『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「アフタースクール」 内田けんじ初体験

2008年06月20日 | 映画
今までいろいろ映画を見てきたけど「なんやこれ~!」と、わくわくしたんは、久しぶり。
未体験映画に出会ったような感覚やったわ!
犯人探しの推理映画とか、『スティング』みたいな映画で騙されるっていうのはある種当たり前。
そいうのを期待して見てるんやけど、この映画はそれらとは全く違う感じで、騙しよるもん。
この情報過多の時代、映画で純粋に騙されることって難しいんよね~。
最初見とって、騙される感じなんか全くせんもんな~。
しかも最初のシーンが、私が最も嫌いな人種である“妊娠中に浮気をする夫”という設定っていうのも、うまいことハマったわ。
堺雅人の薄ら笑いにムカムカしとっってん。
この映画、対観客というのを相当意識してるね~。
それも映画好きの観客を。
見てる人を騙くらかしたろう(喜ばしたろう)と、何回も何回も脚本を手直しして、ものすごく丁寧に作られた感じがしましたな~。

ノリがなんとなく「ルパン三世」の第一シリーズを思い出したわ~。
ファミレスのとこの、あれもこれも○○のとこが「どっちが勝つか三代目!」みたいやった。

中学教師:大泉洋が、佐々木蔵人に言う「お前みたいなヤツ、クラスに一人絶対いるんだよ。お前がつまんないのはお前のせいだ」ってセリフ、カタルシスあふれるええセリフやけど、秋葉原事件の犯人にも若干通じるものがあったわ。
子供が思春期になったら言ってやりたいなぁ~と思うけど、確実に反感買うやろなぁ~。

朝ドラ『瞳』に出てくる少年:吉武怜朗が、堺雅人の中学生時代に似とったとは驚き!
阪神の今岡に似てるとは思とったけどなぁ~・・・。


★★★