宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

暗い暗黒の時代への序曲かも・・・知れない?

2005-11-29 04:54:01 | 
仕事のできる人は、他人の仕事を信じない人である。
得てして、医療事故、航空機事故など人の命を預かっている場合は、他人の仕事を信じてはならない。寂しいことだが、人は失敗や作為をするものだと信ずるべきである。
このたびのマンションやホテルの構造計算の誤魔化しが露見しなかったのは、忙しさにかまけて、一級建築士の肩書きを信じていたのが原因だった。
まさか!よもや!が起きるのが自然発生した人間の人間たるゆえんなのだ。
誰も鉄骨や鉄筋の強度を疑う人はいないでしょう。マンションだってそうだ。中身の強度なんて、厳しい検査を受けているだろうと勝手に仮想しているだけなのだ。
だから書いた設計士さんよりも、メクラだったナアナア検査官の方が罪は重い。
つまり、国の責任は重大なのだ。何せ許可したのだから・・・・儲けるためにごまかそうとする輩がいっぱいいる、また、嘘や失敗でマンションを造られては困るからこそ検査するのだから・・・・その厳しい検査を受けているからこそ、中身を人は重視しないで買うのだ。
私なども、いまだにそのことを承知しておきながら、つい、他の人の仕事を信じてしまうために連鎖失敗してしまう場合が多々ある。まして、素人の場合は信じるしかないときもあるから、運を天に任せて行動する事態が生じる。
しかし、これで日本は完璧な暗い不況の真っ只中に飛び込んで行く事になりますな。




幼稚な日本国民でも世界に通用している、万歳!!!

