宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

憲法論議の到達点?

2007-11-12 07:26:52 | 憲法
久しぶりに憲法。
憲法改正、やぶさかではありません。
が、しかし、民主主義への高み、そして充実への方向性であったならば、それはそれで結構でありましょう・・・・が、自民党、とりわけ中曽根イズムの思惑を継承した安部さんのような、或いは麻生さんのような思惑方向性に問題があるのです。

国家自衛隊に因る、武力を擁しての平和を守る戦い、自由を守る戦い、国家主権を守る戦い、「全てが」国民を守る戦いではないのです。
「全て」が国民に犠牲を強いる戦いなのです。
むごい戦争を強盗を、自衛と言う名の下に、二度と繰り返したくないから9条が制定されたのです。
これからのミサイルの戦争は、主役が、逃げ惑う国民とミサイルとの戦争なのです。そこに自衛隊はいないのです、守るはずの自衛隊はいないのです。

しかし、それでは「日本国」を守ることができないから彼らは、国民主権を徐々に奪い取って国家への愛と忠誠と奉仕を国民に、と、企むのです。
子供を作るのも「国家百年の大計」と申しまして、けっしてそれぞれの家族が幸せに暮らすためだけの目的ではないのです。

昔の憲法はそんな国家主体の制度であったから、進駐軍(米軍)は日本の後進性を笑い、嘆き、哀れみ、国民主体、主人公の制度を数多く取り入れたのです。
日本という国は、海に囲まれ、イヤでも逃げることができないからこそ、人々は国家運営者たちにへつらうことしか生き延びる方策を持たなかった。
だから司る者たちは、外国からの先進性ある方策の影響を受けることになるのである。つまり、日本人の作る憲法では、その「へつらい」が現れてしまうのだ。あるときは天皇にへつらい、あるときは権力者にへつらい、という結果、笑われてしまうような、愚作ができあがるのである。

憲法改正はその思惑、意図する者たちによっては、ガラリとその性質を異にしてしまうのだ。
民主主義への至らぬ部分への追加であったなら、それは歓迎されるものであろうが、思うように国家を運営しようと企図する者たちとのせめぎ合いであることは確かであるようだ。
一部の人間に思うようにならないから、こそ、安全で良いのではないだろうか・・・・









憲法改正と言う名の偽善と浅はか

2007-08-14 06:35:37 | 憲法
NHKの予告「憲法」についてのスタジオ論議をまたするらしいが、相変わらず憲法改正の人々が多いことに驚くと同時に、その無知ぶりに唖然とするほかない。

安倍さんの言う「戦後レジームからの脱却」構想は、憲法を抜きには考えられない事なのであろうが、彼は民主主義体制化保護の国民主権の「日本国憲法」を変えたいとするのであって、民主主義の充実発展を目指しているものではない事は明白なのだ。
皆さんは、どれほど国民主権への感謝がなされているのであろうか?
「民」が主役、主なる、「享受されるべき権利者」になった事の素晴らしさを真から実感できているのだろうか?

実情に合わないから・・・・改正するんだ!・・・と言った安易な考えで理解、同調していては、未来に最大の「悔い」を残す事になるであろう・・・・・

今の日本国憲法の数々の条文ひとつひとつが、富国強兵の必要性で日本人により作成された明治憲法下では、国民主権が「そうでなかった、否定されていた・・・」つまり、個の人間性の否定でもあった・・・・だからこそのあの私利私欲の戦争であり、「富国強兵を求めた結論と結果」その虐げられし民衆の状況を目撃したアメリカ政府高官たちは「司る者たちの姿勢」なるものが、たった一人の判断者「天皇」を説得するのみでよいために、私利私欲に走り易く、事行うに容易たるべし、故に、大多数民衆への奉仕へと誘導させる必要性があったのであろう・・・・

つまり、主権者がたった一人の「天皇」と大多数の「国民」とでは、取り扱いが全く雲泥の差なのである。

主なる政を、天皇の考えに反して行う事のできない戦前の体制から、戦後は国民の多くの考えに反して行ってはならない事と規定されたのだ。
現憲法上では、民意に背くことは「天(国民)に唾するようなものだ!」
その天(国民)に唾する行為を何度繰り返してきた事か・・・・
賢明なる主権者国民ならば、そろそろ認知自覚してもよかろうに思うが・・・・?



