宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

極右思想の終焉証明

2007-07-30 05:46:52 | 政治
さて、選挙の結果が出た。
これを踏まえて今後の出方を、私なりの方策で探ってみたい、と思う。

今回の選挙は、安倍さんを(NO!)と断罪したのは、どんな立場から考察しても、さもありなんである。

(極右)安倍さんの政策に、日本の今と今後の将来を不安視している事ははっきりしているのだ。
安倍さんの全てが「極右政策」(右翼の方々が喜ぶ政策)で動いていた事は事実なのである。
そして同時に、小泉さんや中曽根さんや石原さんや石原軍団の神通力も消えかかっているのも事実である。

中川幹事長さんなどがいくら安倍さんを弁護しても、この安倍さんの極右方針での方向性が、国民に受け入れられていなかった事は百も承知なのだ。
そりゃこの強引無比で行ってきて、それに(OK!)を出すような国民では「語るに落ちる」というものである。

だから安倍さんは自分で出した物の「尻拭い」を、これからしていくよりない訳だ、と言うよりもむしろ安倍さんや幹部連中は、してやったり!との思いの方が強いかも知れぬ・・・・?
ただじっと、「嵐の過ぎ去る」のを待つ体制をとるだろう。
そりゃそうだ、あれだけ好き勝手に重要法案を成立させる事ができたのであるから、そのツケは止むを得ないだろう・・・・覚悟の上の予定の行動だったのだから・・・・しかし、少し度を越えた負けっぷりは想定外でもあったであろうが、みんな了解済みの事であって、後悔はないのだろう?

それにしても、「人心を一新して」と言う国民のお仕置きと独善で理解するあたり、自分に都合の良いように解釈してしまうのは、右翼の特徴で、分りやすい。
「人心を一掃」の方が・・・・


そして、半年か?一年か?多分、洞爺湖サミット後でしょうかね?やりたいんですかねえ・・・・・・? 「耐える自民党を演出」 した、後、同情票を期待しつつ、やおら衆議院解散に打って出るのであろう・・・・・?

ただただ、民主党の攻勢に、御尤も、御尤も、で、負ければ賊軍、いつかはきっと!と言う思いで対処していくものと思われる。

選挙で落ちてしまった人の分の「責任」を安倍さんは、自民党と落選議員に負わなければならない筈であるが・・・・?辞めないって事は、彼にはそんな気持ちが毛頭も無い、と言う事などだろうなあ?
その先に存在する選挙民までも多分、今の安倍さんでは、見れてはいないだろう・・・・?
何故か?・・・・・右傾に染まりし彼は、きっとその右傾の夢の中だからだ!

大体、今の日本に「極右政策」が根付くと思う事に安倍さんの「甘さ」があると言える。
極右政策は結局は「右偏り政策」とも言える政策であって、その「右偏り」はあらゆる全ての部分に於いて「偏る(アサッテ政策)」のであるから、理論に無理やりの強引イビツな解釈があって、道理やバランスに欠けるのである。

従って「偏り」が病気を誘引し、もたらす元凶になるのは必然形とも言える。

今回の選挙結果は、「病気 (具合が悪くなった)になった事を告知している」ようなものなのです。
あらゆるところの格差(中央地方間格差・官民格差・大中小企業間格差・正社員フリーター派遣間格差等等)は一筋縄ではいかないものがある。
いろいろな病気の元も、資金が潤沢にある時にこそ治療すれば治ったものも、ここまできてしまうと手術もできないほどの金欠状態はいかんともし難い。残念ですが、民主の躍進も多少の対症良薬でしかないだろうと思われます。

何れ何年か先には、「自然の持つ力」が、日本の病気を手術して、根治してくれるのではないかと、うすうす期待しています。
アメリカor中国か?はたまた東アジア協力機構か?・・・・それとも、救世主はどこから現れるだろうか・・・・・?

取り敢えず極右(右傾化)が浸透せず根付かなかったのは、今回の選挙の収穫と言えます。

一時はブログ上でも華々しく席捲した極右思想、近隣国を排斥したがる思想のいよいよ終焉でもあるのでしょう。
片側に偏ったら傾いてしまいます。それは大人の感覚ではありませんな。









誠意・・・・その輝き!

2007-07-29 06:30:57 | 政治
今回の選挙を私は「誠意」の差にスポットを当てたいと思う。

安倍さんの熱演も絶叫も作られた「演出」のような気がしているのは、私だけでもあるまい。
小泉さんは幸せな事に、自ら自分の信じる事に埋没して、所謂、詐欺師が誠意あるように見せかけるが如きに絶叫していたから、思わず一般大衆はその真実っぽさにのめり込んでしまったのだが、結局は本当のところ、彼はそのように信じたらその信じる心の中に「のめりこみ易い心情」というものがあったのである。政治を行う者達の典型的な詐欺スレスレの言動をしていた、とも言える。

しかし、今回の安倍さんの絶叫には、その心の奥底から自分を騙して信じ切って、自分のしてきた行いに一遍の陰りも無いと言う心が無いために、それが表に出てきてしまうのだ。それは、彼が、今まで成長してきた「生き様」の甘い結果だと思う。
これまでの安倍さんのしてこられた政策の数々を列挙してみても、それらの全てに悪作為、作られた演出を感じるのであって、何らの「誠意」が感じられないのだ。

