとする「幼稚」としか言いようのない行為、行動にそれが見てとれる。
だからおんぶにだっこの、ある時は先進アメリカのコバンザメ、またある時は後進中国のコバンザメでしかないのだ。

安倍さんを通して

2006-12-02 08:19:47 | 政治
安倍さんについてまた少し考えてみよう。
彼が、なが~い自民党政権に因る今の日本の惨状を憂いて「美しい日本」にしたいと思ったのであれば、それはそれで小泉改革と事を同じにして評価はできる。
しかしながら、小泉イズムは結局もっと深みに落ち込ませて夢の後で終わった。
恐らく、安倍イズムもそれになるだろう事は容易に想像できる。
お金を大事に何処に使うか、と言う考えの薄い御仁だからだ。
そして、泥臭さとは縁遠いやっぱりの典型的二代目カッコマンだからだ。
自民党政権維持のための、これ以上無理やりの成長軌道は、ドンドン深みにはまっていく事になるのを国民は知らねばならないのだが・・・・

「美しい日本」を目指す予定が、献金に支えられている自民党的政治をすればするほどにとんでもなく「美しくない薄汚い日本」を目指していくのだ。
よくある事だ、表面上、日本をより良く宣伝する時は(プロパガンダ)裏に回れば「ないものねだり」の付け焼刃であることが大抵良く分かる。

教育基本法を勝手に衆議院通過、防衛庁を防衛省に格上げ・・・・

これで、愛国心を持てぬ子供たちは、訳も知らずに理由も分からないめくらばんを押す子供たちに、売国奴、国賊のレッテルを貼られ、変わり者、変質者風情のいじめとなって村八分の憂き目に合うようになるであろう、子供が今からにも哀れであるし、大人にもその影響は少なからず及ぶことになる。
そんな時代の到来が、情けなくも悲しい現実となって目の前に現れるのは確実であろう?

独立した防衛省が強い発言力を持つのは、言うまでもない。
いろいろと憲法への注文を付け出すであろう事は、今から考えておかねばならない事だ。
武器を擁して、発言力も擁するようになれば、何れ一人歩きし始めるのに時間はかからない。主なる出来事の結論は閣議が担っているのであるが、その席上で防衛大臣としての武器腕力を背景とした命を掛けた押しの強さは、少なからぬ影響を与え得るものと思う。
「多く人は、軍事に優しさを求めるのではない、強さを求めるのである」

防衛省の不利になるような予算の削減、軍事力の削減などの措置に対して、不満が高じてクーデターも止さぬ、目に見えぬ脅し圧力は通例となるかも知れぬ、文民統制が、怪しく、危うくなっていくのは、今からしっかりと見えるのだ。

なんだかんだ言っても、中韓には左を覗かせ隠しながら、しっかりと国内ではタカ派の面目躍如している。
何れもやがてくる衆議院選挙までの中立路線であろうが、哀れなるかな、衆参議員のどちらも、党是にしっかりと釘を差されて、個性ある考えが発揮できない、意味のない無駄な数合わせだけの代議員時代を経ている最中の日本政治。
無駄に多い代弁者マスコミの誘導で、国民の多くは哀れにもたった一人のそのトップの危険な思惑が洞察できず、精神年齢の低さを恥じるでなし、韓国俳優にまとわりつく様に、日本のトップの選択をミーハーで追い掛け回す扇動は、悲しいことにこの国の将来を暗示しているように思える。