憲法と戦争と主権者と彼ら・・・

2007-07-25 21:16:13 | 憲法
憲法の改正と言うと、いかにも60年以上も経って、そろそろヒズミ、時世に合わない等、現状に辻褄を合わせようと考える人がいる。
彼ら(右翼、中曽根さんや、小泉さんや、安倍さんや、石原さんや、麻生さんたちをひっくるめてですね)
は、主権者国民たちが自然に入り易い方法を利用して、改正動議を持ち出している。
改正にも方向性と言うものに二通りの考え方がある。
一般国民は、けっして「戦争をする国」になるような「愚」はして欲しくはない筈なのであろうと思われるが・・・・改正そのものには異を唱えたりはしない、
やっぱり実情に合わない、と、思っているからだ。

しかし、上述した彼らの思惑は、大多数の主権者国民の憲法改正意思の思惑とは、遠くかけ離れているのが実際なのである。
つまり彼らは、そんな一般ピープルの思惑を利用しつつ、ジワジワと自分たちの考える方向性へ一般ピープルを誘導していくのである。

いきなりの戦時体制へ誘導するのではない! いきなりの国民主権を奪い取るのではない!

丁度、今の有名無実化してしまった9条のように、気がついたら自衛隊が外国で準戦争行為をするまでに発展してしまうようなものである。
もう、いつテロの惨劇に見舞われても不思議ではない状態にあることを、一般ピープルは知る由も無い。
その準戦争行為をしている「危機意識」が、一般ピープルにいまだに無いことが、大いなる問題なのだ。

憲法改正の問題意識、思惑に、彼らとの相当の隔たりがあることを主権者国民が知らない、事が問題なのだ。

だから、彼らの上程する憲法の改正案件は、日本にやがてやってくる危険地帯へ誘うものと言ってもよかろうに思う。
かつては、そんな考え方をする彼ら、彼女らが、日本を最大不幸に陥れ、且つ近隣諸国の人権を腕力で奪いとってきたと、言えるのだ。

そんな虐げられた侮辱と怨恨の歴史を近隣の国々は、何年経とうとも忘れやしない。
その為に生まれてきた今ある嫌われの三面楚歌が、やがて来るアメリカヒラリーさん民主政権によって四面楚歌へと変化していくのに、時間の必要は、壁は、ないであろう?

皆の衆!・・・・今のところはまだ主権者なのだから・・・・主権者意識をしっかり持って、ダメ!なものは駄目!と叫んだ方が良い!
自国が可愛いからと、相手国を必要以上に敵視して、高額の武器(F22のステルス戦闘機など)を買って、その税金をなけなしの懐から払わされて、それでもカッコマンに付いて行くか?!
辛く厳しくなる家計を我慢しても、辛い道程を歩くか!

今、遠い太平洋の真ん中で、爆弾の投下訓練をしているらしい?
どの国に落とすつもりなのだ?・・・・想定、北朝鮮か?イラクか?アフガンか?ソマリアか?パキスタンか?ベネズェラか?・・・はたまたやがてくるやも知れない中国、ロシアとの怨恨の一騎打ちか?・・・・バカの上塗りとは・・・・・
そして税金爆弾が、悲しくも哀れに日本の主権者たちの頭と懐を直撃する。
やっぱりお金の使いどころがアサッテだ!











18歳、19歳は騙し易いか?乗せ易いか?

2007-05-14 23:07:22 | 憲法
投票法案が成立しましたですね。
自民党を勝たせ過ぎれば、好き勝手にできますね。
これも日本人のバランス感覚の欠落による選択なのだから、どうしようもないのですが、結局日本人の心のイビツさが出ることになってしまって、人間の心の不安定さ、移ろい易さ、を露呈する事になってしまいました。
だから憲法を日本人が弄るについては、いろいろなチェックのハードルを設けたのですが、その第一関門は分けなく突破されてしまいました。

アメリカ以外の列強は国民の4分の3の賛成と言う、ほぼ不可能に近い改正のハードルでしたが(そこまでの案が検討されていた、と言う事の意味、そして狙い・・・・・?はどう言うことなのか?分かっているだろうが、最も重要な意味合いなので、それぞれがよくよく思案すべきだ!)

