宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

大陸と島国との見事なまでの対比。

2005-05-24 19:51:52 | Weblog
少し面白い対比があった。
中国の副首相のドタキャンでマスコミも政府関係者も非常識、と相手を批判。
これが、被害者意識なんですよ(思わず笑いが零れるね)
加害に無頓着で被害を受けると途端に・・・・ハッハッハッ!
北朝鮮をなじっているが、北朝鮮との約束の裏切り行為に対しては、どう弁護できるのか。
報道も報道で、中国は幼稚だと断罪しているが、私から見ると真逆のような気がするのですが・・・・
日本人だから、日本を弁護したがるのはわからないでもないが、ここまであからさまでは、しらけ鳥なんじゃありませんか。何とか、しっかりしてくださいよ。よろしく頼みますよ与党閣僚の皆様とマスコミ関係の皆様。
だめじゃありませんか、中国の気持ちをどのように判断なさっているのでしょうかねえ。
副首相が来ているのに、あれほど口を酸っぱくして頼んでいるのに、靖国参拝にこだわる。その傲慢な神経、ただ唖然ですな。あの方や今回中国を批判した方々ともども、自分、自国の行いには目を瞑り、他国を批判する。それで何が得られるのか。困ったもんだ。
これではっきりしたことがあります。北朝鮮の核実験に中国も裏ではOKサインを出すでしょう。
それに、もう何回も中止要請しても気持ちの変わらないことがはっきりして、二度と靖国詣でに関しては何も申さないのではないか。
それは何を意味するのかは、わかる人だけに解れば良い。それで良い。日本のリーダー達にはわからないのでしょう。
ただ、官僚はどうなのか?実際日中間の諸問題でつまずきがあった場合に、思うように事が運ばなくなる恐れはある。その時になって官僚は気付くに違いない。その時では手遅れになるやも知れない。
それとも意外と早くにこの問題に対して官僚は謝りに行くでしょうかねえ。何かの形で国民には悟られないように小泉さんの謝罪がなされるような気もする。訪朝後の時とも似ている。
そうでないといよいよ険悪ムードになるしかない。日本が謝るしか解決ノ道はないのだ。
それこそ日本は三方敵に囲まれ、アメリカにも呆れられると四面楚歌になって四方八方塞がれることになる。何としてもそれだけは防がねばならない。
日本はコケにされたと思っているだろうが、中国もそう思っているのだ。あれほど「言葉だけではなく、行動に表してくれ」とたのんでいるのに、である。
いろいろな閣僚やお友達が訪中して、その都度、止めて欲しいと懇願しているのに、その気持ちを汲むことなく、じゃ何のための訪中だったのだ。
これで、中、韓、北朝鮮と大陸組とは心の結びつきを失った。小泉さんだけの問題ではあるまい。閣僚全員の責任でもある。
本当の島になって島った。
さて、打開策をロシアに求めるか。プーチンさんの訪日が実現できるのだろうか。
尻の軽い方が訪問した方が早い。
ブッシュさんに来てもらったら?ブッシュさんも、よく思われないのは承知で頑張ってヨーロッパ訪問しているのだ。大歓迎される日本だったら気が休まり、喜んでくるかも知れない。
はっはっはっ。
基本的に中国批判のマスコミも政治屋さん方ともども、日本の戦争犯罪を軽く思っている、と、判断されても仕方ありませんな。「60年も経ったら時効だよ」ぐらいの認識でしょうか。日本人の性根の部分の問題なのですよ。中国のこの「怒り」が、東南アジアだけではなく、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニア等に経済を通じて波及していかないことを祈るしかありません。
きっと、こんな日本には負けられないとばかりに一致団結して向かってくるものと思います。
出来るだけ早急に謝って善処すべきです。
さて、そうでなければ閣僚の外国訪問が忙しくなり、無駄なお金も掛かり、その結果世界が、日本と中国のどちらの正当性を認めるかの問題となり、日本にとっては厳しい夢から覚める現実を思い知らされることになります。伸び盛りの中国への期待性と、アメリカ追随理性のかけらも無い下る一方の日本とでは問題になりません。