映像:湖岸は掘ると温泉が湧出する全国でも珍しい天然温泉だ。
2013年北海道温泉探査の最終目的は阿寒国立公園屈斜路湖砂湯。
ここ数年、通い続ける。温泉研究者には絶好の避暑地でもある。
此処での楽しみは水辺の砂を掘り自分だけのオリジナルな湯船。
【Data】重曹泉 59.2 ℃ PH6.6 源泉:砂湯温泉(筆者命名)
映像:今日一日の疲れは、仁伏温泉屈斜路湖ホテルの屈斜路湖湖畔絶景湯だ。
旅をしていると今夜の宿が気になるところだが、筆者の場合は、お湯が気になる。
食糧と寝床は確保している。勿論、気付け薬のビールもだ。しかし温泉となると
簡単にいかない、共同浴場もしくは日帰り湯だが、この地では名湯だらけである。
【Data】単純温泉 45℃ PH7.4 (自噴)源泉:仁伏温泉二号泉
参考:本物の名湯ベスト100‐100屈斜路湖畔温泉群(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産NO.5屈斜路湖畔自然湧出泉群(日本温泉地域学会編)
北海道自然資産の密集地帯は硫黄山もその賑わいを担っている。オンネトー
、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖…これらはすべて、火山活動の結果出来たもの。
その火山活動を、もっとも身近に感じることが出来るのがこの硫黄山である。
参照:2011年の硫黄山の様子 硫黄山(川湯温泉)
霧の摩周湖…とうとう霧の摩周湖を観た。ここ数年晴れの摩周湖だった。
深い真青の湖面が美しかったが、心のどこかで、霧の摩周湖への願望が
あった。久し振りの霧が湖面を覆う姿。摩周湖には、やはり霧が似合う
参照#晴れた日の摩周湖(弟子屈町)
経路:オンネトー、雌阿寒温泉から一気に摩周湖へサーチ。足寄から弟
子屈、そして釧路北部は北海道自然資産&温泉の宝庫銀座である。
今夜は川湯温泉経由屈斜路湖畔でキャンピングと決め込んだ夕方。
映像:湯の滝はマンガン鉱石を育成。流れの黒がマンガン、藻が糸状藻類。
天然記念物オンネトー湯の滝の凄さは温泉がマンガン鉱物を生成する場を
観察できることである。温泉はなにも人間だけを保養しているのではない、
温泉の成分とバクテリアとのコラボで、地球そのものも保養しているのだ。
解説:湯の滝は糸状藻類とマンガン酸化細菌を養成し年間1トンとも推定
マンガン鉱石を生産。「生きている鉱床」としては世界でここだけと
され温泉ファンは勿論、鉱物愛好家・研究家にとっても夢の場所だ。
【Data】正苦味泉 43℃ pH6.0 源泉:オンネトー湯の滝
参考:本物の名湯ベスト100‐46 雌阿寒温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産No.4オンネトー湯の滝(日本温泉地域学会編)