結局は3分の2で決着した。
しかし、中国もロシアも韓国もオーストラリアも、他の各国も不肖無精であったようだ。
そのような感情も視野に入れておかなければ、日本の憲法改正動議が、悪質なタチの悪いイメージとして、各国に定着し、今後の外交運営にとって、取り返しが付かぬ事態に至るかも知れない事を覚悟した方が良いであろう?

やっぱり、日本は!!・・・・・・・と言う(根性悪のそしりは免れない)であろう・・・・?

日本の分割統治をしなかった事を今更に各国は悔やむであろうに違いないのだ!
下手をすると、アメリカからもソッポを向かれるかも知れない?日本を見てて、引き立ててもらうには、結構なお金が掛かりそうですな。

安倍さんの「極右」は麻疹(はしか)のように若者たちに伝染する。
否、若者たちの右傾総理待望論(小泉、安倍の両者)が後押ししたのかも知れない?
18歳から大人にするのだな・・・・大丈夫か、法整備?・・・矛盾の連鎖になりゃしないか?・・・・安倍さんが「事を急いで」まるで子供だ!・・・・・
「急いては事を仕損じる」だろう。

誰が、どの国がひいき目に見ても、極右、安倍さんが言い出しっぺの「憲法改正」は、戦争のできる国になる事であって、徹底した「平和主義憲法の否定であり、完全なる決別宣言」で、ある事を承知する。
そして、またぞろ天皇を崇め奉り、それを利して(利用して)一般大衆を一方向に向かわしめ(それが日本国を強力にする道だと、何ゆえか思っている勢力がある)と、同時に、当然に与えられた国民の持つ権益を、誤魔化しながら粛々と吸収する。
つまり、「(自衛)と言う名を借りた先制策謀攻撃(パールハーバー・満州事変・上海事変)」・・・そして、平壌事変もあり得る事を示唆してもいる。前科があるだけに、他国の不信感は、ロシア、中国、韓国、北朝鮮のみならず、アメリカや台湾、オーストラリアさえも、是々非々の対応を余儀なくされ、おめおめ油断のできぬ不信感のピークを迎えるであろう?イラクと同じ運命を辿る、といった荒唐無稽があながち冗談とも言えなくなる。

北朝鮮問題だけに拘わらず、今後も孤立感を深める要素は、次第に拡大して行くものと思われる。
少なくとも安倍さんが退陣するまでは・・・・・
その様な事態を回避するには、莫大なお金が掛かる。
つまり、右傾国家にするためには、相当の資金が掛かるのであり、当然に税金高負担の時代がやってくる事になるのだ。それも日本の金持ちを守るために、一般その他大勢の平民が犠牲的精神を促されるのである。





                  


世界の歴史、日本の歴史より産み落とされたもの~憲法

2007-05-06 13:49:55 | 憲法
憲法について今更に考えてみようと思うが、
どうも、日本国の運営者たちの考え方の幼さが際立っていたように感じられてならないのだ。
私が今感じている右傾の幼さに共通しているのではないかと思う。
「諭し、戒め、」と言う内容が前文に網羅されている。
こんな国家として当たり前のことが何も分かっていない、と言うジレンマを多くの進駐軍が思って、感じていたのではないだろうか?
兵隊たちの幼さ(右の物は左だと思っても右と言う)は当然と言えば当然なのだが、リーダーたちも右へ習えだから、行為だけが突出するだけで、思想に理論も発展性も何も無い。それを締め出していたとも言える。
全体愛国軍事社会を構築するについての弊害の最たるものであろう。

従ってGHQが全く日本人を否、日本人に限らず、人間と言うものを信じてはいない憲法を作成成立させたのは非常に良く分かる。
人間の心は不確かなものである。
このように一人ひとりは純朴なれども、その純朴が、一部の邪な心に制圧されてしまう、と言う現実を目の当たりにすれば、日本人を信ずる憲法など、到底作りようがないのであろう。
その日本人の根幹はいまだに変わってはいない。
ただ一部の逸脱を除いては日本人は「憲法に対して素直で従順」だったのが幸いと申すであろう(多分、民に与えられた各種新特権が心地良かったからであろう)
ただ「邪」な人種の台頭が、また、日本人の心を揺らしている。
常にその「邪」を諌めてきたのが、日本人の心変わりを予測した「移ろい易い心を信じない憲法」の為せる技であったのだ。

