『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ローレライ」 「G3」で勃発した樋口vs金子のケンカ!

2005年08月13日 | 映画
樋口真嗣初監督作品である。
「ミニモニ。 THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!」のひぐちしんじ監督はアナザーワンということで。
奇しくも「ガメラ3/邪神<イリス>覚醒」で勃発した、金子修介監督と樋口真嗣特技監督の間で起こった、美少女おたくと特撮おたくの不毛な戦い(このあたりは「ガメラ3」のメイキングである、庵野“カントク”秀明総監督、摩砂雪監督作品「GAMERA 1999」を見てちょ)は、この春、お互いの監督作品「あずみ2」と「ローレライ」にて終決した。
ヒロインの女の子に「あずみ」ばりのマントを着せて挑発するも、結果は言わずもがな。
「ローレライ」大ヒットですな~。

「エヴァンゲリオン」「マクロス」「イデオン」「ヤマト」「紺碧の艦隊」「沈黙の艦隊」、見事にアニメ世代の戦争映画です。
終戦記念日にあわせて作られてきた、主に舛田利雄とかが監督してきた東映・東宝の作品群とは、カラーがずいぶん違いますもん。
富野由悠季と庵野秀明、出てたみたいだけど映画に夢中になってたんで、見つけられなかったな~。

日本一プラモ好き集団、海洋堂の参加も、映画が細部のこだわりでもって丁寧に作られてるんだな~と感じました。
ただ、この丁寧な部分とそうでない部分の差は如実に感じられます。
自分の好きなことには、一生懸命!
典型的な、おたくの人の手による映画ですな。
早くに監督デビューした金子修介が、おたくの先輩として指摘してきたところは、そういう部分かもしれません。
それでも大方の支持を受け大ヒットに持ち込んだのは、亀山千広プロデューサーの手腕にほかなりません。
ヤング狙いのキャスティング。
適当な泣かせ。
この亀山ポイントには、私は全くピクリとも反応しませんでしたが。

敵の駆逐艦艦長を演じていたタイロン・パワーJr、「雨上がる」の三船史郎みたいに雰囲気だけはありました!
文字どうりタイロン・パワーの息子で、角川映画みたいなキャスティングだけど、あんまり話題になってないな~。
出演歴が「コクーン」だけじゃあしかたないか。
これから見る人、注目しったてな!


★★★

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