金権体質の政治屋さんを一刀両断に処置するのでなし、そこには少なくとも「誠意」が存在しようか?・・・・
民主主義、国会、何のための衆議院か?参議院か?まるで「必要ない」と、ばかりの強硬採決。

それらのあらゆる政策の中に「誠意」と言う「気持ち、心」が投入されてはいないのだ。

損得、利害で成立していた「自民党的なるもの」は、財政再建と共にやがて、得、利、の無い、平凡な党に成り下がってしまうのは自然の成り行きなのである。
そう言う点では実に非情な主権者国民であるとも言える。

本当は小泉さんの時で突き崩しの病気の兆候はあったのだが、「改革!改革!」と、いかにも実現させてくれそうな空気、雰囲気に、多くの国民は騙され、はぐらかされて、伸ばし伸ばしになってしまっていたのである。
いよいよ、「自民党的なるもの」の改良、改善は必要に迫られていて、うまい具合に「偏り」の最たる極右の安倍さんの登場で一気に進むものと思われる?

それに対しての小沢さんの「昔、豪腕」の面影は微塵も無く、心より発したる朴訥な語り口に、その「誠意」の全てを感じるのは私だけだろうか?
辛酸を舐めた彼だからこその「誠意」なのではないだろうか?

いずれにしても安倍さんの「誠意」は、政策と同様に、意識的に作られた誠意もどきに近い?
だから、絶叫が反響するのではなく、白々しく感じられてしまうのだ。

小沢さんのそれは、絶叫でなくとも静かな語りかけの中に、しみじみとスムースに人の心の中にまで到達するのである。







憲法と戦争と主権者と彼ら・・・

2007-07-25 21:16:13 | 憲法
憲法の改正と言うと、いかにも60年以上も経って、そろそろヒズミ、時世に合わない等、現状に辻褄を合わせようと考える人がいる。
彼ら(右翼、中曽根さんや、小泉さんや、安倍さんや、石原さんや、麻生さんたちをひっくるめてですね)
は、主権者国民たちが自然に入り易い方法を利用して、改正動議を持ち出している。
改正にも方向性と言うものに二通りの考え方がある。
一般国民は、けっして「戦争をする国」になるような「愚」はして欲しくはない筈なのであろうと思われるが・・・・改正そのものには異を唱えたりはしない、
やっぱり実情に合わない、と、思っているからだ。

しかし、上述した彼らの思惑は、大多数の主権者国民の憲法改正意思の思惑とは、遠くかけ離れているのが実際なのである。
つまり彼らは、そんな一般ピープルの思惑を利用しつつ、ジワジワと自分たちの考える方向性へ一般ピープルを誘導していくのである。

いきなりの戦時体制へ誘導するのではない! いきなりの国民主権を奪い取るのではない!

丁度、今の有名無実化してしまった9条のように、気がついたら自衛隊が外国で準戦争行為をするまでに発展してしまうようなものである。
もう、いつテロの惨劇に見舞われても不思議ではない状態にあることを、一般ピープルは知る由も無い。
その準戦争行為をしている「危機意識」が、一般ピープルにいまだに無いことが、大いなる問題なのだ。

憲法改正の問題意識、思惑に、彼らとの相当の隔たりがあることを主権者国民が知らない、事が問題なのだ。

だから、彼らの上程する憲法の改正案件は、日本にやがてやってくる危険地帯へ誘うものと言ってもよかろうに思う。
かつては、そんな考え方をする彼ら、彼女らが、日本を最大不幸に陥れ、且つ近隣諸国の人権を腕力で奪いとってきたと、言えるのだ。

そんな虐げられた侮辱と怨恨の歴史を近隣の国々は、何年経とうとも忘れやしない。
その為に生まれてきた今ある嫌われの三面楚歌が、やがて来るアメリカヒラリーさん民主政権によって四面楚歌へと変化していくのに、時間の必要は、壁は、ないであろう?

皆の衆!・・・・今のところはまだ主権者なのだから・・・・主権者意識をしっかり持って、ダメ!なものは駄目!と叫んだ方が良い!
自国が可愛いからと、相手国を必要以上に敵視して、高額の武器(F22のステルス戦闘機など)を買って、その税金をなけなしの懐から払わされて、それでもカッコマンに付いて行くか?!
辛く厳しくなる家計を我慢しても、辛い道程を歩くか!

今、遠い太平洋の真ん中で、爆弾の投下訓練をしているらしい?
どの国に落とすつもりなのだ?・・・・想定、北朝鮮か?イラクか?アフガンか?ソマリアか?パキスタンか?ベネズェラか?・・・はたまたやがてくるやも知れない中国、ロシアとの怨恨の一騎打ちか?・・・・バカの上塗りとは・・・・・
そして税金爆弾が、悲しくも哀れに日本の主権者たちの頭と懐を直撃する。
やっぱりお金の使いどころがアサッテだ!











政治権力を主権者国民に戻そう!

