宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

アメリカからイニシャティブを奪う。

2005-05-17 23:46:35 | Weblog
アメリカの元CIAの人が、アメリカがピンポイント攻撃すれば北朝鮮は東京にミサイルを届けると言った。
どうです、結構私めの洞察も捨てたもんじゃないでしょ。真実になるかは果たしてなのですが・・・
何と言っても先ずは政治の命令系統の寸断を目指すでしょう。アメリカを東アジアから撤退させるには最も効果的だからです。
アメリカのピンポイント攻撃は北朝鮮との全面衝突戦争を意味しています。その攻撃に対する準備は十分承知の助です。
そのためのミサイルであり、核であり、サイバーであり、サリンであり、ヘロインであり、偽札であり、兵隊であるのです。つまり北朝鮮は世界の非難を今更、恐れてはいません。
世界での我が物顔のアメリカに、一矢を報いることができれば、それでキムジョイルさんの目的は達成できるのです。
アメリカにとって、日本にとって、一銭の得にもならないミサイルの撃ち合いっこは勝っても負けても、かつてない程の悲惨な状況を予測するしかないでしょう。
アメリカにとっては遠い異国での出来事でしょうが、日本にとっては間近の戦場になります。
だからこそ、北朝鮮の核問題はアメリカ主導であってはならないのです。日本を、小泉さんを相手にしてくれないからといって、アメリカにおんぶにだっこで済ましていては、兎に角悔いが残ります。
どんなことがあっても、自分で解決への道を探る努力が必要です。その結果のミサイルなら恨みも残らないでしょう。アメリカ頼みでミサイルを東京にいただいたのなら、きっとアメリカを恨みます。
そうはいっても、小泉さんではもう相手にもしてもらえないので、早く交代して、アメリカからイニシャティブを奪い取るしかありません。
それが、本当に自立した国家であるのです。しかしながら、それが出来ないから、自立も自律も出来ないから、いつまでも幼稚な国家のレッテルを貼られたままなのです。反省を自虐とかしか表現することのできない幼い思想では、右寄りへ向かうについての危険予知や洞察さえ、できる筈もない。
アメリカに手を引いてもらえば、東アジアの安全は手中にできるのです。戦場ではなくなるのです。
それが、これからの時代の流れのような気がするのは私だけでしょうか。
北朝鮮のその攻撃的な言動、行動に対しての対峙しようとする弾力性の欠けた心は、非常に危険な予兆を暗示していると思うのも私だけでしょうか。