宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

犯罪者と犯罪国の道程

2005-05-28 21:54:58 | Weblog
いかがでしょうか、私の面倒くさく、厄介な文章を流石にここまで読んでくださると、小泉さんとか、安倍さんとかの考えている心の幼稚さがつくづく解ってくるでしょうか。
自分の国からしか考えない思想は、幼いのです。
犯罪者の多くは、この幼稚さを持ち合わせております。相手の痛みが理解不能なのです、また理解はしたとしても持っている強欲ホルモン、過激ホルモン、の噴出や、悪環境、悪循環の状況を知恵にて打破できないのです。強欲、過激ホルモンは良い方に働けば、経済発展などに繋がっていくのですが、一歩間違えると、と言うよりホルモン噴出が制御不能に陥ると、どこまでも地獄の果てまで行ってしまうのです。それが、原爆の結果であり、バブル崩壊の結果なのです。こんな激しい我が国日本は、中国では、韓国では、北朝鮮では、ロシアでは、アメリカでは、ヨーロッパにはどのように映っているのでしょうか。一度くらい考えたことはあるのでしょうか。行き過ぎればすぐそこは、犯罪の匂い漂う巣窟にたどり着きます。
それが犯罪者、犯罪国への道筋となる誘惑なのです。憲法も教育も自衛隊の海外派兵も全て右シフトへの暴発は、犯罪への道筋になっていきます。
私は犯罪者のそれと同じように、強欲、過激ホルモン調節機能がマヒした結果だと考えています。つまり、いよいよ、自分、自国のことしか考えない、考えられない「心の鎖国」の右思想が世の中に蔓延りだしています。「心の鎖国」とは、「夢の中」と同義語と捉えても良いでしょう。
自分を生かす、自国を生かす、と言うテーマでしか物事を洞察出来なくなってきました。勿論、それは大切なことでありましょう。まず、自分ありき、自国ありき、なのは事実です。でも、世界あっての自国であり、自分であるのも事実です。自分、自国、だけでは当然のように判断を誤ります。
「世界の流れ」そして「時流」「温故知新」「自然の法則や定理」に基づいた融和。あらゆる森羅万象を考察して、日本の進むべき方向を決定しなければどこかで、全ての物事は停滞してしまうのです。どこの国もそんなに激しい発展はしません、無理もしないのです。ゆっくり進むのです。何故なら、常にバランスをとりながら進むからです。平気で立ち止まるのです。そして、振り返るのです。
間違っていないか、を常に考えながら・・・・そうでないと、地獄の底も見落とします。ガンで倒れもします。自分の体質、国の体質を知って、悪循環、悪環境に陥らないよう制御、牽制しながら歩を進めるのです。君子は危うきに近寄らず、です。
先ず、一番に考えなければならないのは、この結論が自然の法則、定理に合致しているかどうか、そして世界です。そうすれば説得力が得られます。まして、自給自足の不可能な国がご近所、世界を考えなかったら愚かそのものです。
中国、韓国、北朝鮮に嫌われている日本、何故にそうなったか、それぞれ国々が変わってきたのか、そうではない、日本が右傾化に変性してきたのだ。それを多くの日本人民が気付かないでいることに、傍から見ている国家群にはよーく見え、危惧の念に堪えないのだ。靖国だけの問題ではないのだ。戦争の悲惨さを目の当たりにして懲りた先達の関わった平和憲法を折角、所持していながら、その後輩たちが自らの手によって滅茶苦茶にして守らない日本に苛立ってもいるのだ。日本の「悪徳」をないがしろにして「美徳だけ」を心の中の髄の奥まで染み渡らせようと画策している事実に歴然とするのだ。また、しかも真面目に染みらせる日本人の愚かしい素直さにも腹立たしいのである。そんな状況を傍から見ているアセアン諸国での本当のところの気持ちは・・・・?ロシアの思惑は?アメリカとて、日本の右傾化に危惧を覚えないとでも思っているのでしょうか。何せ、それぞれの国に対して卑怯せんばんな前科者ですから・・・・
どこの国も、日本の右傾化には警戒マークなんではないでしょうか?
今更、何で強くならなければならないのか、優しくならなければ強くはなれないのではないでしょうか。見せ掛けの強さなんて心が弱いものです。普通の国になりたいなんて、それは弱さそのものです。その心の脆弱さは、満州国にイチャモンをつけられ、経済制裁を受け、それならと真珠湾に向かう暴発を起こしました。自分が、自国だけが、かわいい、守ろうと思う自己保身だけの攻撃、過激的な故の悲劇です。強盗に入って、顔を見られたから、カワイイ自分の身を守るために殺す、ようなものですし、アメリカとイラクと喧嘩している戦場へ、武器を携行して乗り込むのも動機は違えども似たような出来事です。これに昔は損害代償利得を求めて、他国との衝突を繰り返した過去を持っています。その時すでにアメリカとの戦争を始めるだけの体力であったことが、もっとヒドイ自らへの悲劇を呼び起こしました。その野卑な性質を見透かされてもいました。
ご近所に敵を作り、仲良くしたがらず、孤立を目指す、その心が私には不憫でならない。
将来の犯罪国への布石をしているようにしか私には思えません。
だから、世界の本当のところの心の内なるものが見えていない証拠が、過去の戦争を誘発したのが、右傾化の心であったことを解っていないことでもわかるのではないでしょうか。
「善」と思い込んでいる事柄を、しっかりと振り返り検証して、それは自分、自国が「思い込んでいるだけ」に過ぎないことを悟らなければならない。前も述べたように「良し」 ではないのだ。
「善悪」の判断は時として誤る。あなたが思う「善悪」の判断は実はいい加減なのである。善も過ぎれば悪を呼び、悪も過ぎれば時として善を呼び込むこともある。それほど時代が変われば変わるのである。だから「憲法」を最高の「礎」にして、全ての心と行動を託すのだ。