2007-07-23 22:29:17 | 政治
これは書かなくてはなるまい。

安倍さんがナトー(北大西洋条約機構)での会議の席上で、「日本の自衛隊を海外派兵することに躊躇しない」と言ったそうな・・・・

そして、今度、あのタリバンのアフガニスタンに、兵員、武器、食料輸送の任務をおおせつかった模様である。

小泉さんでタブーを飛び越え、安倍さんでついに既成事実化してしまう。

今まで何度、自民党はこの高い敷居を跨いできたか・・・・
ついに憲法の手械足枷を踏みにじってきてしまった。
これでアジア周辺国の日本への信頼感は、全く失ってしまった。

これからパキスタンにも戦争の余波はやってくるであろう。
今、アメリカがアフガニスタンで破れ、イラクで破れ、この地より、撤退するような事になれば、イスラム原理主義はたちまちの内に復興していくであろう。

戦争を広げる、広げたいのは彼らなのであるから、これからはパキスタンも泥沼に入り込んでいくであろう。
アメリカもそこまでは手を広げる訳にもいくまい。そこで安倍さんの「私の内閣?」の役割が重要になってくるのだ。

日本はイスラム社会を敵に回す決断をしてしまった。
関係修復にまた莫大なお金が掛かりそうである。

「小泉さんや安倍さん」のお陰で、内閣も主権者日本国民もテロと戦争の坩堝に巻き込まれて行ってしまう。今までの戦争の無い平穏無事の時代はなんだったのだろうか?
やがて、イスラムの恨み、憎しみは、遠く日本にまで飛び火してくるだろう・・・
北朝鮮に嫌われ、中国に嫌われ、ロシアに嫌われ、韓国に嫌われ、そして、イスラムにも嫌われ、アメリカ民主党までにも嫌われ、このまま日本は何処へ行かされるんだろう・・・・?

酷い人が総理大臣になったものだ!
今度の選挙は、日本の命運を握っている、と言っても過言ではない!
他国の戦争、そして・・・他国のテロとの・・・・戦いを「是!」とする人が、この今の総理大臣なのだから・・・・

だから、「あなた任せ」の政治は、「自らを律する事」の出来ない主権者国民と行政を司る者たちに於いては、歪みを是正する事など、針の穴に通すほどに難しい事なのだ。
それでも、総理大臣から、内閣から、官僚から、国会から「重要案件の権限」を主権者たる国民が取り返すしか、それらを防ぐ手立て、方法はない!と言える。
こんな事になるのなら、そもそも政党に政治を任せるには荷が重く、無理がある、と言えますまいか?
裁判も裁判員制度が導入されようとしている折りでもあり、政治もやがてそうなる過程の途上としても不思議な事ではあるまい、それこそが真なる民主主義と言えるのではないだろうか?
兎に角も、安倍さんはそう言う意味で、主権者国民を危険な方へ導く、超警戒人物と思ってもよろしいかと思う。

どんな事があっても同情票を入れてはならない。
その判断が日本を狂わせてしまう事になるのは、火を見るまでもなく、必然形なのだ。

遠い敵地での争い事と、高見の見物で安倍さん以下、多くの皆の衆はいるのであろうが、意外とそうではないのかも知れないぞ。彼らの手にロシアからの小型核弾頭が入るかも知れないのだ?
しかし、アメリカも罪も無い人たちを何人殺すつもりなのだろうか?
残酷な事である。













安倍さんのやってきた事、忘れないでね。

2007-07-21 22:47:36 | 政治
さては皆様方、安倍さんの指示による「やらせミーティング」を忘れなきよう。

35年も前の朝鮮総連の犯罪を今更に暴きだした張本人である事を忘れなきよう。

中国での済んでしまった筈の外交官自殺問題を、何処からかの資料から引っ張り出して、再び追求しだしたしつこさを忘れなきよう。

今年2月には社会保険庁から今度の問題を指摘されていた事を忘れてはならない。多分、その為のドサクサ作りの「強硬採決」だものな。

国会も衆議院も参議院も、この人には無用の長物なのではないかい皆の衆。
審議の形作りのためには、一応・・・一応は置いておく必要があるか?・・・世間体、いや、世界的に格好だけはつけないと、何んて後ろ指されるか分からないものな。

最初の訪中、訪韓ガ出来たのも、ODA援助が前提の「取り敢えず、見掛け上の仲良しゴッコである」頭下げっ放しの出来事であった事を忘れなきよう。

中国包囲網の「弧」をオーストラリア、台湾、インド、中近東で作ろうと画策している張本人である事を忘れなきよう(何を考えているのだか・・・・?)

共謀罪を作ろうとした張本人であることも忘れなきよう(その後の作る予定の組織は、特高警察なのか?)

最も罪深き行いは、「一部の弱い国に対して、攻撃的志向を持つ日本人たちをそそのかして、60年もの長きに渡って平穏をもたらせてくれた、手かせ足かせ憲法を「戦争をしてはならない国から・・・戦争(テロ)が出来る国に、しても良いよ、の国にしようとする」日本が折角築き上げてきた安全国家という信用力を変質させようと試みる愚かさに集約されて、言葉もないが、それも安倍さんのやろうとしている事を忘れなきよう。

これからの戦争もテロも、ミサイルの撃ち合いの時代なのだから、豊富に持っている中国や北朝鮮と争うことなど、出来やしないのだ、それは日本を焦土にしてしまうことなのだ。くれぐれも太平洋戦争と同じレベルで、これからの戦争を考える事のなきよう。

