庵野秀明が、『エヴァンゲリオン』の“真の完結”に10年振りに向き合うことを決めたという。
「孫悟空のとこ『ダイコンフィルム』に似てるけど、クオリティ高っかいなぁ~、
クライマックスの暴れ方も『エヴァ』の暴走みたいやんけ。
よ~し~、やったるわ~い!(byもーやん)」
とアニメーションの完成度の高さに思ったんじゃない?
なにより劇中、映画監督になりたかった刑事のトラウマシーンで、映画仲間から「完成させろ!」と何度も言われるいうセリフが、いちいちズシリとキタでしょ。
以上、私の妄想。
師匠筋に当たる、大友克洋、押井守らが、実写にうつつをぬかしてる間に、着実にアニメ映画の実績を築き上げてきた今敏監督。
原作をベースに自身の妄想で大きく膨らませ原作以上のものを作りあげる手法は、ティム・バートンが『PLANET OF THE APES 猿の惑星』で提唱し失敗に終わった“リ・イマジネーション”であるが、今監督は、98年のデビュー作『PERFECT BLUE パーフェクト・ブルー』で既に実践してた。
原作が竹内義和という関西のマイナー作家の作品だったから、おそらく自由に妄想を膨らますことが叶った幸福な巡り合わせだったが、大センセ筒井康隆原作の『パプリカ』は、どの程度妄想の余地が入ったんだろうか・・・?
原作をどの程度いらえたのかわからんが、『千年女優』を見た筒井氏が「『パプリカ』もこういうのでお願い」と言われた言葉に縛られたんではないかと思う。
なぜこれだけ妄想にこだわるかというと、監督の創作原点が妄想にあるから。
少年時代に『海のトリトン』全4巻を買いに行って、3巻だけ売ってなくて、我慢できずに3巻を読まずに4巻を読み進めていく際に、3巻部分は自分の妄想で膨らませてて、で、後に実際読んだ3巻は自分の想像よりも・・・だったという、まさに手塚治虫をしのぐイマジネーションの持ち主である。
だから、彼には自由に妄想させてやってほしい。
だったら、自分で原作やれって!
そう!自分で原作をやった『東京ゴッドファーザーズ』や原案の『千年女優』なんか素晴らしいやんか!
なぜ、やらない?
きっとこの人、一から作り上げるにはかなり消耗するタイプやないでしょうか。
わりと、ゆったりした間隔で作っていってるからな~。
次作のため、ゆっくり休養をとって備えてほしいです。
『東京ゴッドファーザーズ』で、妄想面だけでなく、快感を感じるストーリーテーリングにまで酔わせてもらったから、ちょっと求めるものが大きすぎました。
メッチャカッコいいのに誰もパクらなかったデビッド・フィンチャー監督の『パニック・ルーム』風のタイトルバックが『東京ゴッドファーザーズ』に続いてあったとこは、ちょっと嬉しかった。
デブの主人公は、どう見てもダイエットして顔の肉が余った岡田斗司夫でしょ。
アカデミー賞にエントリー(ノミネート候補)された音楽、平沢進は、「おかあさんといっしょ」の珍曲「地球ネコ」の人でしょ!!
「マ~マ あかい ゆうひが しずむ やねのうえ~♪」
★★★
「孫悟空のとこ『ダイコンフィルム』に似てるけど、クオリティ高っかいなぁ~、
クライマックスの暴れ方も『エヴァ』の暴走みたいやんけ。
よ~し~、やったるわ~い!(byもーやん)」
とアニメーションの完成度の高さに思ったんじゃない?