2005-11-01 23:03:34 | 政治
私たちは普通住宅ローンを組むとき、毎月支払いに無理がないかどうか考えてくみます。そしてローンの返済中は余計な出費は極力抑えて、夫婦ともども我慢に我慢を重ねて、返済が完了するまでただひたすら耐えねばならない。そして、それが人生というものです。返済中は他に何か資金のかかることをしたくとも大きなことはできない仕組みになっているのです。
ローンに資金が固定化されてしまうからです。もし、無駄な出費をしようものならたちどころにこけてしまうのです。ところが良くしたもので、助けてくれる人がいます。いわゆるサラ金っていうところです。どんなに内容が酷くてアチコチ借金している人でも貸してくれるのです。
 さて、日本国はどうなんでしょう?国債を買ってくれるところがある間はどんなに借金が増えようが良いのでしょう。
最後の手段を持っているから、
徳政と言う踏み倒し政策です。江戸幕府の誰かさんがやりましたよね。
現代では、そごうさんや、ダイエーさんが、いけシャーシャーと借金棒引きをお願いしていましたっけ?氷山の一角ですが・・・・
一般の私たちも、最悪払うことが出来なくなった時は、銀行に掛け合えば、新たに約定のし直しって、話によっては出来るかもしれませんね。まあ、それも長いこと支払いをしていて、たまたま支払いが滞った場合でしょうけど・・・
今の銀行さんや企業さんも、まあ言わば徳政の恩恵に預かっているわけですからね。そのツケはだれが払うことになるのでしょうね。
払わない人、払えない人を払わせるようにするためには、担保金をとりあげるか、不動産を差し押さえるか、約定をし直すかしか無いわけですから、貸し手は不動産を取るよりは、出来れば利息ともども返して欲しいはずだ。
ところが、無い袖は振れないとばかりに借金棒引きを国が強制することは十分ありうる。
日本株を買ってもらって資本市場をインフレにする最後の手段、いや、最後から二番目か?・・・そんなことをするんだから、きっと日本没落の「寸止め」だったのでしょう。そりゃそうだ、あんなにも長い間どうにもならない、打つ手を全部使い果たし、天命を待つ状態でしかなかった、日本経済の暗黒の数年だったのだから、どんな方法でも講じるしかなかったのだろう。幸いにしてマスコミが、解説者が騒ぐのを黙らせることができた。それの意味するところ、どのようにして黙らせたのかが、私は知りたいものだ。
あの覗いた植村先生も警察の尾行に引っ掛けられたのではないか。
植村先生、それに批判的だったからスケープゴートになったのかも知れない。
問題はその結果の、上インフレで下がデフレの状態をどのように是正すれば良いのか?と、その予算外のその借金の返済だ。下デフレでは消費税のアップは叶わないだろう? 消費税は、家を買うとき、車を買うときなどに重くのしかかる。バカにならないのだ。当然に景気の冷え込みを助長する。日本経済の若い時はそれでも数ヶ月で回復できるのだが、相対的に壮年になってくるとその回復力は年に及んでしまうことになりかねない。日本経済の長い不景気の硬直化は、人々のエネルギーをも奪い取り、経済力量が年老いてきているのだ。つまり守りのエネルギーばかりである。そう言う人間の持つカラクリも知らねばならない。
売れないから一般の低価格物を安くするのだ。売れないのは底辺の大多数の収入が減少しているからだ。消費税を上げれば、株価の賑やかさとは裏腹に一気に景気は冷え込むだろう。それも尋常な冷え込みではない筈だ。消費税って言う間接税は所得の薄い層の方々を直撃するからだ。車で一割の消費税は買うときに愕然とすることになり、考えてしまう。しかし、勝たせてもらった自民党、富裕層からは取れない。さあ、大変だ!!どうする谷垣さん!借金減少も絵に描いた餅にでもなりそうかな?とにもかくにも、これからは日本経済の高齢化でもあるのだから、キズを作れば治すのに時間が掛かるし、キズ跡も残る。心も身体も痛んでくるのだ。
経済だけでなく、外交の関係修復はもっと厳しい。今度の麻生さんだっけ、この人では無理だ。おそらく・・・・?苦みばしった顔が失敗を予見してくれている。
前の外務大臣は大使を呼び集めて金を使い、常任理事国入りに関しては親しい国々に金を使い、結果、断念。またまた、死に金の借金を増やしたってんで、首。
後一年の間に小泉さんは憲法改正と、常任理事国入りが最大のテーマ。理事国入りは外国相手あってのことだから無理だとしても、国内人気のあるうちに、何とか憲法を花道に、と考えてもいるでしょう。
兎に角これ以上死に金は、頼むから使わんでくれたまえ。
もう無駄金を使う猶予は中国などと違ってないのだ。ジリ貧なのは誰の目にも明らかなのだよ、いい格好しぃで無駄金使いの名人さん!! 早く借金返さねば、ローン地獄で国民は枕を高くして寝ることもできん。
刷っても刷っても折角のインフレ誘導の資金が外国へ逃げていってしまうのだ。それは何を意味しておるのだ。そのうち信用維持、回復ではない、維持のために、逃げる資金をストップさせる事態がくるやも知れぬ。
あんたは辞めても、トラの皮どころか、借金ばっかり増やし残して、はっきり言って困るんだよね。最悪でも、民主党に政権移譲しちまえばいいんだ、とか、国債金利の据え置き、借金棒引き、くらい安直に考えているんじゃないの。財政改革を真剣に取り組んでいるのかね?何をしなくちゃならないのか、また、何をしてはいけないのか、解っているのかね?解っていてもできないのか?成長時代とは根本的に違うのだ。資金の使途も変えなければならないのだ。安全、安心を守るためには、防衛に力をそそぐのではなく、その無駄な防衛や、外国への投資を抑制しなければならないのだ。その結果、自民党タカ派の不評を買えども、諸外国に太っ腹の良いところを見せられなくともしかたがないのだ。もう、見栄を張っている段階ではない、100円亭主で我慢するか、ザルのような無駄な資金のタレ流しを止めることだ。中国に対峙する防衛力?ちゃんちゃらおかしい!あんた何言ってるの?真の改革(実際本当の無駄を抑制すること)ができないのだから、いつまでもバブル時代を背負ってるんじゃないよ!!これから数十年は借金返済のためにジッと我慢比べさ。
結局、何やったのあんた!
口ばっかりで、箸にも棒にもならない郵政改革で、最後の改革の旗は、もう降ろすしかないんじゃないの?
肝心要の改革をしないで、できないで、小泉改革なんて、いつまでもホラ言ってんじゃないよ!
4年半掛かってできなかった本丸の改革が、一年でできるわけがないでっしゃろが・・・やる気もないじゃろが・・・・
その改革を信じて待っている民衆のおめでた度、加減にもうウンザリ至極。
国債買う人も組織も、昔の財閥と一緒で甘やかしの罪だと思うが違うかね?だが、悲鳴上げて救いを懇願していた企業なのだから資格はないか。
例え利息に目が眩んでも、破滅へのシナリオはみんなで防がなければ駄目だろう。
次の総理が引き続きやる!って? バカじゃないの、ヤルワケないじゃん。
そんなのをしつっこく信じているから、日本がおかしくなつても誰も気がつかないんですよ。一度みんなで国債を買わないってやったらどうですか。ショックで真剣になること請合いますよ。
男の中の男は、借りたものはキチンと責任を持って返す。失敗したら、そのツケの責任は取る。そんな基本の道理、資本主義の道理が長い教育生活の中で培われなかったのか?言い訳は見苦しいのだ。
しかし何ですな、そんな無責任に彩られた、歩けば棒に当たる膨大な企業の数々の頂点が小泉さんあんただから、支持を受けるのは納得もできる。
救ってくれた恩人ですものな。しかし、そんなナアナアでよろしいのですか?
民主主義とは?  大多数の人がバブルに踊り狂ったとしても、それでもそれが正しいということなんだね? 誰が悪いでもない、みんなの選択の結果だ。と言うことだ。戦争も、軍需景気に踊ったのも、軍備拡大もみんなそうだったのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兎に角ネ、新陳代謝とバランス、そして持ちつ持たれつのつながり、しっかり考えてね。