アメリカは、中国との戦争は、中露相手にやらなければならない戦争になる事が分かっているのであって、
それは同時に日本と中露との戦争でもある訳だ。
従って、北朝鮮とアメリカが手を結ぶのは必然であって明白な事なのである。

この首相の今までのような策動によって、愚かであさってな選択などして欲しくないのだ。
世界の潮流、アジアの潮流(思想、主義を越えた国と国との合同) 
を日本が堰き止めれば、イラク後の穏やかにならなくてはならない(必然の穏健路線)アメリカの、怒りを買う事になるだろう。

安倍さんは選挙中「成長か?逆行?か・・」と叫んでいるが、もうすでに成長の折り返し地点にきているのであって、成長できる要素は無いに等しい情勢を理解しないで、無闇に成長させようと企図するのは、ひずみ、歪み、たわみの限界点が分かっていないことなのである。今、もう臨界点に達しているだろう?・・・・それが分からぬか!

近々落ち行く老大国日本経済の衰退も視野に入れた外交の展開も考えられる逸材でなければならぬ。
分かりきった日本経済の衰退は、世界各国への影響力の衰退でもある訳だ。
経済、軍事、政治、金融、他、良し悪しにつけ、あらゆる分野での影響力の超大国にならんとする中国をサミットに加えるについて、安倍さんは(NO!)と言った。
常任理事国入りを否定されたお返しであろうが、これは適切な判断か?
今後の中国の影響力、今後の日本の各種分野に於ける影響力の減少をよくよく勘案してみれば、敵対視、或いはライバル視するなど、愚の骨頂なり。

これらの策士的行い、愚かなる選択を見せ付けられれば、彼はこれからの日本国を運営させるには適切な人材とは言えぬ。じゃ小沢さんか?と言えば分からぬ?
まだ未知数であるからだ。
ただ怖れるは、民主党が政権を取ると、憲法改正論者が多い事の災いがあって、大政翼賛会風となり、むしろ逆に一気に加速してしまう可能性を秘めている、のが恐い・・・・
慎重に舵取りをしてほしいものだ。

ここで私の反省がまたひとつ・・・・・米朝協議がこれほどまでに順調に推移するとは思わなかったので謝ります。
アメリカの柔軟姿勢と積極姿勢と解決しようとする姿勢と、踏ん切りが、思ったよりも強かったのと、北朝鮮の大局観、歩み寄り観、アメリカの誠意ある努力に対する評価の高さが、予想を遥かに越えていました。

それともキムジョイルさんの病気が相当進んでいて、早くに解決に向かわせたかったのでしょうか・・・・?
アメリカの歩み寄りの大元は、やっぱり大統領選挙での共和党の突き上げられて置かれている立場からなのでしょう・・・・?このままではお話になりませんからね。
日米共に置かれている立場が、内容こそ違えども良く似てますな。































かっこつけたがり

2007-07-17 23:38:00 | 政治
6カ国協議がまた、行われるそうである。
みんなどう言う訳か、日本代表の人以外は笑顔を惜しまない。
このようにアメリカが、無視、敵視の目線から、優しい目線になって北朝鮮に接すれば、トントン拍子に事は運ぶのである。良い見本だ!
それを喧々諤々に鯱ばって牽制するなど何の必要があろうか・・・・
強面で経済制裁、金融制裁などの圧力を掛ければ何でも、準戦争状態だもの、何処の国でも、構えるのだ。どこだって、誰だって強情になるのだ!意固地になるのだ!そして最後には捨て身になるのだ!
弱い国だもの、臆病な国だもの、捨て身の時の敵の優しさが身に染みるのだ!
武田信玄だってそうであったろう?
だから息子勝頼には、「困ったら謙信を頼って行け!」と言ったのだ。
それを日本の右翼、そして、安倍さんも小泉さんも全く理解できていない。そんな人に主権者国民の皆の衆の命を託すわけにはいかないのだ。
それは、右翼も安倍さんも、臆病だからなのだ。
臆病だから、死にたくないから、弱き心だから、弱い相手に優しく大きな心で接することができないのだ。
その弱さが捨て身の一か八かの攻撃的ツッパリになり、その攻撃性が弱そうな相手を見つけて強盗侵略への道へひた走ってしまうのだ。
それが東条内閣の実像だ。
最初は欧米、欧州の植民地政策の真似から入っていた。
鎖国状態の朝鮮へ入ったのは、ペリーと一緒であろう。鎖国状態であったから何の苦も無く押さえた。その次は朝鮮が地続きのために直接にロシアの脅威を感じた。
もうここからは勝手にシンドバット・・・・
結局、大国との利害関係が無い、弱い、薄い国ならば(たとえば朝鮮のように自主自尊の鎖国政策を敷いていたならば、他の大国との連携が無い故に)大国との衝突になり難い、が、併合政策が上手く行ったがために、人間の愚かさがそこに出てしまう。「いい気になる」その読みの「甘さ」が実は、不幸の始まりとも言えるのだ。



そんな訳で、弱い人間に、弱い国に、いきがったってえらくはないだろう!・・・・原始動物的で空しいだけだ、じゃなければ、ただ「精神年齢の幼き心」の投影でしかない・・・・


これからの対日本との本格的な戦争は、島国という性質上、ミサイルが主役なのだ。それは何を意味しているのか・・・・?良く考察した方が良い。
主権者たる国民が、何処から飛んでくるのか分からないミサイルに逃げ惑って、右往左往するしかないのである。

