『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」 懐かしの特撮マン

2008年06月06日 | 映画
当時のアフガン情勢に目をつけてたの俺!
って後出しじゃんけんの映画ちゃうん?
と思ったけど、“9・11”の元凶かも知れんわ俺(トホホ)って映画でしたが、
実はあの『スター・ウォーズ』のデス・スターのドッグファイトを手がけたリチャード・エドランドによる特撮シーンが一番の見所やった映画でした~。
生粋の特撮マンである彼は、CG全盛時代となり居場所がなくなったんか、ずいぶんと名前を見かけまなんだが、CG一辺倒の特撮が飽きられつつある今、お呼びがかかるとエエ仕事しますな~。
ソ連のヘリコプターが、雑談しもってアフガン市民を撃ちまくるシーンは『ランボー 最後の戦場』以上の残虐さでしたわ。
彼の出番やないと思うけど、難民キャンプを訪れたトム・ハンクスの居る場所がだんだん俯瞰になっていき、もんのすんごい難民の数が明らかになるシーンも、すごい迫力で、トム・ハンクスならずとも「なんとかしなあかんわ~」と思いましたわ。

ガスト・アブラコトスというスゴイ名前の役で、アカデミー賞の新参受賞者メンバー、フィリップ・シーモア・ホフマンが、他のアカデミー賞受賞者に一歩も引かず一際異彩を放っとった。
彼が裏で暗躍する社会派サスペンスの映画の方が、たぶんおもろなっとったやろな~。
彼の大物オーラを見るにつけ『ハピネス』みたいな脂汗をかきながらせんずりこいてるデブの役なんか、やってくれないんやろなぁ~と思うとちょっと寂しい。


★★1/2