考える人の、心の歪みより、い出し改正は、どんなものであってもけっして良い方には向かわず・・・・・・・を日本国民に言っておこう。

何故なら、世界の歴史から学んだものと、日本の歴史、慣習から学んだものとの融合で作られたものであるからだ。改正成立に2重3重のチェックを設けたのも「信じない心」であるところに負う。
それだけ、許されざる行いであったのだ。
市街地空襲もそう、広島、長崎の原爆もそう、広島に落とされた時点でポツダム宣言の受諾はあっても良かった筈だ。それはそれは当時にしてみれば相当の衝撃を受けた筈のものである、しかし、タカが一発と、甘く見た結果が長崎であった。
今更、もう死んだ天皇をどうのこうの言うつもりはない、が、天皇が終戦を宣言しなかったら、国家総動員体制の法律の中で、何人の日本人が生きていられただろうか?
考えるにゾッ!とするばかりだ。
開戦の責任者のみならず、国民総動員の法律に賛成した代議員の人々もその責を負わねばならないだろう。
「その時点ではそれが正義であった」は私には通用しない。司る者たちは、人を安全に21世紀に送り届ける義務があるからだ。





結婚制度から憲法へ

2007-03-25 22:51:58 | 憲法
ありがとうございます!
結婚に何を求めておいででしょうか?
正式に認められた苗字というものでしょうか?
保護、保証でしょうか?
互いのご家族を集めての結婚式に相当するものでしょうか?

結婚は異性間においても結構不安定なものです。
お互いが、その都度思いやり、労わり、ねぎらいを発揮して努力して育てていかなければ、意味のない結婚で終わってしまうでしょう。
子供を育てる、育むように、大人同士も育てる、育む必要性があるのです。

結婚と言う形式は、公に、世間に、周囲に、親戚に一緒に生活して、家族を形成している、しようとする事を認めてもらう、或いは認めさせる行為ですね、
だから、お互いがお互いの面倒を見るという、義務が生じ、と同時に各種の権利も受益できるのです。
そんな煩わしいしきたりを二人の間に割り込ませて、果たしてうまくいくのでしょうか?
勿論、その煩わしさが「生きる」ことの証になる人もいるには居るでしょうが、それには大変な労苦が伴います。
むしろ結婚制度よりも、周囲近所の人たち、親戚、親、などの意識改革が先になされなければならないでしょうが、現実的には、テレビなどでもそれらの方々が活躍しておりますが、多くは「化け物的、道化的」役割と反面の「知性的」役割とがマッチして、だからこそ支持を受けているのが実情でありましょう。
残念ですが、それだけではなかなか普通に認知されるには遠い道のりであります。
異性結婚と同様な結婚を望んでも、それは質的にも無理があるのではありませんか?
例えば運転免許などでも、眼鏡をかけなければならない、という但し書きのように、条件が違うのですからそれは甘受しなければならないでしょう。

法律はその人の心の中の区別する深遠まで踏み込む事はできません。

それよりも、最近では、「内縁関係」という名称が発達して、恥ずかしい関係から、堂々とした生き方に変化して、権利も徐々にではありますが、取得してきています。
それにむしろ結婚と言う形態をとっている人たちよりも、若い時の不安一杯、苦痛の心がある分、長い時間を内縁関係でいたカップルの方が、そのお互いを思う気持ちはより強いもののように感じます。
それに準じた方がよろしいのではないかと思われますが、いかがですか?

上の人の男色は、それがタブーであるからこそ燃え上がるものであって、一般的とは言えますまい。


従って、基軸法まで変更させる意味は薄いものと思います。

世界が、日本が、60年前よりも進んでいる、と思われるのは仕方ないことかもしれませんが、実は基本とするところは何ら進んではいないのです。

憲法は、アメリカの押し付けと言う人がいまだにおりますが、何にも分かっていない人の言葉です。

日本の悲惨な敗戦から生まれただけのものではないのです。当時最も先進性の飛んだアメリカ自体の考え方、或いは歴史ある西洋ヨーロッパの史実からの考え方が随所に入っているのです。具体的に指摘はできませんが(研究者ではないので・・・)
日本民族への適合性などを勘案した結果生まれたものである事は確かです。それが、日本人にピッタリ適合できてきた事は、60年間もの長い間、意味も分からずながら、維持されて来た事で理解できるのではないですか?

