このところ日本列島の限られた場所を集中的に何度も何度も繰り返して大雨が降り、死者や行方不明者を多く出していることに対し被害に逢われた方には哀悼の意とお見舞いを申し上げたいと思う。
今年だけこんなことになっているのじゃないけれど特に想像を絶するような降雨量であったのは他の年にはなかったのじゃないかと思われる。
その被害は広島市の安佐南区と安佐北区に集中しているが、気象庁の分析によると時間の経過に伴って全国地図の上に線状に連なって限られた地域にずっと連続して降り続いている雲の動きを示しているのである。
そういう場所は全国のどこにでも発生する可能性があるということで大陸側と太平洋側の2つの高気圧の谷間に沿って台風や低気圧が偏西風に乗って東の方へ移動して行く訳である。
従って、その両方の高気圧の位置と南太平洋で発生した台風や低気圧の進路により日本列島のどこに被害をもたらすかということが決まることになるようだ。
ただ言えることは南太平洋の高い水温により蒸発した水分の多い低気圧が送り込む量がハンパではなかったということもあるが、限られた特定の地域にそれが集中して山や丘に降り注ぎ地面に吸収される反面、表土を大量の水が流れて土壌をはぎとったり、はたまたそこにあった岩石を押し転がし足り、土砂を流して樹木や住宅をなぎ倒し、住宅の中にまでなだれ込んで多くの人に襲い掛かって多くの人命が失われたり、行方不明者を出したりしたものである。
住宅を建てる時には一般的にはその土地が元々どういう土地だったかを予め調べたうえで建てるべきなのだがそこまで周到に考えて建てた人がどの位いたか分からないが、専門家以外は案外大雑把だったのではないだろうか。
そんな気がしてならないのだが、日本の高度成長時代に少しでも早く土地を買って住宅を建てないととドンドン値上がりするからという焦せって住宅を求めた時代があったが、被害があった広島市でも山裾までも住宅街にしてしまったということである。
昨日も少しふれたが真砂土(マサド)という花崗岩が長年の雨風によって風化した状態の脆い土質だということである。
この土質は九州北部、それに中国地方から関西にかけて広く分布しているということのようだが、どれくらいの人がそんなことを知っていたか。
私も30歳代前半の頃一戸建てを建てたことがあるが、その土地を買う時にはどんな土地だったかを調べたものである。
住宅地として整地されて平らにならしてあればずっとその土地の近在に住んでいた者でなければどんな土地だったか分からない。
たまたま営業をしていた関係であちこち動いていたのでその小高い丘を削った土地だということを知っていたから購入したが、逆に湖沼などを埋め立てた場所であれば元々雨水が溜まりやすい場所だということになるから敬遠すべきなのである。
当然、山を削った土地と逆に谷を埋めた土地の違いがある。
その境はどこかを知っておかないと隣家は何ともなかったが、自分の土地はずれて家が傾いてしまったなんてことも当然起きうる訳である。
今日はそんなことでしばしテレビを見ながら昔のことを思い出したりしていたようなことである。
今日も午後3時頃から買物に出たが、その前に小中学校時代の同窓会の出欠をどうするか考えていたが、参加することにしてハガキを出しに行く。
そしてその足でバス停の時刻を見たがバスが来るまでには時間もあるので結局歩いて西方面のスーパーへ行くことにした。
出かける時にチラチラと雨が降っているから普通の傘を持参していたが、結局帰るまでは雨らしい雨も降らずでほんの何十秒かの間に少し大粒の雨が降っただけである。
昨日買わなかった食材やトマト、桃などを買って帰りは荷物もあるのでバスで帰ることにしたが、今日はすぐにバスがやって来てすぐに涼しい車内で涼をとることが出来た。
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