それがアメリカにいただいた筈だった日本の主権者の何とも悲しき定めなのだ。

自衛隊が海外で活躍する、という事は、「味方」も「敵」も多く作るということなのだ。建設しているつもりであっても、結果の破壊もある、と言う事で、親切でありがとうの感謝もあれば、ありがた傍迷惑の出て行け!・・・もある。
一杯お金を浪費してくれて、そして汚物まで置いていってくれるのだ。
どちらにせよ、上手くいってもいかなくても、あまり芳しくない横柄傲慢な性格、好ましくないアクドイ策略を弄する本質が、キャリアを積めば積むほどに生まれてくるのである。
そうそう、二度目の今度こそは本気で「武器を持たない」憲法を大歓迎するであろう・・・・?今度があれば・・・の話だが・・・・?

主権者国民を守るべき大義名分の自衛隊は、守るどころか海外で敵を拵え、たとえ国土防衛、或いは日本国防衛を果たしても、主権者国民の防衛には何の役にも立たないのである。
そして、哀しきかな主権者の筈の私たち皆の衆は、武器で守る事もできず、ただただ逃げ惑うのみ、の情けない状態に晒されてしまう。

日本を攻められた時の防衛のみの筈だった自衛隊が、いつの間にやら海外で「テロとの戦いだ!」と、言う欺瞞の表現で、戦争をしてくるようになってくる。
権謀術数と計略と恨み、憎しみ、いざこざ、諍いの坩堝の中に入って行こうとしている。
ただただ絶句!・・・・・

経済力に見合った軍事力か?発言力か?
それは、単なる「かっこつけたがり」と言うに等しい・・・・
なるほど・・・?(うんうん・・・)・・・分かるな!!・・・・(上目遣いで、ある人たちの顔を思い浮かべ、考え込むように天井を見上げる)・・・・


自民党的なるもの、の、打破!

2007-07-14 10:15:02 | 政治
さて、いよいよ参議院選挙ですが、私も昨今の日本人の考え方の方向性というものに、あまり進歩性も感じず、半ば諦めの境地に達していたのですが・・・・

少し見直した感があります。というより、流石に主権者国民の意識が、民主主義の根幹である「話し合う」ということを蹴飛ばした安倍政権への危機感というものを本能で感じとれるようになってきたのではないでしょうか?
不支持そのものには、いろいろな理由があるのでしょうが、今、このとき、自民党の不支持が無ければ、小沢さんじゃないけれど、日本人の国民性の救いの無さに絶望するしかない、と思います。
まあ、小沢さんの背水の陣も、自身の身体の事もあるのでしょうが、これだけ酷い最悪の政府でも勝てないと言う事実を見せ付けられる事になると、絶望によるため息とも取ることができます。

所謂、今度の選挙は自民党が営々と培ってきた「自民党的なるもの」の静かなる崩壊と、「新しい(日本的なるもの)」の粛々と変性しなければ立ち行かない構築とのものであって、
今の今まで、いろいろな場面、場所、事柄に於いて、あらゆる「歪み、ひずみ、矛盾」が具現化してきたことの「ツケ」をそろそろ払わなければならない非常事態に至っているのだと思います。
つまり、ヤジロベイでやってこなかった、ほぼ自民党多数政権でやってきた、主権者がやらせてきた、それが「自民党的なるもの」ですが、天下りの見本も自民党のやり方でもありますし、なあなあ談合もそうですね、みんなその病気の元種を官僚にバラ撒いて、そしてやがて一億総国民がその病気にかかってしまっていたのです。
右翼的思想の台頭も、ひとつには「それでいいのか?・・・」という今の時代を懐疑的に見る人々の発想を起源にしているのでしょう?
しかしながらその方向性は、けっして世界に認められる(尊敬される)ような、美しい方向ではないのです。自己を愛する、自国を愛するのは生きるに、誇りを持つに大切なことではありましょう。
しかしその手段には、「知恵のある賢さ」が必要です。
日本人の優秀性を誇れるもののひとつに、技術の素晴らしさ、があげられます。
この技術は、優れたとんでもない事からの発想と、それを具現していく理論立てが必要で、理論と実践とが合わさって初めて新しい物が誕生して人々に幸せをもたらすのです。
その過程の随所で最大の生きる「知恵と賢さ」が発揮されるのです。

「自民党的なるもの」
それが全部、実情に合わなくなったわけではありません、今まではそれが日本人の性格に妙に合致してうまく行っていたのでしょう?・・・が、それぞれに問題点をじわじわ引き出していたことも事実です。
だから、小沢さんは早くに気づき、いやっ、もっと前に脱出していた党もありましたね。
みんな出たり入ったりしていた訳です。そして、小泉さんもどうしてもこの「自民党的なるもの」という、目には見えないフレーズから脱却すべき「小泉改革」を絶対必要なるものとして旗印にしたのですが、結局は自身の在籍している自民党を抜け出る事も、壊すこともできなかった事が事実です。つまり、大ミエを切ったのですが、保身に動き、結局、ペレストロイカのような解体にはならなかったのです。