つまり、かなり近代化された、また世界歴史の言われに則った法体系と言っても過言ではないでしょう。

その変化に付いていけてないのは、過去に安寧を求め縋りつき、遡ろうとする安倍さん以下、右傾の方々と
断じても不思議ではないでしょう・・・・

憲法が人を不幸にするとは、これいかに・・・?です。
違うのではありませんか?
憲法が、自殺者を作りますか?
憲法が不景気を呼び、教育環境、家庭環境を悪くしておるのですか?

憲法は少なくとも、人々の最低限の生活を守るように(つまり誰に言っているのですか・・・?)規定していますよね、違いますか?
最低限の教育を受けさせるように(誰に言っておりますか?)
何人も職業を自由に選択出来るように・・・・
政治を司る立場の人たちに物申しているのでしょ?
そのためには、納税、勤労などの義務も課しています。
憲法は人を不幸にさせるためにつくられているのでは無い事をあなたに知って欲しい・・・・
司る者たちが、憲法を守らず、人を戦争に行かせたり、税金を食い物にしたり、この世からおさらばする人たちを拵えたりしているのです。分かりますか?



憲法改正動議について

2007-03-23 06:58:19 | 憲法
ありがとうございます!
あなたのおっしゃる通りです。
改正、一切まかりならん!と言うのは傲慢であるし、よろしくありません。
ただ、安倍さんその他がその基本として考えている思想から生まれる案件が、基軸法としての根幹を揺さぶるようなものになって行くことが問題なのです。

つまり、歪んでいる人たちの考える法整備は念入りにチェックする必要があるのです。
そのために、憲法改正動議には二重三重の関所を設けたのだと思います。
今思えば、成立に尽力された方々の心の内が手に取るように理解できるのであるし、理想であるとの自負も感じる事ができるのです、だからまた変な思想を国民に押し付けて、簡単にこんな立派な憲法を変えさせてなるものか!という強い意志を感じるのです。

そして事実、その甲斐あって15年ごとの悲惨な戦争を繰り返していた右傾愛国の精神が淘汰され、60年以上に渡って安寧が訪れていました。
しかし、近年愛国右傾がまたもや鎌首をもたげてまいりました。当然に憲法の危機でもあります。何度もこういう危機は訪れていましたが、今まであまりの強い憲法の抵抗で、(流されやすい付和雷同、国民の抵抗ではない、事が皮肉です)結局断念の憂き目に合っていたのです。
人の心(国心)はあまり信用できない、作成者の強い意図を感じますね。

ガンが正常細胞の変化であるのと同じように、人の心、国の心が「ガン化」することもある、ということを理解できていた人なのか?どうなのか?・・・・・


訪れし平和を喜び、今後は誰からの横槍も、邪な輩からの思惑をもシャットアウトして、日本国の行く末への切実なる願いが強く込められている、この憲法を、高らかにアジア各国に、紛争の無い世界への、平和を求めようとする国々に向かっての宣言だったのだとは思いませんか?

憲法についてのある方のコメントに対しての返答が、自分なりに良くできていると思い、こちらのメッセージとしました。




安倍さんと憲法

2006-08-20 22:50:09 | 憲法
安倍さんが総理になったら、憲法改正を一生懸命したいそうです。
擁護派の私としては、ブログ上で徹底的に戦いたいと思います。

「一部現状に即していない改正なら、直した方がいいのじゃないの」と思っている方、
日本独自で考えた自主憲法にすることこそ、本当の独立国「日本」になれる、と思っている方、
総論賛成、各論一部反対を唱えている方、

