2022年9月15日、奈良市にある「霊山寺」へ詣でました。
富雄駅南側の乗り場から、奈良交通のバスに乗って約7分で到着。(230円)
※バスの本数は1時間に1本程度ですので、発車時刻を調べて行く必要があります。
「霊山寺」
拝観時間
本堂 10:00~16:00
バラ園 8:00~17:00
年中無休
9月15日 に参拝したのは、13時から行者堂前で行われる、「柴燈(さいとう)護摩法会」を見せていただくためでした。
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http://www.ryosenji.jp/eventDetail21.htmlより引用
柴燈護摩とは宇多天皇の時、大峯山で毒蛇退治という勅命を受けた理源大師が山へ登り、法具の代わりに山中の柴薪を使って法要を行われたのが起源です。以来、柴燈護摩は重要な宗教行事として伝え継がれています。霊山寺の乗阿上人は理源大師に随って大峯山再興に尽くされた方です。法会の日は古式のままの柴燈護摩を修行、天下泰平、万民豊楽を祈念すると共に皆様方にふりかかる災厄をお祓いいたします。
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拝観料を払って、赤い鳥居をくぐります。
ほどなく、法螺貝の音が聞えてきました。
見上げると、行者堂に向かう僧侶たちのお姿
行者堂
法螺貝の音が響きます。
行者堂から出てきた僧侶たち
護摩焚きが始まりました。
吹く風に秋の気配は感じられるものの、9月半ばだというのに太陽の力の強いこと!
厳しい暑さの中で、1時間余りの祈りが続きました。
この大きなうちわ(2本)でずっと僧侶を扇ぎ続けます。
読経に合わせて打ち鳴らされる太鼓。
護摩焚きが終わりました。
僧侶たち、退去
テントのおかげでそれほど暑くもなく、拝見できました
三重塔(重文)はきれいな小塔です。
この石段の上に本堂があります。
本堂は国宝です。
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http://www.ryosenji.jp/treasureDetail19.htmlより引用
鎌倉時代の代表的建物。弘安6年(1283)に改築。昭和17年解体修理を行う。本尊薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は春日厨子内にあり秘仏・十二神将・二天王・大日・阿弥陀如来・行基菩薩・菩提僊那を祀る。桁行五間、梁間六間、一重入母家造り本瓦葺で一間の向拝がある。向拝の左右の柱上と、柱間に架けた虹梁中央の蟇股上との3か所に出組の組物を置く。蟇股内に薬壷を刻んだ細工の配慮がある。外陣、内陣、脇陣からなり、外陣は室内に柱がなく天井は折上小組格天井である。その下に額縁型の区画を設けその中に堅連子がある。正面三間は上が吹寄菱格子欄間、下には引き違い格子戸で内外陣を区画している。内陣の天井は外陣と同様で、連子窓に古材が遺っている。
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本堂
安置されている仏像はたくさんあるようですが、残念ながら私には認識できなかった…。
百日紅が夏の終わりを感じさせました。
薬師湯殿があります。
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http://www.ryosenji.jp/
霊山寺は、バラの寺だそうです。
200種類2000株のバラが、5月上旬~6月中旬、10月中旬~11月上旬、美しく咲き誇るとのこと。
今度はバラを見に行きたいと思っていま・・