なにより劇中、映画監督になりたかった刑事のトラウマシーンで、映画仲間から「完成させろ!」と何度も言われるいうセリフが、いちいちズシリとキタでしょ。
以上、私の妄想。
師匠筋に当たる、大友克洋、押井守らが、実写にうつつをぬかしてる間に、着実にアニメ映画の実績を築き上げてきた今敏監督。
原作をベースに自身の妄想で大きく膨らませ原作以上のものを作りあげる手法は、ティム・バートンが『PLANET OF THE APES 猿の惑星』で提唱し失敗に終わった“リ・イマジネーション”であるが、今監督は、98年のデビュー作『PERFECT BLUE パーフェクト・ブルー』で既に実践してた。
原作が竹内義和という関西のマイナー作家の作品だったから、おそらく自由に妄想を膨らますことが叶った幸福な巡り合わせだったが、大センセ筒井康隆原作の『パプリカ』は、どの程度妄想の余地が入ったんだろうか・・・?
原作をどの程度いらえたのかわからんが、『千年女優』を見た筒井氏が「『パプリカ』もこういうのでお願い」と言われた言葉に縛られたんではないかと思う。
なぜこれだけ妄想にこだわるかというと、監督の創作原点が妄想にあるから。
少年時代に『海のトリトン』全4巻を買いに行って、3巻だけ売ってなくて、我慢できずに3巻を読まずに4巻を読み進めていく際に、3巻部分は自分の妄想で膨らませてて、で、後に実際読んだ3巻は自分の想像よりも・・・だったという、まさに手塚治虫をしのぐイマジネーションの持ち主である。
だから、彼には自由に妄想させてやってほしい。
だったら、自分で原作やれって!
そう!自分で原作をやった『東京ゴッドファーザーズ』や原案の『千年女優』なんか素晴らしいやんか!
なぜ、やらない?
きっとこの人、一から作り上げるにはかなり消耗するタイプやないでしょうか。
わりと、ゆったりした間隔で作っていってるからな~。
次作のため、ゆっくり休養をとって備えてほしいです。
『東京ゴッドファーザーズ』で、妄想面だけでなく、快感を感じるストーリーテーリングにまで酔わせてもらったから、ちょっと求めるものが大きすぎました。
メッチャカッコいいのに誰もパクらなかったデビッド・フィンチャー監督の『パニック・ルーム』風のタイトルバックが『東京ゴッドファーザーズ』に続いてあったとこは、ちょっと嬉しかった。
デブの主人公は、どう見てもダイエットして顔の肉が余った岡田斗司夫でしょ。
アカデミー賞にエントリー(ノミネート候補)された音楽、平沢進は、「おかあさんといっしょ」の珍曲「地球ネコ」の人でしょ!!
「マ~マ あかい ゆうひが しずむ やねのうえ~♪」
★★★
共同脚本家が、『白線流し』の信本敬子だったから、良かったのかな~と、『パプリカ』を見て思いました。
こちらからもPing送ったのですがやはり繁栄されないようです。
残念(T▽T)
かなり「妄想代理人」のテイストに近いと思いましたがそちらよりラストのハチャメチャ度合いが小さかったですよねー。aq99さんのおっしゃるように、やはり原作に縛られてたのでしょうか。あのくらいはっちゃけていたらさらにもうワンランク上の作品になっていたよーな気がします。
でもこの「パプリカ」を観てから「千年女優」を観たら評価下がったかもしれない・・・
そうですか。脚本が同じだから「妄想代理人」のエッセンスがありましたか。
そちらの方が、私はあいそうです。
「地球ネコ」、「おかあさんとっしょ」でお兄さんとお姉さんが歌いだしたときには、なんて歌を・・・とひっくり返りそうになりました。
「パプリカ」は、なんとなく各種マニアが喜びそうな映画で、「千年女優」は、映画好きが喜びそうな作品ででしたね~。
・・この作品、自分もイマイチだったのはシャマラン監督の作品と同じように、今監督の突っ走る妄想について行けなかったせいだと思っていますw
そいえばあのオープニング、自分も偏愛するフィンチャー監督の『パニックルーム』のオープニングを思い出してしまいました。ああいう風に壁や窓に立体的にキャストやスタッフロールが表示されると魅入ってしまいますよね。
本編よりも良かったかも?(汗