『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「タッチ」 長澤まさみを甲子園に連れて行きたい?

2005年10月05日 | 映画
泣き倒しました。

だって、カッチャンが死ぬの知ってるもん。
カッチャンが南にキスしてというところも、「おい!口にしたれよ~。後悔すんで~」とか、カッチャンが「ゼッタイ甲子園に連れて行く」とできもしない(結果的に)約束をするところなんか、思春期の途中で「タッチ」を読んできて記憶も鮮明だから、勝手にいろいろ先に想像して泣いちゃった。
まぁ「長澤まさみを東大に入れたい(「ドラゴン桜」)いや、甲子園に連れて行きたい!」と思う気持ちは、阪神:藤本似の斉藤双子より強く思っていたからね~。
ただ、それだけ思い強く見てた分、後半はその思いを受け継がれなかった感は否めない。
ン十年に一人の逸材スラッガー新田君に挑む、アンチ明徳高校野球シーンの三球勝負、
1球目は、南が、
2球目は、カッチャンが、
3球目は、自分の力で、
打ち取るシーンは(原作とは違う?)、ラストにふさわしかったです。
だって、漫画のラストは肩透かし食らった感じだもん。
なんか自分が覚えてる「タッチ」のいいとこだけが映画になってて、満足のいく仕上がりでした。
南が新体操をしていない(要はレオタードを着ない)のはちょいと不満ですが、奇妙なダンスで帳消し。
結婚式場のモデルでウェディングドレス撮影のシーンがないのは、「セカチュー」との混乱を避けるためか。
もう一人のお約束あだち充キャラの原田も良かった。
ちゃんとVサインしてたし。
バラエティ番組などでは、喋りだすとうっとうしい若槻千夏も、この映画ではカワイかったです。


同じ土俵で活躍する双子というのは、よくある話で、
格闘技のアントニオ・ホドリゴとホジェリオのノゲイラ兄弟。
スキーの荻原健司・次晴兄弟。
マラソンの宗茂・猛兄弟。
シドニー五輪体操のポールとモーガンのハム兄弟。
オランダサッカーのフランクとロナルドのデブール兄弟。
すごすぎる片方がいると、片方がかすむ、言い方は悪いけど愚兄賢弟。
漫画の世界にもそういう双子がいて、
「NARUTO」が大ヒットしている岸田斉史と聖史。
少年誌でも活躍する楠桂と大橋薫。
「タッチ」の原作者あだち充も、実はそうだった言いたいところだが、先ごろ急遽した兄:あだち勉は双子ではない。
でも、あだち充には、かなり影響を与えた人物だそうである。
「タッチ」といい、その後の「H2」でも見られる大器晩成型のキャラ造詣はいったいどちらなのか・・・。
言わずもがなかな。


★★★1/2


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