も、聞いてください。
安倍さんのおじさんが、あの戦争犯罪者の一人として名前の上がった岸信介さんです。戦後暫くして総理大臣を経験しましたが、米国との安保批准の騒動で退陣しました。名前が挙がったのは、戦時中に要職について、あれこれやっていたからです。どう言ういきさつか知りませんが、罪は免れたようなんです。
問題は、彼の育ちがエリート意識フンプンの中からであって、辛い野党暮らしや生活を乗り越えてきた一般平民からの育ちではないことなのです。
このことは、重要な意味を含んでいます。
ですから、一般人が喜ぶような政策も、憲法の改正もする筈が無い!と言うことを頭に入れてください(多少はバランスをとろうとして、おいしそうな餌もバラ撒くことでしょうが・・・?)
多くは、一般庶民の今ある権利の剥奪と、義務の増加と、虐げることになるのは簡単に予測することが出来ます。
つまり、今の二極化(格差社会)に輪を掛けるのが狙いである筈なのです。
一部の人の利を享有させるのに対して、多くの平民の人たちを虐げるのです。
勿論、これは結果的にそうなるのであって、表面上はいかにも国民全員に「手厚い政策をしますよ」しか言いません。言葉をいかようにも空回りさせる技術は持っているのです。
さも「改革をするぞぉ!」と舌先三寸で人心を誘導して、結局大した実行もせず、お金のある人だけに、或いは借金まみれの銀行、企業を助けて上をインフレにして、下だけデフレのままにする小泉内閣のごまかしの継承の上乗せをするだけなのです。
しかし、それでもそのごまかしに気づかない平民の何と多いことか?
世にも不思議でごじゃる。
その不満たるをうまく靖国とか(浪花節、浪曲の世界か?)ナショナリズムで煽ったりして逃げているから、その策略たるや、なかなかでごじゃるな。

みなさんは「憲法改正」と言うとすぐ、9条を思い描くのでしょうが、それは大事ではありますが、もっと大事な箇所があります。
それは、国民の権利と義務と、基本的人権と、主権在民なのです。
ここにメスを入れられたら最後、身動き取れません!
司る者たちの為すがままにされてしまうのです。
今、皆さんはどれだけ国会議員さんたち、総理大臣、閣僚、官僚、裁判官の人たち、自衛隊、警察、教育に携わる人たちなどを信用できていますか?頭脳明晰であるはずのお医者さんをあなたは100パー信用しておりますか?
東条元帥閣下を信用しましたか?
不安は一切ありませんか?全て任せても安心ですか?素人が口を出さない方がよろしいですか?(見ざる、聞かざる、言わざる)の方がよろしいですか?
これらのことは、いきなりはしてきません。
知らず知らずにジワジワと真綿で首を絞めるが如き進めてくるのです。

大政奉還ならぬ、折角「米国進駐軍」のお陰でいただいた各種の権利を「国民主権利の制限」で、全部とは言わないが、日本と言う国家にお返しすることになるかも知れません?
これは、国家運営を「行い易く」したいからです。都合の良いように、いかようにも人心を誘導することができるからです。
まあ、北朝鮮ですな。
全体社会の構築です。つまり、上位からの命令が滞ることなく隅々まで下達するのです。下を構成する者たちの立場を想像してみてください・・・・
これに9条も絡めれば、愛国軍事全体社会が出来上がります。
まあ、アジアからもアメリカからも相当手厳しい糾弾は避けられそうもないでしょう?

その前にもう一つ書きたいことがあったのですが、またまた、長くなってしまうので止めときます。一応予告で、日本が戦争状態を生み出す種類と言うものを次回は取り上げてみたい。