さて、じゃあ誰が・・・って出てきた人が、同じ極右の人を選択して、日本をますます対外的にも国内的にも窮地に追い込むような結果をもたらしています。
小泉さんと安倍さんの右傾化が、今までの日本が「戦争」という事柄から遠ざかり、ゆっくりと築いてきた安全国家の信用の歴史を、根底から突き崩してしまったのです。人々に「我が国」意識を無用に芽生えさせ、他国への敵愾心を必要以上に醸成させてしまっているのです。
その結果、日本が危険で傲慢な道を選択するのではないかと言う、「疑い」の色眼鏡で、常に世界に見られるようになってきてしまいました。
世界の有識者からはジワジワと変性して行く日本をしっかりと観察されていたのでしょうが、事ここに至って世界の一般の海外政治に興味ある人々にまで「日本の変質」を危惧されるようになってしまっているのです。

だからこそ、ここで再び世界の潮流(EUの統合実験を見ても分かるように少なくとも先進の国々は、同じ仲間意識を持って軍隊さえも統一歩調をとろうとしています、それがそれぞれのつまらない諍いや争いから戦争に至るのを防止できるのではないか?と言う考えで前向きに進めています。それぞれに違った国心があるのでしょうが、それぞれが「戦争」を避けたい思いは共通のものであるのでしょう。そのような先進国の潮流は世界に蔓延していくものです。そのような潮流を見詰めた上で、日本が中国、北朝鮮、韓国、ロシアなどの近隣諸国に対しての応接はお世辞にも素晴らしいものとは言えないのです)
に乗るように、乗れるように変質する必要性が日本にはあるのです。
財政上も、地政学上からも、世界の潮流からも背を向ける訳には行かないのです。
いつまでも自分だけを愛している「愛国と言うニート的感覚」を唱えていては、世界の潮流から乗り遅れてしまいます。世界に、日本に対する(結局ワルは根っからの性悪)と言う不信感と、警戒する感情を垂れ流していては、自身のために、自国のためにならないのです。














年金考

2007-07-11 06:51:50 | 政治
年金を語りたい。
今の世の中、普通に生きていくのに、毎月どれくらいの費用が掛かるであろうか?考えた事があったであろうか?・・・・

中古であったにしても車は必要な時代になってるであろう。
その維持費も大変だ!重量税、取得税、車両保険、車検時の費用、5月の自動車税、他に駐車料もあれば、高速、有料道路料金もある。
自動車ローンがあればもっと大変だ!
ガソリンも高い!うっかりドライブも出来やしない。
携帯電話も半ば必需品になってきている。
生命保険もバカにならない、連れ合いや子供たちのために抜ける事もできぬ。
家に住めば、自分の物ならば、固定資産税も掛かるし、住民税は上がるし、古くなれば手直しにお金も掛かる、それが出来なくば対症療法式でとりあえずの付け焼刃で修理する他ない、かくして継ぎはぎだらけの家の完成だ!
毎月自動的に取られていく費用は国民年金では当然充当などできぬ

人の物ならば、賃借料が死ぬまで掛かり、2年事の更新料が辛い。更新が嫌なら引越しか、引越し貧乏のフレーズもドッコイ生きている。

他に、年齢も上がると付き合いもいろいろとある。親戚が多ければそれもバカにならない。かくて人は、お金を余裕をもって残すことなどとてもできない人生を送ることになる。

上記の事柄が、みんな老後に掛かってくるのだ。
とても基本の国民年金6万何がしでは足りないのである。さてどうする?・・・・
死ぬまで働き続けるしかないのだ。働けなければ死ぬか、生活保護か、しかないのである。生活保護が恥なら死ぬしかない。

上乗せの厚生年金でも、それほどに余裕はない。必要以上の医療費が掛かれば、途端にパンクしてしまうのだ。
そして、いよいよ国会議論軽視の強硬採決ならぬ、財政再建の強行。
「公」の税金が、そんな人々の不安をよそに、粛々と値上げラッシュ・・・・
みんなが収入を下げている状態であるのに、「公」だけは我れ関せず、とばかりに
無為無策のツケを押し付けてくる。
そんな中での年金不安である。司る者たちを信じ、任せきってしまった一生の不覚であろう・・・・?これも世代ごとの同じ繰り返しだ!全然先人たちに見習っていない。
そんな状態で、うん・・・・?ミサイル防衛?・・・・だと!・・・



日本国の置かれている現況

2007-07-10 16:48:10 | 政治
選挙に入ろうか、というのに敢えて安倍さんをまたまた取り上げる。
小沢さんも弱点があるが、時の為政者ではないので、行う事への非難、批判は今はまだ必要もない。

安倍さんに関しては、あちこち粗が見え隠れしているので、表現する程に枚挙に暇も無い。

彼は、極右であるが故に、多分、防衛に関しての資金投下には「無駄」という尺度は全くないであろうから?・・・・

自衛隊関連業種はウハウハ、彼に投票するであろう?

行財政改革はすっかり「無しのつぶて」であるからに、役人、官僚も多く安倍さん支持に回る筈だ。

行財政改革(所謂しがらみ改革)をしなければ、今後ますます国や地方の財政再建を果たそうとすればするほどに、格差社会(不公平政策)のピンキリ度は広がっていくであろう。
落ち行く生産力と落ち行く消費購買力を良く認識した上で、これからの舵取りをしなくばならない。

住民税、健康保険税、も上がってきた、当然のように固定資産税なども相当の値上がりがあるであろう。
ガソリンも高止まりだ。
キリの人々には生贄地獄の洗礼だ!
これで自民党がドッコイドッコイで乗り切れたら、笑いが止まらぬであろう。

しがらみの改革(おいしい思いをさせてもらっている人々)をしない、する気もない安倍おぼっちゃま政権上では、生計の苦しい人たちは、より苦しく、耐え難きを耐え、て(M)に甘んじ、
生計の豊かな人々は、より豊かに(S)の喜びを享受する。
しかし、多くは当たりくじからは見放されていくであろう?
当たったとしても、妬みそねみから解放されることはないから、あまり喜ばしい事でもあるまい。


こうなって、それでも尚、カリスマと言う小泉さんを渇望している人々がいるのだから、何をか言わんや・・・・である。
何にも分かっていないのだろうな・・・・と、つくづく無知が分かる。
分かっていないのは大将安倍さんも同じで、何処まで認識できているのか、疑問である。
これからの経済運営も政治運営も最高の厳しい状態におかれることであろう?
大きく、広く、長く、見たり、読んだりのできない人(極右であるがために視野狭窄の他人の非難・批判・指摘に聞く耳を持たない)であるからに、日本の不幸を誘発してきてしまうのだ。

安倍さん!・・・古館さんとの問答で、「核廃絶、北朝鮮の核拡散許しまじ」・・・と言うなら、何で拉致に拘って結局、核問題を軽視したんだね?
核廃絶の討議(4カ国協議)に入らせてもらえなかったのは何故かね?
核廃絶よりも拉致解決の方があなたには大事だったのではないのかね?
これからの日本人の多くの不安をもたらす核問題の方が最重要課題なのではないのかね?
あなたの考え方がズレているのはその点なのですよ。
あらゆるところでそのズレの認識ができていないのです。

あなたはロシアと中国と韓国の妙なる一致結束の強さ、というものをどのような観点で捉えているのでしょうか?
そして、これらの国々のアジア全体に与える影響、世界に与える影響、アメリカの見ている、読んでる、アジア相関図をどの程度掌握しているのでしょうか?
離れ小島日本の、とるべき態度の最善手は何だと思いますか?

積もり積もった借金、主権者国民に委任を受けて代理行政の執行者たるあなたの、説明も、謝罪もなく、無駄遣いの挙句の増税。
社保庁だけを悪者扱いで一方的にプロパガンダして逃げてはいけません。
国家行政府と主権者国民との「取り決め」のひとつなのですから、この不信感を蔓延させた責任は、大変重大です。

夕張と国家財政は結局、同じです。
これからは、その財政をまともに戻すためには、相当の覚悟が必要でしょう。
しかし、まともにしようとすればするほど、底辺層の悲劇は拡大していくのです。
自殺者数が4万人になるのは、時間の問題です。

一方だけの偏りで潤す、しがらみのある固い絆を突き崩すような、本気の改革ができなければ、どうにもならない日本の悲劇が必ずや、やってきます。

何の打開策も見つけることのできないのを「無能」と申すのです。
生産性も消費力も漸次衰退へ向かわざるを得ない情勢を見極めた将来展望が必要なのです。

結局、「拉致」は何の進展もないままに、イヤッ!何の働き掛けもないままに無駄に引っ張り続け、空しく時が過ぎ行くままであった。
そういうところに「政治的センス」というものが現れるのです。

自殺者も、何の解決策も見出せぬまま、3万人の大台を変わらず突破させてしまった。
このままの推移を続ければ、国家に対する絶望感、不信感は日増しに高まって、やがて破裂をむかえるであろう?
武器を使っての防衛などを現実の事として考えるよりも前に、もっと深刻に現実の事として考えねばならない事象が「自殺問題」等なのであることが、この方や前の方には、自分の失政事として、理解できてはいないらしい?
必要以上に多い自殺者は「国家運営者としての(恥!)」という意識が持てなくて、真っ当な美しい政治が出来る訳などないのである。

自殺に至ってしまう不安要因と言うものは、ピラミッド形式で蔓延しているものだ、その不安要因は犯罪に向かう者あれば、病気を誘発する者もある、DVもあるだろう、ありとあらゆる事柄に関わってくるのだ。
ただ自殺だけの問題ではないことを推理して欲しいと思う。
そして今正に、不安一杯の坩堝の中に落とし込まれてしまったのだ。

安倍さんの右顧左眄にその自覚も何も無いように思えるのは私だけでしょうか?











しっかりと主権在民への意識

2007-07-06 23:04:25 | 政治
少し、選挙を読んでみてみようかな?
必死になって、右や左の皆様方、と、弁明に勤しむ安倍さんを見て、本来の本人の姿である爪を研ぐ極右思想の姿勢が、幾分薄められている結果、
それを見ている人の好い、選挙後の「変心」が読めない日本の国民の方々は、愚かな選択をしないとも限らぬ。
日本国民は、全体を通してみれば私は「愚か」ではないかと思っている。
と言うのは、今の今までの辿ってきた歴史を紐解いていくほどに、ここへ来て「歪み、ヒズミ、矛盾」の極みに到達しているのではないかと、思えるからだ。