美しいものの射程距離

2006-03-11 19:32:51 | 憲法

RSSリーダーって画面から見ると、実に右寄りのブログが多い、よくもまあこれほど右翼思想が定着したもんだ、とあきれ返ってもいるが、gooにいつまでも載せられている右よりブログがある。gooの姿勢なのか?それとも反響の大きさ故なのかは定かではない。
私のブログは載せられないことも度々であるし、すぐ消されていってしまう。何ともはやっ・・・・?
右寄りブログは、押しなべて「重箱の隅をつつく」ことに終始しているようだ。これで、被れてしまう人たちがいるのだから不思議だ。物事には一番適切な射程距離というものがある。つまり、一番美しく見える位置だ。オリンピックフィギィア女子の荒川静香さん、の流石に金メダルの舞は美しい。他の人のことよりも、自らの舞をみんなに見ていただくと言うサービス精神が作り上げたものであろう。それだけとは言わないが、少なくとも、に駆られてとか、他の人たちよりも上になりたいとかの気負いの感情はなかったに違いない。それがあの美しい舞に染み込んでいたと私は見るのだ
しかし、自分自身の演技中の葛藤はいろいろあったに違いないし、細かく見る位置、立ち位置によっては失敗も醜さもあったかも知れない。しかし、その位置で私たちはなるべくなら見ない方が良い。その位置はコーチと本人だけでよいではないか。美しいものを見れる位置にいた方が良いと思わないか。
あげあし取って、隅っこ突いて、日本に実りあるか? 優越感にしたれるか? あまりに情けない、狭量で寒々しい人格ではないか? それはその人、その国のヒドイ顔相になるぞ
日本は世界の中の日本なんだし、アジアの中の日本でもあるのだよ
他の国が嫌がる攻撃を、視野狭窄の狭量になって見境いも無く、敢えてやってしまったから、憲法を作り上げた人たちは、二度と日本がそのようなことをしないように、戒めを込めて前文に記したのではないかい?どうしてこのような憲法前文が出来上がっているのか?その中の「心の機微」に触れる箇所は重要な意味を持って書かれていることを勉強し直そうじゃないか。
その本質は、時代が変わろうが、状態が変わろうが、そうそうには変わるもんじゃないことを付け加えておこう。

お金はいくらあってもあり過ぎると言うことはない、とか、土地もあればあるほど良い、とか、周囲のことも考慮せずにバブルに踊ったり、右寄りにかぶれて、日本を優性に見立てる意識を持ったり、量的緩和なんて、よく恥ずかし気もなくこんな徳政できたものだ。このように、日本の本質、特質は古来より全く変わりゃしないのだ。

 


戦争に至る、かも知れない危険な因子の除去

2006-01-08 10:07:53 | 憲法
年頭にあたってー
今年は多分、憲法改正の動きが加速するであろう。
あれこれ働きかけをするのであろう、なんとか、阻止したいのだ。
かと言って何かをするでなし、ブログに書き続けるくらいしかできないかもしれないが・・・
平和を目指す、と言うと、改正論者も「武力と武力の均衡(バランス)で平和を保つのも平和だろう」となって、「平和」にも「いろいろな方法があるぞ」的になってしまってぼやけてしまうのだ。「平和への願い」と言う幅広さと甘きフレーズが突っ込みどころを与えてしまい、平和的状況が、戦争ではない状況と同一で語られてしまうところにその弱点がある。戦争ではない状況が全て「平和」の分類にされてしまうのは本旨ではない。
そこで私は「安穏や安寧」を提唱したい。この状態を作り出す努力、あるいは方向付けを確立して、基本のものとするが良かろう。
武器の対峙、武力の均衡、悪態の言い合いの中には、この「心の安穏」はないのだ。
次に私は「戦争に至る、かも知れない危険な因子の除去」と言うこともテーマの一つとしたい。
勿論、憲法改正動議もその一つとして、思惑からしてもこの項目に該当しよう。
中、韓、北、との軋轢もそうであろう。
日本政治の差別化、孤立化も当て嵌まろう(資源を有さない国、加工貿易立国が、自らの愛国と言う殻に引き閉じこもり、差別、孤立、ニートまがいになって何とするのだ!)
必要以上の愛国心強要もあろう(全体主義社会構築意図)その気持ちはなくとも、自動化的にあるのだ。
戦前回帰志向もあろう(靖国参拝・いくら先祖の不幸に頭を垂れると言い訳しても、本人の性質、靖国神社の性質からして誰にも信用も通用もせんのだ)昔のそんな強権政治の世の中に戻したい勢力が、有り得ないようで、残念だが現にあるのです。
大人になるためには、視野狭窄、了見の狭さ、懐の狭さ、自国中心を克服すべき。
何事にもほどほどの制御する能力を高めるべし。
物事皆、バランスに磨きを掛けるべし。
物事皆、流動すべし、溜まりを作ってはならぬ。
物事皆、繋がりし成り立っている。