国民が政治に関心を持てないのも、今のところ選挙しか参画するチャンスがないからだ。
条約の締結、批准などや、裁判官、総理大臣、国務大臣などの指名権、戦争の発議、などもっと参画の種類を増やすべきだ。総理大臣の権限を割譲すれば事足りることなのだ。
たった一人の判断で自衛隊を海外派兵させる事ができるなんて、危険この上ない!ではないか?
それを、「危機管理が全然出来ていない」と言う事と同じなのだ。
相手から攻められる危機管理だけではなく、自らが(日本国民は言うに及ばず、政党も、内閣も、総理も、議会も)  「逸脱」するかも知れない事を防御、予測する事も含めて「危機管理」なのだ!と言う事を、誰も指摘さえ出来ない国なのである。

憲法は、だから・・・・・人の心の「不確定さ」があるから信用していないのだ!
一人ではない、議会、或いは内閣の承認があるとは言うが、その政党政治の議会も総理に選出された内閣も「右へ習え」の結果、唯我独尊で事は進められてしまうのがオチなのだ!

そして、もっといけないことは、政治をする者たちの緊張感は選挙だけなのである、という事である。
いつもいつも主権在民=国民の目が光っていると思わせなければ、誰だって監視の目もダラけてしまうものだ。その例が官僚たちの好き勝手な行為の数々なのであろう。
官僚たち、例えば、年金問題が噴出した社保庁の滅茶苦茶は、主権を持つ国民の代理人であるところの政府自民党が、キチッと監視の目を凝らしていないから、彼らは好き勝手に事を為してきた結果なのだ。
そして尚且つ、その政治をする者たち(総理や内閣や多数議会人も含めて)を甘やかして、ダラけさせていたのは、それでも選挙で勝たせ続けてきた主権者であるべき筈の日本国民の選択に他ならない訳だ。
だから私は、いい加減な社保庁をほっておいた「愚か」な日本国民と申すしかないのである。
誰が!・・・グリーンピア問題が発覚した時、誰が!その責任者を糾弾したか?
異常な退職金に、誰が戒めを施そうとしたか?
そして、愚かなる国民は、今になって反発しているのである。
社保庁に滅茶苦茶をやらせたのは、見て見ぬ振りをしていた主権者国民自身なのだ!
国民自身の自分の身にトガ(不利益)が押し寄せてこなければ、その重大性に気づかないのは、お金至上主義に溺れたバブルと瓜二つではないか。
勢いに任せて戦争に身を捧げた結果、原爆に見舞われてしまった、哀れな強欲国民の末路と同じではないか?
もう一歩先を読める総体的な賢民になって欲しいのだ!
一部、目先しか読めない者たちがいてもこれはしょうがない、しかし、日本国民の全体像はもう少し、身に降り掛かる前に気づくような賢民になって欲しいと思う。


主権在民の浸透がないから「選挙」だけで満足しているのである。そしてそれだから、「賢民」になれないのだ!

政党政治のマイナス面に気づかなければならない。
参議院の存在価値の是非、も囁かれているが、参議院に政党色を取り入れてしまうからなのだ。つまり、後ろ盾があっては、その政党の考えに迎合するしかなく、国会議員としての意味もなくなるのである、無駄に在籍しているだけなのだ。

衆議院も、ろくろく満足に議論もしないで強行採決しているようじゃ、必要もないんじゃないか! 国会などいらないな!・・・・勝手に自民党と官僚だけで政治をしていたらいいんじゃないか・・・・・

民主主義とか、美しい国とか、二度と言っちゃなんねえぞ!!・・・・と、思うが・・・口から腐ってくるのではないか・・・・・?

 

最高裁長官が、任命権者総理大臣の顔色を伺うようでは、何の三権分立であろうか?何にも独立機関としての機能が成り立っていないではないか?
そしてそのお伺いシステムは、多くの官僚たちにも随所に現れているのである。
それだけ必要以上に一人の男に権能を委ね過ぎている、これは民主主義の逸脱であろう?賢民ならば早くに気づいてもよかろうに思う。

イギリスのブラウン首相は、戦争発議権などを議会に託すとしているが、今後、かなりの民主な先進の国々は、その方向に向かって行くであろう。
私は最終的には賢明になった国民ならば、主権在民が戦争発議権を持つべきだと思っている。

最重要な事柄の決定には、その際の主権者(国民全体)の意思を反映させるべきが、民主主義の目指すべき最良の方向性ではないだろうか・・・・

それ以外の軽微な事柄に於いてのみ、総理及び内閣、官僚たちに委任させるのが、民主主義の民主主義たる所以でしょう・・・・

「憲法」の改正に伴う国民投票制度は、その僅かの見本例として存在している。

集団的自衛権とか、海外派兵とか、これらの行為が「戦争」というものに結びつき、増大発展する可能性が今よりもあるものである以上、一人の人間と、それに迎合する一部の人間たちだけの良心、良識だけを信じて任せてはならない!・・・・(それは高度に発展、成長した民主主義とは言えず)し、厳しい「戒め」を設ける必要もあるであろう。

実際に戦争に至ってしまう前に、そのような思想(主権者を危険に至らしめる可能性のある)に対しての予めの歯止めを掛けることをしなければ、状況、情勢によっては、「戦争」という「愚かな」選択を、一部の「不心得者、また、不確かで移ろい易い(心)」愚者たる人間たちによって為されてしまう事になってしまうのだ!